Let's Go!! Tigers

2003年07月31日(木) ●阪神6−9横浜 阪神甲子園球場

今岡の先頭打者初球本塁打を、4発でお返しされるとは思ってもみなかった。
若田部を初回KOし、今日は一体何点入るんだ!?といった雰囲気が一変し、二回から主導権を持つ事は無かった。

かなりの強風が舞う甲子園は、歪な本塁打を量産した。
浜風とは全く違う風向きは、横浜の味方ばかりした。
そんな印象だ。

伊良部に続いて、下柳も序盤にKOされた。
でもこれはある程度仕方のない事かもしれない。
今までこのような形が全く無かったのが不思議なんだ。
両投手とも、悪くても試合は作ってきた。
しかし徐々にその形を崩しつつあった。
この日が近づいている兆しがあったんだ。
二人ともここ近年、ローテーションを守って一年を過ごした事はない。
そろそろバテてきてもおかしくないよ。
ここからが本当の勝負だ。
これで立ち直れなかったら、それだけの投手という事。
共倒れする事はないと見るが、どうだろう??

それよりも不安なのは、谷中・金澤が失点し、試合を立て直せなかった事だ。
一昨日の好投は、巷で言われている通り、降雨ノーゲームを避ける為に横浜が早打ちしてくれた事に因るもだったのか。。
8月の連戦を考えると、この辺りの投手がしっかりする必要がある。
夏場で先発投手陣がバテてくる事も考えられるので、余計に重要だ。

それとここに来て、横浜:多村を乗せてしまったのは痛い。
横浜は若い連中にいい素材がいる。
この辺りの選手が成長するきっかけを簡単に与えてはならない。
来季からの戦い方に、少なからず影響するからだ。

しかしやっと負け越したな。
6/6〜8神宮以来の負け越しだ。
それでも7月は、15勝5敗。
これで文句を言えば、罰が当たる。



2003年07月30日(水) ○阪神3−2横浜 阪神甲子園球場

初回、簡単に三者凡退の筈が、一転して先制を許してしまった。
相手先発のドミンゴが、球威に任せて三振ショーを演じていく。
昨日負けた事もあり、少し嫌なムードが立ち込めた。

それを打ち破ったのは誰でもない、甲子園に棲む魔物だった。
4回無死2,3塁から、檜山・ジョージが連続三振して迎えた片岡の打席。
思い切りドン詰まり、免機かと思われた次の瞬間、遊撃石井の前にポテンと打球が跳ねた。
こんな事が起こるんだな。。
阪神はツキに見放されていなかった。

続く5回には、二死1,2塁から金本が左翼戦に火を吹くような当たりを飛ばし、1塁走者赤星が一気に本塁を落しいれて決勝点。
暴走か好走塁か紙一重のプレーは、結果的にソツのない野球という評価を得る事になった。

守っては、久保田がやや高めに浮かせ気味ながら、要所を締める形で先発初勝利を挙げた。
そしてその勝利に強力なバックアップをしたのが、今や安定感No.1の安藤だ。
球のキレ抜群の速球は、ホップしているように見える。
爽快指数120%の快投である。

横浜相手に3−2か・・等と思うなかれ。
このような勝ち方は、強いチームにしか出来ないんだ。
ツキを味方にして、思い切った走塁を絡め、安定した抑えで逃げ切る。
大勝や大逆転ゲームを除けば、今季のベスト、5本の指に入る試合であった。
欲を言えば、8回にダメ押しだけどね。。
それは明日に期待しよう。



2003年07月29日(火) ●阪神3−6横浜 阪神甲子園球場

伊良部が2回KOされた。
そこそこ球は走っていたと思うが、勝負どころで手痛い一発を食らった。
ただそれだけだ。
今までにこういうケースがなかった方が、不思議なくらいである。
フラフラしてても、要所を締めて最小失点に止めるという試合が多かった。
こんな日もある。

負けても収穫があった。
金澤・藪・谷中・吉野で無失点という結果は、今後に繋がる。
どこかに不安を持つ投手のオンパレードで追加点を与えず、大敗しなかったのは大きい。

ホルトに完投させなかったのも同じ。
6点やっても簡単には勝たせなかった。
晴れ後曇り・・横浜にはそんな印象のはずだ。

さて既に物議を醸している「メガホン投げ」であるが、どう言い訳しても最低の行為だ。
ましてやプレイしている選手を狙うなど、言語道断だ。
首位を独走してて、横浜戦はここまで16連勝中だった。
そんな凄い結果を出しているシーズンに、何故こんな事が起きるのか不可解だ。
ちなみにこういう事が起きる度に、「阪神ファンは・・・」等といった事が言われるが、今季は東京ドームでも同じ事が起きている。
中堅の金城がプレイ中に、讀賣のファンからビールみたいなものがグラウンドに投げられているのだ。
心無いファン(そう呼んじゃいけないが・・)は、どこにだっているものなのだが・・。
阪神ファンだから云々ではなく、投げた個人のモラルの問題だ。



2003年07月28日(月) タラレバ・・・

野球に「・・たら」「・・れば」はない。
よくTV中継等で耳にする台詞である。
「あの時、今岡が打っていれば・・(勝っていたかもしれない)」
昔は、このように思った事が多かった。
しかし今季に関しては、それが殆どない。
それだけ充実した戦い方をしているという事だろう。

今年、野球を観てて初めて、この事を思った。
「あそこで違った配球をしていれば・・」と。
我が母校が、全国高等学校野球選手権大会の都道府県大会決勝戦で敗退したのだ。
その場面は、1点リードした6回裏の一死満塁。
カウント2−1と追い込んだ後、バッテリーは外角に大きく外す球を選択した。
次に内角を抉ったが、ファールされる。
その次の球は、多分フォークボール。
内角の低めにうまく誘ったが、相手打者が見送って2−3になった。
そしてラストボールは、カーブが真ん中やや外寄りに入り、走者一掃の逆転適時打という結果になった。
これが命取りになり、母校は甲子園を目前にして涙を飲んだのだ。
2−1からの外す球は、必要だったのか・・。
これが例の「・・たら」「・・れば」である。
結果カウントを2−3としてしまい、最後の勝負球が甘くなった。
これを第三者が見ると、甘くなったとはいえ、最後に決めた打者が上という事になるだろう。
しかし”身内”はそう思えないものだ。
わざわざカウントを悪くするのではなく、もっと強気に攻めるべきではなかったか?等と思ってしまう。
全ては結果論。こういう見方をしている内は、野球を解っていない。
頭では解っていても・・という世界である。
甲子園に行きたかった・・この思いの強さが、冷静な思考回路を破壊させる。
そういうもんだ。



