遺書

2010年03月22日(月) 1927 魔物

私はいつか思った
わたしはきっと、天才だ、って

ある人は私にいった
あなたはきっと、天才だ、って

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だから、何度も何度も手を伸ばす

走って、転んで、転がり落ちて、それでも、上を見る
手を伸ばす、上を見る、手を伸ばす、届かない、何度も、届かない

なまじ、私には能力があった
だから、才能がある気がした、私はきっと、もっと、いけると
そんな夢を、私は見ていた

現実はわからない
天才なのか、凡才なのか、そのどちらかはわからない

それでも、何度も何度も手を伸ばす

諦めないのだ、何度も、諦めきれないのだ、それでも、上を見る
ここまで、何度も、歩いてきて、何度も、届かず、終わっている

なまじ、私には能力があった
そんな、私の人生なのだ、なのか、そうか、そうだ、そうだよ
それしか私に、私にはなかった

リトライをするリスタートをするリセットをする
何度でも何度でも何度でも凡才でも天才でも関係なく

私は私が私だと、結果を残せるまで手を伸ばす


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