ILLY'S LOVE RING
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2002年02月16日(土) |
「Les onze mille verges」 |
読み終わりました。結局処刑されて終わりでした。解説に「フランスで大人の童話と認められた」って書いてありました。どうなんだろう…… 無茶苦茶なことしてるのに、そんなにきつくないです。軽い調子で書いてあるからそれほどエロチックでもないし。書いてあることはどきついんだけど。。 最後の方に出てきた看護婦なんか、患者が運ばれてきたらその傷に手を突っ込んで内臓出したりしてたというとんでもない……主人公がそれを愉快そうにながめてるという怖い話。。
「二十回やれなかったら一万一千本の鞭で打たれてもかまわない」というわけで捕虜になった主人公は日本軍一万一千人が一人一本ずつ持った鞭で打たれて殺されるのでした。顔以外は何も判別できないくらいにぐちゃぐちゃになって。それが全然残酷な感じがしないって言うのが謎でした。まあ、私だけかもしれないけど。
多分時代は日露戦争の頃だと思うんですけど。最後のシーンは旅順だったし。主人公はロシア軍の手伝いにそこに行ってたはずですから。
作者は本業詩人です。詩人としてかなり有名な人らしいです。私は詩ってほとんど興味ないから知らないんですけど。それ以前に外国作家ってほとんど読んでないんです。童話は読んだのほとんど外国だったけど。日本の人も読んでないのに外国のまで手を出してたらきりがなくなるからっていうのが理由です。 タダでさえ読む本ジャンル関係ないから……
今日はちゃんと朝起きれました。朝起きてすることもないんですけど。その代わり、夕べ寝たのは9時ですけど。。今日からはちゃんと夜に寝て朝に起きるようにしたいと思います。月曜からバイト入ってるし。 テレビでおいしそうな鍋やってます。食べたいなあ。一人鍋は寂しいし。湯豆腐食べたい。こないだテレビでやってておいしそうだったんですよ。一人で行って3000円払って食べるのはちょっとためらうんですけど。嵯峨野の湯豆腐食べたいなあ。
ネットオークション、申し込みが面倒で放棄しました。だってクレジットカード手元にないし。あると使うんで親に預けてあります。いくら限度10万だからって使ってたらお金いくらあっても足りないし。。
ベターハーフ
結婚ってなんだろう。そういう話。結婚式の当日に、夫の昔の女が現れて、手首を切った。何事もなかったように幸せな顔して結婚式をして、ハネムーンはほとんど別行動。実家に帰ると両親が熟年離婚。帰るに帰れなくて喧嘩ばかりの夫婦生活が始まる。何度も離婚しようと思うけれど、離婚後の手続きの面倒さを考えるとその元気もない。妊娠、出産、夫のリストラ、……子供が六歳になって私立の小学校に合格するまでの話。何度も何度も浮気をして、それを黙認する。夫がくれないものは他に求めるんだと言って。夫は夫で遊び歩いてばかりいる妻に文句ばかり言って。俺の金で遊んでるんだっていばりちらして。仕事で深夜まで出て、帰ってきても無言でベッドに入って眠っておわり。ご飯を用意しても食べることもなく、どんな言葉をかけるでもなく。浮気をすれば、その相手には女としてみてもらえる。それだけ。
夫婦って、当事者以外には理解できないのかも。結婚がゴールじゃないとはよく言うけれど。いつも、「こんなはずじゃなかった」って思いながら生活するのってどんな気分だろう。結婚、離婚は周りを巻き込むからさっさと出来るものじゃない。うーん。私はまだまだお子様です。
中学や高校の同級生、結婚してる人だって、子供生んでる人だっている。けど私は、結婚できるほど大人じゃない。結婚式には憧れるけど、結婚自体は魅力があるものに思えない。子供は欲しいけど妊娠したくないのと同じ。それってかなり矛盾なのに、私の中ではちゃんとしたもの。
そういえば100の質問に「恋愛と結婚は別?」とかあったけど、迷わず「別」って答えたような……よく「二番目に好きな人と結婚しなさい」って言いますよね。一番好きな人だと幻滅して長く続かないからって。結婚って、妥協だと思います。このくらいかな、ってところで生きていく。どこまで妥協できるかが、いつまで結婚続けられるかのめやすのような、そんな気がします。
