スカーレットの心のつぶやき
つぶやき 目次過去未来


2008年08月29日(金) ヒッチハイク

まだまだ残暑厳しい夏のある日の午後、

近くのスーパーへ買い物に行こうと、

国道を車を走らせていた。

交差点に差し掛かったとき、

帽子をかぶり大きなリュックを背負った若者が、

手に白い紙を持って立っていた。

通り過ぎた後、

その紙に「双海まで連れて行ってください」

と書かれていたのに気づいた私は、

スーパーでUターンして若者の横に車を止めた。

そして、若者に車に乗るようにと声をかけた。

その若者は、ちょっと驚いた顔をしたが、

嬉しそうに私の車に乗りこんできた。

若者は、自己紹介やヒッチハイクをした理由、

これまで、どんな人と出会い、どんな風にしてきたかを、

夢中で話してくれた。

彼は私の娘と同じ大学一年生で、

今回のヒッチハイクの旅で、

人の親切の有難さがしみじみ分かり、

社会勉強になったとも言っていた。

人生に偶然はなく、人と人との出会いは一期一会。

大阪で一人暮らしをしている私の娘も、

誰かのお世話になるかもしれない。

双海の道の駅で若者を降ろした後、

どうか無事にヒッチハイクの旅が終わることを祈らずにはいられなかった。


2008年08月12日(火) 5日間の帰省

娘が今朝7時の高速バスで大阪へ帰っていった。

6日の夜、こちらについて

丸5日間の帰省だった。

その間、

娘は高校時代の友人や

近所の幼馴染と会って楽しい時間を過ごしたようだ。

本当なら私も娘と買い物に行ったり

夫と三人で映画にでも行こうと思っていたが

母の入院でそれは出来なかった。

娘は私よりも母が大好きだ。

だから、今回の帰省で

三日間も母の病院へ顔を出してくれた。

母に手紙や折鶴を渡していた。

母は、久しぶりに見る孫の顔を見て

何だか元気が出たみたいだった。

今朝、バス停まで送って行って

「元気でね」とさよならした後

淋しい気持ちがした。

でも、母の入院で忙しくしていたから

娘のことまで手が回らず

正直、娘が帰ったことで

やることも増えたし疲れも倍増した感じがする。

次は来月の初めに演劇公演があるので

私が観に行くことになっている。

そして、娘はこちらに帰り

運転免許合宿に参加の予定だ。

大阪で怪我をせず病気をしないで

無事に過ごしてくれることを心から願っている。

母も、昨日ようやく鼻の管が外れた。

昨夜からは重湯が出たみたい。

少しずつ回復しているので嬉しい。

さあ、頑張らなくっちゃ。


2008年08月11日(月) 北朝鮮のテロ支援国家指定解除

11日、今日は米の北朝鮮のテロ支援国家指定解除発行予定日だ。

北朝鮮が確固たる申告をしていない限り

米も解除実施はしないだろうと期待している。

同じ今日、11日には

日朝実務者協議が再開されることになった。

制裁の一部解除の方向へ第一歩を踏み出すような

日本政府の姿勢に疑問を覚える。

横田めぐみさんの母、早紀江さんは

万景峰号の日本への入港を一番懸念していたが

もし、入港が実現し

人の出入りだけではなく

北に資金が流れることになったら

今までの制裁の意味がゼロになってしまう。

日本政府が6月に北との実務者協議で決めた

(1)人的往来

(2)日朝間の航空チャーター便の乗り入れ

(3)人道支援物資積み込みに限定した北朝鮮籍船舶の入港

の3点実施については

安易な決断をしてもらいたくない。

北京オリンピックに浮かれているときではない。


2008年08月10日(日) 母の容態

昨日、母が小腸までバリウムを流して

大腸へ流れる流れ方を検査した。

その結果

やはり流れ方が悪いとのこと。

この検査の結果で

鼻に通している管が外れるかもしれないと

期待していたが

やはりまだ外すことは無理だと分かった。

母は15日のお盆までには退院できるだろうと

思っていたようだが

そうはいかないことになってしまった。

