再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 素晴らしい。。。

文学座アトリエ「 NASZA KLASA(ナシャ・クラサ)』を観る。
同期の佐古真弓出演。
師匠の演出だけど、そうゆうことじゃなくて、素晴らしかった。
楽日はまだ余裕があるそうなので是非に。
ハッピー!な物語ではないけれど…


以下別ページからのコピペですが…

文学座アトリエの会『NASZA KLASA(ナシャ・クラサ)』(※ナシャ・クラサ=同級生という意味)

作:タデウシュ・スウォボジャネク(ヴォラ劇場ワルシャワ芸術監督)
訳:久山宏一、中山夏織
演出:高瀬久男
出演:中村彰男、清水明彦、山本郁子、沢田冬樹、佐古真弓、川辺邦弘、亀田佳明、藤側宏大、牧野紗也子、釆澤靖起


日時 
29(火) 14:00★アフタートーク
30(水) 14:00 19:00
31(木) 19:00
6/1(金) 14:00
【会場】文学座アトリエ 新宿区信濃町10 (総武線『信濃町』徒歩5分)
【料金】前売一般4,000円 当日4,300円 ユースチケット(25歳以下、前売・当日共に)2,500円
【チケット申込】文学座 03-3351-7265
詳細はこちら: http://www.bungakuza.com/naszaklasa/index.html


 東京にて、文学座アトリエの会『NASZA KLASA(ナシャ・クラサ)』が上演されます。(※ナシャ・クラサ=同級生という意味)
 「ポーランドの北東部の小さな町。夢と希望に満ちた教室には、仲良く机を並べる10人の子供たち。やがて第二次世界大戦が勃発、ソビエトとドイツに挟まれたポーランドにも戦火が及び、戦争が激化する中でクラスメイトの関係は次第に複雑で哀しいものになっていく。人種が違うというだけで、宗教が違うというだけで、戦争は仲の良かったクラスメイトを無残にも引き裂いていく。時に誰かを裏切ってでも生き延びようとし、密告し、かつてのクラスメイトを陥れる。または人種の垣根を越えてでも仲間を匿い、互いの命を繋ぎ止めようとする。それは全て、この嵐のような時代をやり過ごすため。生きるため!」戦乱の果てにどんな結末が待っているのでしょうか。
 「弾丸のように台詞が飛び合い、スピーディでエネルギッシュな舞台!ロンドン・ナショナルシアターで英訳『OUR CLASS』として好演の戯曲が日本初上陸!!ポーランドが歩んだ歴史を10人のクラスメイトに重ね、文学座が繰り広げる壮絶な舞台。2010年紀伊國屋演劇賞、読売演劇賞受賞の高瀬久男、渾身の演出にご期待下さい。」とのこと。興味を持った方は、是非劇場に足を運んでみてください。
 

2012年05月28日(月)



 先と今と昔を考えて。。。

青年劇場さんの『臨界幻想2012』をサザンシアターにて観劇。
三十年前に書かれ、同劇団によって演じられた作品の再演、改訂版。

『今』この状況の『日本』だからこその作品になっていた。
演出の方向性の持ち方がクリアなので、
最後の『出口なし』『退路なし』感の息苦しさ、◎。
ブレヒト見てるよな。。。
三十年前の人物たちに同調、同情させるようなフリしながら、途端、現在の状況を突き刺して、
その作品人物に寄り添った心に、問題を突きつける。カタルシスを意図的に許さない構造を持って、国に、政府に、大きな会社に問題が…、体裁をとりながら、最後は忘れがちな一個人個人(観る側)の態度に投げかける。(なんて軽いもんじゃないな)一度寄り添った心からはそうそう逃げられない。

企画自体、
こうゆう警鐘を前から鳴らし、発信を続けてきた。
風の集団運動論に結果いきそうなとこを、
さすが。
これが「芝居」なのか、とゆう意味では、何とも言えない部分もあるけれど、
今観るべき作品だと思う。(とりあえずは27日まで)
変な話、普段の自分が「どんなことを意図しているのか」を再確認させてもらった印象。
また、深く関わらせてもらっている集団さんの「勢」を魅せてもらえると単純に嬉しい。。。

