再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 四回公演。

S高原から、
二日間、ダブルキャスト四回だけの(各二回)公演。
そうでなくても『やったるぜっ〜!』と息を合わせてせ〜の!でやるのとは正反対の作品。
しかも、客席四面囲いにつき、横にも背中にも逃げ場はなく、
逃げようと関係だけを頼りにしすぎると、内へ内へ(芝居的な意味でも、装置的意味でも)寄り、最後、四面囲いの中心でボショボショしがちになる。(なんて話はケーススタディーで話してはいるけれど、実際やるのとはねえ(笑))
力が入り過ぎの初回から段階を経ていい意味で力の抜けた、
で奥にある「不安」とか「希望」とかそうゆうものは大事に、
アクシデントもしっかり対応しようとする。(完全にできるわけじゃないけどさ)
見慣れてない客席の若干の?を引っ張りながら、最後の読後感(観劇後感)まで、
暑い中、しっかりやっていたと思う。
途中演者として気持ちがいいのと、役を生きる違いを突っ込んだりされながら…
観にくる先輩らの観劇後の反応が面白い。いつも同じ、ではないのである。稽古場のルールは同じだけどね。興味は広いに越したことはないのである。
さあ、後期はどうするかな〜

無理を承知で本日引越し完遂、
いろんな方の助けをいただきながら、段ボールに埋もれて眠るのもオツなものである(漠)

2012年07月31日(火)



 粛々と。

今週は「S高原から」の通し稽古を両チームで続けつつ、
修学旅行打ち上げ、
十二月辺りの企画打ち合わせ、
Pカンパニーさんの「月の岬」を懐かしい劇場で観て、
パタパタっと本日は酷暑の中、声優クラスの中間発表を見て、
その後、仕込み替え。
久しぶりに完全参加(笑)
明日も午前中から仕込みの続き、場当たりとなだれ込む。

そんな中、エラい思いは、三十一日に迫っている完全引越しの、
荷物が梱包ままなっていないこと…
物事は粛々とはなかなか続かない。



2012年07月27日(金)



 通す。

S高原から、先週から「通し」の形態を増やしている。
それまでは、まあ、途中で切りづらいホンでもあるので、
二区分、三区分していたところを、繋げる。
後半をやる時は前半を、
前半やる時は後半、そして前日のチェックを、
そして、男性ほぼシングルキャスト、
女性ほぼダブルキャスト且つ、捨て役はなく、あくまで「違う役も生きる」とゆうことだから、相手役が変わることによっても、
想像すること、が大切になってくる。可能性を狭めず、広げる。
そして、このチェック、が、あの部分にも通じている意識。
そのポイントだけがダメ、なんてことはないのである。
「通し」始めて、Q&Aも終わって必ず。
自覚的に検証していけるように。それが全体を決めることにも繋がっていたりするし。

考えたら、一週間後は初日、
こちらもどこまで「待てる」やら。。。
指示待ちで、または「言われない」から放おるところのないように、なんて言いつつ。

一応…

スターダス・21 俳優クラス中間公演

『S高原から』
作・平田オリザ
演出・藤井ごう

*日程
7月30日 15:30〜(Bキャスト) /18:30〜(Aキャスト)
31日 15:30〜(Aキャスト) /18:30〜(Bキャスト)

入場無料
於・スターダス・21アトリエ(小竹向原駅下車徒歩15分)


本日はこれから「修学旅行」のホントの(?)打ち上げ。。。




2012年07月23日(月)



 修学旅行ファイナル


青年劇場「修学旅行」ラストステージ。
気づけば2007年の春から、
稽古を開始したという意味では2006年年末から、
現在2012年半ば、五年半近くをかけて駆け回ってきたわけだ。
初演頃観た高校生はすでに社会人…
中学生が大学生に…
小学生は中学生になれてしまう…(汗)

その間330回のステージに向かっていたわけだ。
もう言うなれば、それが日常で、日常でなくなるとすればそれはある意味
歯を磨かなかった時と似た気持ち悪さが残るかもしれない。

オリンピックセンターでの残すところ2ステージ、
なんとかいっぱいのお客さんに観ていただけるようになったようでなにより。

昼。
力強いステージ、
とゆうか、
力の入っちゃったステージ(笑)
⬅そりゃあまあ、そうゆうところがあるがわからんわけではないが…
おばあの出でグッと落ち着き、
かつ、客席のあったかさにも助けられながら(?)⬅これも対話の一つだけれど
中後半戦でしっかりと巻き込める。
子供さんからお年寄り、男女問わず埋まった客席が一体となって後半爆笑を超え喝采、うねる感じ、たまりませんね、やはり。
いい拍手をいただいた331本目は、しかし納得はいかず、
もちろんの昼夜間チェックは一人ずつではなく、全体で。
一言「いつも通り」
…最後の全体テーマははからずも初演と同じになった。(ま、かの時のいつも通りは「稽古でやってきたこと」が「いつも」だったが)