15日には毎年お寺さんが来てくれて拝んでくれる。

毎年、私は母の側で座っていただけだ。

でも、今年はお料具膳をこしらえて

仏様をまつってあげることになった。

今朝は、母の家に行ってその用意をしてきた。

母には安心して治療をしてもらいたい。

数日入院が延びたとしても

気にせず、医者が良いというまで入院していてほしい。

焦っては駄目だ。

家に帰るのはもう大丈夫だと分かってからが良い。

それにしても

母の本当の原因は何なのだろう・・・・

母の鼻の管が一日も早くはずれ

少しずつ口から飲んだり食べたりできる日が来ることを

心から願っている。


2008年08月09日(土) 北京五輪の光と影

8月8日、世界の注目を浴びて開催された

第29回夏季五輪北京大会の開会式のテレビ中継を、

私は敢えて観なかった。

中国が「100年の夢の実現」と呼ぶ五輪の陰には、

チベット騒乱、四川地震、

新疆ウイグル自治区の少数民族によるといわれるテロ、

そして毒餃子事件など、

さまざまな問題が山積みされている。

それにもかかわらず、

世界中の首脳は170人も開会式に出席したという。

勿論、日本の福田首相も満面の笑みを浮かべて北京入りした。

この中国の壮麗なパフォーマンスに酔いしれたのであろうか。

日本では毒餃子問題の真相が明らかになっていない。

洞爺湖サミットの前に、

中国でも日本同様の被害者が出ていたと

報告されていたにもかかわらず、

政府はこれを我々国民に発表しなかった。

また、今回の開会式の行進のとき、

日本選手団は

日の丸と中国国旗両方の小旗を振っていたと聞き、

呆れてしまった。

「100年の夢」の後には何が待っているのだろうか。

何も起きなければ良いが・・・

私は何か危険なものを感じる。


2008年08月06日(水) 母が入院

昨日、いつものように

母を整形外科へ連れて行こうと

母の家に行くと

母がとてもしんどそうだった。

朝、起きた時に胸が悪く

朝食もあまり欲しくなかったが食べると

吐いてしまったという。

それでも、何とか整形といつもの内科へ連れて行った。

帰りにスーパーに寄り、

口に合いそうなものを買って帰ったが

お昼を少し食べただけでおいしくなくやめてしまったという。

その後は、私が夕食後に行くまで

ずっと横になっていたが

午後5時頃に激しく吐き

そこらあたりを汚してしまったと言って寝ていた。

私は妙な予感がして

病院へ行こうと言って

救急病院へ連れて行った。

即、レントゲンやCTを撮り

その結果、腸閉塞を起こしている可能性があるということで

入院した。

部屋に入る前に、口から小腸まで管を通し

小腸の中にたまっている老廃物やガスを抜き

張っているお腹を楽にするために

その処置をしてもらって

部屋に入ったらもう夜中近くだった。

それから、帰宅して母の家の片づけをしたり

洗濯をしていたら1時を回り

私の家に戻り、今日、母の病院に持っていくものなどを

準備していたら2時半になってしまった。

今日は夕方に、大阪から娘が帰省する。

数ヶ月ぶりに会う祖母の入院を知り

昨夜は電話の向こうで娘がワンワン泣いていた。

相当ショックだったみたいだ。

母は87歳、いつどんなことがおきてもおかしくない年齢だ。

昨夜は、父の仏壇に向かい

「母ちゃんを守ってね、そちらに連れて行かないで」と

父に頼んだ。

今日は早く荷物を持っていかなければならない。

間の悪いことに

母の家に交換してくれる冷蔵庫が届く日になっている。

私もこれから当分忙しくなりそうだ。

母が元気になり退院して落ち着くまで

このつぶやきは休もうと思う。


2008年08月05日(火) セミの異常発生

今朝も、朝早く5時前から

我が家の庭の木で大量のセミの鳴き声で起こされた。

今年のセミの鳴く声は

例年になく激しく大きな声でミンミンとうるさいと感じるくらい

すさまじい。

セミは地中に何年も居て

