再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 年始の挨拶。

明けていました、今年も。

昨年は1月から大それた賞をいただき(だって今年は野村萬斎(笑))、それまでの感謝多く、尚更恥ずかしいモノづくりはできないと思い知らせてもらって。
てもって、

2月Ring-Bong『逢坂〜めぐりのめあて〜』で、豊かな作品つくり
チェーホフ『桜の園』に挑戦
3月小作品集をやって
5月『オールライト』新たな船出
6月岸田國士『驟雨』と森本薫『記念』をサロン劇場B-sideと銘打って
7月かねてからやりたかった鈴江俊朗『待つ』
9月青年劇場『アトリエ』これは取材に取材を重ねて(評価諸々だけれど、作品の質としては近年相当高いのです)
同じ時期にシェイクスピア『冬物語』
10月『オールライト』健常版をつくって、新たな試練にぶつかり
同じく親八会朗読劇『父と暮せば』を桐生でやって
11月サロン劇場で村松英子の三島由紀夫を読む渾身

大きな箱から30人入ればイッパイのところまで
演出の機会をいただき、
6月から10月上旬まで1日の休みがない悲鳴。。。

今年は、

2月イプセン『ヘッダ・ガーブレル』
3月作品未定
4月親八会『マッチ売りの少女』@桐生
5月Ring-Bong『ふたたびの日は何色に咲く』
6月『オールライト』
『島口説』@沖縄
7月作品未定
9月青年劇場『キネマの神様』新作書下ろし
10月『オールライト』
11月『島』と続いて
12月サロン劇場B-side
1月栃木県足利市プロアマ公演その他

と続いてく。
教えもまた増える。
1つ1つ誠実に、でも豊かに広く。
現場も自分も限界を作らず、
現代作家から、イプセンまで、目一杯作品世界で遊ぶのである。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。


藤井ごう


2018年01月01日(月)



 オールライト足利実行委員会公演、パンフレット文章。

「始まりの場所」

足利に初めて足を踏み入れてから12年が経とうとしている。今、こうやって『オールライト』の演出をしているのもこの地あってこそ。演劇大学公演『胸騒ぎの放課後』(金杉忠男作)、その成果あっての青年劇場『修学旅行』(畑澤聖悟作)の演出(実行委員会公演もあった)、その後「戯曲で遊ぼうWS」、プラザ30周年『谷間の女たち』(アリエル・ドーフマン作)etc. 再来年一月には、当地でのプロアマ公演(村松永弓作)も控え、事あるごとに通わせてもらっている。足利は水が美味い、蕎麦が美味い、そして何より人間がいい。モノづくり以外は甘えっ放し。「始まりの場所」への恩返しは良質でドキドキできる作品。『オールライト』どうかお楽しみください。

追伸:来年は『島』でも来ますよ(笑)

藤井ごう

2017年12月18日(月)
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