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| 2001年09月09日(日) ■ |
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| シングルトンズ・ダイアリー／とあるサイトの衝撃 |
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ゆめさんという人のサイトに出会った。
なかなか素敵なサイトなのだけど、ここ最近更新していないようだと思ったら、この８月に亡くなっていたそうだ。
７月に検査のため入院するといって、そのまま帰らぬ人になったとか・・・。詳細はよくわからないのだが、ご主人の一言が書いてあり、先日、亡くなってから丸ひと月たったことを知る。息子さんもいるそうだ。
どんな病気で、とかどんな状態でとかというのを知ることはできないし、その前から具合が悪かったのは間違いないだろうと思うのだけれど、そんな記述はどこにもない。毎日のように、どこかしら具合が悪いとぐちぐち言っている自分が、恥ずかしくなった。
自分の具合の悪さは、ネット上の他人には関係ないことで、見に来てくれる人は、そんな話を聞きに来ているのではないはず。目からうろこが落ちたようだった。メインのほうには、あまりそういうことは書いていないつもりだけれど、それでも気をつけなければいけないと思った。
これで思いだしたのが、OMEGUさんのこと。彼女も検査入院すると言ってサイトを閉じ、それきり連絡がない。彼女には、サイトを作り始めたばかりの頃に、すごくお世話になったのだ。バカみたいな質問をしても、丁寧にいろいろ教えてくれた彼女。まさか彼女も・・・と思うと、いたたまれない。もし、何かのきっかけで、これを見ていたりしたら、元気でいることだけでも知らせてほしいと思う。
だけど、自分のつきあいのある人が、例えネットの上の他人でも、突然亡くなってしまうというのはショックだろうなあ。もちろんご家族は、ショックどころの話ではないだろうけれど・・・。
私が突然そんなことになったら、ダーリンは私のホームページをどうするだろう？更新を続けることは無理だろうが、私の最後を伝えてくれるんだろうか？
少なくとも、メインサイトだけは、誰かにまかせられるようにしておかないといけないかもしれないなあ、などと真面目に考えてしまった出来事だった。
それにしても、今でもゆめさんの人柄をたたえる書きこみが絶えないというのは、すごいことだ。ネットなどで、人間の本質などわかるはずもないと思っていたのだけれど、それもまた間違いだったようだ。文章を書くなら、人が読んで感動する、心が和む文章を書きたいものだと思うようになった。天国のゆめさん、そういうことに気づかせてくれて、ありがとう！どうぞ安らかに！
「ＢＪ日記」。他にも日記は書いていて、あちこちにあっても仕方がないとは思うけど、これはこれで目的のあるものだから、しばらくは一生懸命書いてみよう。
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| 2001年09月10日(月) ■ |
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| シングルトンズ・ダイアリー／台風１５号 |
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やっとＢＪの日記が作れた。バンザーイ！
この間、一晩中格闘したのは何だったのか・・・？
ともあれ、めでたく日記作家デビュー（？）となったので、お祝いにドンペリでも開けようか。＜どこにある？
今日は台風１５号まで、日記作家デビューを祝ってくれているらしく、盛大に雨と風をぶちまけてくれている。
ゆりかもめで通勤しているダーリンが心配なので、電話してみる。笑い飛ばされた。ついでに実家の母にも電話したら、例によって話はまるで関係のない方向へ。
「ぐうたらしていないで、老後のことも考えて、しっかり働きなさいよ！」
どんな話題で電話しても、必ずここに行きつく。わかってますよ、わかってますってば！
その上ダーリンまでが、「ゆりかもめは無事だから、飲んでくる」だって！ったく、どいつもこいつも、優しく心配してあげてるってのに、なんなのよ！
注：アルコールの量、増える可能性あり。
注２：今年の夏のメインは、8月の熱海の花火大会だったので、遡ってその日から日記を埋めていくことにした。
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| 2001年09月11日(火) ■ |
