TWILIGHT DIARY
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2003年08月21日(木) 嗣治と猫。。

昨日、丸善にて行われている藤田嗣治展に行って来た。

エッチングなどの版画類が展示されていたが、随分と猫の題材が多い。
クレオパトラという名前の鼻を高々とした猫や、裸体の女性の脇に猫。
オペラ座を望んだバルコニーで、鳩と共に向かい風に胸を張っている猫。

展示コーナーの入り口に、ちょうど「猫の本」という画文集が置いてあったので、購入。

今日、その本を読んでいたら、藤田嗣治といえば、「猫」なのだそうだ。
そういえば、以前、何かの雑誌で、読んだような気もする。
猫を抱いた嗣治の写真も何枚か。
白いしなやかな日本猫やパリの猫。

ジャン・コクトーと一緒の写真では、
嗣治は王冠をかぶったゴージャスな猫を抱いている。

自画像では着物姿の嗣治の懐から、猫が顔を覗かせているのもある。
肌寒い冬のアトリエでの出来事だったのだろうか。

さて、私は現在、猫好きであるが、小さい頃、家の猫はあまり好きではなかった。
愛嬌のある家の犬の方が好きだった。
可愛がろうと思っても、寄れば寄る程、猫は逃げる。
猫は、自分のペースを乱すような動物や子供は嫌いなのだから仕方ない。

だが、こうして猫好きになってみると、
その嗣治の懐に入っている幸せそうな猫の気持ちや、
猫が過ごし易いように、それとなく静かに絵を書く嗣治の気持ちもなんとなくわかる。

犬は忠実なペットだが、猫自身は、多分、人間に飼われているとは思っていない。
人間のことは、自分と同等(またはそれ以下)の共同生活者だと思っている節が多い。

結構、猫は我儘で贅沢なペット(と、本人は思っていない)だが、そこがまた良いので困ったものである。


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izumi [HOMEPAGE]

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