遺書

2002年07月13日(土) フェンス

あともう少し勇気があれば。
このフェンス飛び越えられるんだろうな。
もう何も怖くない?
そんなのは嘘.
もう誰もいらない?
それも嘘.
本当は死ぬ勇気こそなくて
本当は誰かに助けてもらいたくて

嗚呼。
思い浮かぶ君の顔。
嗚呼。
耳に残る君の声。

僕は君に気づいて欲しかったんだろう。
だけれど君は気づかずにいて。

初めから
最後まで
僕はカラッポだ。

初めから
最後まで
愛なんて知らなかった。

仕方ない。
もう悔めない。

戻る勇気もありません。

不安なんてもうかっ飛ばして。

こんなフェンス今すぐ飛び越えてやる。


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