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■ 初バラシ(イクラの醤油漬け)
今年も楽しいこの季節がやってきた。 過去の日記でも何度か書いたことがあるので、ご覧になった方もいることでしょう。 秋は鮭のシーズンですね。 溯上してくるメス鮭達は、たくさんの卵を抱いてもどってくる訳で、 そんなメス鮭のお腹から出てくるのが「生筋子」。 そしてその生筋子をばらして味付けした物が「イクラ」になる訳です。
私も一昨年からこの「ばらし」にはまりましてねぇ・・・。 秋のシーズンには何度となく挑戦しています。(笑) 自分で作った「イクラの醤油漬け」はことのほか美味しくも感じます。(笑)
最近は関東のスーパーや魚屋さんでも、 「生筋子」をよく見かけるようになりましたね。 これをばらしてイクラにする訳ですが、 これが意外と簡単で、美味しいイクラが自宅で作れる訳です。 そして、市販のイクラを買うよりもずっと安く、そして自分好みの味付けに。 みなさんも是非挑戦してみてください。 何度か挑戦すれば、すぐにコツはつかめますよ。
去年は、鮭が不作だったのか、 あまり生筋子が多く出回らなかった気がします。 あったことはあったけど、お値段も少し高めの印象です。
今年はかなり豊漁らしい。 例年だと、生筋子が出回りだす8月末から9月上旬あたりは、 お値段もちょっと高め。 でも、今年は最初からお値段も少し安めの印象です。
作り方は過去の日記でも紹介してますが、 一番簡単なのは、ぬるま湯の塩水を使うやり方かなぁ? お湯は使わないで水の塩水の方が食感を柔らかくできたり、 塩水の濃度で食感を変えたりもできるようですが、 今日は難しい話はなし。 手っ取り早く簡単なやり方を紹介しておきます。(笑) 初めてやってみる人は、このお湯の塩水を使うやり方が 失敗もなく簡単にできるでしょう。 慣れてきたら、いろいろなやり方に挑戦しましょう。(笑)
■生筋子のばらし方(ぬるま湯の塩水を使う編)
1.薄皮からはずす。 2.水ですすぐ。 3・サルで水切りをする。 4.味付けをする。
大きめのボールに手をいれると少し熱いくらいのぬるま湯をいれて、 舐めてみて少ししょっぱい程度の塩水にする。 そこに、生筋子を投入。
お湯の中で揉みほぐして、薄皮に包まれた房から卵をほぐしていく。 お湯に浮いてくる薄皮を取り除いていく。
しばらくするとお湯が濁ってくるので、 いったんザルにあげて、上記の方法をもう一回行う。
その後、お米をすすぐ要領で、 何度か水を変えながら、このイクラをキレイにしていく。 水をいれてかき回すと、 薄皮やつぶれたイクラの皮など白い物体が浮いてくる。 これをできるだけ手早く取り除いていく。 特に薄皮は臭みの原因になるので、丁寧にとりのぞく。
この時に、いつまでも水につけていると、 イクラの皮が固くなってしまいます。 できるだけ手早く作業は進めましょう。
私は薄い塩水をボールにはって、 その中にイクラを投入。まぜまぜしながら、 浮いてきたものを、天カスをすくう網ですくって取り除きます。
だいたいきれいになったら、 2〜3回、手早く水ですすいています。
キレイになったイクラはザルにあげてよく水切りをします。 水で洗うと、イクラが白っぽくなってしまいますが、 大丈夫、30分くらい水切りをすると、 オレンジ色に輝いたきれいな粒々になります。 (気温が高い場合は、冷蔵庫に入れましょう)
コレは水切りが完了した状態。 オレンジ色のきれいなイクラちゃんです。
次にこれに味付けをします。 私は昆布しょうゆだけで作るか、 昆布しょうゆにほんの少しだけめんつゆを加えた味付けが気に入っています。 味付けの方法は、好みの方法で、 お酒やみりんをいれる方法もありますね。
写真のようにタッパにイクラをいれて、 昆布しょうゆをひたひたになる程度に入れます。 これを冷蔵庫にいれてしばらく待ちます。 しょうゆだけの味付けだと、濃くなりやすいので、 私は2〜3時間つけて、いったんザルにあげて水切りをします。
そこで味をみてみて、うすいようなら、 少ししょうゆをたらして保存します。 下味ができていれば、食べる時にも調整は可能なので、 最初は薄味に仕上げておくがのポイントです。 濃い味が好きな人は食べる時にしょうゆをかけてもいいですからね。
私は薄味が好きなので、漬ける時間が短めですが、 この辺はそれぞれのお好みで。 濃い味付けがお好みの人は、もっと長い時間漬けてください。
炊き立てご飯にたっぷりのイクラをのせて。 これって最高の贅沢ですよねぇ〜(笑) 今は新米の季節なだけにご飯が美味しくてなお更幸せ。
週末は、お友達も呼んで手巻き寿司をしました。 もちろん、手作りイクラは大好評でしたよん♪
過去に書いたイクラの醤油づけ関連の日記は、2003.10.11、2004.11.10 にあります。
みなさんも是非〜♪
2005年09月10日(土)
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