再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 お話しましょう??

『島口説』は東京のお客様との出逢いに一進一退しているけれど、
演者お二人の魅力は日々更新され、もっと!の思いが続く。
もっと公演期間が欲しいなぁなんて、思う。普段俳優さん、と呼ばれる職業でない2人がそんなジャンルなんてものを飛び超える瞬間がきっとくる、
コロナに対しての緊張感は、やはり、ある。
でも、この時だからこそ、の「壁」の意識化などは目一杯面白がってするのだ。
しかし閉口する事態はなんだかずっと続いている。
この間

『集団が個人を殺していく』

のを目の当たりにしている。そして私もくらっている。

おそらくそんなつもりもなく。殺していく。
心を殺していく。そして当事者は匿され都合の悪い事は埋葬する。
そして時間が経てば忘れる。喉元過ぎればまた忘れる。
自覚ないのは本当にまずいと思う。
悪意はないからいいでもないと思う。悪意がないなら問題はもっと根深い。
普段そういうことをメッセージで放っているブーメラン。。
ようやく自分たちの多忙が過ぎて周りに目を配り始め、ようやく状況の不味さに向き合って(こちらから既に出ていたSOSは忙しさを理由に感知せず、強い発信に出逢って慌て)

「決まっているのだからお話しましょう」

では虫が良すぎる。
違うのだ。
だって既に集団は

「決まっていたことを打ち壊している」

のである。集団側の論理に終始する、相手側への想像力の圧倒的不足。

「こちらは既に壊されて、いるのだ」

そして纏わる個人の心を更に砕いている。きっと「ちょっと今手が離せないから」程度の思いで。
だから残念だけれど、殺しにくる集団論には

「決まっていることを壊します」

と、提示する以外に個人が闘う術はないし、実際にそういう思いにさせられてしまった。
既にそういうことを「自分たちが行った(行ってしまった)」のだという事実にちゃんと向き合ってもらうためにも、残念だけど『決まっていることが終わってから』ではダメなのだ。

引き受けた『責任』において話をしてくるならば、
ご自分たちが引き受けた『責任』について、どう思うのだろう。


こんなことを言葉をどう紡げば伝わるかと考える無駄な時間、
そして投げかけに対して無用に放置され(今忙しいのは、こちらには関係ないし。意見を取りまとめてから、も、全くこちらに対しての配慮ではなく、集団の体裁をどうするかでしかないのだから)待たされる時間(その間にもこちらの現場の時間は着々と〆切を迎える←これもきっと逆の立場になればわかるでしょうか…)
こんな時間は本当は必要ないはずだし、こんなことに感けている間に、やらなければいけない事が多くあるのだが、引っ張られて手がつけられない。

もちろん、この間、心ある人たちが、
穴埋めをしてくれようと、繋ぎになろうとしてくれている。
殺されていくのをただ見過ごさずに、手を差し伸べている人たちもいる。
現場にあけられた穴を、やる必要のない人たちが全力でカバーしてくれている。
そんな中、遠くから眺めるだけの人もいる。隠れる人もいる。気にしながら窺う人もいる。
…いつも通り変わらない人もいる。
不思議なくらい「人間」がよく見える。「人間性」が。
大切な人も見えてくる。
心ある人の思い、には応えようとは思う。



2020年09月27日(日)



 進むしかない。一人一人。

沖縄での戦後75周年『洞窟(ガマ)』の本稽古始まる。
姿勢を正して、ちゃんとじっくりといろんなモノに向き合いながら、面白い作品を生み出すスタートを切った。
味方だと思った所から弓を引かれ、足を引っ張られているけれど。
話しても話しても暖簾に腕押し、空回り、鈍過ぎる対応。
きっと『それどころじゃない』んだろう。
1クール終わって、思い切り迷惑をかけているのだから、情勢の確認くらいあるやと淡い期待も脆くも潰れ、
怒りも度を過ぎると、諦めしかない。
そんな集団とはもう付き合いません。先の仕事も、こちらの仕事自体を否定するのだから、残念だけどご一緒できません。やりません。
とゆうか、そこまでしないとどれだけのことをしたのか、分からないのだと思う。
当事者も、周りも。特に周りの、流れと雰囲気だけに任された陰口ばかりを放ち、責任を取らず、当該の人物だけに重くのしかかる空気を率先してつくる残念な人たちよ。(これだけ一緒にモノを作ってきたと思っていたはずだった)
非常に悲しいことだけれど、やっぱりモノづくりは、人との信頼の上にしか成り立たないです。

だからこちらはできることを、実感しながら
メンツなんて気にしないで、参加者一人一人全てで能動的に参加度高く手作りで創っていこう。
それが、この地で、大切な、大事な作品を手掛けさせてもらう(本の書き直しまでも)機会への処し方だ。

エーシーオー沖縄
『島口説』/青年劇場スタジオ結
〇9月25日(金)19:00 9月26日(土)14:00 19:00 9月27日(日)14:00
脚本:謝名元慶福 脚色・演出:藤井ごう
 www.acookinawa.com
『洞ガマ窟』〜戦後75年〜/ひめゆりピースホール(栄町市場内)
〇10月25日(日)〜10月31日(土)
脚本:嶋津与志(大城将保) 脚色・演出:藤井ごう
 www.acookinawa.com



2020年09月14日(月)
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