再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 さて…

昼から御前会議の稽古。
今日から、「佐藤さん」(のまだ作りかけだが)が登場。
明らかに、もう一人の登場人物。というよりも、強い存在におののく稽古場。
他のものも早いとこ現物になって欲しいものだ。
夜は別で、テキレジして、キャスティング。
面子も、作品の質も全くちがうので面白い。
こちらは個人の魅力がしっかりと舞台にあげられるように。
ラストあたりをどうするかは、これから。
その後、青年劇場さんと、春の旅(「修学旅行」ゴールデンウィーク明けから)の稽古と、配役のことで打ち合わせ、思いのほか早めに終わったので、「チェ・28」でも観たかったがわずかの差で見れず。

せりふの時代で畑澤聖悟氏作「河童」(これもまた高校演劇最優秀賞=昨年度)読了。人のえげつなさ、これでもか。で○。

別にぽやっとしている訳でもないのだが、もう一年の十二分の一が過ぎると思うと、おそろしや…
明後日は宅の以前雨漏りした箇所の工事が入るのだが、
「その下辺り、空けといてください」って、不動産屋より留守電。
もっと、早く言え。←とは言え、言われても、やるのは直前だろうが…
で、その「空けろ」指令の中には自分の部屋もあり、惨憺たる有様。
さて…

2009年01月29日(木)



 合間をぬって、

駅前劇場にて関根氏作・演出・出演のフライング・ステージ「ジェラシー」。
関根さんとは一昨年の九月の公演でご一緒させていただき、その時の作家、みどりさんと、振り付けのみやこさん(今回の振り付け、昨年は学校もやってもらったり、今年も…?)と観劇。
この公演、青年劇場の相楽さん(修学旅行で、性別不明のソフトボール部員、カキザキを熱演している。今回は、男装をする女性、を熱演)、クロカミの加藤くんも出演。
なにやら縁深い公演、
人を見る目線がね、とても温かいのです。
是非にもまたご一緒したいなぁ。

客席が新劇と小劇場とないまぜになって、知り合いだらけなのは面白かった。

なんだか体調がよろしくないよろしくない、言いながら、
やっぱり、しずおかおでん屋へ。
くろはんぺん、たまご、絶品。
勿論終電で…
ぎりぎりで乗り込むと、明大前での乗り換え、「まだ新宿駅を発車しておりません」のアナウンス。そのまますっかり三十分くらい待たされる。まっとうに帰ろうと思うとこれである。
もう一杯しとけばよかった。
時間があるので、明日のキャスティングを再検討。
気がつけば一月も終りである。
修了公演は今年は二つ。
確実に本番が迫っているのね…

2009年01月28日(水)



 充実する。

桜美林大学OPAP「トップガールズ」を観る。

まあ、設備とてつもなく充実。
スタッフも充実(ま、アドバイザー的関わりが多いようですが)。
作品のハードルも非常に高く。
俳優さんもとてもいきいきとその世界観に存在し。
後半の集中度とスピード感(そういう芝居ではないのだが)と緊張度は秀逸。
非常に興味深く観た。

最近よく思うことは、
学校とか、養成期間とか、
自分達が外に向かって踏み出し、評価を得ていく前段階において、
骨太の作品だったり、
昔の名作と言われるものだったり、
不条理だったり、
難解なものだったり、
自分達が思う限界以上のこと
をやれていること、触れられることはとても大事なことなんではないか?
ということ。

よくできた、わかりやすいホン、
ということだけでなく、
同世代が出てて、やりやすいホン、
ということだけでなく、
または、実は自分達だけでもできそうなホン、
というんじゃなく。

たとえばそこに講師や演出家がいるならば、
その目線、その作品と関わるということへの対し方、その人との関係やらがあるからやっと成立するもの。
勿論、ゼロから100まで与えられるだけじゃなく、自分でもできる限り考え、

(…かく言う私は、かつて、
「なんで今更シェイクスピア?」
やら
「なんで、日本人がカタカナの名前になんなくちゃいけないんだ?」
やら
「これ、さっぱり、意味、わっかんね」
やら
「これ、古くないですか?」
やら
「現代なんだから、現代作家をやるべきだろ」
やら
言い放っていた口ではありながら…)