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| シングルトンズ・ダイアリー／ぐうたらでよかった |
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台風15号は午前9時30分頃、神奈川県鎌倉市付近に上陸。
東京も暴風雨圏内に入る。
仕事でやむなく大雨、大風の中を出かけて行くダーリンを送りだし、テレビで台風情報を見る。台風だろうが何だろうが、出かけなくちゃならない人たちは気の毒、と思いながら、あー私はぐうたらでよかった！としみじみ思う。
この低気圧だし、体調の悪い時期には、ぐうたらでも辛いのよねなどと思いつつ、二度寝に向かう。明け方まで仕事してたんだから、まあいいか。かすかに嫌な予感を感じたのだけど、シドニー・シェルダンの新作『THE SKY IS FALLING』を開くと、すぐにも睡魔がやってきた。これ、Amazonで星が３個半だったこともあって、結構退屈なのよね。
お昼頃、予感が当たって、ガチャガチャと鍵を開ける音。急いで枕の位置を直して、いかにも本を読んでました風に装う。玄関に出てみると、ダーリンがびしょ濡れで立っていた。クライアントの所から会社に行くのに、傘も壊れちゃったし、携帯も壊れちゃったしで、とりあえず帰ってきたらしい。ゆりかもめも動いてないかもしれないしね。
急いでタオルを出したりしていたら、まだちゃんと目が醒めてなくて、フラフラした。ダーリンがこんなに大変な思いをしてるのに、とかすかにうしろめたい気もしたけれど、「本を読んでました」風の演技は信じてもらえたらしい。
お昼ご飯に冷やしたぬきうどんを作ってあげて、なんとかご機嫌は損ねずにすんだようだ。ほっ！
こんな天気だし、もう仕事にいかなくていいのかなと思ったら、再びびしょ濡れの服を着て（着替えていったらまずいから）出かけて行った。ほんと、ご苦労さまです！
ほんとに私はぐうたらで、幸せ。雨と風が一番ひどい時に、ぬくぬくと寝ていられるんだもの。(^_^;
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| 2001年09月12日(水) ■ |
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| シングルトンズ・ダイアリー／米同時多発テロ─アメリカの不幸 |
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昨夜、アメリカが建国以来初めて、外部から攻撃された。同時多発テロという、信じられない事態。ニューヨークの世界貿易センタービルとワシントンのペンタゴンに、テロリストにハイジャックされた旅客機が突っ込み、貿易センタービル２つが崩れ落ち、ペンタゴンはいまだに燃えている。TVで見る画像は、まるでシュワルツェネッガーの「トゥルー・ライズ」みたいだ。こんなことが起きるなんて！最悪だ！FENの放送はものものしく、米軍は全て臨戦体制。すぐにでも戦争が始まるような感じで、いよいよ黙示録の予言の到来か、と恐ろしくなった。
今年の夏は、アメリカに行くつもりだったのに、不幸で不幸でしょうがないというくらいに不幸なできごとが重なり、医師から飛行機禁止令が発令されたため、結局行けなかった。もし行っていたら、この事態に遭遇していたであろう機会は３つある。
�．縫紂璽茵璽�でまさに貿易センタービルを見物している。
�▲凜 璽皀鵐箸暴擦鵑任い觝邁箸離献腑鵝Ε◆璽凜�ングを訪ねた帰りに、ボストン─ロサンゼルスのユナイテッド航空に乗っている。
��ペンタゴンで、ロズウェル事件などの宇宙人に関する情報の聞き込みをしている。
この機会が実現していた確立は、おそらく０％だ。
なぜなら、�，亡悗靴討蓮�朝9時前に見物に出かけるわけがない。�△蓮▲◆璽凜�ングの家を知らない。��については、全くの勘違い。
例え事態に遭遇していなくても、もし不幸が重ならなければ、アメリカに滞在していた可能性はあるわけで、それを考えるとぞっとする。しかし、不幸で不幸でしょうがないと思っていた事が、実はまさに幸運だったのかもしれないと思うと、いつも守ってくれるようにとお願いしている、亡き父の力を感じる。医師だった父らしく、私の体をもってして、行くな！と示していたような気がしてならない。
中東の争いは、何千年も昔から繰り返されているものだが、まるで理解できないので、やっと届いたレモニー・スニケットの不幸シリーズ第８巻を読む予定を変更して、旧約聖書を読んでみた。
