↓ 境目が戦場、とても細い細い戦場。 界層の戦い、白いか黒いか。 戦いは、境界線を引っ張ることがすべてだった。 ↓ 住民たちの最悪の音環境 一部平和一部戦乱の世界 もう何百年か続いてる戦 ↓ 境は常に動いた 界面も常に変わった 戦争は変わらなかった ↓ ↓ 境界戦はいつの日かを境に、協力へと変わった 界隈に存在す新しい世界 戦う相手に気付いて、戦った ↓ 黒の人が流した血が境界線に貯まって 白の人がこぼした血も境界線に貯まった そしてどちらでもない、戦を好まない彼らが生まれた ↓ 境界戦は“いつの日”を境に均等のバランスを保っていたのに 界(さかい)が増えたことで崩れた 戦いは一方的になった
灰色の人が流す血は 白を黒に 黒を白に 近づけて
灰色の人が流す血は 境界線の 黒と白を 灰色にした ↓ そして、“いつの日”を境に灰色の人が居なくなったと思って 協力していた白と黒の世界は また終わりのない、境界戦を始めた
けど、前回とは違った 白い人の流す血はちょっぴり黒かった 黒い人の流す血はちょっぴり白かった お互い血が混じりあう度に灰色になっていった
今まで完全な白と完全な黒だった彼らは 他人の血が混ざることはなかったのに 灰色だけは違った 他人の血だと体が認めなかった
そしてまた、“いつの日”か灰色が現われた けど、そのとき、もう世界に白と黒はいなかった 世界に戦いはなかった
境界線はなくなった 境界戦は終わってしまった
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