地上に出て一週間ほどで死ぬのだから

鳴いているのを許してあげようと思うのだが

朝から、こうやかましく鳴かれると

いい加減にしてよ!とつい言いたくなってしまう。

これも、地球がおかしくなっているためだろうか。

梅雨が短かったためだろうか。

最後の力を出し切って一生懸命に鳴いているように思える。

今年は初夏になる前の5月頃からセミが鳴き始めたところもあるという。

やはり変だ。

数日前にはなんと、ツクツクボウシの鳴く声が聞こえた。

ツクツクボウシって秋が来たと知らせるセミだと思っていた。

だから、アブラゼミの鳴く声から

ツクツクボウシの鳴く声に変わったら

ああ〜もうすぐ秋になるのだなあ・・・と思ったものだ。

二ヶ月も早いツクツクボウシの登場は

いくら気の早いセミだと言ってもおかしいと思える。

今年の夏の暑さも異常だ。

何もかもおかしくなっている。

人の心もまたコントロールできないくらい

ヒートアップした事件が起きている。

こんな地球に長生きはしたくない。

いい時期に死にたいものだ。

セミの声を聞いただけで

こんな思いにまでなるなんてやはり私も変なのかな・・・・


2008年08月04日(月) ぬかづけ

母の家の冷蔵庫が故障してから

今日でちょうど一週間になる。

初めのメーカーの話では

4日ほどで新品の冷蔵庫が届くはずだったが

そのの連絡はなしのつぶて。

おっとりした母もさすがに腹立たしい気持ちになっているようで

本当はメーカー側のミスなのだから

代わりの小さな冷蔵庫でも貸してくれてもいいのにと

時々愚痴るようになった。

私は二つの発砲スチロール製のボックスの中に入れる

氷を調達することに明け暮れている。

お蔭で最小限のものを冷やすことが出来ると

母には喜ばれている。

母が今年の夏のはじめにぬか床をつくり

毎日、新鮮なきゅうりを漬け始めた。

そのぬか床を今回のことで私が自宅の冷蔵庫に預かっている。

母のように気をつけて管理することは出来ないが

それでも、毎日ぬか床の中に手を入れて

かき回している。

そして、毎晩きゅうりを二本、その中につけている。

母のぬかづけは最高だ。

どんなに食欲のない日でも

このきゅうりのぬかづけを食べると

何だか体がシャキッとして元気になるような気がする。

水分が多くなったらぬかを足す。

味が今ひとつになったらこうじを入れる。

そんな小さな積み重ねがおいしいぬかづけのもとになっている。

今年の夏は例年に比べるとことのほか暑さがひどい。

こんなときにもぬかづけは私を元気にしてくれる。

母の家に新らしい冷蔵庫が届く日まで

私のぬか床の管理は続く。

毎晩、ぬか床の中に手を突っ込んで混ぜるのが

楽しみになってきている。


2008年08月03日(日) 補聴器

昨日、母の補聴器の点検のために

購入した三越の補聴器売り場へ行った。

夏休みで土曜日ということもあり

混んでいるのではないかと心配したが

予想とは反対に館内は空いていた。

売り場に近づくと男性店員が近づいてきて

とても丁寧な応対をしてくれた。

母がここで購入した補聴器は

それまでに作った流し込みの補聴器に比べて

値段は安くて性能が良いと満足している。

ただ、最近は時々雑音が聞こえるようになったので

診てもらいに行ったのだ。

専門員の方はとても親切な人で

母の補聴器の掃除や部品の交換をしてくれた。

前よりも一つ人の声の部分だけの聞こえのレベルをアップしたもらい

聞こえやすくなったみたいだ。

母は今、右の耳だけに補聴器をはめている。

めがねと一緒で両耳にかけるのが本当は良いと言う。

今の母の補聴器より一段と性能の良い補聴器を

試しに右の耳へいれ

新しい性能の良い補聴器を反対の左の耳に入れて

聞こえがどうか試してみた。

やはり両耳に入れるほうが聞こえの範囲が立体的になり

後ろから話しかけても聞こえるようになった。

小さい声で少し遠くから話しかけても

聞こえるみたい。

