遺書

2004年12月18日(土) 反抗期/迷惑電車 *

空気中に飛んでいって弾けた言葉
逃げ道のない進むだけの道を行く僕らが必死に出した最後の言葉
助けを呼ぶ声は誰にも届くことなく終わった


“自分がやっていることは正しいのか”
疑問に思い、
ただ言われたとおりに進んで来た道を一度見直した時、
それを見て幸福なんだと思えたことは多くも無く、少なくも無い

「自分の意志を殺してまで幸福になる必要はあるのだろうか?」
保護者の言うことすべて正しいと思えた日もあった
それはただ自分の意志が弱く、自我が完全じゃないからだったからだろうか

多くの情報を手に入れて変わろうとする僕らを、止めてしまう彼らを僕は
正しいと思うことも少なくなった
正しいと思ったとしても従おうと思うことも少なくなった
自分のすることがいつでも正しいと思える、輝く一瞬、反抗


彼らに従わずに叫んだ言葉
晴天だった空、どこまでも僕の声は響いて多くの人が聞こえるはずだった
突然、雲が表れて僕の声を消してしまった
ああ、子どもだと言うことをこれほど非力に感じることでこれ以上のことは無いだろう

*

メールの受信箱が迷惑メールで満たされても
僕の心が満たされるわけも無く
駅で一番安い切符を買って電車の旅気分を味わっても
着いた先は見知れた街で爽快感は無い

メールの受信箱で返事を待っても
迷惑メールと間違えて消してしまったとき、無情
駅で一番安い切符を買って新宿線乗り込んで
新宿三丁目に辿り着いたって、料金が足りなくて帰れない、無情

迷惑メールを捕まえて
二丁目のカツ屋へ持っていって返品された
迷惑メールを捕まえて
本に挟んで古本屋へ行っても返品された

迷惑メールを有効利用できまいかと考えた僕は
いっそ、僕自身が迷惑メールになればいいと考えて
僕のデータをメールに添付して全国に送りつけた

電脳の電車何よりも速く、僕の魂乗せてった
爽快感は何も無い、ただ妄想にすべてをかけた


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