同じ回を見ていた燐光群のK川さん、出演の直さん、B学座のK納さんらと
久々「あぜみ」であーでもない。

そんな頃、話題性豊かな「臨界幻想2012」の裏で
「修学旅行」班は立川市民会館にて旅前GP(ゲネプロ)。
集中度は変わらず、全体の時間も、今回思っていたところに(一時間四十八分⬅ただ短ければいいとゆう話ではありませんよ)到達。でもやっぱり細かいチェックはあって、こだわる部分は絵も変わる(笑)
2007年に紀伊國屋で出立した作品も、
数えるところあと22ステージ(とは言え、アキラ、シラトリ、アキバ、ユリ、カイトとメンツは少しずつ代わりながら、そしてその都度関係性が変わりながら)、
いつでも最善、全力でありながら、何段の階段を上がっていけるか。
六月三週目には合流して見るつもりだが、
どんな「成長」を見せてくれるのか楽しみ。

そして7月21日にはオリンピックセンターにて
「芝居の魅力、奥深さ、楽しさ」に満ちた作品の最後。


青年劇場「修学旅行」
7月21日(土)13:30 18:30
国立オリンピック記念青少年総合センター
カルチャー棟小ホール

詳細は
http://www.seinengekijo.co.jp/
から。

是非にお見逃しなく!

ゲネプロ後、バラしを待って有志で
「火鍋」
エネルギー充填。。。

2012年05月25日(金)



 稽古場最後。。。

「修学旅行」は改めての人物の流れをシンプルに確認しつつ
何年ぶりかの後半戦千本ノックをしたりしながら
日曜日通し一回目(一時間五十八分)、月曜日通し二回(二回目、一時間五十六分。三回目、一時間五十三分)、火曜日通し一回(四回目、一時間五十一分)、でもって最終通し稽古(一時間五十分)。
暗転後の時間のあり方のためにも、どうゆう流れでいくべきか説明しながら、
また、染み付いてしまった結果論、目的地化を洗い出しながら、
モメント(各人物それぞれの)の整理も。
五年経っても発見の多い現場、
最終通し稽古で生徒会長の人間味も確認され(笑)
明後日のGP(ゲネプロ)ですべての重なり合いまでいけるだろう。
しかし、稽古場でこのメンバーで「修学旅行」を稽古することはもうないのだな、なんて感慨深さもなく(笑)

養成所は中間発表の台本を決定。
初見読み合わせも
??????????
が浮かぶ稽古場
……だから、このホン、なのだ(笑)


トラムでイキウメ『ミッション』観劇。
記号化された人物たちを情感で攻められるとつらい。
全部が意味深で…
最初『ミッション進行中』のおじさんが出てくるまではワクワクしたけど。
それでも後半戦、脳みそを刺激される部分はやはりあって、
興味深い。

終わって照明オペのT子さんと
あーでもないして帰途。

八月九月の仕事が飛んだ分、一件教えレギュラーを増やすか…
とか考え中。。。

2012年05月23日(水)



  もう五月も折り返し。。

『修学旅行』最後の旅前稽古。
先週までは飛びで、ここから一週間、稽古場に装置も立て込んでの稽古。
ここまでしてきた脱線と、積み上げたものと、そうゆうものをどう上手く利用し、
シンプルなやり取りに集約できるか。
WS(ワークショップ)の居方、組し方と、
実際の役を扱う段の居方、組し方が
はっきりと同じになっている。
WSの段で『動かない』ものは、どうも『動かない』(笑)
自分をどう『持っていくか』の『準備』を怠らない事、
結果に固執するのでなく、過程、経過を大切にすること。
基本に立ち返る部分も大切に感じる。

養成所はセリフに入って、かつ「そのセリフの裏に流れているもの」について突っ込みながら。。。
一年時にやった芝居の質と、
このクラスの面子の顔を見ながら、中間発表の台本を絞りこむ。
「役」と「本の読み方」についても上手く触れたいと思いながら、なかなかそうゆう都合のいいホンは少ないわけで。。。
テーマは「奥行」。
未だ「書かせる」方向に魅力は感じていながら…


新国立でB学座のA野史浩くん出演
『負傷者16人』を観劇。
好演、だけれども、「底から湧きあがってくるもの」みたいなものが感じられなくて(後半戦の肝のやり取りに)、外せない宿命、自分の「ルーツ」から逃れられない部分も、浅薄な印象。
ラストをそこに(主人公は結局自爆テロを起こす)持っていかれたら、そう文句を言える筋の物語ではなくなっちゃうからなぁ…、、、パレスチナ、イスラエル、ドイツ、アムステルダム、ユダヤ…

A野くんは二幕で一場だけ登場。
重要な役だけど、省エネだなあ(笑)⬅決して芝居の質の話でなし。

ちょうどもう一人同期(現在は声の仕事をしている)も来ていたので、
流れで焼き鳥…


連日、先の打合せが続く週でもある。
思うのは、わかっちゃいるけど、やっぱ、現場がいい、私である。

2012年05月17日(木)