モーゼの十戒にも、「人を殺してはならない」とあるのに、いったいどういう了見なのか。「目には見えないがたしかにそこに在る神」を信じていた祖先から生まれた者たちとは思えない所業だ。
彼らの国の事情は事情としても、今回の事態は全世界にとって、最悪のはじまりになるかもしれない。けれども、それは人類として、絶対に避けなければいけないことだ。
常日頃ぐうたらな私が、夜を徹して旧約聖書を読み、深く深く憂慮するほど、世界にとって事態は深刻であると思われる。願わくば、審判の日が訪れることがありませんように。犠牲者には、ただただ哀悼の意を表するばかり。
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| 2001年09月13日(木) ■ |
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| シングルトンズ・ダイアリー／あたしの仕事ってなに？ |
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「君の仕事、頼んでおいたよ！」
バンザーイ！さすが、出版社勤務のダーリン！いいとこあるわ！純文学？それとも児童文学？だけど技術系とか経済関係だったら、ちょっと遠慮したいなあ・・・。で、なに？
「ウェブ・デザイン！」
はあ？翻訳じゃないのぉ〜？
たしかにネットには致命的にはまってるけど、それを仕事にするほど、そんなに暇じゃない！・・・はず。
「片手間にできるだろ？」
ちょっとぉ〜！そりゃ以前はデザイナーだったよ、たしかに。で、ウェブ・デザインもできないわけじゃないよ。でも仕事となったら、片手間ってわけにはいかんでしょうが！例えスズメの涙でも、お金を頂戴するとなれば。
「勤務地は渋谷！」
ちょっと、ちょっとぉ〜！このぐうたらなあたしを外で働かそうってわけ？ますます片手間にはいかないよ！
外に出るとなれば、服も揃えなきゃいけないし、ゴムぞーりで行くわけにはいかないから、靴も買わなきゃでしょ？美容院へも行かなきゃだし、ええと・・・。あー、今更絶対無理だって！今更、人様の前に、このぐうたらでしまりのなくなった体をさらせと言うの！？そりゃ酷ってもんですだ、お代官さま！
この間の台風の時の、「今本読んでました」風の演技が見破られていたんだろうか？あんまりぐうたらなんで、業を煮やして、無理矢理外に出そうという魂胆なんだろうか？
どっちにしたって、あたしのささやかな幸せを奪う権利はないはず！あー、頭痛い！＜反射的仮病
ところで、母からの電話。
来週、姪の運動会があって、弟がどうたらこうたらで、嫁がどうしたこうしたという話。はいはい、そうですかと相槌を打つこと30分。その間に、５日間続いた「NHK英会話」を聞きそびれた。三日坊主にはならずに済んだと喜んでいたのも束の間、早くも挫折。情けない。。。
夕方、１時間ほど家の上空をヘリが旋回。うるさくてたまらない。ま、まさか、突っ込むところを探してるんじゃないでしょうね！？
しょうがないから、新宿三丁目あたりにでも飲みに行って、避難しとこう。
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| 2001年09月14日(金) ■ |
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| シングルトンズ・ダイアリー／今日もぐうたら |
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昨夜はタバコを買いに出たついでに、三丁目のどん底へ。
私のタバコは、近所で売っていないので、わざわざ三丁目まで行かなくてはならないのだ。というより、タバコは飲みに行くための口実といったところ。ダーリンがいないので、羽を伸ばそうという魂胆。
例によって１階のカウンターで飲んでいると、店の女の子のJUNちゃんが寄ってきた。
「デューク・ジョーダン中止らしいです。もうオジイサンなんで、死んじゃうかも・・・」
JUNちゃんとは、２４日にピットインで催されるジョーダンのライブに行く約束をしていたのだけれど、病気じゃしょうがない。代わりに日本人のミュージシャンがやるらしいが、それじゃ意味がないので、やめることにした。残念。唯一聞きたいジャズ・ミュージシャンだったのに。
今日は歯医者６回目。痛みもなくなってくると、歯医者に行くのがとても苦痛。毎回痛い思いをするのでは？とビクビクしながら、まじにストレスを感じる。