2003年07月27日(日) ○阪神8−1中日 ナゴヤドーム

昨日、結果として戦犯になった檜山が、先制打を放ち、汚名返上を果たした。
プロには気持ちの切り替えが大切だと言うが、今年の阪神は、この点でも優れていると言える。

先制に繋げたのは、今岡の存在感。
先発:岡本とは格が違い過ぎる。
簡単に歩いて、先制のホームを踏んだ。
そして4回には、物凄い一発を右中間へ運ぶ。
7回の中前打は、いつもの腕を畳む超人技を披露。
最近これしか言ってないが、全く攻め手がない。

井川は、間違いなく昨季の前半の状態に近づきつつある。
もう少し制球が良くなれば、8月には無安打無得点ぐらいやってのけるのではないだろうか。
そんな期待を抱かせる安定感だ。

しかし今日の中日の選手起用には疑問を抱くな。
0−3というスコアで先発投手を降板させ、出してきたのは、何と野口だ。
左が続く場面ではあったが、ローテーション投手をワンポイントで使うには、正当な理由がなければならない。
これが終盤に競っている場面なら納得もいく。
それだけ勝ちに行っているという事を示す意味もある。
まだ2回で、先発がKOされていない状況で出す意図を山田監督に聞きたいものだ。
対阪神を意識してのものだろうけど、これが過剰になればなる程、阪神に有利に働く事が多い。
うちは冷静に戦っているのに、こんな姿を見せられると、逆に心理面でより有利になるというものだ。
しかもその起用法に、中日の選手が奮い立っている感じがしないので、余計にそう感じる。
今岡などは思っているに違いない。
無駄な事やっとんなぁ・・と。

また連敗をしなかったとかそういう事よりも、昨日の大敗を引きずらずに、普段通りの野球が出来た事に意義がある。
今季のセントラルリーグでは、阪神だけが腰を落ち着けて戦っているんだと改めて思った試合だった。



2003年07月26日(土) ●阪神3-15中日 ナゴヤドーム

5/30讀賣戦以来のクソゲーである。
そして広島以外のチームに負けたのは、6/13以来という事になる。
まあそんな事はいつまでも続かないし、クソゲーだって一年に数試合は必ずあるのだから、どうでもいいのだが。。

普通の見方をすれば、この試合のポイントは、3回の攻防という事になるだろう。
先発平井を追い込みにかかった一死1,3塁カウント0-3から、檜山が打って出て併殺を喫したその裏、ムーアが単調になり連打を食らって4失点した。

しかし今の阪神からすれば、「試合が面白くなったじゃないか」ぐらいのハンデである。
本当のポイントは、やはり6回裏だ。
吉野が5連続与四球(うち3つが押し出し)という怪投で、万事休した。
悪いけど、我が草野球チームでもこんな事をする投手はいない。
一度だけ先発マウンドに立った事のある私でも、5連続四球など出さなかった。
リガンの加入や久保田の台頭に、安藤が仁王立ちの状態で、吉野は登板機会を減少させていたのが原因なのか。。
昨季、ペタを撫で斬り続けたのが嘘のように、昔の弱気な彼に戻ってしまった印象だ。
審判の判定も「?」ってなとこはあったけど、それは吉野のマウンド捌きや球のキレの無さで、そういうジャッジになってしまったような気がする。
お辞儀するような球は、低めに入っていてもボールに見えるし、逆にキレのいいホップするようなそれは、高めに外れてもストライクと言ってしまうものだ。
今日の事象は、そういう事だろう。

ナゴヤドームには阪神ファンが溢れ返っていた。
休日という事もあり、オークション等で高価なチケットを手に入れた人も多かっただろう。
そういう人達を裏切るような、吉野・佐久本の投球であった。
佐久本の投球内容については、コメントする気にもなれない。
早くファームへ行って欲しいと思う。
あんな姿しか見せられないのなら、まだ我が後輩中村泰の方が、将来がある分マシだ。

ライトスタンドは、皆同じ青いジャージを羽織っていた。
なんか田舎の高校が甲子園に来て、PTAとかが張り切ってTシャツを作って着ているような様とダブった。
勢いのある阪神の応援に負けないようにとやったのだろうが、はっきり言って滑稽というか、名古屋は田舎である事を証明しているようにしか見えなかった。



2003年07月25日(金) ○阪神7−1中日 ナゴヤドーム

下柳というブランドが定着してきたのだろうか。
フラフラしてても試合を作ってしまう。
そして打線の援護ももらうようになり、勝ち星を重ねていく。
このような状態がここまで続けば、彼のような戦力も重要だな等と思ってくる。
不思議な投手である。

今日はそんな事より、野口も平凡な投手に成り下がったなぁという印象が強い。
打たれ出したら止まらない。
防御率上位の常連だった頃のイメージは、完全に崩れてしまった。

藪が9回に出てきた。
これは先発失格という意味なのか、それとも調整登板なのか。。
前にもこういう事があったけど、藪という投手は、この手の治療法は通用しないように思うのだが・・。
これも星野流の起用法なのだろうけど。。
これで藪が立ち直って、残り試合で連勝街道を歩み出したら、この日の星野采配には「参った」と言えるのだが。。



2003年07月24日(木) 繋ぎの原点は濱中の離脱

濱中が戦列離脱したのが、6月13日の讀賣戦。
そこから阪神は、21勝3敗という驚異的なペースで勝ち続けてきた。
4番濱中の離脱により、それまで以上に繋いでいく野球への意識が高まったのではないか。
濱中がいなくなる前と後では、一試合平均得点が5.39→6.88に跳ね上がる。
チーム打率も当時.293だったのが、.300に乗せているのだ。
もちろんチームの勢いがどんどんついてきて、そのムードで打ちまくり、上記のような打撃成績の向上に繋がっているとは思う。
しかし各人の意識の中に、4番離脱の状況で、皆で繋いでいこうというものが、より芽生えたのではないかと推測する。
そして、その事が好結果に繋がったと見る。

