2005年05月23日(月)
ららら、らららららー、ブラジルー!
結末の記憶違い、というか記憶違いが違っているんだろうというのはいろいろ調べてわかったけどさ。あれ、酷いかね?
なんか口を、じゃないね、タイプ(文字打ち)を揃えたように「救いようがない」とか「ひどい」とか、ネット検索の結果があんまりにもネガティブなんでかえって疑問。
酷い?
本当に酷いか?
ううーん。見直せば見直すほど、やるせないとはいえ、そんな救いを用意されては困るし、情けをかけられても困ってしまう。いやー、なんか狡いよな。こいつ。
こんなやつ、救ってやらんでいい。と、思える。なのに、救っちゃってる。
だってさー、コネ入社で好き勝手して、一目惚れしたからってストーカーになって、ちからいっぱい職権乱用して、妄想の世界に突入。挙げ句、いろいろ後始末しなきゃいけない段になったら遠い世界に旅立っちゃったからーで済まされる。
管理社会がどうのこうのなんて、隠れ蓑みたいなもんだ。きっと。不条理のきっかけだけ。
いいじゃん、これで。楽しくやろうよ。そのうち明日になるんだし。明日になったら、なんかいいことがあるよ。
うわーん。これじゃあ、ヤシの実をかたかたさせてるヤツ(ホーリーグレイルの)が世界でいちばんシアワセ、そういうオチといっしょじゃんかよー。
なので、ブラジルも他のモンティパイソン映画と区別することなく、ふざけた映画として分類してやるべきです。なので、モンティパイソンはダメだけど未来世紀ブラジルは芸術的だとかいって差別できるものではないのです。
ステキな未来世界の表現、じゃなくて、ちょっぴり(セットが)豪華なモンティパイソン。不幸にして、映像がすばらし過ぎるがために、内容まで真面目に受け取られ過ぎてるせいで、あれこれ難しい評論がひっついてきてしまったとすれば。なーるほど。
あぁ、なんかすんごくスッキリしたわー。長年の疑問が氷解するって、こういう感じかしらん。
ネットで検索すればモンティパイソンが好き、だとかダグラス・アダムスが好き、だとかいう方向から未来世紀ブラジルへたどりついてるらしい「間違った」ルートのアクセスもたくさん確認できるんだけど、たぶん、絶対数が少ないんだろう。ネットは日本中に分散してる少数派でも集約してくるので、身の回りでの分布度合いと違うし。わたしだけじゃなかった、と気休めにはできても、リアリティはない。
小型の一人用乗りものが、かのメッ・サーシュミットだったことに、これまたぜんぜん気がつかず。むしろバックミンスター・フラーのやつ(ダイマクション・カー、だと思う、一応調べた)を連想していたり。メッサーシュミットは、ビーナスフォートにある自動車博物館で展示されてるのを見てるはずなのに。そこで精巧な模型まで買ったはずなのに。ノーのミソが機能低下してるのは確実。
光岡自動車のミニ・カーとか、チョロQとか、一人乗りの屋根が付いてコンパートメントがある乗り物。駐車場とか、燃費とか、走行距離とか、そういうことはさておいて、こんな乗り物でふらっと出かけてみたい。
メッサーシュミットだって、あればあったで、なんとかなるさ。そんなことは、目の前にモノが来てから考えればいいさー。明日は明日のカゼが吹く、ってなもので。
@追記 気になっているといえば、最後にサムの手が手前に大きく映ってる場面で、ぴくぴく動いてるから生きてるらしいってのがわかるシーン。2ちゃんの過去ログ(googleのキャッシュだけど)見てたら怪我してるから拷問はされてたんだよーという意見があったけど、あれはイヤーんな位置に穴が開いている。
映ってたのは左手だけだったけど、絶対右手と、両足にも穴が開いてるんだよ。絶対。そんでもってカットされてるんだよ。胸にも穴が開いてるんだろうか、額に傷はないけど。
字幕では「片付いたかね」「そのようです」となっているやりとりも、英語字幕で確認したら"He is got away from us, Jack" ,"I'm afraid you're right, Helpman"。
逃げやがって、ケッ、てなもんである。
あ、ホーリーグレイルは6月29日発売!やったー。
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