スカーレットの心のつぶやき
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2016年03月27日(日) 夫が居なくなった

3月16日、午後6時43分に闘病中の夫が亡くなった。

今年になって病状が悪くなり

2月には危ない状態になり、広島の娘も何度も帰って来てくれた。

そんな状態で夫はひとつき頑張ってくれた。

本当に苦しい闘病だった。

最期は娘と私の二人で看取ることが出来た。

59歳、早い夫の死去、

まだまだやりたいこともあっただろう。

来年の三月で定年を迎えるはずだった。

定年後はゆっくりと自分のしたいことを出来たのに。

本当に無念だっただろうと思う。

生前、病気にはなっていたが

私との話の中でお互いのお葬式について話したことがあった。

夫も私もお葬式はしなくていい

戒名もいらないなんて話していた。

お葬式をしないわけにはいかないね、

じゃあ、家族と本当に親しい友人だけに来てもらい

家族葬にしようか・・と話していた。

この度の夫の葬儀は

夫の遺志を尊重して家族葬の形にした。

職場で親しかった三人の友人と

直属の上司の方4人だけに連絡をしたが

現職だったから、職場の方たちのお気持ちだけをいただき

事情を話して理解してもらった。

お香典やお供物やお花など一切をご遠慮してもらった。

参列してくれた私の姉や夫の身内からもいただかなかった。

夫を思って悼んで下さる気持だけを有難く頂いた。

夫が亡くなって10日が過ぎた。

平日は事務的な処理や

その他しなければならないことがいっぱいあって

毎日バタバタしていて

朝晩、夫の祭壇の前に座る以外は

泣いている時間もないくらい忙しい。

喪主というものはお通夜、葬儀、その後も

泣いて暮らせないのだと思う。

これが却っていいのかもしれない。

でないと

私は何もやる気も出ず

食事もしないで

夫の前に座り込んでいるだろう。

4月30日の四十九日の法要の準備や

お墓や仏壇の購入、

相続のことなどまだまだしないといけないことがいっぱいある。

当分は頑張らないといけない。

夫が居なくなった空虚感や悲しさは

後になってきっと襲ってくるだろう。

それが正直怖い。

ただ、言えることは

今まで本当にありがとうということだ。

そして、お疲れ様!ゆっくり休んでね。

私がそっちに行くまで待っててね。


スカーレット