2009年09月27日(日)

■ ストイックであるがゆえのロマン。

今月初めての日記を書くに当たって、8月にはそれを5回も書いていたことを驚くべきか、
8月には5回書いた日記を今月はまだ1度も書いていなかったことを嘆くべきか。
というわけで、前回以降に観た映画。

「BALLAD 名もなき恋のうた」。
なんでだろうなぁ。アニメには大泣きしたのになぁ。
キャストも悪くはないのになぁ。本かなぁ。演出かなぁ。
男女の仲は、ストイックであるがゆえにロマンであったりするのかもなぁ。
はっきりいただけないのはタイトルだなぁ。

「プール」。
小林聡美がタイの少年とともに歌うシーンにぐっときた。
これだけでもういいとさえ思った。
他がどれだけつまらくても、この場面ひとつで許すと。
後で知ったことだが、「君が好きな花」と題されたその曲は小林聡美の自作曲だった。
サントラ買った。

「カムイ外伝」。
エピソードひとつひとつの間が悪く、ツギハギ感が大いに募る。
原作を知らないと……というか、知っていてさえ、意味不明、理解不能な言動多すぎ。
エンドテーマもなんら聴くべきところのない凡庸さ。

「空気人形」。
ペ・ドゥナの代表作の一番に、これは書き加えられるだろう。
これは切ない。これは美し。でもって、悲しい。
空気が抜けてしぼんでいくさま、自分で空気を入れる後ろ姿、
どれも目が離せないほどエロチック。
今年の5本入りまちがいなし。

ベスト10なんてアナタ、年間100本以上観る人が選ぶものですから。


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