再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 久しぶりに書き込む。

密かに磨いてきた、
岸田國士と、四つに組んでやるのは初めてながら。
ある決まりの中で、相手を変える、森本薫。
成る程、これは面白い。
かつては、これほどの奥行きにはちっとも気づけなかったなぁ。
など思いながら、お陰様の好評まま、幕を下ろし、
みちるが代わって初めての『オールライト』体育館公演。
またこの間に、予期せぬ事態は起きるわけだけれど(もう何があったかは言わない)、
だから、それが、どうした?
で、ある。チームが動揺より先に、次を想定して動いていく、夫々が夫々の動きをしながら。これぞチームプレイなのである(ケガがいっぱいあった功名)。
ワンワンと響いてしまう体育館なれど、
全体キチンと集中して観てくれる。
芝居自体の目指す方向にこの旅は迷いがないので、その辺の不安もない、より良い出会いを重ねて、作品が成長をしていくのみだ。
合間は、明日から飛ぶパリのコーディネーターさんとメールのやり取りを重ねながら、
如何にこの準備不足の中で当地に着いてから、無駄なく有効に、そして最大限の経験を得られるか…
しかし、Kさん紹介の方が何しろ有能(ってまだお会いしていないのだが)で、こちらが、かなりの時間をかけて何も進展させられなかったコトを、
あっという間に運んでくれる。
やっぱりね、餅は餅屋ですね、と、財布を広げることにはなるのだけれど…
パッキングが捗々しく進んでいないけれど、
明日はダスの中間発表の稽古をしたら、
鍼を打って、出立。
…インタビューすることもまたまとめなくては。
兎に角時間が欲しいとゆう贅沢。


2017年06月12日(月)



 サロン劇場side-B、パンフレット掲載文。

演出の戯言

本日はご来館いただき、ありがとうございます。
一年半振りのサロン劇場、サロン劇場と言えば村松英子さんですが、今回はB-sideとして娘のえりが女主人、普段は一般公開されない、東京都指定有形文化財のこの建物、旧細川邸サロンを借景し、演劇の教科書のような岸田國士の『驟雨(しゅうう)』、洒落た森本薫の『記念』、じっくりとアンサンブルで研鑽を積んだお芝居と、ゲストの方との化学反応を楽しむ朗読をお送りします。
登場人物たちの対話の裏にある気持ちが、 俳優さんの発する言葉を通して浮かびあがってくるそのthrill、そしてその変化、どうぞお楽しみください。
新しい試みに、沢山の方々のお力添えをいただきました。この場を借りて、感謝いたします。
皆様の心に潤いの時間となりますようー

藤井ごう

由緒ある建物を借景し、とても良い企画になりました。
じっくりと本を紐解き、アンサンブルで役を発展させられた「驟雨」
各回のゲストの方々との、「記念」の朗読ならではの在り方と、変化。
音響やら舞監などやっとりましたが、まぁ楽しく。
お陰様で現場の隙間時間にやれるだろうと思っていたことが何一つできていないとゆう…
明日、『オールライト』体育館version整理して、おフランスへ取材…用意が…


2017年06月11日(日)
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