ILLY'S LOVE RING
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時は江戸、徳川四代目。ところは九州。渡来人の男です。葬式の話です。朝鮮と日本では宗教が違うから葬式の仕方が違う。檀家制のおかげで日本に住んでいる人は全て仏教徒になった。だから、朝鮮式の葬式は出来ない。朝鮮式でやろうとすると幕府から処罰される。でも、故人を自分たちの方法で弔ってやりたいと思うのが心情。 死んだじいさんの妻、百婆が朝鮮式でやると言い出す。でも、息子は幕府を恐れて日本式でやろうとする。じいさんは功績のあった人だから葬式に幕府の役人がやってくる。誤魔化しようがない。結局この家は、両方で葬式をやることになる。 朝鮮では、土葬にする。日本では火葬にする。朝鮮で焼かれるのは乞食だけ、という。焼くとここにいられなくなるから、と。土葬にするのは、故人がずっとそこで生きつづけるためだと言う。根本的に考え方が違う。 百婆は、棺桶をすり替えて焼かれるのを阻止しようとする。息子は、それがバレたら一族の未来はなくなるといって、百婆がすり替えた棺桶を再びすり替えてしまう。 「あいつも一緒に焼いてしまえ」 百婆は自分の息子にそんなことを思う。
古式を守ろうとする老人たちと、国の言葉も知らず、日本で生きていくために幕府に従おうとする若い世代との対立。それがこの本のテーマかな、って思う。
著者は芥川賞作家。って後ろに書いてあった。でも全然知らない人。村田喜代子さん。
今日は起きたら昼でした(爆)最近いっつもそうなんですけど。そして寝るのは3時過ぎとか4時とか。昨日は3時半頃に弟からメールが届いて起こされました。。来週からバイトが入るからちゃんと起きないといけないんですけど。バイトが入ったら7時に起きないと間に合いません。大丈夫なんだろうか……
昨日作ったお菓子を彼氏にあげようと思いました。今日会える?って聞いたら、しんどいから無理って言われました。明日なら会えるとか。って明日までもつんだろうか……まあいいや。彼氏には食中毒起こしていただきましょう。なかなか会えない罰だもん。今日会えたら一応ちゃんと食べれたのに(←をい)あ、でもお腹壊したらまた会えなくなる……うーん。まあ、運しだいって事にしよう。
図書館で借りてきた本、あと一冊なんですけど、半分くらいまでは読みました。明日彼氏に会いに行くついでに図書館に返しに行きましょう。 最後の本は「フェルメールの闇」っていう本です。フェルメールの新作が出た、真作か贋作か、という話です。高橋克彦が題材は浮世絵で似たような本を何冊か書いてます。それなりに楽しめる話です。「百枚の定家」という本があります。百人一首の定家筆が見つかったとか見つからないとかそういう話。これも同じジャンルでしょう。こういう話は歴史のロマンっぽくて好きです。 高橋克彦は、高校時代に結構はまった作家です。歴史ミステリーしか読みませんでしたけど。宇宙人が地球の歴史を造った、みたいな話も書いてます。タイムマシンであちこちの時代を飛びながら犯罪者と対決する、という……歴史的なことはきちんと書かれてるので、かなり調べただろうと思うんですけど、どこかふざけてる話です。
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