2009年06月21日(日)

■ もっさりしてるとまではいわないが。

またまた前回から20日も空いてしまい、その間に観た映画が5本。
嫌にならないうちに感想を書いとかなくちゃと思いつつ、
実はすでに嫌になってたり、ひどく印象薄くなってたり。

「お買い物中毒な私!」
それって具体的にどういうことだと自分で突っ込み入れながらも、
なんとなく「プラダを着た悪魔」的なものを期待してしまうわけだ。
決定的にちがうのは、ヒロインのB級さ?
女性版ブレンダン・フレイザーみたいな?
なんかこう、もっさりしてるとまではいわないが、
もうひとつキリリと締まったところがないのがもどかしい。

「ザ・スピリット」
猛烈な睡魔と戦いながら最後まで観たものの、
なんでこんなの観たいと思ったんだろと、ずっと後悔。
隣の年配のご婦人が何度も大欠伸するのがまた腹立たしい。
初のエグゼクティブシートでの鑑賞がこの結果。

「ウルトラミラクルラブストーリー」
監督は天才なんだそうですが。
面白く観た人も少なからずいるようですが。
あかん。ダメだ。全然だ。ついていけない。
わかるわからないではなく、感じる感じないの世界のような気が。

「ターミネーター4」
この手の映画について、後からあれこれ言う気にぼくはなれない。
観ている時がすべて、エンドロールとともに記憶から消し飛んでく、みたいな。
ブレア役のムーン・ブラッドグッドと、
スター役のジェイダ・グレイスは記憶にとどめておいてもいいかと思うが。

「重力ピエロ」
伊坂幸太郎作品の、なんと映画化率の高いこと。
原作の詩的な語り口はなかなかうまく再現されていたが、
話の筋は描き切れていなかったようにも思う。
ぐっとこみ上げる場面は確かにあったが、それと全体の出来とは別。
「アヒルと鴨のコインロッカー」の見事さがまたしても思い返されるのだった。

というわけで、今年はこれで23本。
今夜、雨が上がればレイトショーで24本め。
「スラムドッグ」がようやく地元にやってくる。


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    2009年06月01日(月)

■ 「仕組みを見てやろう」とミスター・スポックは言うか。

公言した通り、2日間で映画4本。

「スター・トレック」。
スポックのそっくりさん、これって「ヒーローズ」のサイラー!
この扮装で「仕組みを見てやろう」とか言ったら受ける。てか、怖い。
一方、若き日のカーク船長はというと、顔も性格もなんだかなぁ。
こんな船長、ぼかぁイヤだ。

「ラスト・ブラッド」。
お下げ髪のチョン・ジヒョンがセーラー服着て、刀振り回す。それに尽きる。
というか、それしかない。ラスボス小雪には、さして見どころなし。
エンドロール見ながら「Giannaって誰よ」と思ったら、どうやらジヒョンの英名らしい。
韓国名は欧米人には発音しづらいようで。

「おと・な・り」。
終盤に用意された偶然は反則だと思うが、でも、いい映画だったと思う。
ぐっと来た。びんびん来た。伝わった。麻生久美子の悲しみが。
切なさ、悔しさ、そして喜び。心の波紋のひとつひとつまでもが。
いいなぁ、三日月さん。じゃなくて、麻生久美子。

「チョコレート・ファイター」。
ノーワイヤー、ノーCG、ノースタント。
これは凄い。熱くなる。まさに戦慄が走る。
ものすごく興奮した。途中、声が洩れそうになったりした。
母親の若い頃のあだっぽさにもまいった。
ストーリーとか、もうどうでもよくなる快作、ガチンコ、チカラ技。
もう一度観たい。

というわけで、この土日、まったく猫の写真を撮っていない。
そんなんで、ストックだけで、「海猫」1週間乗り切ることができるのか?
それにしても、「ルーキーズ」の集客力ってすごいですねぃ。
どの映画館行っても大行列でした。


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