最初は不安だった。
覇権獲得に黄色信号点灯等と思ったものだ。
4/8の甲子園開幕戦に代表されるように、ここ一発という場面での濱中への期待はどんどん高まり、彼もそれに応え始めていた。
その主砲が戦列を離れる。
「4番檜山」は弱くないか?
左が並ぶ打線は、相手投手次第で沈黙する事はないか?
色んな不安が頭を過ぎったものだ。
そんな不安を払拭する快進撃。
俄かには信じ難い事実が存在する。

この一ヶ月で敗戦したのは広島のみだ。
しかも3敗しただけで、敗戦投手は全て久保田という状況。
こんな強いプロ野球チームを見た事がない。
阪神戦1勝16敗の横浜がクローズアップされてきたが、ここにきて5球団全てが阪神に勝てない状態に陥った。
ここまでくれば、100勝して日本シリーズも4タテしてしまうぐらいまでやって欲しいと思う。



2003年07月23日(水) ○阪神1−0ヤクルト 阪神甲子園球場

控え組が多く名を列ねるスタメンに、閑散としたレフト・3塁アルプス。
試合開始直後は、まるで消化試合を思わせる雰囲気が漂っていた。
そしてずらーっと0が並ぶ「たこ焼き」状態。
昨季までに何度も見た光景だ。
それでも今季の阪神は勝ってしまう。
飛車角・金銀落ちとまでは言わないが、相手がベストメンバーである事を考えれば、明らかにハンデを付けた状態で戦ったのに、やはり勝ってしまう。
こうなると、どういう形になっても勝つような気さえしてくる。

偶には、こんな試合もいいだろう。
これは、普段観慣れている人が思う事。
殆どの人が、年に数回しか甲子園に足を運ばない事を考えると、今日の試合だけを観た人には、少し物足らない感じがあったのではないか。

中心選手がベンチを温める中、7回裏に登場のチャンスがやってきたが、中村豊と野口に託し、好機を逸した。
この2人は、守備では仕事をしたと言えるが、やはり打撃に関しては、レギュラー組に一日の長ありという印象を与えた。

そして延長へ。
11回、サヨナラ劇のお膳立てをした浅井は、最高の仕事をした。
粘りに粘って、中前安打で出塁。
相手投手には堪らない出塁の仕方である。
やはり矢野の後継者は、この男か。。

サヨナラ打は、イレギュラーしたゴロが内野を抜けたものだったが、追い込まれてから強い打球を放った沖原の勝利である。
見事な打撃だったと言える。
今季の沖原は凄い。
控えに甘んじながら、出れば必ずと言っていい程、仕事をする。
良い状態を保つ事が難しい立場での活躍は、賞賛に値する。

今日のダメ男は、金本だな。
初回にお見合いで二塁打にしてしまうし、安打処理を誤って二進もさせてしまった。
汚名返上の機会が11回に訪れたが、自分の形を作る事なく三振と、正に最悪の日だった。

勝ちが付かないのにお立ち台に上がった久保田は、悪いイメージを払拭した。
球威も然る事ながら、粘投した事が今後に生きるだろう。
いつものライトからの観戦なので、細かい配球等は判らないが、野口のリードもよかったのだろう。
この日の野口起用は、矢野を休ませる意味とともに、久保田の活用法を見出す意図があったのではないか。
広島戦だけとはいえ、矢野とのコンビで手痛い一発(或いは集中打)を浴びた事に、違う観点でのリードを野口に託したのではないかと推測する。
もしこれが本当だとしたら、この日の野口起用は大正解だ。

色んな駒を持った阪神は、どのような展開になっても戦える。
それを証明した一夜であった。



2003年07月22日(火) ○阪神4−1ヤクルト 阪神甲子園球場

今日は、今岡の本塁打を観ただけでも価値がある。
こんな高度な技術を要する本塁打は、年に何度も観れるものではない。
というか、今セ・リーグでこんな打ち方を出来るのは、今岡しかいない。
名捕手古田も唖然としただろう。

しかし今日は、手放しでは喜べない。
五十嵐−石井と繋いだリレーに追加点を奪えなかった。
(何で0−4からこのクラスの継投なのか理解に苦しむが・・)
9回は、ウィリアムスがまともにアウトを取れなかった。
(何で0−4から無理な走塁をするのか理解に苦しむが・・)
佐藤が本塁憤死しなければ、一気に同点というピンチを迎えていたところだ。
安藤も既に使っていたし、ウィリアムスが崩されれば、ヤバかった。
それでも勝ってしまうのが、首位を独走する所以なのだろうが・・。

伊良部の投球の特長は、明らかにここ一番の集中力である。
勝負どころで低めに決まる。
3人の10勝投手の中で、一番その価値があると言える。

明日は久保田か。
先発で観たいのは山々だが、救援との掛け持ちフル回転だけは避けて欲しいと思う。
将来が楽しみな投手だけに、登板過多での故障は回避していただきたい。
これだけ余裕があるのだから、そろそろ6人目の先発に違う若手を起用してもいいのでは??



2003年07月21日(月) ○阪神5−3ヤクルト 阪神甲子園球場

昨季夏場に勝てなかった事で、ここをピークに持っていく等と話していた井川の話が、本当ではないかと思わせるような投球だった。
躍動感が戻ってきた。
3点取られはしたものの、今季ベストピッチで、今後が楽しみになってきた。

そして打線も、前半戦の形を取り戻す集中打を披露した。
正にナイスゲーム。
首位を独走するチームの勝ち方だ。

矢野・藤本が繋がったので、ホッとした。
赤星だけが無安打だったが、守備でスーパープレイを見せたので、いいだろう(笑)
ただ明日からは、絶対盗塁する事が必要だ。
ここんとこ殺されているケースが多いし、古田から二塁ベースを捥ぎ取る事で自信も回復し、相手への脅威も増す効果がある。
打てない時に足でかき回す事も必要だ。
先の広島で黒田にやられたような時の為にも、今一度そのような形を作っておきたい。

今日は50000人か。
連休最後の日という事もあるが、前日の8時開門もネックになったのではないか。
ああいう報道をされると、「当日券は無理やで」という雰囲気になるよ。
実際昨日も試合直後に、既に数十人が徹夜態勢に入っていたからね。
阪神フィーバーは、恐ろしいところまで来ている。



