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定期健診(39w1d) 子宮口を柔らかくする薬
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2003年10月16日(木) |
この間まで毎週通っていたフラワースクールも、今、妊婦検診のため毎週通っているけいゆう病院も、去年結婚式を挙げたホテルも、ぜーんぶ横浜のみなとみらい21地区にある。いかにどれほど私が横浜MM21地区を愛しているかを如実に表しているデータであると言えよう。海の近くのあの開放感と風がたまらなく好きなのだ。
・・・そんな私も、ちょっと最近はランドマークタワーに飽きてきたかも・・・と思っちゃうほど、毎週の定期健診通いをこの身体で続けるのは辛くなってきた。そろそろ産みたいよー。入院したーい。
と、いうわけで、やはり案の定、今日も「子宮はしっかり固いです」と言われてしまったのだった。そして子宮口を柔らかくする薬(膣座薬)というものを入れられた。これがきっかけで陣痛が始まるかもしれないらしい。それはありがたや。でも今陣痛が始まったら、お産が土日になるのでは?つまり、無痛分娩が出来ないということになるのでは?それはちょっと・・・イヤだいぶ困るのだが。
後はなるようになれ!もう今の私にはこれしか言えない。私は、心の準備さえ出来てしまえば、あとは成り行き任せでマイペースに進んでどうにかこなしてしまうタイプなのだ。
帰りにCD屋に寄った。この間プロジェクトXで第九の演奏会を成功させた楽団の話を見たせいか、最近、ベートーヴェンの「第九」を無性に聴きたくなっていたのだ。行けるものならコンサートに行きたいのだが行けるわけがないので、せめてCDで聴こうというわけだ。実家にいた頃は毎年母と第九を聴きに行っていたのだが、ここ数年はとんとご無沙汰している。ああ、やっぱり生で聴きたい。
店内でたまたま第九が試聴できるようになっていたので、ヘッドホンを当ててみた。久し振りのこの旋律!第1楽章の最初を聞いただけで、感動で涙が出そうになってしまった。試聴で全楽章聴いてしまいそうな勢いだったが、我に返ってCDを買うことにした。もちろんカラヤン指揮。
ついでに、クラシックのなかでも勇ましい曲ばかりを集めたファイヤークラシックスという名前のコンピ盤も買ってしまった。ベートーヴェンの運命(第1楽章)や、剣の舞や、天国と地獄などなど士気高揚されそうな曲ばかりで、陣痛で苦しんでいるときに聴いたら元気が出るのではないかと思ったのだ。
家に帰って早速コンピ盤から聴いてみた。全曲聞いた感想としてはズバリ「失敗」。「運命」は、確かに「第1楽章より抜粋」って書いてあったけど、本当にいきなり曲の途中で切れて終わる。しかも演奏自体ヘタクソ。あと、これにも「第九」の合唱が入っているのだが、これまた合唱のみ抜粋で収録されている。合唱だけ聞いてもねぇ。その他の曲も、全般的に演奏が下手。「ツァラツゥストラはかく語りき〜導入部」が「2001年宇宙の旅」のあの曲だとは知らなかった(名前と曲が一致していなかった)ので、それがわかったということが唯一の収穫だろうか。選曲は悪くないので、もっといい演奏を集めてほしかった。やっぱりクラシックは指揮者・オーケストラが良くないと全然ダメだ。名曲が台無し。聴いていてツラくなってくる。
お口直しならぬお耳直しに、カラヤン様の第九を聴きながら、日記をこうして書いている。ああ、やっぱり、第九は素晴らしい。第九を聴きながら出産できればいいのに。感動が倍増しそう。
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