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2004年02月02日(月) 福寿柿と実朝の句。。

久し振りに熱海からのお客様があり、熱海のお菓子をおみやげに頂く。

老舗の間瀬という和菓子屋さんの「福寿柿」。

「本当はいちご大福が美味しいのです」とおっしゃっていたが、
この福寿柿もなかなか。
柔らかな甘味の干し柿の中に、たっぷりと黄身餡が仕込んである。
楊枝でわろうとすると横から餡が出て勿体ないような感じがするくらい。

お抹茶を薄く立てて頂いたが、本来はお濃茶向けの菓子かも知れない。

さて、その福寿柿の箱の中に入っていた栞に、実朝の句が載せてある。
「ちはやぶる」で始まるいつの世も変わらぬ伊豆の玉椿の色を詠ったその句はなんとも懐かしい響きだ。
時世はどんどんと移り変わるのに、花の色はいつも変わらないという意かと思う。源氏の武将ならではの句で、味わい深い。

実朝は伊豆にちなんだ句をたくさん詠ったそうだが、こうして何百年も後世に、
自分の句が、まさかお菓子を介して人々に親しまれるなんてことは思いもよらぬ事かと思う。


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izumi [HOMEPAGE]

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