332回目。
落ち着いたスタートに、じっくりと内容を見ていく客席。
この面子としては最後の「舞台上における新しい出会いたち」を存分に楽しみ、苦しみながら。
あっという間の時間。ブラッシュアップされていった「ほとばしり」を随所に魅せながら。
最後だからとゆうだけではない終わらない拍手は嬉しいものです。

両公演とも僕のお知り合いも初見の方から、もう一体何度目!の方々まで多勢来てくださった、感謝。
改めての打ち上げも別日で設定されているけれど、Kさんとバラしを先にゴメンなさいして、軽くカンパイ。
して、
バラし終わり組と合流して、
そこは散会も、地元そばまで班長を拉致して(?)うっすら明るくなるまでね。
ここで一句。

そうしてね  中座するのよ  人非人

⬅私です

思えば東京ドーム二杯分以上の方々に触れてもらった作品。(数え方おかしいけどね)
そんな機会はどう考えたってそんなにあるものではない。
改めて、自意識ついて「最初に見るかもしれない」演劇なるものは、
イロイロ教育的テーマなどあってしかるべく…
だろうが、絶対に「魅力的」でなくてはならん、と勝手に思うのである。
そして関わってくださった全ての方々のお陰で、「魅力的」な作品であり続けることができました、ありがとうございました。


2012年07月21日(土)



 それでも見る。

昨年コールミーヒーローに出てもらった塩見くん(とゆうか、自分でやっている集団)と加藤が出演、客席にも何人か…
バタバタと駆け込みで。
「美しい日々」
終始、美しくない日々が、思い通りにいかない日々が、置きどころのない空間が支配するお話。…どこまで自覚されていたのか…(ま、これは僕の好きな作家さん作品につけ一過言あるのだが)
演出、若松さんならではのキャスティング。
イロイロあるけど、自分で場を作る苦労を買ってしている彼には好感。
土曜日は久方の観劇ニ連チャン。
方やブレヒト「ガリレイの生涯」、三時間越えも、きちんと観せきる。いいね。
OPAP(桜美林大学の公演)も、前回「十二夜」も何故か演出氏がやったあとで(桜美林大学の場合は、外部演出家の順番。雑遊は次週)、勝手に縁を感じる(笑)
売れ線の方、あやかろ〜ね〜
夜は新宿へ。
「〜サクラ」を見た。
…それだけ。
図らずも、そんなに圧倒感を感じてはいなかったのだが、昼の
「演出意図」の明確さが見えてくる気がする…⇦どうなのよこれ
つまんない、面白いとかじゃなく、
もっと精査しなくてはいけないよね、色んなところを。心を、本を、音楽を。そして一番握っている『どう見え、どう届くのか』とゆうことを。今、正に、作った絵がどれだけこの空間を支配したか、とゆうことを。
おさまらず、何故か揃ってしまったR-viveスタッフさんたちと朝まで行かざるをえなくなるわけである。
週末毎の新居通いもなかなか進行とは結びつかず、
「S高原から」は、毎回の宿題の多さに、現場が疲弊気味。でもこれは単純な一つで解消するのだけれどね。演出が何を見て何を求めるか、これは新人育成にも多いに関係がある。。。とにかく改めて自分に帰ってくることの多い今週。。。

修学旅行は、大きな旅は終わり、あとは来週公演を収めて、オリンピックセンターへ。
何はともあれ僕としては多くの方に観て欲しい公演につき告知を大々的にしているものの(このページも含めてね)、
流石の一日のみ公演。
芳しくないのです。
が、
是非とも、一人でも多くの方に運んでいただきたい、と思っております!
是非ともお誘い合わせの上!!

2012年07月14日(土)



 ばたばた。


燐光群の『宇宙みそ汁』を梅ヶ丘にて。
狭さを飛び抜け宇宙に飛ばす。
生活が空間を超えて、大きな意味を伴って帰還する。
今の状況にも無論触れるので、単純に言ってはいけないかもだけど、
心地の良い旅。(お話自体がとは別意味です。)
まだまだやってます。(20日までかな)
終わりご厚意でスタジオで乾杯に参加させてもらう。
戻って土曜日は苦手の(建物がね)築地本願寺で『夏の夜の夢』。
大幅構成もの。
なにしろお世話になっている現場スタッフさんだらけで、そのそうそうたる面子が並んでいる絵(モチロン終演後ね)が面白い。。。
週末で雨の築地夜市場は閑散として、でもやっぱ、美味いのだ。(何が?)⇦(炙りエンガワが)⇦(それだけじゃない)
更に戻り木曜日は新宿サニーサイドシアターでブレヒト二作品連続上演。
「十二夜」でご一緒した桝谷裕氏出演。
他、お知り合い数名。
切り口はどうなのだろうなど思いつつ、
しかしブレヒトは面白いよなーと、
そして天才の真似はしないことだねーなんて終演後の氏と話したりしながら…


