わわわんわん



物欲の砦:ゆけゆけ山中行軍のための足下

2006年04月29日(土)

カバンに対する情熱も薄れてきたりなんかして、まあ何背負っても荷物が重い事に変わりないし。

んで、ここ数年さがしまわっている靴がありまして。ね、ね、物欲全開モードですよ。



モンクストラップ、つまり坊主靴と呼ばれるタイプのストラップが付いた靴です。ま、それなりに店頭にはありますね。四穴とかのヒモ靴並みに固い雰囲気ながら、スリッポンのような楽さ。どっちかっつーとカジュアル寄りなんだけども、一応は甲にベルトが通ってる安心感。あと、甲が止まるので歩きやすく疲れない、というわけで、いろいろ蘊蓄も合わせて探しておりました。

ただし、量販店の店頭のやつは、なんというか、こう、ギラギラしている。色は黒、それでつま先は細め、いかにもちょっとオシャレさんな人に向けたデザインが多い。

メレルというメーカーのスリッポンが歩きやすくて、バックスキンの黒なら百歩譲ればそれなりに見えなくもないが、スーツには苦しい。スーツ着て山歩きするわけではありませんが、スーツ着て荷物が多いってのはよくあることなので。

ところが、メレルも濡れたタイルの上で滑るのと、靴本来の目的からすれば当然とはいえ山道で不安定という問題があって、結局は全身カジュアルでトレッキングシューズというスタイルになってしまう。

そんなときに重宝していたのがモンクストラップ。これはベネトン製で、底がゴムだったのですが(デザートシューズっぽい底)、それなりにどころか、十分にお固い外見ながら疲れない。色も濃いブラウン。こーれーが、もう、同様の靴の見つからないこと。あったらあったで、黒のおっさん靴。仕方がないので、すっかりあきらめていました。



ところが。じゃーん。念じれば通じる。底がゴムのカジュアル仕様、甲はモンクストラップという願ってもない靴発見。アメリカのBORNというメーカー製らしい。初めて見るメーカーです。
http://www.bornshoes.com/

オンラインカタログには同じタイプが見当たらないので、店頭のラッキーとしかいいようがないのね。色も念願のブラウン、クッションがふかふかで足がすっぽり納まるうえに、いかにもアメリカっぽい皮革(実際はメキシコ製)の手触りにうっとり。

セレクトショップの扱いなので、まあ高いんですよ。んでも、オンラインショップ(アメリカ国内向け)の価格から考えると良心的かと思います。

とはいっても、これもまた同じ靴を次に探すとないんだろうという気がします。これ、はきつぶしたらどうしようかと、今からめちゃくちゃ心配です。

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