そういう作品やら価値観と相対、出会うことで、
また視野が広がったり、価値観が変わったり、ということが自然と行われ、そこからまた、自分のできること、に改めて自分の頭で思い至るということができれば、物凄く、豊かな時間なのではないか、と思ったりする。

(かく言う私は、
「ダンス?いかねーよ」やら「声楽?なんのこっちゃ」やら言っていた口だが)
(気付くのは、早いほうがいい(笑))

そんなこんなで、飲み会にまで参加。
大学生にも、しっかり人間模様が見えて(自分に照らして考えれば当たり前なことではあるのだが)、楽しかった。

2009年01月26日(月)



 傾向と対策

今週は…
火曜日はなんやかや朝まで呑んで。
水曜日は、こちらも久しぶりにラッパ屋を見て変わらず楽しくて嬉しくなり、
木曜日は養成所ダブルで、片や台本を確定し、
金曜日は本当は夜に観たい芝居がありながらも、どっぷりと稽古の為断念し、
土曜日はマチネに早船氏(今や注目の作家さん)のサスペンデッツを観て、夜は打ち合わせ予定。
明日は桜美林大学のOPAPを見に行くつもり。

しかし、だましだましもこれは体調不良。。。
酒が百薬のなんとかなのは、どの段までか…
いつになっても学ばないのである。
締切りと、稽古と、体調と、

サラリーマンを含む、先輩諸氏方と話しつつ―
「うちら(含むわたし)の仕事って、毎日地道に少しずつどうのこうのする、と言うよりも、いつも八月三十一日までにやっとけばいいって宿題があるようなもので、で、うちら(含むわたし)みたいなタイプって、三十一日になって焦るじゃん、てか三十一日にならないとやらないじゃん」

つまるところ、与えられた仕事に対しての自己管理能力が問われる、と言うような意味なのだが、元々そういう能力がある人は、こういう世界(どんな世界だ)に足を踏み入れないのではないか……とすれば

こういう場合、大切なのは「傾向と対策」なのである。
人間は学ぶことができる存在なのだから。

しかし、そういう言葉があることはむかぁしから知りつつも、
自分の辞書にはどうにも載っていない、書き加えられない。そして、わたしの場合

「その三十一日の時点で、嗚呼、この間も思ったのに、どうしてやらなかったのか、と反省をすることに時間の大半を費やす」
という自ら首を絞める特技を持っている。
こういう傾向にあるから、こうこうこういう対策を練る。
わかっている、わかっているのだ、せめて、その三十一日だけでも全身全霊「忘れていた宿題」を「やる」ことができればどんなに生産的か。
こういう傾向にあったのだから、あのときにこういう対策をとっておくべきだったのだ。いや、どの時点で対策を間違ったのか…、そもそも傾向の捉え方を間違えているのか…
人間は学ぶことができる存在なはずなのだから。
傾向と対策…
こうして自分を俯瞰して眺めることもできるのに…

結論。
こんなことをしていないで、問題に向き合えばいい、ということだ(嘲笑)
傾向と対策も間違ったときに練っても仕方がないということだ。


2009年01月24日(土)



 お久しぶりに。

昼からダスの養成所の稽古。
この時期になってくると、大体、通常十七時までの稽古が二十時とかになってくる。例年のこと。なにしろ、ダブルキャストだし、同じ風には相変わらずならないし。
現状は、台本を文字面だけおった「二次元」の世界で解釈した「人物像」
から、
「関係」や「流れ」に照らしあわせ、「立体的」に且つ、これが難しいところだが、「解釈」をしながらやらないこと、立ち位置(人物相関図)を明確にしていくこと。が、殊更大事になってくる。
と、同時に、どれだけその「人物」に興味をもっている(いた)かが露になるのです、上手い下手に関わらず。
この時期は特にフラストレーションの溜まる時期でもあったりして…。
ここまでは例年のこと、でもある。

稽古中に学生時代の大先輩S氏(ニューヨーク在住)よりTel
夜、吉祥寺にて打ち合わせ兼、お久しぶりの会を持つ。
何年ぶりだろ、五年、六年?
今年に入ってから、実に「お久しぶり」な事が多いな…
金髪ショートの女史(あ、日本人(笑))、変わらずしぶい…

