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虫が死にました。
驚くべきことでも何ともない。 それと感じてしまったこと自体が驚きなのです。 プツプツと僕らは生物を殺しています。 息をするたびに殺していきます。 生きていくために仕方はないと言い捨てることもできます。 何も殺すなとはいえません。 何も殺せずに生きてはいけないのだから。
ただ、僕の目の前で今、虫は死にました。 これは悲しむべきことなのでしょうか? 疑問を持たなければいけないこと自体悲しいのかもしれません。 まったく悲しむべきことではないと言い切れる人も居れば、 神への冒涜、命の侵略などと言う人も居るかもしれません。 数々の答えがあります。僕に答えは見出せません。 虫一匹が死んだことにさえ答えを出せません。
虫一匹、と命の軽さを差別することさえも自然になっているのだから。
*postscript vida[ヴィダ] スペイン語で命の意味を持つ。
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