2003年07月20日(日) ○阪神5−4広島 阪神甲子園球場

久慈がサヨナラ打を放ってしまうのだから、相変わらず阪神の控えは層が厚い。
濱中が戦列を離れてから、少し名前で弱いかなと思われるが、この辺りの選手はきっちり結果を出している。
初球を叩く思い切りの良さがいい。

勝つには勝ったが、お得意の集中打は鳴りを潜めたままで、前半戦の形はまだ戻っていない。
本塁打を中心に4−0とリードしたものの、追加点が無く、最後に追い付かれてしまった。
このような試合にしてしまったのは、ムーアのリズムの悪さだと見る。
ピリっとした投球をしていれば、大勝していたかもしれない試合だった。
その為に矢野のバットも湿ったと言えるだろう。
前日走られまくった事もあり、矢野は守る方にかなり神経を使ったのではないか。
この日の姿を見て、他球団も、より足を使う事を考えてくる可能性があると思った。
捕手としての仕事が難関になるにつれて、彼のバットが湿ってくるとすれば、恐怖の下位打線が分断され、お得意の集中打の威力が減少するという図式だ。
まあそう簡単に、他球団の意図には嵌らないとは思うけどね。

それにしても8時に開門してたとは。。
今日は早めに球場に着いたが、当日券を求める列も見られなく閑散としていたので、午前中に開門したんだな等と思っていたが、8時に開けていたとは驚きだ。
ダフ屋のおじさん・おばさんが、いつもに増して精力的活動をしていた意味が解った。
遠くから来ていると思われるカップルが、「チケット譲って下さい」と書いた紙を持っていたのが印象的だ。



2003年07月19日(土) ●阪神1−3広島 阪神甲子園球場

初回、作戦の選択を誤って黒田を乗せてしまった。
重盗失敗、三振ゲッツーの事だ。
安打・四球で無死1,2塁の好機を得て、一気に黒田をKOするような雰囲気さえあっただけに惜しまれる。
今の阪神にこのような奇策が必要だったのか、甚だ疑問である。
黒田の立ち上がりは非常に不安定だった。
動くより、じっくり構えた方が良かったのではないか。
これは結果論だが、ここから黒田は見違えるように立ち直っていっただけに、この作戦ミスは命取りだった。
こういうのを采配ミスというのだ。

あと采配ミスとは言えないが、これはどうかな?と思った作戦が8回にあった。
先頭の片岡が左翼線二塁打で出塁した後、矢野にバントを命じた辺りの事。
黒田が手を付けられない状態との判断で、とりあえず同点という策は納得がいく。
でも次打者は藤本。
犠飛を期待し難いタイプの打者である。
結果は犠飛で、良かったのだが。。
何を言いたいかというと、矢野に打たせて欲しかったのだ。
矢野なら安打で同点かつ逆転の好機を作り出す可能性も高いし、最悪右へ転がして走者を進める期待も大きいからだ。
そして藤本を挟んで、代打八木という場面を見たかった。
逆転をも視野に入れた攻撃を望んでいたのである。
まあでも、これは単なる一ファンの欲求なので、、、
実際同点にしたのだから、この策は一応成功だったと言えるだろう。

あと9回に久保田が被弾したが、これは仕方がない。
久保田が投げている場合、矢野にはカウント2−3からでもフォークを使えるというのがある。
それがたまたま高めにいっただけの事だ。
150km/hを超える速球に押されて追い込まれながら、失投を一球で仕留めた前田がすごいんだ。

この試合で不気味だったのは、広島が怯む事無く走ってきた事。
三盗まで挑んできたのは、何かしらの確信があるからだろう。
矢野に対しての何かを持っているような気がする。。



2003年07月18日(金) ○阪神4−3広島 阪神甲子園球場

檜山の決勝本塁打は、正に4番の一振りだった。
0-1からカウントを取りに来たカーブを中堅右へ放り込む。
代役から始まったが、今日の一発で「真の4番」を宣言したと言っていいだろう。

そして今岡・矢野の一発。
前半戦で何度も見せた繋ぎの野球から一変した今夜は、色んな勝ち方が出来る事を示した。
これで藪がピリっとしてくれてたら、最高だったが・・。
彼のこういう姿を何度見た事だろう。。
二死や無走者の状態から、簡単に浴びる一発を。。

ウィリアムスも散々やったな。。
登板感覚が空くと駄目なタイプなのかもしれない。
最初の一球見た時は、球威十分でイケる!と思ったのだが・・。
指にボールが引っ掛からない状態で、どこに行くか判らなかった。

二死満塁で三振に斬って取った安藤は、頼もし過ぎるね。
最後、矢野とペアで見せたガッツポーズは、最高にカッコよかった。
やはり投手は球のキレが生命だ。
スピードガンだけでは測れない部分が存在する。

あとは、赤星の盗塁死が目立ってきた事に、不安を感じるのだが。。
それだけ警戒感が高まっているという事だろうけどね。

いろいろあったけど、この一勝は大きい。
後半戦も勝っていくんだ!!という意志を持って戦える。

次回更新は7/21。



2003年07月17日(木) タイガースフィーバーの中で

8月東京ドームのプレオーダーも外れた。
プレプレ(私が勝手にそう呼んでいる)に続いて・・だ。
私達は、ずっと外れた事がなかったのだが、ここに来て横浜に続き2連敗。
「阪神戦はプラチナチケット」の現実が、私にも襲い掛かってきた。
横浜の場合は、プレオーダーに外れても取り様があるけど、東京ドームはそうはいかない。
一般オーダーに賭けてみるが、多分無理だろう。。
この状況からみて、この分の東京ドームは、阪神ファンが過半数を占める事になる。
敵地ジャックの様を、是非この目で見たいのだが・・。

しかし言うまでも無く、タイガースフィーバーは絶頂の域に達しつつある。
某有名下着メーカーからは、タイガースブラが発売されたとか。
開いた口が塞がらない。

明日からペナントレースが再開される。
例のトラッキー問題について、オールスター空けに何かを考えていると球団がコメントしたという話があるが、本当に何かあるのだろうか。
オールスター開催中の千葉マリンでも署名活動が行われ、集まった署名の数は総数で8000を超えたという。
この数に球団は応えようとしているのか、それともまた小手先でかわそうとするのか。。
Aさんが帰ってくるのなら、上述した異様なタイガースフィーバーにも嫌悪感を感じないかもしれない。
自分もバカになって、お祭り騒ぎに加われるだろう。
でもそうでないのなら、私は静かにタイガースを見つめるだけだ。
Aさんが戻ってきてくれるのが理想。
しかし最近私は、後者でもいいかな等と思い始めている。
Aさん復帰を諦めた訳ではない。
自分のやれる事はやったというのがあるから、これ以上の事は出来ないし、やる必要もないと考えている。
自分の集められる数の署名を集めたんだから、それでいいんだ。