 いろいろ。。。

GWを抜け、
養成所稽古、
修学旅行事前稽古などなど、
また、引っ越すにあたり、ほおっておいた部屋の片付け、+、資料などなどここ数年で膨れ上がった本の整理しながら…
結果、細かい文字で綴られた、世間的に版数の少ない高額な本たちが二束三文、
最近漫画一冊に二十冊で対抗しているような始末。。。
悲しいような、、、


野田地図「The Bee」日本版を観劇。
やはりとても面白いのだけれど、
「言葉」が意味を持ち過ぎて想像力の蓋をするのは、日本人だから?
あのEnglishヴァージョン観劇後のフワフワした贅沢な時間は味わえなかた。。。⬅まあ、キャサリン・ハンターのただのファンであるとゆうこともあるのだろうが(笑)


修学旅行稽古で、新たに持ち込んだ「会議」を演じ、
真偽をあぶり出すゲームが回数を重ね、いい緊張の中で進行している。
これは「演じる」の基本が凝縮していると言ってよい。
ある状況で、与えられた立場で、人の思いを導く為に喋る、態度を表明する。
ウソをつく。
でもそのゲームの性質上初めから全て「嘘」なわけで、
そこから真実を暴く、とゆうカタチ。
どう存在するかに係わっていたりする。
惜しいのは、脳みそ、人へのアンテナフル回転過ぎて、何度かやると稽古場がフワフワして靄がかかったようになってしまうことか…

台本は、ちょっと立場や役を替えて進めている。
基本に帰るために、
新鮮さを送り込む。
十二夜から二週間たって、雑遊さんの稽古場にて。
来週からはもう一日はさんで立て込んで稽古。
一週間だけれど、さらに作品を面白く。


2012年05月11日(金)



 黄金週間終わる。。。

とゆうわけで、十二夜してから、
台本探す傍ら、枯渇した自分に潤いを、の感で(笑)
何年ぶりかわからんが、稽古、のないGW。


「アーティスト」
無声映画で今年、アカデミー賞などなど話題になっている作品。
どうも、同じ気配の映画が〜不思議な発明、にもあったななどと。
「ももへの手紙」
アニメ。宮崎テイスト入った、日本の有名クリエーターたくさん…
「わが母の記」
今更言うまでもないけど、樹木希林素晴らしい、、、
CMで、もっとドラマチックなものを想像するに、実は至極淡々と過ぎて行く家族のドラマ
…しかし俗な作品たち。⬅普通がいいのだ、と言い張る。

舞台は二週間経って再び雑遊へ
相馬杜宇くん作、関根信一氏演出の「十二匹の優雅な猫たち」を本城さんと。
終演後、作家氏と三人で酒席であーでもない。やはり、情緒、感情だけで進むと、特に会議ものは厳しいかな、ひっかけてもらえない。炙りでてくる感情に興味があったり、、、構造上の複雑さが位置を微妙にしたか…、手触りは素敵。
次週に東芸さんの「十二人の怒れる男たち」を
出演のMさんのご好意で学校公演混ぜてもらって。
改めて「十二人〜」よい本だなあと。個人的に「女」をやったこともあるけど、雲間が晴れなくてはいけない感じに学校に魅せる演劇なくくりは感じるけど、好演。演技自体はおもねることなく、
生徒さんたちも、途中一度ぬけるところはあったものの、すんごい集中度で観ていた。
トラムではキャサリン・ハンターの「カフカの猿」を。
このエネルギー足るや…
また近く観られる機会はないのかなぁ(完全なるただのファン…)

ビデオはポランスキーを「谷間の女たち」の時に久しぶりで「死と処女」(原作がアリエル・ドーフマン)を観、そんな流れで、「おとなのけんか」を観、
十二夜終わったら、DVDで勝手に「ポランスキー祭り」(つまり現状観られる作品を全て見ること)しようと決めていて、
じゃあやっぱ有り体だけど「チャイナタウン」、
でもって、それを若かりし頃の一作として
(実際その前あります)
反対からは「ゴーストライター」
こっから始めてみる。
で、有り体と思ったチャイナタウンのすっかり抜け落ちている自分と、改めてこうゆうの好きなのよ感で(笑)
ラストが四十年近く経って、ゴーストライターで
同じ撮り方…
変化しながら、根本は変わってないのね。。。いや、もちろん、どっちも面白いし、
テーマも同じ…か。

そんなごった煮の中、今更ながら「冷たい熱帯魚」のでんでん怪演にニヤリする。

2012年05月07日(月)
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