TWILIGHT DIARY
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| 2005年02月20日(日) |
とにかく勿体ない。〜映画「北の零年」 |
今日は映画「北の零年」を観る。 いつも行っている映画館なのだが、今日は年齢層が高く(60代以上は入場料が千円だそう)、やはりサユリ効果かなと思う。
お話は、幕末淡路島からお家騒動により、藩の命令で静内に開拓に入った武士達とその家族をめぐる物語。
「ラスト・オブ・モヒカン」(白人なのにモヒカン族になったダニエル・デイ・ルイスと豊川悦司はほぼ同じ役柄。主人公の女性が危険にさらされると、どこから聞いたのか突如として出現)、「たそがれ清兵衛」、「風と共に去りぬ」(開拓時代の強い女性:ビビアン・リー=小百合さま)をミックスしたような感じ。
役者さんは魅力・迫力ともたっぷりの主役級が勢揃いで、演技はもちろん素晴らしい。
しかし、重要な場面に度々登場するお涙ちょうだいの台詞、無理な設定や演出がせっかくのいい演技を白けさせる場面が多く、ロケ映像は重厚で素晴らしいのに、なんだか勿体ないなぁと言った印象。
館内には感動して泣いている人もいて、確かに泣かせる場面も多いのだが、冷静に考えると気になるその「勿体ない」部分が、非常に惜しい。 その辺をこだわるか、こだわらないかで、映画全体の仕上がりは全く別のものになるのではないか、と思う。
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