サブをするかもしれない仕事の話をし、
で、間の年月の話を肴に呑む。
ということは、当然、一軒で終わるはずもなく、
二軒、三軒と…夜は更けていく。
というのか、
朝は迫ってくる。
のか。

少しばかりの体調不良感も、
酒でやっつけて、みるのだ。
パワーをまたしてももらってしまった。

2009年01月21日(水)



 構成。

昨日は、だるま座のアトリエ「わが町」を観る。
われわれとしては非常に縁のある作品。
上手い、下手、空間の使われ方はおいておいて、非常に誠実な「わが町」だったなと…
改めて、戯曲の構造の深さを思ったり、、、
好感をもった。
そういえば、去年ワークショップで行った栃木県佐野市の演劇大学(市民が集まって、公演を行う=昨年R−viveに出てくれた、加納氏が演出)の作品も「わが町」だったと思うが、本番もうすぐ、しっかりやってください。
帰りがけ、岡田さんとばったり遭遇(というか、だるま座に入ったんだった…)「陰陽師」の企みをたくらむ。そのうち、また今年か来年、企画として上がるでしょう。リライトしないとなぁ…

そんな頃、三月に迫っている修了公演の台本の構成をなんちゃらようやく終える。
まだ二作品で悩んではいるものの…
なんだか昔から知っている作品ではありながら、
通過してしまっていた。。。
というか、この機会に改めて読み直し、「ははーん」と思ったのである。
読み方と好みって、日々、変わっていくものなのだと、改めて。

いくつか打ち合わせの予定を、、
と言われたまま、ストップしている。。。
二月に入る前に…


2009年01月19日(月)



 新年会のようなもの。

前回、誰ガ為ニに出ていた方と、昔の仲間と、ちょっと集まって、
新年会、というよりは、美味しい中華を食す会。
なにしろその店が府中にあるもので、普段新宿近郊が多くなるこういう機会でもないと大人数で…というわけにはいかないのだ。
とにかく、そこの店は美味い上に、量が多い。そして尚且つ安い。
となると、少人数、またはさしで飲むなんていうと、二品か三品頼むともう充分になってしまう訳。
で、年末に「これはちょっと大勢で来よう」と言うことになり、
とはいえ、それを言ってた面子は予定が合わず。
気付くと、何の会だこれ?
というわけで、「美味い中華を、新年だし、ちょっと集まって食す会」敢行。

こういうのは思ったときにやらんと、ダメなのである。

中華はやっぱり大人数で囲むもの。
テーブルにいつもチマチマ頼むものが豪快に載っているのは、とても爽快。
して、相変わらずに美味しい。ごんごん空く皿と、瓶。
話に、酒に、つまみに、
三々五々する頃には四時間以上が経っていた。。。

だが、府中という土地では、それ以降に「次の店」というのはハードルが高い、なにせ、新宿には遠いのだ。←わたしは近いのだが…
「もう一軒!」とか年長組で言いながら、
そうすると「朝まで」と覚悟を決めなくてはならず、←わたしは近いのだが…
別にいいんだけど、ちょっとホンも書かなくちゃいけなかったりするので、オヨビゴシ。←わたしは近いのだが…
とても平和に散会しました。
結果、悪くないのかもしれない…

都心に戻った人らがどうしたのかは知りませんが…

帰りがけ、自分でも「どうして?」と思いながら、
コンビニで「チーズハンバーグ弁当」を買って帰る私。
なぜだ…

2009年01月17日(土)



 トップスに。

すごく好きな劇場に、新宿のシアタートップスがある。
昔から好きな劇場で、好きな集団もいっぱい観た。わざわざ並んで観ることを敢えてしたのも、あの劇場だけである。
しかし、今年の三月でなくなるのだそうな。

で、本日、R−viveによく出てくれている村松えりが、ハイライフさんにゲスト出演する旨の連絡をもらい、トップスへ。(と言いつつ、その集団さんからも連絡はいただいていたのですが、、、)