2003年07月16日(水) オールスター第二戦

MVPに金本、優秀選手賞に伊良部・ジョージと阪神勢独占だ。
今季はこうやって、最後まで主役で居続けるんだろうなぁという感じがした。
今日のマリンも、関東の阪神公式戦という感じの雰囲気。
活躍した選手が多くいたのでいいのかもしれないけど、六甲颪の頻発はどうかと思った。
まぁ球場に行けばやってしまう心境も、解らなくはないけどね。。

金本って、本当に藤本をイジって遊んでるな。
MVPのインタビューでも、奴の名前を出していたし(笑)

伊良部の投球は、圧巻の一言に尽きる。
まだまだ若いね。152km/hだもん。

しかしオールスターでチャンステーマはキツイよね。
「KO!KO!パシフィック」スか?!
ダサイっちゅうねん。。




2003年07月15日(火) オールスター第一戦

私はあまりオールスターに興味が無い。
子供の時には、少しワクワクして観ていた記憶があるが、、、
いつの間に興味を失ったんだろう。。

こんな調子だから、毎年オールスターを観る為に早く仕事を切り上げるといった事はしない。
しかし今日は少し早めに帰って観た。
宛ら阪神vs全パといった雰囲気だからだろう。
私のオフィスからは大阪ドームが眼下に見える。
帰路につく時、「観に行きたいな・・。」等と少し思ったりした。
結局TV観戦したが。。

まるで阪神の公式戦みたいな雰囲気だったな(笑)
応援だって、正に大阪ドームの阪神公式戦そのままだった。
讀賣の応援をする声も小さかったし。
坪井のファンファーレは、すごい声が出ていたし(笑)

阪神の選手が放った安打は2本かな。
ジョージの本塁打と今岡の内野安打だけか。
ジョージのそれは、城島が変化球への対応を見たかったのかな等と少し思った。
日本シリーズ向けデータ収集ってやつかな・・と。
後のコメントで、「ストレートを待ってて変化球に手が出た。」と言ってたが、それで左翼席まで運んでしまうって、やはりジョージは絶好調だ。
やや外寄りのスライダー。
悪い時には真ん中でも空振りを繰り返す球である。
貧乏くさい顔をした木佐貫が、ジョージJrを抱き上げた姿に笑った。

井川がカブレラに直球で挑んだ様は、圧巻だったな。
両者とも楽しそうであった。
公式戦とは違う雰囲気ではあるが、ああいう投球をする時の井川は躍動感がある。
普段もあれを基本にチェンジアップでいいと思うのだが・・。
ツーシーム等を習得する動きは、将来MLBを睨んでの事か。。

公式戦とは違うと言えば、打線が繋ぎの意識を持ってなかったな。
お祭りだから当たり前なんだけど、それが阪神の選手の安打数に表れている。
言い方を変えれば、手の内を明かさなかった事になり、良かったのではないか。
もちろんそれは意図した事ではないと思うが。。

怪我をせずに楽しめばいいよ。



2003年07月13日(日) レフト讀賣党の悲劇

本日は残念ながら中止。
讀賣の最後の砦、木佐貫をKOして息の根を止めたかったのだが。。
まあ今日の流れ分は、優勝を決めた後の祭典として行われるだろうから、それもまたいいだろう。
その頃には、今微かに残って頑張っている讀賣党もいないだろうから、日本シリーズ壮行試合といった雰囲気になるだろう。

ところでそのレフト自由席の讀賣党の話だが、、、
現在奴等が置かれている環境は、最悪のものだ。
元来奴等が比較的安心して応援出来たエリアだったが、圧倒的多数の虎党に占拠されているからだ。
昨日の日記でそのエリアの数を1500人と書いたが、実際には1000人強といったところだろう。
1500人と書いたのは、分布している面積の事である。
しかしここは人口密度が低くなっている地帯(虎党が行きたくない場所だから)であり、その端には虎党が陣取っている事を見ると、多く見積もっても1200人ぐらいといったところだろう。
奴等の中には、下段のレフト指定を購入していながら、このエリアに逃げ込んでくる者がいる。
指定は、ライト並みの状態だからである。
いわば難民のようなものだ。
最下段には赤組と言われている奴等が陣取っているが、今季はこの辺りも黄色で染められているのが現状だ。
ただ一部のコアな讀賣党が、席番を指定してこの辺りに座ってはいるが。。

関西にも4人に1人は讀賣ファンがいると言われている。
それだけの数がいながら、1万のレフト外野席に多く見積もっても2500人しか観に来ていない。
関東の阪神ファンは、7人に1人というのが定説だ。
それでも東京ドームのレフト6000席は、虎党で埋まる。
ファン気質の違いと言ってしまえばそれまでだが、讀賣のファンは薄情だと思ってしまうのだ。
薄情なファンが多いから、熱心な讀賣党が悲劇に苛まれている。



2003年07月12日(土) ○阪神14-3讀賣 阪神甲子園球場

伝統の一戦が色褪せた。
一昨年辺りまで、我が軍に対して浴びせられた言葉である。
それをそっくりそのまま讀賣さんにお返ししましょう。

ほぼ正面の内野ゴロを処理出来ない選手がゴロゴロいるような球団では、我が阪神タイガースとは試合になる訳がない。
敵の失態だからどうでもいい・・ではなく、はっきり言ってあんな試合観ても面白くないよ。
馬鹿騒ぎ出来ればそれでいい人には、もってこいの試合かもしれないけどね。

レフト上段にのみ陣取った讀賣党約1500人が、まるで通夜のように静まり返っていた。
週末という事で、地方や関東方面から来ている人もいただろう。
そんな人達が、初回で試合が決まってしまうようなものを見せられて、どういう気持ちになっただろう。

