遺書

2004年08月15日(日) 電車で消えた恋人は夏の幻想だった

電車にて

君が消えて僕の夏は終わる。
僕が愛したのは存在しない人だった。
僕が愛したのは夏の見せた幻想だった。

君が消えたら絵を描くよ、誰にも見せない予定だよ。
完成したら飾りに行くよ、似合う場所なんてないよ。
君はいないから、君がいないから。僕は、どこへ行けばいいの?

来年の夏また会いましょう、哂って僕を振り切ったんだ。


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