で、図らずももう懐かしい方たちにばっちり会うことに。
脚本演出の福島さんは嘗て、ナミギンを手伝(見習いみたいなものでしたが)って以来(しかも、年始、トップスにて←ちょっと一回り前)
そこに見に来ていた、その時、出ていた方も(その稽古中、その方の「30」を中野のうどん屋←もうない。でお祝いしたような、、、というか、その公演、殆どの方が30だった=越えてるな自分)…
ハイライフの綱島氏とは、嘗て、B学座のサマーワークショップに出た時以来(ちょっと一回りより前、わたし、大学四年生でした…)
同じく、演出部やってた時(七年前)以来、やら、もひと方ゲストが大学の大先輩やら、その時呑んで以来(笑)←結局のところ、これが一番多い、やら
別に不義理をしていたわけでもないし、なんやかやでお会いしてたりもするのだが…
十年一昔とはよく言う言葉で…
なんだか、「若造」な気分がしっかり蘇ってくる。

別にセンチメンタル、ということでもなくて、どちらかと言うと、
「今の自分」というものを殊更思う日。
「変わる」ことと。
「変わらずにいる」ことと。
「変わっていく」ことと。
「変わらない」ことと。
「変わった」という事実と。
「変わらない」という事実と。
「変わりようがない」という現実と(笑)。

大人しく、挨拶だけして帰りました(正)


しかし「若造」な気分は大事かもしれない。。。

2009年01月14日(水)



 肝に迷じる

御前会議、年明け初稽古。
昨年末の最後から数えて約三週間、
考えてきたことの空回り、セリフのかみ合わなさ、反応速度の遅さ云々…
まあ、空いたなあという感じ。

山崎(努)氏曰く
「稽古にはきちんと仮説をたてて臨むこと。生きた演技は時間の流れの中で成立している。」

はい。
肝に銘じて(笑)

全然関係ないが、
…肝に命汁、すごく効きそうだが、至極臭いそうだ。
なんのこっちゃ。

2009年01月12日(月)



 ホン

10日、プークさんの紀伊國屋ホール観劇。
ライブと、芝居の二本立て。
面白かったが、昨年のアトリエに比べると、空間の摑みが弱かった感。

以前から薦められ、読みたかったが、ネットだと付加価値ついて高すぎて手をだせなかった山崎努さんのホン(ハードカバー定価2300円→8500円〜 小冊子680円→3000円〜)を漸く安く(内緒)見つけ、即購入。手元に。
養成所のホン決めもあるのに、思わず、読みに読んだりして、かつ、ネタとなっている舞台の台本も横におく始末…
気持ちもテンションもあがるから不思議である。
あっと、いう間に読了。
これは日記調に書かれている一つの大芝居を立ち上げる(役作り)記録。
興味深く読む。結局、惹かれたり、そうだなと思う大先輩、先輩方の姿勢は皆同じ。改めて思う。
丁度先日実家に帰った折に持って帰ったホンにもその手のものあり、
ホンとは本当によいタイミングで出会う(駄洒落か)。
昨年末購入の「悼む人」直木賞候補らしい、
なんか、そろそろとりそうだけど、どうだろうか…(あれ、もう発表あったのかな…)

新年より、また「落語本」(CD付)、隔週で出る。←こちらは名人と言われるたちの…
昨年のデアゴスティーニと合わせると、これで、週一、落語好き(笑)

童話、落語…と、新しく興味を覚える素材が増えるのは嬉しい、
が、どうやって手に入れるのよって話で(笑)

それよりも、台本、である。

2009年01月11日(日)



 仕事始め。

三月に終了公演をやる学校のレッスン初日。
今回は一年通して初めて会う人たちなので、時間の少なさは考えつつ、面白い出会いになるといいなと思う。
で、帰途。

駅に向かう道すがら、
「あ、古本屋によって帰ろう」
と、何の気なしに交差点左折。

と、ばったり、新年会流れの青年劇場様とばったり、ばったり。

「なにしてんのゆお?」

…こっちのセリフである。

「さては酒の匂いを嗅ぎつけたなぁ?」

…確かに酒は好きだが、酒の匂いを素面の時に呼気で感じるのは好きではない(当たり前だ)。第一、そんなに鼻はきかない。

「だから、なにしてんのゆお?」

…だから、仕事帰り。

「なんでいんのぉ?」

…だから、仕事帰りに、まっすぐ帰るところを、古本屋に寄ろうとしたら…

「酒、呑んでないのぉ?」

…だから、仕事帰りだと言っているではないか。

「珍しい…」

…わたしだって、年がら年中呑んでいるわけではないのだ。た・ま・に・である。

「じゃ、行きましょう!」

…はい。


結局、古本屋に寄ることもなく、何故か赤い提灯を地下に下りて、
新年会の続きへと…、夜は更けていく

2009年01月08日(木)



