2002年10月26日(土)

■ おうよ、そんな日だってあるわなぁ(と誰か言って)

文学とか芸術とか。
そんな文脈で語られると「けっ」とか思うくせに、
村上春樹がわからないと告白するのにちょっと勇気を要してしまうあたり、
ぼくも小心者というかブンガクなるものの囚われ人だったというか。くそっ。

まぁ、村上春樹って誰?ってな人も世の中にはいるわけですが。
角川とか龍とかごっちゃになっている人とか。ははは。
はは。は。

え?

えっと、あの、今日はこれで終りなんですが。
はは。ははは。わはははは。
ねぇえ、そんな日だってあるわなぁ。

まぁね、たったこれだけのことをね、
うんうん唸ってやっと書いていたりするんですわ。
凄いぜ、毎日おもしろおかしく書ける人。


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    2002年10月24日(木)

■ ララバイはしかし安易にすぎないか

えっと、えーと。あのですね。
そんなにおもしろいですか、「ハリー・ポッター」。
そんなにぶっちぎりでおもしろいんですか。

ぼかぁね、1作めを読んだことがあるだけで、
「ふーん」の一言で切って捨てちまったんですが。
いや、それって一言ですらないし。はは。

そうやって自分が捨て去ったものが
あまりにもてはやされているのを見ると、
実は心中穏やかでなかったりもするわけで。
というか、穏やかでないふりをしてネタにしようとしてみたり。

なにか本というものを読んではみたくはあるけれど、
なにを読んでいいのかわからない。
そんな層を取り込んだ本という気がしますですねー。
エラそに聞こえるかもしれないこと承知で、はっきしゆって。

あと、昨今話題の本といえば「海辺のカフカ」。村上春樹。
これまたぼかぁ、複雑な思いを引きずっておりまして。
もうね、「風の歌を聴け」以来ずっと。
それのどこがおもしろいのか、まったく理解不能だったから。

自分の評価と世間のそれとのあまりの開きが不安で、
忘れた頃にもう一度読んでみたりもしたけれど、
確実にわかったことがひとつ。
登場人物のことごとくがぼくは嫌い。

時代は下って「ノルウェイの森」。
あのアメミヤヒトミちゃんが電車のなかであるにもかかわらず
わんわん泣いたというんで、それならばとぼくも読みましたですよ。
けれど、登場人物の誰ひとりとして、やはりぼくは好きになれなくて。

だもんで、「海辺のカフカ」に対しても
読みもしないで「うーん」としか言えなかったり。

んだば、そういうおまいは
いったい誰の作品なら喜んで読むのかと訊かれたら、
花村萬月とか船戸与一とか、ありがちすぎて恥ずかしいけど、
大沢在昌とか宮部みゆきとか東野圭吾とかなわけで。ここ数年。

でもって、こないだ帰省した際に古本屋で買いこんできたのは、
藤本ひとみ、川上弘美、神崎京介(やらしー)。
そいで、図書館で借りてきて今読んでるのは、
以前に書評で見て気になっていた池永陽の「コンビニ・ララバイ」。

「ララバイ」というのは、しかし、あまりに安易にすぎて、
タイトルにそれを用いるのは避けたいものだと思う今日この頃。
背筋ぞくぞくものの治子と八坂の恋には思わず声がもれそうですが。


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    2002年10月19日(土)

■ 北の国からウチナーグチ

ええと。
9日ぶりですか。10日ぶり。
ま、それぐらいご無沙汰。お久し。

茅ヶ崎から戻ってきたら残業続きで、
こっちまで手が回らなくて。
買ってきた本とか撮ってきた写真とか届いたCDとか、
そっちにばかりかまけてて。

しかし、なんつうかまぁ。
札幌だとか旭川だとか函館とか、
都市部ではそんなこともないんだろうけど、
北海道でもここいらあたりの過疎の農村風景に慣れてしまうと、
たまに茅ヶ崎に戻ると感じずにはいられないことがいくつかあって。

家が小さい。しかも隣とくっつきすぎ。
道が狭い。しかも曲がりくねってる。
いつもどこかに誰かいる。つうか、人多すぎ。
おねいさんたちがみんな綺麗。わはは。

あと、暑いというのが前回はあったんだけど、
次回は、雪がない!とか思っちゃうんでしょう、きっと。
で、今回は、逆にこちらに戻って痛切に感じた。
う〜、さぶっ!

だってねぇ、出たとき25度とか26度とかでしょ。
それがいきなり9度だかんね。
北国の名に恥じないもんね。

まぁね、着いたのは午後6時を回ってたし、
そんな気温もありかと予測はしていたけど、
今日なんてあなた、最高気温がたったそれだけしかないもんね。
お天気だけは恐ろしくいいのにさ。

ちょうどね、借りてた本を返しに図書館まで歩いていったのさ。
午後1時さ。真っ昼間さ。これ以上ない天気のなかをさ。
なのに、気温はたったの9度しかなくてさ。
そいで、例によって通りには誰もいなくてさ。
なんでよ、これってまるでお正月じゃん、とか感じながら。

好天と寒さとひと気のなさ。
これまでぼくが過ごしてきたお正月は、ずっとそれらに象徴されるものだった。
こちらにはそれとはちがうお正月の風景がきっとあるんだろうけど、
あんまり今から想像したくない。冬のことは。