外を歩くときにはやはり両耳に入れているのがベストだとか。

でも、慣れていないから母は右の耳だけがいいらしい。

三越を出てからの私との会話は

片方の耳だけなので、やはりちょっと聞こえにくかった。

出来たら両耳に入れて欲しいが

母が決めることだ。

耳が聞こえることが当たり前な私にとって

母の不自由さは想像するしかない。

人の話を聞き、それに答えることは

単純なようで脳のためにはとても良いらしい。

ボケ防止のためにも、母には人との会話を楽しんでもらいたいものだ。


2008年08月02日(土) 思い煩うこと勿れ

この数日、

あることで眠れない日々が続いていた。

私のいつもの悪い癖。

考えてもどうしようもないことを

繰り返し思い煩っていたのだ。

自分ではよくわかっていた。

私が思い煩っていることが

本当にくだらないことだと。

それなのに

一日中、同じことを考えてしまうのだ。

つまり、一つのことしか見えなくなったいたのだ。

囚われていたのだ。

自分で自分の心をがんじがらめに縛っていた。

しんどいはずだ。

でも、誰が私を縛ったのでもない。

自分で自分を身動きできなくしてしまっていたのだ。

どうにかしていた。

でも、昨夜、中村天風先生の言葉を読んでいるうちに

私の心が弱くなっていたのに気づいた。

そして、囚われていたのを再確認できた。

これじゃ苦しいはずだ。

囚われるのをやめよう。

悩むことをやめよう。

怖れることをやめよう。

悲しむことをやめよう。

そう思っていると

段々と気持ちが楽になっていった。

心の中の冷たい、固い氷が溶けるように

私の心が解放され

柔らかなものになっているのを感じた。

今日からは、元の私に戻れそうだ。

くだらないことに悩んでいる暇はない。

娘ももうすぐ帰省する。

夏はまだまだこれからだ。

心元気で頑張らないといけない。

今日も暑そうだけど

暑さにも心にも負けないようにしよう。

気力に負けるな!


2008年08月01日(金) 内閣改造

やっと、今日、福田首相がやるだろうと言っていた

内閣改造を行うことになったという。

最近の支持率低下に加え、

次期衆院選に向けた政権浮揚が狙いで、

国民にどこまで「福田カラー」をアピールできるかが問われるが、

どんな改造になるか?

閣僚の顔ぶれによれば、

これからの福田首相の指導力がさらに問われることになるであろう。

何故、福田首相が内閣改造を急いだのか?

福田首相はぶら下がり取材でこんなことを言っていた。

「わたしが内閣改造をすると言ったことはない、

 私の口からは言っていない」と例のあいまいな

煮え切らない態度に、

自民党内にも福田首相を「決断できない首相」と揶揄する声が出て

これじゃ駄目だという感がし始めていた。

さらに、青山繁春氏によると、

防衛省・守屋事件に関連して

脱税容疑で逮捕された秋山氏に続いて

東京地検は政界への捜査をしているらしい。

確かな情報によると

福田政権に関わる4人の政治家がそのターゲットになっているとか。

福田首相にしてみれば

逮捕なんてことになる前に

内閣改造をして、身辺を綺麗にしたいのだろう。

今日、改造される内閣閣僚の顔ぶれはどんなになるのだろう。

小池百合子、野田聖子、小渕優子氏らの

入閣があるらしいし

麻生氏が幹事長という話も現実味をおびてきた

でも、どうなるかはわからない。

私から見たら

福田内閣の顔ぶれを変えたとしても

今の日本の政治がよくなるはずのものでもなく

早く解散して総選挙に持っていったほうがいいように思う。

果たして内閣改造に未来はあるのか?

今日の夜には新メンバーによる

福田内閣が誕生するはずだ。

果たしてどんなものになるのだろうか。

町村氏の留任も。

でも、この数日の竹島問題に対する

町村官房長官の発言には不満がある。

結局は誰がしても国民にとって

満足する内閣は誕生しないのではないかと思う。



スカーレット