 新年早々

車線変更で、白バイに捕まり点数をひかれる。
次の日は次の日で、方向転換で連れがパトカーに捕まり、点数をひかれる。
そして罰金をとられる。
これはもう、どう考えたって、当たり年である。

ちなみに今年の初詣みくじは大吉。

…そう考えなくちゃやってられないじゃないか…

マックのダブルクウォーターパウンダーを食べながら―
ジーパンからはみだすくらいの夢を語れ、やら
腹も夢も膨らませろ、やら
ニッポンのハンバーガーよもう、遊びは終わりだ、やら
年末の販売開始(関西圏=関東は十一月にはあった)にさくらを並ばせたり、やら、話題なあれである。
世間はこんな会話が見受けられるという…

「これ、美味いんだよね」
「あ、食ったことあんの?」
「あるある、ちゃんとハンバーグの、てか肉の味すんだよね」
「へぇ〜」
「ほら(と実物を見せて)、ハンバーグぽいだろ?」
「あ〜、ほんとだ、ぽいぽい、マックなのに…」
「(食べてみて)うん。…食べる?」
「(食べて)あ、ほんと、ハンバーグの味…」

云々。

しかしですな、わたしもこんな会話をした一人でありますが、
マックことマクドナルドはハンバーガーの店ですよね?
「日本のハンバーガーよ、遊びは終わりだ。」
って、その遊びをリードしてきたのは、その後登場してきた、モスでもフレッシュネスバーガーでもなく、まぎれもなくマクドナルド。。。

上記の会話はどう考えたっておかしい。

じゃあ、ほかのハンバーガーの肉は、いったいなんなんだ…

ハンバーグでないハンバーグの味って…

わたしたちは一体、なにを食わされているのだ…

ま、美味いからいんだけど。



2009年01月06日(火)



 今日は今日とて

新年観劇一発目は、野田地図。
贅沢だな…
帰りがけ、新宿へ。

さて、世は参賀日、目当ての店など、そうそう空いていない。
とはいえ、劇場のある渋谷は流石に「今日何日?」と聞かれななければ、または認識がなければ、普段の日と全く変わらない人の出、そして騒がしさである。そんな中、行きたかったあそこのそば屋、こちらのそば屋(笑)←結局蕎麦が食いたい2009年。は休業中。ま、そりゃそうか。。。
で、観劇後、人の多い渋谷を出て、これまた人の多い新宿へ。←なんのこっちゃ
しかし、西口に出た為、流石にオフィス街からの流れで普段にぎわっているところ、非常に閑散としている。←決して正月気分というわけではないのだが。
かつ、目当ての店はやはり空いていないわけで。というか、昔はどの駅前も少なくとも一日は、閑散としていて、お店なんかも全部しまっていたものだ。銀行でお金は下ろせなかったし、下ろし忘れたらそれこそ、ひもじいに+αでひもひもじい思いをしたものだ。今は、コンビニもスーパーも量販店まで開いている始末。小さな店は流石に閉めて、かつ開けると空いてしまうという悲しい状況。且つこのご時勢で正月初売りでやるセールを年末から百貨店はしているし、一体、もう、なんだかなぁ。
で、仕方がない、時間も余りないので、適当に目線に入った坐・和民に入る。
チェーン店はまず入らないのだが、背に腹は変えられない。何の背に腹なのかはこの際触れない、というか、さっぱりわからないのだが、「酒で喉を潤したい」という欲求と迫り来る時間が、「店を探す」という行為を放棄させたのだ。←そんなに大層なことではない。要は「ま、いいかここで」である。

で、驚くべきは店内だ。
もうもうと上がるタバコの煙。
広い店内(ビルの456階が和民)はすし詰め状態である。
人・人・人・酒・酒・酒・タバコ・タバコ・タバコ…

ま、確かに暦だけみると、今年は5日が月曜日、つまり仕事初めなので、最後の休みが4日と考えると、今日新年会をしようという気分もわからいでもないのだが…
隣の席がやっと空くと、すぐに次のお客。
すごい、すごすぎる、わたしがチェーン店に来なかった間に、坐・和民は今、話題の店に変貌を遂げているとは思わなかった。すさまじい、「人気店」である。あっちにも人、こっちにも人、タバコの煙はとうに空調を凌駕している。
頼んだ酒を呑む。

