再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 文化庁芸術祭 新人賞!

ala collection シリーズvol.12
「紙屋悦子の青春」で主演の紙屋悦子を演じた平体まひろさんが、
文化庁芸術祭の新人賞を受賞!
そして、授賞式に座組を代表して列席してきました。

大分前にメメントCで作品賞をもらって以来、、、かな。
しかし、コロナ禍ということもあって、参加人数の制限。
そしてこの状況、もちろん、会食もなし、

でも、だからこそ厳かな会。

なにしろ、ワークインレジデンスで
更に、コロナもあって、
まさに「その作品」のためだけに、
その作品を「よくする」ためだけに、
スタッフもキャストも岐阜県可児市に本当の意味でバブル方式で創りあげた作品。お陰様で作品自体もとても評判も良く、
評価も高いけれど、
言うなれば一番現場を存在で引っ張った平体さんが賞をもらえたことは何よりだし、その伸びしろを支え、待ち、触発された皆にとっても、
何よりのご褒美であった。

自分が賞をもらったときもそうだったのだけれど、
さして自分としては何かが変わる訳でもないのと、
後日の評価だから実感もよくわかない(笑)ところだったりしたのだけれど、
とにかくかかわってくれた周りの方々が喜んでくれることがなんとも言えず、関わってくれた方の為、というところが多いのだな、と思っていたのだけれど、
ご本人も正にそんな模様。
誰も欠けることなく、ひたすらに、「面白くなる」ことを信じて、天井なく想像し続けた作品へのご褒美。

そしてとはいえ、一生に一回の新人賞!

心よりおめでとうございます。
コロナが過ぎたころにはみんなで、それを肴に吞みましょう。

もっともっと懐深く、感度の高い俳優さんになってください。



2022年02月15日(火)



 届かなかった戯言。

演出の戯言
多様性が言われるようになって久しい。コロナ禍になって今までの価値観が大きく変わったと言われるけれど、明治期、大きな時代の変化に出会って変わっていく人たち、変わらない人たち、変われない人たち、それはまるで僕らの合わせ鏡のようでもある。
「今、目にしているモノを、自分の目でちゃんと見ている? 見られている?」
僕自身、縁あって4回目の椿組、初取組の秋之桜子さんのホンを元に、椿の面々、ゲスト、スタッフさんと、顔を合わせ寄ってたかってモノを創る楽しみを味わいながら、その楽しみを客席との固い握手に繋げたいと思っている。本日はご来場ありがとうございます。


今後の予定
○大阪劇団協議会プロデュース『民衆の敵』
作:ヘンリック・イプセン 構成・演出:藤井ごう
3月25日―27日
於:メイシアター中ホール
○エーシーオー沖縄『島口説』
作:謝名元慶福 演出:藤井ごう
5月6日−8日 ひめゆりピースホール(沖縄)
13日―20日 R‘sアートコート(労音大久保会館・東京)


2022年01月26日(水)
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