それにしても相手の隙につけ込んだら、とことんまで手綱を緩めない阪神の集中力は大したものだ。
今季は、控えに回っている選手が出た時の結果が、すご過ぎる。
沖原なんか連夜の大爆発だ。
年齢の事もあり、彼も必死なのだろう。
風が良かったとはいえ、甲子園の最深部にぶち込んだアーチにはびっくりさせられた。

昨日に続いて、今日は虎○さんが道頓堀に飛び込んだとか。。
空港にも、阪神グッズのコーナーが拡げられて、人が群がっている。
阪神百貨店のコーナーは、試合前に買い物をする人の列が長く出来ていて、大変な状況になっている。
正に優勝ムード満開といった状況になってきた。



2003年07月11日(金) ○阪神14-1讀賣 阪神甲子園球場

8/15〜東京ドームのプレプレオーダー(私が勝手にそう呼んでいる)に外れてしまった。
今季初の事である。
東京ドームは、ずっと観てきたのに。。
本当にチケットが取り難くなっているね。
甲子園だって年間席持ってなかったら、大変な事になってたと思う。

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今日の勝ちは、本当に嬉しい。
こういう勝ち方は、対讀賣を中心に多いのだが、その中でも特に気分がいい。
何故ならば、ファンと選手の気持ちが一体になっている感じがするからだ。
昨日の日記で書いたが、殆どのファンがこの3連戦で讀賣を地獄の底に堕としてやれ!と思っているはずだ。
「ここまで大差がついているのだから、少しぐらい負けても構わない」等という世界は存在しない。
選手の中にも、今までと同じように「打倒!讀賣」の雰囲気が漂っていた。
これぐらいで許してはいけない。
積年の思いとは、こういう事なんだ。

見るからに打ち勝ったのだが、今日は守り勝ちだと言える。
4回表まで試合は膠着状態だったが、阪神は捕殺や美技で零封したのに対し、讀賣は耐え切れなかった。
高橋由の守りがそれを象徴している。
4回裏の矢野の先制打の場面だ。
こういう隙を見せると、相手は大火傷を負ってしまうのだ。
そして気付けば、取り返しのつかない8失点で降参状態。
金本の完全復活弾というオマケまでつけてしまう。
このような事を「出血大サービス」というのだ。

甲子園は正にお祭りムードだ。
今季何度も江戸で観たこの光景が、ついに西にもやって来た。
そしてオレンジの分布を散らばらせてしまった。
今日のレフトは、はっきり言って広島並み。
声は広島の半分にも満たない。
目標を失った球団の典型とも言えるが、それにしても極端過ぎる。
我々は何年もこういう目に遭ってきても、自軍の応援席ぐらいは黄色で染めてきたものだ。
やはり讀賣ファンは、勝つ事にしか喜びを見出せない人が多いらしい。

さて明日からだが、一人先発が足らない状態だが、誰が投げるか?
私は、明日下柳で、日曜日に中4日で井川と見たが、どうだろう?
もしこの予想が当たれば、星野監督もこの3連戦で「讀賣を地獄に叩き落してやる!」と思っている事が証明される。



2003年07月10日(木) ○阪神5−3広島 広島市民球場

ヘナチョコバージョンのムーアを打線が援護。
3回、ジョージ・片岡・矢野の3連続適時打は、お得意の集中打だ。
しかも全てが中堅〜逆方向へ。
今季は、この辺りを徹底出来ている。
集中打が出る時は、このパターンが多い。
ジョージがあそこに打てば、手がつけられなくなるね。
何気に打率も上がってきたし(.276)

しかしムーアは酷かったな。。
こういう試合を観ると、安定した中継陣がいるのは本当に大きいと感じる。
安藤は完璧だ。
自信が漲っている感じがする。
キレがいいから、142km/hあたりの直球でも空振り三振が取れる。

昨日・今日と、広島も虎党が多かったな。
中堅付近の外野指定へも、黄色のメガホンが多数居た。
レフト年間席辺りの広島応援団が、可哀相に思えた。
まるで甲子園で取り囲まれたビジターの応援席のようだった。

讀賣がついにBクラス転落。
先の東京ドームでは引導を渡し済みだが、今度は甲子園で地獄に叩き落してやろうじゃないか。
二度と這い上がれないぐらいのダメージを与えてやればいい。
狙うは、もちろん3タテだ。



2003年07月09日(水) ●阪神2−3広島 広島市民球場

苦手だった長谷川に好投されたのが敗因だ。
こういう日もあるだろう。

久保田は接戦で投げる事に意義がある。
満塁にしてからの表情等は、やはり大したものだと思う。
でも失策に押し出しはいただけないね。
これも勉強だ。
こういう事を肥しに、どんどん大きくなればいい。

金本の不振が、深刻になってきたか。。
タイミングが取れない状態。
ずばりこれは疲れだと見るが、どうだろう。





2003年07月08日(火) ○阪神8−4広島 倉敷マスカットスタジアム

本日朝5:00から、8月大阪ドーム開催分の未引き換えチケットが、ローソンで発売されるという情報を得ていた。
4:45に24時間受付電話にかけてみた。
8/20の受付に入れた。
しかし2枚連番はなかった。
半端な一枚のみの販売だった。
仕方なくローソン店頭のLoppiでトライしてみた。
やはり一枚席しか出て来ないので、購入しなかった。
もし胴上げならば、是非現地で観たいが、一人で観るのはなぁ・・。
離れでも2枚取れるのならば、一応2人で現地に行ける。
だが一枚では、2人で入場する事は不可能だ。(当たり前だが・・笑)

それにしても5:00と聞いていたのに、4:45で発売されていたという事は、どういう事だ??
私ははっきりとローソンチケットの電話オペレーターに聞いたのに。。
4:00から起きていたのに、もっと早く電話するべきだったかも。。

元々、大阪ドームは嫌いな球場なので、この3連戦はパスを決め込んでいたんだ。
まさかこんなに早く胴上げはないだろうとも思っていたし。
ところがここに来て、この時期のゴールも可能性としては出てきた。
慌ててチケットを求め始めたら、既にe+のプレオーダーも終了していた。
一般発売は、Loppiで玉砕した。
それでこの日のラストチャンスに賭けたのだが、上記の様な始末だ。
今季で、唯一チケットゲットをミスった形になった。
甲子園の年間予約席を購入し、横浜の開幕戦3戦とも観て、東京ドームの週末も全て確保していた。
これで大阪ドーム胴上げなら、私は最後の詰めを誤った事になる。
ふむ・・。今、何とも言えない心境だ。。
でもね、ないでしょう。
8月末の甲子園か、9月頭の広島だよね。
↑自分が観に行ける試合(笑)

