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2002年07月26日(金) |
物騒なことばかり・・・ |
最近、悲惨な事件が多過ぎる。16歳の女子高生が絞め殺されて山中に捨てられた。犯人はその後、パチンコをしていたという・・・。東京駅では、わずか500円の万引きを捕まえようとした、コンビニの店長さんが、刺し殺された。昨日は練馬で母親が娘を殺した。また、昨日、ゆりかもめの駅で消防ホースの収納箱を爆発させたのは16歳の男子高校生だった。つい先程、捕まった。
なんで、こんなにひどい世の中になったのだ? なんで、いい人が殺されねばならないのだ? 無性に腹が立つ。人を殺した人間は全員死刑にするべきだ。
群馬県の19歳の女性が連れ去られていた事件、解決して本当に良かった。
しかし、マスコミの報道姿勢はどうかと思う。必要以上に被害者の女性の名前を繰り返し伝えている。あれじゃあ、本人がいたたまれないじゃないか。多分、今回の事件は被害者にとってすごいショックだから、ただでさえ、暫く経てばPTSDの症状が出てくると思う。被害者はなるべくそっとしておいてあげるべきだ。
マスコミが実名を報道するときの基準が良く分からない。
医療過誤のニュースは後を絶たないが、当事者の医師や看護士の名前が報道されることはない(先日の女子医大は例外的だ)。なぜだろう?過失だからか?ならば、同じ過失でも、一般人が交通事故で人を死なせてしまった場合、同じく過失なのにも関わらず、すぐに実名を晒す。本人が受ける社会的ダメージははかりしれない。同じ過失なら、医療過誤を起こした者の名前の方が、知る意味がある。どうして、このような報道姿勢の差異が生じるのか?
マスコミにその理由を論理的に説明してもらいたい。
今日の午後、私が使う地下鉄で人身事故があった。どうにもやりきれない。
うつ病の本を読むと、季節性うつ病と云う項目がある。
秋から冬にかけて抑うつ状態になり、春になると治るというものである。いかにももっともなのだが、実際は夏もうつ病患者にとっては要注意の季節である。健常者ですら夏バテでぐったりとなるが、休めば疲れが取れる。しかし、うつ病患者の場合、体力の消耗が抑うつ感を強めるのだ。このことは患者なら実感できる事なのだが、精神医学の教科書を書いておられる先生方は、意外とこの事実をご存知無い。患者も家族も注意したほうが良い。疲れを感じたら、早めに休む事だ。
猛暑。東京は最高気温が34度とか。街を歩いていると、スーツの上着を脱いで手に持って歩いているサラリーマンが目立つ。しかし、私はあれは嫌なのである。どんなに暑くても、きちんとスーツを着て何事も無いような顔をして歩く。これが外回りのサラリーマンの心意気だと、勝手に決めている。若い人には馬鹿にされそうだが、これは私の一種の美学である。
今日はとにかく暑かった。11時過ぎに32.5℃だという。真夏の暑さである。しかし、今日は女房と子供が模擬試験とやらを受けに行くというので、束の間の一人の時間を楽しんだ。独身の頃はあまり想像できなかったが、結婚すると一人の時間がなかなか取れない。人間、独りでボーっとした時間を過ごすのも大切だと思う。独身の頃、会社で夏休みを取り、独りで車を飛ばして青森まで1日で行った事がある。ひとりで旅をするというと、周りの人間は「えーっ?」っというような反応をしていたが、そんなに変わった事だとは思わない。青森の龍飛崎で美しい海を眺めていると、その同じ瞬間に、に東京ではいつもと同じような喧騒が渦巻いている事が信じられなかった。懐かしい。
テレビをつけたら、石原慎太郎がフジテレビに出演している。
この人ほど、ずっと陽の当る人生を歩んできた人もすくないだろう。
こういう華やかな人もいるのである。
しかし、世の中の大多数の人間は真面目に働き、すぐれた仕事を成し遂げても
世に知られずに生涯を終え、忘れ去られる。
人生とは不公平なものである。
私はうつ病患者である。うつ病は治療すれば必ず治る病気であるが、
寛解するまでに数年を要する場合もある。この間、回復していたはずなのに、突如、症状が悪化する事がある。
精神面では抑うつ感、無気力感、自責感、興味の喪失、身体面では、不眠、めまい、頭痛、肩こり、易疲労性などである。
ここ数日の東京は非常に暑い。暑さそのものというよりも、気温、気圧、湿度などが急激に変化した場合、このような症状が悪化しやすい。
自分がうつ病で治療中の人、また、患者の家族はそのことを知っておいた方がよい。時間が立てばこのような症状は軽減する。必要以上にうろたえない事が肝要である。