2003年12月08日(月) |
三度、無人の甲子園へ |
無人の甲子園のグラウンドに足を踏み入れた。 年間予約席の場所を変更するので、その位置を確認する為だ。 今年、甲子園の土を踏むのは、3回目になる。 やはり無人の甲子園はいい。 以前にも書いたが、どこか厳かで、しかし優しさをも感じさせる。 グラウンドの位置から見上げる外野スタンドは、聳え立つ山々のようである。 ここに人が入っていると、襲い掛かってくるような感じに見えるのだろうか。。
変更した席は、通路際になった。 少し年老いた母親を、甲子園に連れて行ってやりたいからだ。 身体の弱い母は、通路から奥まった席だと、トイレに行く事も出来ない。 その事が理由で、今季のような盛り上がったシーズンに、一度も球場に行く事はなかったのだ。 これで自分の席に、母親を招待出来る。 そう考えただけで、来季のシーズンインが待ち遠しくなる。
視察を終えて球場を出たら、目の前に広島ナンバーの黒塗りのベンツが飛び込んできた。 言わずと知れた金本の車である。 関係者入り口に横付け状態だ(笑) やっぱ「やーさん」の親分みたいやな・・等と思いながら、甲子園を後にした。
帰り道に、ふと思った。 一度でいいからここで、野球がしたいなと。 子供の頃に憧れた、掛布が守ったホットコーナーに就きたいなと。
|