遺書

2005年03月07日(月) シンデレラが死んでれら

階段の上
スカートを持ち上げながら下る少女の姿はまるでシンデレラ
他人の都合を気にせずにさよなら告げて帰ってこない
少女がシンデレラならば、十二時には化けの皮が剥がれるのでしょう。
そして、彼女を変身させた魔女にはもう二度と出会えない。


それが魔女の手口。
魔女は新宿線瑞江駅に潜んでいる、らしい。
幾人もの少女をシンデレラにしてきた。

少女の手にした一時的な幻想。事実、手に入れたのは自滅。

本物のシンデレラのようにハッピーエンドで終われない、
醜い姿を晒させて、魔女は何を思うのだろうか。


しかし、今回は違った。
僕は少女を追いかけると、魔女が僕の目の前に来た。
「私は花を摘んでいるのさ。邪魔をするなら余所でやっておくれ。」
それはできない、と僕が言うと魔女は消えた。
魔女に何の利益があると言うのだろうか。
僕はさっぱりわからずにひたすら街を歩き続けた。


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