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■ 「雪がふる」パンフ掲載文。。。
演出の戯言
世界は救わない。 社会問題を風刺もしない。 抱腹絶倒のコメディでもない。 とある都会の公園、 ベンチと灰皿とゴミ箱だけ、 そこを通り過ぎていく人と時ー 新聞やテレビ、きっとネットのニュースにすら(時代的にネットもスマホもないけれど)アガルことのない人生。 強い光の当てられることのない市井の人々、 でもそんな人たちの人生に触れてみると、何とも深く盛り沢山、そして……豊か。
演者はみな強い光を当てられたくている面子だけれど、人間のココロの専門家でもあるべき面子。
自分の経験、役の経験、そうゆうものにこそ光を当て、共感し、差を感じ、理解し、わからないを楽しみ、そして想像の翼を思いきり広げてみる。(時にはポキっと音を立てて折れるけれど)
手にしている時は気づかなくて、なくして初めて気づいたり、で、今度こそはと言ってまた忘れたり、浅はかで小狡くて、でも愛おしい。 そんな人間讃歌の物語ー どうぞ最後までごゆっくりご覧ください。
藤井ごう
2016年07月28日(木)
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