まる*の日記ときどき絵日記
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2004年12月12日(日) スパ馬鹿が行く!(川元利浩原画展・秋葉原編2)

早朝、まだ眠っているりこちゃんの検温をする。
平熱。熱下がってる〜(大歓喜)
ああっ、神様って本当に居るのね!
整理券をとるために並ぶ決心をし、こっそりと身支度をはじめる。

しかし、さあ出撃!という時に末娘4才が目を覚まし「ママ〜、何処行くの〜?」、次いでりこちゃんも起きてきてしまった。
子供らが寝ているうちに出掛けようと思ってたのにー!
「ホラ、もう少し待ってればゾロリがはじまるからネ!いい?お腹空いたらパン食べていいからね。8時になったらぽんちゃん(妹)の部屋に電話するんだよ!」

後ろ髪を引かれつつも振り切ってホテルを出る。

7時過ぎに会場ビル前に到着。(開場は10時)
既に列が作られていて、私は20番目でした。
整理券GETが確実になって、ホっと一安心。

知らない土地でひとりぼっちで寒い中並んでいると、駅からあさりさん登場!
ご本人は前日のうちに整理券GETを果たしているのに(しかも一桁ナンバー>さすが!!)8時に来てくれました。
数年前からビバップファンとしてネットで知り合ってず〜っとお世話になっていて、今回の上京で一番会いたかった人。
ネット上の雰囲気と全然変わらなくって初めて会ったのに初めてじゃないってゆーか、ホントに頼りになる姐さんです。
そのうち「あ、ちょっと待っててね」といって最前列へ、そして紹介してくれたのがレッドドラゴンの真さんと東風イラでお馴染みのマッケン5さん。
なんと彼等が本日の一番乗り。
実は今朝アキバに着いて初めて声をかけた(「あの〜、この行列なんの列ですか?」)方がマッケン5さんだったんです。
ネット上でお名前を知ってても顔は知らないのでとんだ失礼をいたしました。
ついで、ogishinさん、後に会場でレイナさん、KIERRAさんとあさり姐さんのおかげでいろんな方にお会いすることが出来ました。
ありがたいことです。

寒さで手も足もかじかんで、もう限界!ってな頃にようやくビルが開店し列を崩さないようにそのまま個展会場である8階まで階段で昇りようやく整理券配布。
そのままドドーっと会場内へ流れ、人込みをかき分けながら作品を鑑賞。

テーブルの上にラフ絵のコピーをファイルしたものが三冊置いてあって、それを見るのにもまた行列でした。
設定資料集などで既に見ている絵もあるんですが、サイズがとても大きいのでかなり感じが違って見えました。
決定稿前の絵など、キャラの顔が随分違うものもありました。
スパイクの無精ヒゲとか書き込みがあったりして心の中で「萌えーーーーっっ」と絶叫!!(笑)

川元さんの仕事場再現コーナーもあり、トレース台が付いた机や実際に使っている鉛筆や本棚に並ぶ本などが再現されていました。
そこに置いてあった資料集にも決定稿前のキャラ表があって、ヘンな顔のアンディやすごく格好良いアップルデリーさん、美人度が超高いグレンなど
そのまま持って逃げたいくらいのお宝資料が満載でした。

会場のスタッフの方も感じの良い方がたくさんいて版画の制作過程や絵柄に関する川元さんのイメージ、手描き仕上げをしてるのはこの部分です、とか、とても熱心にじっくり説明してくれました。
さらに商品以外の絵についても丁寧に説明してくれて、大変参考になりました。
それでいて商売的に全然しつこくない!(笑)
もっとも、買ってください!なんて言わなくてもどんどん売れているようでした。
実際、私自身もかーなーりー心が動きましたもの!
それ程、素晴らしかったのです!
特に描き下ろしの”Rain”という作品は4人と一匹が書き込まれていて、最終回直後のイメージで描かれたということでした。
ビバップ号を降りた後のエド&アイン、やはりビバップ号の窓を拭き続けるジェット、自分のビデオを何度も見返すフェイ、そして雨に濡れて立つスパイク!それが、すごーくいい顔して笑ってるんですようっ!!(号泣)

原画は鉛筆で描かれたものが多く、普段私も鉛筆で絵を描いているのでものすごく勉強になりました。

お昼になって混んできたので、一度会場を出てランチタイム。
雨の秋葉原を移動。
海月さん、傘貸してくださってありがとうございました。
しかし、さすが世界のアキバ!人が多くて驚いたよ〜
先を行くみなさんからはぐれないように必死でついて行きました。
ここで迷子になったら、マジで一人じゃ戻れませんっっ

