あともう少し勇気があれば。 このフェンス飛び越えられるんだろうな。 もう何も怖くない? そんなのは嘘. もう誰もいらない? それも嘘. 本当は死ぬ勇気こそなくて 本当は誰かに助けてもらいたくて
嗚呼。 思い浮かぶ君の顔。 嗚呼。 耳に残る君の声。
僕は君に気づいて欲しかったんだろう。 だけれど君は気づかずにいて。
初めから 最後まで 僕はカラッポだ。
初めから 最後まで 愛なんて知らなかった。
仕方ない。 もう悔めない。
戻る勇気もありません。
不安なんてもうかっ飛ばして。
こんなフェンス今すぐ飛び越えてやる。
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