再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 その場もしのげない男。。

その場しのぎの男、
この強気の台詞の裏にあるのはなんだろう

確かにここまでの流れを考えれば、
こんな言葉すら指標にしたがる人がいるのかもしれないが、そこまでじゃないだろうと思う時、
これは、未来から照らして現在を見た場合、ということになろうか。
文字だけ追えば、
もちろん、責任は私にあって、批判は真摯に受け止めながら、どうやら50回以上責任を回避している天上人は、その記録も握りつぶさなければ残る筈だけれども、
専門家会議に至っては、
会議のメンバーが某ラジオに出演時には
「今後のために」記録されることも仕方ないと言っていたけれど、記録を残さない。
残されるのは

「素晴らしい日本モデル」の成功
→実際には経済偏重の、実数把握もせず、スピード感という動かない手数、真面目な国民性だけに依拠した後手後手の無策

「我々の」努力
→実際には天上人は、ソファで犬と音楽と戯れていただけ

「世界最大級」の対策
→実際には「ムダノマスク」すら全戸に届いていないという体たらくに加え渋る「民への施し」はもとは「税金」(あるいは未来の)であることを忘れ…

「空前絶後」
…なんの冗談だ
今は現状と照らして、ツッコミの嵐かもしれないが、

安全で出来る!
と言い張った直ぐあとに、中止!×延期◯
科学的根拠はどこにもなく、天上人の精神論で次年度に決定
中止した途端に未曾有の危機がそこに、

すると

北海道知事の英断!ともてはやされた手法の、気分で発令「自粛」「学校休校」

に始まる

2週間毎に「今が山場」がやってきて

首長とは責任のなすりつけ合い

人気が凋落して国民の顔色見た、政策の転換転換転換…

「スピード感を持って」という現場丸投げ

その専門家会議を形骸化させ、後追いで「お墨付」を与えさせるだけにした、専門外の天上人が勝手に決める緩和…

余人に代わるモノなかった人は、あっという間の交代、幕引きが計られる。

もはや、その場すらしのげていない…


…強く大きい言葉だけを残してはダメだ。
未来から見た今を書き換えさせてはいけない。(たとえそれが未来の人たちにとって、この時この人たちは、この事態に何にもしなかったの?とか嘲笑れそうでもあるけど)
僕らが思ったことすら、無かったことにされる。
そんなことなかろと思いたいけど、いやいや、ことはもっと深刻だ。
実際に過去を都合で塗り替えようとしてきた人たちだ、
未来に照らして、都合の悪い部分を今のうちから「無かったこと」にするなど造作ない。
それでも、お疲れ様!といおう!なんて言葉も蔓延る。こんな状況になって日本人の如何に自警的な正義感が蔓延するかは戦前戦中の如きだし、
挙句コロナとの戦争とまで言って「敵」を作り出す人もいる。
そんな世の中の方が、コロナより実はずっと恐ろしいのだ。

こんな時に僕らはなにができる。

集えず
唾を飛ばせず
接触できず

両の手足をもがれたような状況で、
世に問う作品を生み出すこともできないでいる。(もちろん、ZOOMやらを使ってオンラインで新しい表現を模索したりはするが)生活と活動を補償しろと叫ぶのはいい。でも、それだけではダメだ。
だからこそ「今」何を考えているかが、何をするかが、その本分と共に試されている。


無策からの経済復帰、日常(しかも新しい様式らしい)の復活、
僕らの作品づくりも始まることにるだろう。
はて、どんなことになることやら…


2020年05月25日(月)



 コロナ禍。。。青年劇場「修学旅行」

どうもまた専門家会議の意見は後付けで、
経済優先の天上人たちの気まぐれは来週には緊急事態宣言を取り下げることになりそう。とゆうか、先に言っちゃてるしね…、なんだかなあ

そして、でも、こちらはオンラインやらで人と繋がり、「演劇」なんぞを考える機会が続いている。
どうしてもPC用の資料を作らなくてはならないので、
ものすごく時間がかかる…
凄ーく面倒でもあるのだけれど、
あらためて、見直すよい機会にもなっている。
思えば、三月に「オンライン化」のお達しが来たときは、

「実技なんかできるか!」

と言っていたけれど、
もちろん、繊細な結果についての精度、みたいなことを求めるには未だ適しているとはいえないけれど、そこに向かう準備やら、研さんやら、意見の交換やら、
実は色々できることに気が付いているし、
自粛でコミュニケーションに飢えている学生さんたちの、ある意味「前のめり」な参加にも助けられ、通常の時とは違う時間と、共通認識がたちあがっている。
ホームにいながら、アウェイの授業に出る感覚…とでもいうのか…

というわけで、
緊急事態宣言はなくなりそうですが、
ステイホーム、
特に、学校にいけない生徒さんへ、

青年劇場「修学旅行」が期間限定配信なりました。
とても楽しく、奥行きある作品です。
なにしろ、書かれている高校生の如何にイキイキと、躍動感に満ち溢れていることか!
この初演から気が付くと13年。。。
でも、改めて観て、モノづくりの基本は全てここにあり!
だなと思った次第。。

別役実さん曰く、爆笑の先に激笑というのがあって、これはなかなかお目にかかれない(原典不明で感覚の写しですが)と言われていたのを、
軽々初紀伊國屋ホールという場所で体験させてもらった作品でもある。
しばらく「笑いを作る人」と認識された。。。
必見です。出演者もみんな、若い…(笑)

https://www.youtube.com/watch?v=62_04ril9Ac


やるはずだった、未だ全体像の見えない芝居(ようやく灯が!)の稽古、
やら
「キネマの神様」のナレーション稽古、
やら
授業、会議……酷使で目がよく見えないのである…




2020年05月22日(金)
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