それに、昨日のお酒が残っていて、二日酔い気味。歯医者で吐いたらどうしよう・・・と思いつつ、夕方までゴロゴロとぐうたら三昧。気がつけば、NHKの英会話はまた聞き逃していたし、予約の時間まであと１時間。お酒くさいといけないので、急いでお風呂に入って、化粧もせずに行く。どんなにきれいに化粧したところで、結局は大口開けて、みっともない姿をさらすわけだし、どうでもいいや。ぶぶぶ。
出がけにみた夕刊に、前から気になっていたMIRA BOOKSが創刊とあったので、ついでに紀伊国屋へ行く。
あはは！MIRA BOOKSって、ハーレクインだったんだ！
「読むジェットコースター、上陸。」なんていうコピーだったので、すっごく期待していただけに、拍子抜けした。このシリーズはいわゆるロマンスではなく、サスペンスのシリーズのようだけど、それにしてもハーレクインに手を伸ばすのって、めちゃ恥ずかしい。でも「金星人と火星人」よりはましか？
でも、「ページターナー」とか、「can't put down」とかというコピーに弱い私。とりあえず３冊ほど買う。
願わくば、このシリーズにはまりませんように！なぜなら、月に２０冊も出るらしいから。これを読むのにはまったら、本を読みながら１日中ゴロゴロして、またぐうたら度が増すことは間違いないし。。。
そうなると、ウェブ・デザインだろうが、スーパーのレジだろうが、ティッシュ配りだろうが、何でもいいから外に出ろ！と言われそうだし、ささやかな私の幸せが、世界貿易センタービルのように、跡形もなく消え去るようなことになっては困る。私にとっては、それはもうハルマゲドンにも等しいことなのだから。
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| 2001年09月15日(土) ■ |
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| シングルトンズ・ダイアリー／内面の安定 |
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久々に、ラブ・ロマンスもの（『ハウスメイトの心得』ノーラ・ロバーツ）を読んでる。もうー、お互いに好きなんだから、早くくっついちゃえー！という、あのパターン。使い古された手法なのに、たまに読むと面白い。でも、この主人公はすごく積極的な女の子で、読んでるほうもどぎまぎ。一歩間違えれば、淫乱な女と思われそうなほどのアタック攻撃！『火星人と金星人』とかでは、女の子は気のないそぶりをしてたほうがいいって書いてあったんじゃなかったっけ？
さて、ブリジットもよく言ってた「内面の安定」。これって難しい。だいたい私の場合他力本願だから、人に期待して裏切られてがっかりして落ち込むというパターンが多い。そもそも期待なんかしなければ、がっかりもしないし、腹も立たない。だけど、「私はこうしてあげたのだから、きっとしてくれるだろう」なんて、どこかで期待してしまったりすると、まず９９％くらいは裏切られる（ここでいう「裏切られる」とは、法的にどうこうとかではなく、単に「私のはかない期待に応えてくれない」ということだ。相手には私の期待に応える義務は特にない）。
はなからそう思ってはいけないことは百も承知だけれど、そこはやっぱり生身の人間だし、キリストも仏陀もマホメットも信じていない私には、なかなか悟りの開けない難しいことなのだ。
裏切られたとまでは言わないが、年中がっかりして落ち込んでいることは事実。下手すると、『朗読者』の主人公の年上の愛人みたいに、絶望に打ちひしがれて、自殺でもしかねない気分になることもしばしば。で、そのたびに「期待してはいけない！」と自分に言い聞かせているのに、いつのまにか性懲りもなく、目に星をきらめかせて期待している自分がいる。
そんな私に、ダーリンが『聖なる予言』を持って帰ってきた。人類が精神的に進化していく話らしい。これを読んで修行しろってこと？むむむ。
他人と関わるってことは、ほんとにストレスが多いことだから、たしかに修行を積まないと、やっていけないかもしれないなあ、とぼんやり考える。『聖なる予言を実行するために』とかいう続編もあるようだし、「内面の安定」を目指して、ちょっと修行でもするかな。。。
少なくとも、相手のことを考えてあげられるくらいの余裕は持ちたいものよ。そういう意味では、恋愛小説も結構いい教科書かも。
ところで、お昼に食べたプチカップ丼＜ナムル＞。内容量150g。辛いもの好きの私は、ラー油をビシバシかけて食べて、味的には満足。だけどいかんせん、名前の通り「ぷち」な量。悲しいほどお腹が空いてきた。修行すれば、何も食べなくてもお腹が空かず、ダイエットもできるってな具合にいかないものかな。。。(^_^;
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