日向の気持ちがわかるような
分からないような
でもそれ以前に
日向が好き
と叫ぶ自分がいる
その思いに囚われ過ぎて
日向の思いに集中できない
友達としてそばにいる事と
恋人としてそばにいる事は
似ているようで
全然違う
日向は今まで通りと変わらないだけだ
っていう
でもずっと堰き止めていた思いを
開いてしまった今は
その門を閉めたからといって
元には
戻れない
知らなかった思いを
知ってしまった今は
恋人でない貴女を見るだけで
心が痛い
何を話していいか分からない
どこまでがよくて
どこからだめなのか
どこから友達で
何が恋人の領域なのか
貴女と話したいと思う事は
恋心
貴女に会いたいと思う事は
恋心
貴女を見つめたいと思う事は
恋心
貴女と関係する全ての行為は
恋心から始まっている
今私からそれを取ったら
貴女に対する全てのアクションを
失ってしまう
貴女が真実友達以上に私を見れないという事なら
単なる失恋ですませればいい。
この恋をあきらめればいい
でも、貴女は私を好きだといい
そんな事言われたら
私は希望を捨てられない
貴女に結婚相手が出来たなら
貴女の幸せの為に
諦めることもできるでしょう
貴女は私を好きだといい
私は貴女を好きだといい
それなのになぜ
別れなくてはならないのですか
諦める理由が見つからない
貴女が私を嫌いなら
仕方ないと思う
でも貴女は私を好きで
私を抱きしめたいと思う
私は抱きしめられたいと思う
それなのになぜ
それがだめなの?
あなたが私を嫌いなら
その願いを叶えましょう
でも
あなたが私を愛しい視線で見つめるのに
その願いを叶えてはいけないなんて
できない
私はすぐさま
貴女を抱きしめたい
貴女のその視線に応えたい
貴女が将来を見据えて
別れを持ち出すなら
お願い
その将来が現実となるまで
ちゃんとした理由ができるまで
私に夢をください
私に時間をください
お願い
心の中で
そう叫びながら
でも
日向を前に
なんの言葉もでず
ただ、切なそうな
苦しそうな顔をしている日向を
見つめるだけが
精一杯で
悲しい顔の貴女に何も出来ないまま
泣くという行為そのものが貴女を傷つけるから
涙をこぼさないようにしながら
だからただそこに居るだけで
何も言えない私に
日向は
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