遺書

2004年12月10日(金) Star./part of story.Page30 *

空の手のひらをなぞって
星の手を握って
踊った

空が綺麗だね、と僕が言うと
星は、結構疲れるんですよ。笑
と言った

誰かの人生を望んでいた
他人の人生を望んでいた
誰でも良かった
けど、今の僕は望まれるまでになった

星に触れることができたらと願う僕の心は
どっかへ飛んでいって答えを見つけて
僕と触れ合った、触れ合えばわかりあえた

星を知る、空を知る、世界を知った
ああ、今日も星が出る
願いは叶うさ
流れ星ってそう言うもんなんだ

*
.
.
.
自転車、自転車
描く夢は何色だったか
自転車のカラーリングは黒いけど
虹色だったと薔薇色では決してない
体が覚えている、心は忘れてしまったけれども。

誰かに喜ばれることは忘れた
失意の中で暴走自転車
なぁ、自転できてる?
ああ突然だけど、俺、昔、君のこと自分で転ぶから自転車とか言ってたんだ
ごめんな。
懐かしい思い出さ。

銀色が錆びたから黒くしてしまった
夢が叶わないとしったから諦めてしまった
君が回るのは何故だろうと、考えても
無生物だと知ってる、わかってる。その考えが思考を止めてしまう。

自転車、自転車
追い求める花の色
花と自分の夢を重ねて
旅を続けた
.
.
.


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