『ヘビゴンザレス(仮)の観察日記』

2003年10月13日(月) 『東京名物 ひよこ饅頭』


このあいだ、授業の前に友達と話してたとき、
「ひよこ饅頭はどこから食べるか?」っていう話題になった。
ひとむかし前に流行った"鯛焼きの食べかた"みたいな感じで、
結構みんな白熱してるんだけど、
改めて考えてみたところ、私は食べたことがないことに気付きました。

うっそお。自分でも信じられない気持ちでいっぱい。

たぶん、味的には、"なごやん"とか、
群馬でいう"風の子"に似ちゃったりしてるんでしょうね。
予想はつくのですが、あの形状! それを差し引いても、充分魅力的です。
いつか絶対、買って食べるんだ…甘いもの嫌いだけど。
(※ 悲しいダジャレ風。駄洒落になってないけど

ちなみに、東京出身のみんながどんな風に食べているかというと…。
以下のようにまとめてみました。

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〜『東京名物 ひよこ饅頭』の食べ方〜

●とりあえず頭から食べる。
●しっぽから。
●そんな回りくどいことはせずに、ひと口でいく。
●頭もしっぽもなく、胴から真っ二つに割って。
●真っ二つには割るけど、胴からじゃなくて脳髄から。
●食べない。

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……予想からだいぶ逸脱した答えもあるけど、まあ、とりあえずはこんなものでしょう。

なかには、親にひよこ饅頭を勧められたとき、
そのおいしさではなく、頭をぱっくり行けるのが楽しみであることをうっかり話してしまい、
気持ち悪がられたという過去を持つ強者もいました(サ○エさん。Youは、勇者だよ)。

さて、
授業を終えて、無事に自宅まで帰り着き、
ごはんを食べているときに、ヘビゴンザレスにその話をしました。

「○○は、頭から派らしいけど(どんな派閥だよ)、
 △△は、真っ二つ派みたいだよ(だからどんな)」って感じで。

すると、私のノリに便乗したヘビゴンザレス(仮)は、
どさくさに紛れて、笑顔を崩さずこんなことを。

「そうなんですカー? でも、ヘビゴンザレス(仮)はあ、
 あらかじめひよこの皮膚を全部剥がしてから、
 中身の部分だけを味わう
のが好きだと思いまーしゅ」

……引きました、ものスゴイ勢いで。

それは嘘ですが、とにかくビックリした。
だって、あの温厚なアイツ(仮)が!
動物好きなはずのアイツ(仮)が…。

もう、涙出そうになりました。本当に。皮膚とか言うから!
年中笑顔のアイツ(仮)が、やっぱり、笑顔でひよこの皮を向いているって考えたら、
だって泣かずには…。

後日、そのことを友達に話したところ、思いっきり呆れられた挙句(そりゃあ、そうです)、
「じゃあ、ヘビゴンザレス(仮)が、なんて答えたら満足だったわけ?」
との質問が。

そうねえ、私の理想としては、

「なかなか食べられずにとっておいたら、
 水玉にカビが生えて要するに変な模様になって私に泣きついて来る」、


それか

「"可愛い可愛い"と、ひよこの頭ばかりを撫でていたら、
 だんだんと脆くなって来た首がボロッととれて、私に泣きついて来る」


って答えを期待していたのですが。

それを聞いた友達、やっぱり引いてました……。

ところで、話は変わって、鳩サブレですが、
私は袋に入ったままの状態で食べやすいように割ってから食べます。

ヘビゴンザレス(仮)にはまだ食べさせてあげたことがないのですが、
どんな反応をするかと考えて、いまからビクビクしている私です。


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武者小路麗香 [MAIL] [HOMEPAGE]

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