ドンゾコ気分が続いている中、診察へ行ってきた。 洗いざらい話した。私の記憶にあるすべてを。
怒り狂っている頭の中のヤツが、私を殺そうとする。 それを抑える女の人がいる。 猫になったり幼い3歳の女の子がいる。 他にもいろいろワケがわからないモノたちがいる。
頭の中がグチャグチャで、言葉がグルグル廻っている。
怒り狂っているヤツは少年で、少年の言葉が聞こえる。 抑えている女の人は私と同じ年齢で、女性の言葉が聞こえる。 この女性は私が物心ついたときからずっと「おねーちゃん」として、 ずっと頭の中にいた人だ。 一人遊びをしていても、頭の中には姿かたちが見えるし、 ちゃんと言葉を返してくれる。だから一人遊びをしていても面白かった。 今まで年上だった「おねーちゃん」と同年齢になってしまったが、 それでも私の中では「おねーちゃん」にほかならない存在である。 私が消してしまった18歳から20歳までの記憶を知っている存在である。 怒り狂っている少年も、私の断片的な記憶を持っている。 私には、その断片的な記憶さえも判らないのだが。
私は、本当に、今まで、怒ったことがなかった。
付き合いの長い、それこそ小学校からの付き合いのある同居人でさえ、 私が怒ったところは本当に見たことがなかったという。 普通だったら怒るようなことであろうと、何事もなく過ぎ去って行った。 言われても記憶はない。
とりあえずそのようなことをバーっと診察でぶちまけた。
主治医は「薬ではもう対処できないところまでいるの、わかるよね?」と。 判っている。薬は精神ダウンかアッパーか、眠らせるかのどれかだ。
以前の女医と同じくカウンセリングを勧められた。 保険が効くか判らないが、大学が開いているところを紹介された。 金額がわからないので電話して聞くしかないそうで、、、。 今日はちょっと電話をかけるチカラがないので、月曜日にしてみるか。 金額が高かったらお断りするかもしれない。 本当は、治すのだったらカウンセリング受けたいよ。 お金がかかる。 それを主治医は知っているから、今まで言わなかったそうだ。
あらためて、主治医がこの言葉を吐いた。
「人格は、薬ではおさえられないんだよね、、、」
人格。
私は、いったい何者だ。
私は、私だよね。それ以外の何者でもないよね。
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