やっぱ絶対ない。
今日勝ってマジックが少ない方の49が点灯したとして、大阪ドームの3戦目が34試合目になる。
そこまで8割勝ったとしても、自力で減らせるマジックは27だ。
マジック対象チームが同じ試合数を消化するとして、12勝22敗じゃないと、阪神は大阪ドームで優勝しない。
これは数値的にあり得ない。
12勝22敗では、マジック対象チームではなくなるだろうしね。
マジック対象チームなら、5割以上は絶対勝ってくるでしょ?
5割が最低ラインとすれば、17勝17敗で、マジックは17消化。
8割勝って27減らしても、まだマジックは5残る。
やはり最短で横浜、ちょっと早めで8月末甲子園、普通に考えれば広島だよ(笑)

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意図も簡単にマジック点灯「49」。
こんなに早くマジックが出たシーズンなんて記憶にない。
そらそうだろう。セ・リーグ最速の点灯劇なんだから。

ヨタヨタ井川が打線の援護で勝つ・・・今季のパターンで記念すべき試合に勝利した。
しかし今季の投球はずっと同じだけど、打撃は遥かに粘り強くなってきたなぁ。
何とかしようという雰囲気がある。
それが適時打や出塁に繋がる。
決して見栄えは良くないけど、食らい付く姿勢はいいね。

そして今岡は、二試合連続の先頭打者初球本塁打である。
この人、マジで神懸っている。。

今日は「マジック云々・・」というボードを持った人が多かった。
周りの喧騒を他所に、チームは静かに優勝の道標を手に入れた。

意地の無い讀賣は、好敵手:ヤクルトに敗戦。
8月の東京ドームは、我が阪神タイガースが乗っ取って、黄色一色に染めてやろうじゃないか!!



2003年07月07日(月) 胴上げチケット争奪戦

この週末は、8/22〜24横浜スタジアムの一般前売り日だった。
e+のプレオーダーに外れていたので、この日に賭けるしかなかった。
3グループに分かれて、ampmの店頭でCNプレイガイドに電話チャレンジしたが、結局8/23しか確保する事が出来なかった。
仕方なくe+の一般オーダーに託し、何とか8/24のチケットを捥ぎ取った。
8/22はぴあの「myでちゅー」で先行当選していたので、とりあえずは3日間押さえる事に成功した。
しかし異常事態としか言い様がない。
「ぴあ」の店頭で並んだ人間は、ものの15分程で3塁側は売り切れと言われたとか。。
横浜と言えば、如何にレフトを押さえるかが課題だったのに。
安牌の内野3Bも、高嶺の花になってしまった。
18年振りの胴上げを現地で観たいのは誰もが同じなので、仕方がないのだが。。

9/2〜4の広島市民は押さえてある。
後はと言えば、あそこだけだ。

戦いはまだ続く。。



2003年07月06日(日) ○阪神7−2ヤクルト 阪神甲子園球場

ヤクルトは、甲子園のビジターチームの中で、一番ファンが少ない球団である。
恐らく500人ぐらいしかいないだろう。
野村で常勝軍団の時は、2000人前後は居たように記憶しているが。。
要は観客のサポートが一番弱い。
それでいて阪神には、一番噛み付いてきている球団である。
そのチームが、この二試合で陥落したと言っていいだろう。
昨日・今日と、ヤクルトとしては、食らいつく野球をしてきているが、何層にも構築された阪神の壁を突破出来ずに、突き放される。
そんなイメージだ。

ヤクルトを完全に突き落とした。
その感覚が、今岡のヒーローインタビューに表れる。
「優勝」という二文字を口にした。
このカード全勝で、優勝への壁がほぼ消滅したという感じがするのだ。
今の今岡は、古田をもってしても止められない。
エース級が本調子で、やっとマルチヒットを防げるか否かというレベルである。
まさか急にMLBに行きたい等と言い出さないだろうな。
足が通用しない事は、彼も解っていると思うが。。

さて今日の試合経過だが、8回二死からの連続適時打に象徴されるように、
好機に一気に畳み掛けていく。
こういう光景を、今季は何度見ただろうという感じだ。

久保田は適時打一本打たれたものの、雰囲気が備わってきた感がある。
顔つきは元々ルーキーらしからぬ感じだが、マウンドの雰囲気が正に仁王立ちといった様相を呈してきた。
先々どういった投手になっていくのか、本当に楽しみである。

最後にリガンが出てきたが、今日は球威不足だった。
何となく不安定な感じは、ポートとダブるのだが、私はこの先、どんどん良くなっていくような気がする。
もっと球速も出るのではないかな。
ただあれだけ身体が一塁方向へ流れると、バントとかの処理に不安は隠せないが。。

これで勝率は.716だ。
もう驚異的というレベルを超えている。
こんなに強いチームを私は見たことがない。
それが阪神タイガースなんて、信じられない。
この夢は、いつ覚めるのだろうか。
覚醒せずに、そのまま夢の中でゴールを迎えたい。



2003年07月05日(土) ○阪神13-7ヤクルト 阪神甲子園球場

ついにチーム打率が3割に乗った。
1985年のそれを大きく上回るものだ。
繋ぎの野球は今日も健在。
というより走塁が素晴らしい。
二塁打で1塁走者が簡単に生還する。
レフト線へ落とした打球で1塁走者が迷い無く3進し、打者走者も2塁を陥れる。
正に抜け目のない野球だ。
極めつけは今岡のバントヒット。
二死満塁からの荒業だった。
しかも効果は覿面、ヤクルト守備陣を翻弄した。
今岡は続く5回にも強烈な技を披露した。
難しい球をカットし続けて、最後にまた難しい球をいとも簡単に中堅越えだから恐れ入る。
もう向かうところ敵無しだ。
攻め手が全く存在しない。

投げる方では久保田が圧巻だった。
140km/hを超えるスライダーが低めに決まれば、絶対に打てない。
デビュー当時は、高めに浮く球が目立つ等、ストライクとボールがはっきりしていたが、ここにきて外角低めにコントロールされるようになってきた。
これに150km/hの速球とくれば、鬼に金棒状態だ。
リガンも一発は食らったものの、なかなか面白い存在になりつつある。
安定した吉野と安藤を絡めて、中継ぎ陣は安泰である。
一月前とはえらい違いになってきたな。
これが優勝するチームの姿なんだなと改めて感じる。