相変わらず、先の話への、しかし、具体的な打ち合わせが続く。
真に面白いを見つけるための作業、であると思いたい。

朝の(午前中の)日課が越すに辺り変わらざるを得ず=プール行って、図書館行って、整体行って、とかとか。
なんか名残惜しいのは人間だから。。。
このある種のパターンを見つけるまでが大変なのである。

2012年07月09日(月)



 フライングステージ公演。

前回書き込みから間ありますが。
駅前劇場にてフライングステージさんの公演『Wonderful World』を、
色んな流れで目撃者さんに便乗しつつ観劇。
主催、作・演出の関根さん、お世話になっている俳優阪上さん(十二夜では演出助手をやってもらった)出演、他、お知り合い多数。

ここ最近、特に小劇場で『震災後』を扱った作品に出会う。
去年の段階では整理しきれなかったものが今出てきているのか…
大概、ンーである⇦誰だ
のだが、
相変わらずの魅せ方と、ドライにご自分の立場を嘲笑ってしまう懐の深さで、
二時間弱、いやぁ、ステキな作品でした。
まさに、この劇団さんでしか現せないモノ。⇦エラソダナ…
イロンナ自虐をはらみながら、だからこそ、『それ感じないと終わりじゃん』的な深みまで到達していて、なんか、いつものことみたいになってきたけど、気持ちよく魅せてもらう。

鬱蒼しているのも今、
鬱屈しているのも今、
ならば、人として生けようとする登場人物たちに愛を。。。
阪上さんも好演。
今週一杯、下北沢は駅前劇場にて。

http://www.flyingstage.com/
⬆ここにいけば詳細わかるかも。

問題意識、そーゆーものは政治をみたって、問題なのだ、
でも、演劇は、やっぱ、面白いものなのだ。エンターテイメントなんだよね。
観に行きましょ。

2012年07月06日(金)



 『修学旅行』

笑いの渦の中に、イロンナものが見え隠れ、何しろ、舞台の魅力満載!
2007年に紀伊國屋ホールで生まれ出た『修学旅行』が300ステージを越え、北は北海道から南はこの作品の舞台沖縄まで、全国の高校を中心に席巻、いよいよ7月21日、東京(とは言え一日しかないのですが)で千秋楽を迎えることとなりました。旅ごとに過酷な(?)稽古を重ね、変化し、成長してきました。

僕としてもその後の『島』『普天間』と続く(まあ、テイストは全く違うのですが)青年劇場さんとの最初の共同作業、思い入れ強い作品です。

たったの一日ですが、どうかお見逃しなきよう、

お時間許せば…







子どもと舞台芸術―出会いのフォーラム2012―参加公演

青年劇場『修学旅行』

作・畑澤聖悟    演出・藤井ごう

チラシ→ http://www.seinengekijo.co.jp/s/shuugaku/t-shuugaku2012.pdf

7月21日(土)13:30/18:30
※開場は開演の30分前です。
国立オリンピック記念青少年総合センター
カルチャー棟小ホール (→http://nyc.niye.go.jp/facilities/d7.html)
一般=4000円(消費税含む)U30(30才以下)=2500円(〃)中高生=2000円(〃)
申し込み→http://www.seinengekijo.co.jp/ticket/ticket-top-shuugaku.html
◎全席指定席です。
◎車椅子でご来場の方は準備の都合上、必ず劇団までご連絡ください。

詳細は以下に
http://www.seinengekijo.co.jp/s/shuugaku/shuugaku.html




2012年07月05日(木)



 七月入り。

七月に入り、心の友「レバ刺し」のいない生活のせいか、
なんか、フワフワし、
そして、先の仕事のハードルの高さにゲンナリ(笑⇦だから現場がいいのだ)したりする月始め。⇦二日じゃん
だが、新しい仕事。新しい学校。
ありがたいなぁ。

しかし、まあ…今回は、顔見せのような、内容渡しのような、やって見せのよなWS。
「想像力で遊ぶ」
若い子らのエネルギーはとてもあり、こちらも利用させてもらう。
この「感じ」をどうその後に利用できるからだよな、と思いながら、
やや詰め込みすぎな感じはあれど三時間。途中Q&Aも行いつつ。
「遊びを真剣に」
総括は、やはり大事。
そこでちゃんと喋れる事、その場で言葉を紡いでいること、
仕事自体が続くのかはよくわからないけれど、
よい時間をいただいた。


ちょっとした腑抜け感と、不完全燃焼感もありながら、
昼寝的に寝て、身体、心ともスッキリ。
そうゆうことなんだと思う。
今週は、山場が続く。

2012年07月02日(月)
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