…焼酎が薄い…

いや、これもブームかもしれない。
なにしろ、これだけ混んでいるのだ。もしや、薄いことが新しいのかもしれないし。
頼んだアテを食す。「ししゃも」を頼んだのだが「メザシ」だかなんだかわからないものが出てきている。なにしろ食す。

…殊更とりたてて、うーん、普通だ。子持ちだけど、一応…

いや、この小ささが今年の流行なのかもしれない。
なにしろ、丑年は始まったばかりだけど、これだけ回転率の良い人気店だ。
全国的にも「メザシだがししゃもだか、外見的には判断つきかねるが、食べてみると実のところ子持ちししゃもだし、ほら、安心したでしょ?(ししゃもを頼んだ場合)ほら、おっと思ったでしょ?(メザシだと思っていた場合)一匹でもしかしたら三度美味しいでしょ?(色んなことを考えた場合)」とネットから話題になるかもしれないではないか。もしくは、もうとっくに話題になっていて(昨日から)この簡略系を今年の流行語大賞にしてやろうと企んでいるかもしれない、つまり略して。

「ししゃもでしょ?」

ししゃもなのに、聞いてくるのである。
ししゃもを頼んだのに、「?」である。
しかも「でしょ?」っていう、ちょっと同意を求めているような風情がどうもいけない。「いや、違うでしょ」なんて言った日には「空気が読めない」と言われるに決まっている。
恐ろしい、考えるだに恐ろしい、人智の及ばない大きな力が加わっているものと思われる…

そんな危うい妄想の世界は連れの
「このししゃも、小さくないすか?」
の一言で現実の世界へ。
「そうだよね、やっぱ小さいよな、これ」

冷静な頭で周りを見渡す。。。
この店に来ているほぼ、予約を入れていない客は、決して坐・和民で新年会をしたかったわけではないのだろう。わざわざ新宿くんだりまで来て。
ここと、あと、正面の店しか、適当な店が空いていなかったのだ。「ま、いいかここで」である。
恐ろしい、考えるだに恐ろしい…

わたしもその一人だ…
しらずしらずの内に、原因を担っていた…
大きな力に知らず知らずに…
恐ろしい…

帰宅すると、どうも体調が…(爆)

2009年01月04日(日)



 謹賀新年。

あけてしまいました、おめでとうございます。

渡り蟹、テッサ(肝有り)、温泉、取りたて蛸のから揚げ、限定日本酒、おせち、鯛の浜焼き(丸々)テッチリ←白子もたっぷり、さざえ、限定日本酒、温泉。

英気を養う。
というか、こんなに養ってしまった英気は果たしてどのように使ったらいいのか、さっぱりわからない。実のところ英気という意味の本当のところもわかっていないし。言葉を換えると、「栄養の取りすぎ」じゃないかと思ったりするけど、「栄養はとれるうちに」なんてよくわからない理屈で腹を膨らませているわけで…都合、舌が肥えるという事態を併発するわけで…
鋭気を培うということにでもしようか(なんか、字のまんま、「鋭い」気がするから←安易)…

本年前半は、、、
二月三月、養成所卒業公演二本、
三月、「ハナシがちがう!」稽古。→学校公演を回せるバージョンにアップ。
四月-五月「修学旅行」春旅稽古(〜七月)。
で、しばらく空いて(新作も水面下で動きながら)…

…ふむ。
肝心のR-viveはまだ企画が動いておりませんが、
ゆっくりと次の動き(企画)を栄養を蓄えながら検討してますので、ゆっくりと(?)お待ちくださいませ。

そんなことを言いつつ、怒涛のように過ぎていく年月に、本年は…
「この場所に立ち止まらないこと」
「知らない世界に触れること」
「吹いてくる風に逆らわないこと(これ基本)」…なんてさっぱりわからない目標をたてつつ、、、

本年もどうぞよろしくお願いいたします。



2009年01月01日(木)
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