二時間ほど御飯とおしゃべりで時間をつぶし、トークショウのため会場に戻る。

そこで、お子様を二人連れた黒猫さんと御対面。
雨降ってるのに本当にお疲れさまでした。もっとお話したかったんですがトークショウのため入場制限がかけられここでお別れ。
さらに中で二番目のお子様をベビーカーに乗せたまめこさんとも合流。
この1才になった王子ちゃまが生まれた頃ビバップ4人をお祝いとして描いたんだよなあ、、、なんかあっとゆー間だね。
お二人ともとっても可愛いママさんで、ちゃんと育児をしながらサイトを運営し、そしてビバップのためならお子様を担いで会場まで足を運んでくるんですよー!
同じママオタクとして頼もしい限りです!!(あ、オタッキーと宣言してるのは私だけか、、、。苦笑)

ここに私まる*と彼女たち二人をビバップママさんファン御三家と宣言いたします!!(なーんて!>笑)

そんなこんなしてるうちに時間となり、個展会場がそのままトークショウ会場に。
狭いスペースに整理券番号順に整列してかなりの熱気。

ああっ!いよいよなのねー!!
期待に胸がキュンキュンしてきました!

さて、トークショ−開始。
川元先生登場に先駆けて、司会の女性が「関東地方以外の遠方から来た方いますかあ?」と会場のお客さんに聞いたので勢い良く手をあげました。
「どこからですか?」
「秋田です!」
会場のみなさまから「おおー!」のどよめきと共に拍手が。

ありがとうございます!!
そうです!あの田舎ものがまる*です!

そしてようやく川元先生御登場!
サラリーマンから絵の道へ転身なさった時のお話、今回書き下ろした作品を含め版画の制作についてのお話、展示されている鉛筆原画のお話、結構ジェットの傷を描き忘れてます、画集を持ってる人は探してみると面白いですよー(笑)などなど

最後に、先程の”遠方から来た人”のやり取りをバックステージでお聞きになっていたようで「今日は遠くから来てくれた人もいたようですが、、、」と。
またも手を揚げて自分をアピール(←どこまでも田舎者>笑)

30分程度でトーク終了、続いてサイン会。

とうとう川元さん御本人と1対1で御対面!!

整理券には色紙に描いてもらう名前をあらかじめ記入しておくことになっていました。
本名とH.N.を併記して「◯◯◯◯(まる*)」と書いて出したら、

「あ、まる*さんってサイト持ってますよねえ」

「ハイ!御存知ですか?」
嬉しいやら恥ずかしいやら物凄い衝撃でした。
さらに「■■■■のスパイクの絵、あれいいですよ。ちゃんとスパイクでしたね。」

うっわ〜!!絵まで見ててくれてたんだー!!
しかも、誉めていただけたの???きゃー!きゃー!きゃーっ!!
「ありがとうございます!川元さんの絵が好きで一生懸命真似してます!」
もう、緊張しまくって自分で何を言ってるのかも判らない状態でした。
ホントに足もガクガク震えて泣く寸前。

で、「子供三人連れて秋田から来ました」って言ったら、側にいたスタッフのおねえさんが「あ、そう言えば(サイトに)書いてましたよねえ?」
って!!そこまで読まれてたんですかーー!?

サインとエドマークを描いていただき握手もしていただきました。

私にとって川元先生は大好きなスパイクを生み出してくださった、まさに神にも等しい存在。

そんな尊い方と直接会ってお話できた事自体夢のような出来事なのに、先生が私のサイトを御存知だったなんて!!

何年もビバップを応援してきて本当に良かった!
無理をゴリ押して上京して良かった!

我が人生に悔い無し!!

一生、川元先生についていきます!
死ぬまでスパイク馬鹿を貫き通します!!

帰り際に、サイトにカキコミをしてくれていた麒麟ちゃんに再会。
声かけてくれてありがとう!

その後、おかげさまで余裕を持って空港へ行くことができました。
1日預けっぱなしだった子供たちとも無事合流。
会ったとたん、妹と子供達の周りに”淀んだお疲れオーラ”がどよよ〜んと漂っていたような感じがしました。(苦笑)
雨も降っていたし、ウチのりこちゃんも熱が上がったりしてかなり大変な思いをして子守りをしていたようです。
ありがとう!妹よ!!
この恩は必ず倍にして返すっ!

先にも書きましたが、秋田と言ってもかなり端っこの方なので先ず青森まで飛びそれから高速道路を飛ばして戻り、家に辿り着いたのは10時頃でした。

一生忘れられない夢のような1日でした。
きっと、こんな無茶をするのも最初で最後かもしれません。
あさりさまをはじめ御一緒してくださったみなさま、会場で声をかけてくださった方々、サイン会でお世話になったスタッフの方、本当にありがとうございました。



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