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2005年01月21日(金) 認知されてしまう漢字の呪縛。

今日、痴呆症は「認知症」という呼称に変わるという話題が出た。

「認知障がい」ならまだわかるが、「認知症」という言葉ではどうもピンとこない。
まるで何でも「認知」してしまうようなポジティブな語感が伝わり、物を「認知」できない症状とは思えないのだ。

そんな「認知症」の語感からいくと、ところかまわずどんな事でも「認知」してしまうような症状に思えてくる。
極端に言うと、まるで色んなところに自分の子供を認知してしまうような感じまでしてしまうのだ。

さて、何故、今回「痴呆」という言葉がダメだということになったのか、それは多分「痴」と「呆」の漢字が使われているからだろう。
それがもし漢字無しで「ちほう=CHIHOU」という音だけであるなら、「地方」もあることだし、ここまで問題化はしなかっただろうと思う。

そう考えると、「認知」症という言葉も「認」と「知」は使われずに「にんち=NINCHI」症だとすると、法的な「認知」からは少し遠ざかったような感じはする。

こう考えていくと、日本語はアルファベットなんかを使う外国語と違って、音だけでなく、漢字の認識のされ方が、たとえ言葉がどんな使い方や新語を生み出したとしても、漢字の元々の意味が生きている為、どんな漢字が使われているかを一目見た瞬間に、そのものの発音よりも、漢字の持つ意味の方が重大で、アイコンさながらそれこそ真っ先に「認知」されてしまう。

よりよい病名を考えるなら、日本には美しい漢字や言葉もたくさんある事だし、まぁ美しいとまではいかなくても、読みやすくて同音異義の少ない、わかりやすい病名にしてもらいたいと思う。






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izumi [HOMEPAGE]

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