これで2位とは14ゲーム差。
躊躇わず、声高らかに宣言しよう。
2003年度のセントラルリーグペナントレースは、我がタイガースが制すると。



2003年07月04日(金) オールスターに9人選出

今日監督推薦も発表され、オールスター戦出場メンバーが確定した。
我がタイガースからは、9人が選出された。

オールスターに出る事に関しては、賛否両論がある。
手の内を明かす事になるとか、疲労が蓄積するのではいかといった不安感を表す人もいる。
でも今の阪神にとっては、そういう事よりも、どんどんメジャーな場に出て行って経験を積んだ方がいいように思う。
極端に言えば、日本シリーズの前哨戦ぐらいの気持ちでいっていいと思うのだ。
大舞台の経験は、出来るだけ多い方がいいに決まっている。
それと普段の公式戦とは雰囲気の違う場所だし、他チームの選手との交流も含めて、プラスになる事の方が多いだろう。

それにしてもこの事を一面で報じたデイリーの写真は酷かった。
何が?って、赤星の顔である。
ナンバージャージを着た甲子園のオヤジみたいな顔で写っていた。
あれは酷い。。
彼は、あんな変態みたいなイメージとは程遠い。



2003年07月03日(木) 現場と営業部

また雨天中止だ。
今年の梅雨は、なかなか本格的なようだね。

開門して、オーダー発表してからの中止決定に、星野監督が不快感を表したとか。。
選手のコンディションを重んじるのは、現場の責任者として当然の事だろう。
ここに営業サイドとの温度差が存在する。
昨日は平日に関わらず5万人の入り。
前売り券は全て完売とくれば、今の時期にどうしても開催したいと考える。
普通に考えれば、この日程が優勝決定後に組み入れられても、今季の状況だと、かなりの数が入る事になるのだろうが。。
でもその確証はどこにも無い。
数字をはじき出す仕事に就いている人は、そういう考え方をするものだ。
実際、6月の前半頃までは、9月の最終戦のチケットがプレミアといった様相を呈していた。
しかし6月を大きく勝ち越した事により、それが繰り上がり、8月中旬〜下旬にかけてのものが脚光を浴びてきているのだ。
その事を表す事象として、先日の大阪ドーム即日完売が挙げられる。
集客は、鮮度が勝負の生ものに似たものがあるのかもしれない。

ただ今日は、どう足掻いても出来なかったように思うのだが・・。
客が多く入るようになると、冷静な判断が出来なくなるらしい。



2003年07月02日(水) ○阪神14-3中日 阪神甲子園球場

一昨日、前半戦の爆裂試合特集やったら、今日いきなり後半戦最初の大爆裂試合をやってくれた。
何やねん!?この強さは・・。

今日のポイントは3回表。
一死1塁から福留を無駄に歩かせて立浪を迎えた場面。
何かしっくりこない様子(今季はいつもやけど・・)の井川はノースリーとして首を捻っている状態だった。
ここで甘い球を見送った後、立浪は何故か当てるだけの打撃で併殺に終わった。
これで中日の反撃の芽は、完全に摘まれた。
後は甲子園祭りに飲み込まれるだけ。

しかし序盤は、あっさり先制されたり、赤星が盗塁を失敗したりと、何となく中日に流れが行ってもおかしくなかったんだが。。
4番檜山が存在感を示したり、赤星も一応敬遠後の打席で適時打したり、先発を外れた片岡が本塁打したりと、絶対穴埋めしてくる選手が出てくるんだよなぁ。
強いチームの典型だね。

平日の讀賣以外で5万人。
俄かの祭典は絶頂に達する寸前だ。



2003年07月01日(火) 捕らぬ狸の皮算用(笑)

また雨天中止。。
何気に最近甲子園に行ってなかったりする。
雨に祟られる事甚だ多し・・だ。

本日発売の大阪ドームは、即日完売だった。
e+やぴあ、あとローソン等で先行発売があったにせよ、大阪D即日完売は聞いた事がない。
この球場、昨季までは当日券で十分良い席に座れた。
大阪市内という事で、会社帰りに「ちょっと野球でも観て帰るか。」なんて観れる球場だったのだ。
このままでいけば、ここで胴上げ?!なんて事で、みんな躍起になったのだろう。
その証拠に、今日の午後からヤフオクへの出品がすごい数になっていた。
もちろんこれらの中には、優勝を生で観たいという人だけでなく、営利目的の人が少なからずいるはずだ。
あと全国高等学校野球選手権大会開催中のいわゆる「死のロード」中なので、関西在住の人は甲子園で観る事が出来ないので、これに集中したというのもある。
私にとっては、これは関係のない話だ。
何故ならば、関西だけで観る訳じゃないからである。
その前の週の東京ドームにも現れるだろうし、その週末の横浜だって行くだろうから。

で、肝心の星勘定なんだけど、ずばりこの大阪ドームシリーズでの胴上げはないと見る。
その根拠だが、、、
今2位争いしている3チームの中から、必ず後半戦6割前後勝ってくるところがあると思うのだ。
そのチームは、中日ではないかと踏んでいる。
仮に中日だとして、ここが6割勝つと、残68試合×0.6で約41勝する事になる。
現在38勝だから、計79勝までくる。
そうするとやはり優勝決定ラインは、80勝である。
大阪ドームまでは、明日から36試合目になる(今日の中止分が8/1に組み入れられたとして)。
3連戦の最後が38試合目で、30勝8敗は考え難いというものだ。
まあこれもあくまで机上の話なので、実際にはどうなるかわからないが、大胆予想をすると、以下のようになる。
マジック対象チームは、上記の通り中日で、79勝まで到達。
阪神は、残りゲームを勝率6割でこなしていく。
80勝到達には50試合を要する。
今から50試合目=9/3広島市民球場である。
でも多分計算通りにはいかないわな(笑)
優勝ラインが75勝まで落ちてくると、大阪ドーム期間中で25勝13敗はあるしな。。

うむ。。酔っ払ってきた(^^;
本音を言うと、8/26からの讀賣戦で甲子園胴上げが嬉しいが。。
昨年のリベンジを果たす事にもなるしね。


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