|
|
■■■
■■
■ 読み直し、組み直し、無限大に派生する。
さて、『キネマの神様』を終え、 オールライトを旅出しし、 学校と養成所を行き来しながら、 『島』最後の旅への稽古。 オールライトもそうなんだが、上質な作品が終わらざるを得ない、または終わらせるってもったいないよなぁとつくづく思いながら(まぁそれが新たな作品を生み出す原動力となっていればよいのだがきっと。)、 今回は、一役完全に若手に移行して、 まだそれはうまくいってはいないのだが、 何しろ、現場と、そして本人のガムシャラさが際立つので、また全く同じではない物語が、新たな新鮮でかつ、貪欲な物語が展開しつつある。 本当に、島の世界の中で言われることだが、
その本人の、
どうしたいか
が、舞台という空間では大きい。 上手い下手、ではない。 伸びようとする意思が、他を変える。 出来ないことに苦しいけれど目を向ける姿が、現場を変える。 なので、振付をこなすことで安定させた以前を凌駕する今がそこにある。 そしてその世界を生きる『楽しさ』みたいなものが、プレッシャーを越えて現れたら、尚よい。 稽古場はいろんな意見が千々乱れ飛んで、 豊かだ。 やってみせてもプライドで見たことにするのとは違う(笑) もっともっと奥行きのある世界へ。 客席に対して開いていくのだ。 そして2日のGP 4日、足利にての実行委員会公演から始まる。
何しろ読み直すに、組み直すに適したよくぞよくぞ練られた世界。 文化庁関連で、読まねばならない戯曲が多くあるにもかかわらず、 新たなメンツの新たな行動が次にどのように 派生してしまうのか、なんて正当な理由でありながら、 作家さんの元々の熱量+劇団の持っていた叡智 によって、何度も何度も咀嚼するにたる台本を、どうしても読んでしまう今日この頃、 『島』あと20数ステージ、充実の舞台に。
2018年10月20日(土)
|
|
|