Let's Go!! Tigers

2005年03月15日(火) 甲子園神話の崩壊

いやぁ〜な予感が的中した。
静か過ぎる甲子園。
中虎事件絡みで、ヒッティングマーチが壊滅した。
阪神ファンって、何が凄いかと言えば、ほとんどの人が球場で、個人応援歌を歌える事。
TV等で観てても、歌詞がはっきりと聞き取れる。
こんなサポーター、他にはない。
それが応援の迫力を増し、特に甲子園では、相手チームを圧倒してきたのだ。
それが今季からは消滅する。。
既存曲を一掃した、ジャージの発想もわからなくはないが、ここまで徹底しなきゃいけなかったのだろうか?という思いが過る。
著作権を不当に得た人間は憎むべきだが、存在した歌自体に罪はない。
しかもそれらの曲は、多くの阪神ファンに愛されていた。
倫理とか正義・・そういう類の世界で、これらのファンの楽しみを奪い去って良いのだろうか。
はっきり言って、新調された曲のほとんどが、既存のそれの出来を下回る。
昨年は中虎が消えて、甲子園の応援の規模が小さくなった。
鳴り物が減ったのだから、それは至極当然の事だ。
しかしその状況を打破しようと、一般のファンが声を枯らしたので、音量は落ちても、エネルギーとしては相当なレベルを保っていたと言える。
今季は、それさえも危うくなるだろう。
ライトのコアなファンは、早々に曲を覚えて、我先に颯爽と歌い上げるだろうが、内野やネット裏の人達に、それを望むのは難しいだろう。
甲子園は、ネット裏のファンまでもが、メガホンを叩き、歌を歌ってサポートするから凄いんだ。
ライトだけの熱気なら、どこの球場にでも存在する。
甲子園に対する誇りが、またひとつ減った。


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