遺書

2005年03月08日(火) 僕たちは誓います

僕の命がもう少しで散ると言うなら、
せめて君の腕の中逝きたい、と願った。
最後まで君のそばにいたい、と願った。
君に愛されて逝きたい。それだけを。

だけど、これは僕の独りよがりだったんだ。
あなたを一人で逝かせはしない
と、君も僕の手を握って言ってくれた。


僕たち二人は永遠の愛を誓って、
世界に永遠のさよならを誓った。
僕たちをここまで見逃してくれてありがとう世界。
僕たちをここまで愛してくれたねありがとう世界。
僕たちは此処で逝くよ、君の中。さようなら世界。

落ちてゆく中君の手だけが暖かいよ。
君の唇、その体全てがいとおしいよ。
息が出来なくなるけれど、僕たちは苦しくないよ。
本当に、さようなら。
君に、ありがとうを。

ふたりは、ふかいうみにもぐって
かえってこなかった。
またひとつ、せかいからあいがきえた。

*あとがき
本当は主人公が機械人間になる詩だったよ。


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