昔のように、結婚式の日まで相手の顔を知らない、なんてことは今はないと思うけど、信用できる相手と結婚するのが一番なんでしょうね。その点いくと、今の彼氏一番最初から嘘ついてたからなあ。。なんで嘘つく必要があったのかいまだに謎だけど。随分前に書いたと思うけど、もともとメル友だったんですね。だから、「つきあおうか」「うん」「決まり」「ところで、名前何?」という普通考えられないようなところから始まるわけです。。ひどい時は携帯の電話番号すら知らないという……その名前なんですね、あの人が嘘ついたの。まあ、どっちでもいいような小さなことだったんですけど。ちょっと裏切りみたいな気がしたのは確かです。 それはそうと、住所ってきいとくもんなんですか?私、住所って知らないんですよね。今の人も前の人もそうだったんですけど。前の人なんて自宅の電話番号すら知らないし。必要ないから聞かなかっただけなんですけどね。きいたら教えてくれるだろうし。でも郵便送ることないから住所って別にいらないんですけど。。携帯あるんだから自宅に電話かけることもないし。あ、年賀状は書かない人なんです、お互いに。
かなり結婚の話からずれてるような……お子様には結婚語るなんて無理ってことで終わりにしましょう。。
香澄
昭和初期に書かれた少女小説です。なんかの続編らしいんですけど、図書館にはこれしか置いてませんでした。 主人公は香澄。父親を早くに亡くし、母親も亡くした十九歳の女の子。親友の家に遊びに行って、そこのお兄さんと婚約するまでの話。彼女、ピアノは弾くし家事は出来るし、優しく謙虚でお嬢様。ついでに病弱というなんかパターンどおりのヒロインって感じの人です。うーん。それにしても、二、三回話しただけの人と結婚したいって、眠れなくなるほど思いつめるのって、ちょっと考えにくい。。今だからなんでしょうか。。二人とも跡取だから普通は反対されるところだけど、ちゃんと理解のある親たちは結婚を許してくれる。そういう話です。
時代を感じるっていうか、そういう話。主人公は女学校だか大学だかの学生。友達は女学校を卒業して大学進学。お兄さんは大学生。皆さん普通にドイツ語が読める方たちです。。すごいねえ。昔の学生さんは頭がいいです。今の学生、日常会話にニーチェだのメーチェンだのムッターだの出てきませんって。「今日はハムレットだなあ」なんて会話をしないように。。哲学者のどっちが優れてる、なんて議論をする人がいないように。
昔の学生さんってほんとによく議論してますよね。それだけ自己をしっかり持ってたってことなんでしょうか。新しい学問を学ぶっていう意欲に燃えていたのかもしれません。目標のある時代だったからと言うのもあるんでしょうね。発展途上の世界だったら、どこに向かっていきたいって思う。
昔といえば、この前家に帰った時におばあちゃんに「教育勅語知ってる?」って聞いたら暗記してました。五十年以上経ってまだ忘れてないってすごいですねえ。わけのわからない文章に思うんですけど、「意味分った?」って聞いたら「そらだいたいはな」って言ってました。うーん。まだまだ勉強不足の私です。ちなみにおばあちゃんは女学校まで行きました。高等女学校だったかな?で、卒業してから小学校の先生をしていました。二ヶ月だけ……何をしたんだろう。。というか、そんなちょっとしかいなくてよく勤まったなとか思いますけど。おじいちゃんは小学校の高等科出身だとか。小学校六年いってからあと二年いくあれです。 おじいちゃんは確か無線かなんかやってたはずです。中学校の時モールス信号教えてもらったことがあります。飛行機乗ったりしてたって言ってたっけ。戦争時代のことです。終わってから無線技師の資格がもらえるはずだったのに法律が変わってもらえなくなったとか。 おじいちゃんとおばあちゃんは「どうやって知り合ったん?」の問いには「従兄弟やから」といってました。というわけで、なぜ結婚したのか聞いたときの答えがそれだったので、よくわかりません。両親に聞いたら母親が「お父さんがかわいそうやったから」とか言ってました。どんなんでしょう。。母親は、「付き合ってた人がいたけどその人とは結婚する気がなかったから御見合いした」って言ってました。そのあと、「結婚してよかった。親の選んだ人に間違いはなかった」って言ってましたけど。それは暗に私にもそれを望んでるってことなんでしょうか……謎です。
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