うちの会社の支社とか工場とか営業所とか、
沖縄にはないんか。
などと思う。

これがウチナー愚痴というやつかもしれない。


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    2002年10月10日(木)

■ ツルちゃんとかフユヒコさんとか

ツルちゃん。
と、ぼくは彼女のことをそう呼んでいる。
義理の母。

妻にとってぼくは2度めの夫で、
ツルちゃんにとってぼくは2度めの婿だったりするのだが、
たまに電話をしてくる彼女は「あー、フユヒコさん」と、
平気で以前の婿の名前を告げたりする。あのなー。

いや、前夫はフユヒコという名ではないけれど。
仮名じゃん。仮名。
なんとなく、いかにもだし。フユヒコ。はは。

そんなツルちゃんは現在入院中で、
この週末、関西まで妻はそれを見舞いに行く。
入れ替わりに、ぼくは北海道から茅ヶ崎へと帰省する。
猫の世話をするために。
13歳のこやつをペットホテルや病院に預けるのが忍びなくて。

独身時代に生活を共にした先代はわずか6歳だったが、
ホテルに預けている間にすっかり体調を崩し、
ぼくが旅行から戻った後、1週間と持たなかった。
あのときのような思いを、ぼくは2度としたくないのだ。

というわけで、明日帰る。
妻とは一晩だけ一緒で、
月曜日、妻が戻る頃にはぼくはもう本州にはいない。
切ないのぉ。

茅ヶ崎市民よ、ダイクマで会おう、
とはもう言えないのも寂しいのぉ。

そいで、ぼくの大好きなツルちゃんや。
達者でのぉ。


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    2002年10月06日(日)

■ 深田恭子は痩せたらあかん

深田恭子が好きだ。

というようなことを言い出したらそれこそきりがなく、
なにより田中美佐子が一番好きだし、鶴田真由も大好きだし、
小林聡美や清水ミチコもかなり好きで。

というか、おつきあいできるんだったらむしろそちらをといいたい一方で、
はしのえみもけっして無視できない存在だったりするのだが、
ここではとにかく、深田恭子がええのやということで。

その深田恭子のカレンダーが職場にあって。
使い終わった月の分からもらって帰ろうとか、
共有スペースではなく自分の机の前に貼り直そうとか、
実際にそこまでするかどうかはともかく、
そんなあれこれを夢想させる対象ではあって。

ところが、それを会社に持ち込んだ張本人は、
それがカレンダーとしての使命をまっとうするや、
あろうことかそこにハサミを入れ、メモ用紙にしてしまって。

ちょっと待てよ待てよ待てよ。
メモ用紙ってのは普通、もう少し薄い紙で作るだろ。
失敗したコピー用紙とか、用済みの社内文書とか。ちがうか。

いくら裏が白いからって、カレンダーをメモ用紙にするか。
厚くてかえって使いづらいだろ。しかも深キョンだで。
その目とか口とか、ハサミでズタズタにするか、普通。

彼のいないところでぼくらは口々に罵ったものだったが、
しばらくしてからボソリとひとりがこう言った。
「でも、あの人が深田恭子の写真を大事に持っていたらもっと怖い」。

はっとみんな我に返った。それは怖い。確かに怖い。
そもそも問題のカレンダーを、どうやって彼が手に入れたかというと、
娘の成人式の着物を買ったらオマケでついてきたのだった。
そういう年頃の娘を持つ者が深キョンに御執心というのはまずい。

まぁ、ぼくだったら、それ欲しさに
数ある着物メーカーのなかからそこを選んでしまいかねず、
実はもっとまずくてもっと怖いんだろうなという自覚もあるが、
どうせなら、ぽっちゃりして二重あごの深田恭子がええなぁ。
そっちの方がずっとええなぁ。

というわけで、趣旨不明のこの文章にもいくつかある真実(とか願望)。
1 猫に小判。
2 年は取りたくないものだ。
3 深田恭子は痩せたらあかん。

 ☆彡

先ほど変換し損なって
鶴田真由が「つるたま湯」になってしまった。
あ、あるのか、そんな温泉とか銭湯とか。


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    2002年10月03日(木)

■ チャイナドレスを着て街へ出よう

彼女にチャイナドレスを買ってあげたことはないか。
ぼくはあるぞ。彼女にだって、妻にだって。
そいで、思わず声をかけたりしてしまうのだ。
「しゃおちぇ、しゃおちぇ!」。
誰に対してもこれだ。しょーがねーなー(妻には内緒)。

アオザイもいいが、やっぱりチャイナだ。
きみも彼女にプレゼントしよう。
そんなあてのない彼女は自分で買ってしまおう。
そいで、チャイナドレスを着て街へ出よう。

などと言ってしまうぐらい、ぼくはチャイナドレスが好きである。
というか、それの嫌いな男なんているのかと問いたいほどだ。
そんなものを着てどこに行けばいいんだという意見も一部にあるが、
ああ、もう、どこにだって着ていけるさ。

スーパーの惣菜売り場の前にたたずむチャイナドレス。うっ。
スーツ姿に混じってさっそうと改札を抜けるチャイナドレス。おっ。
ライヴ会場でぴょんぴょん跳ねてるチャイナドレス。おおっ。
大教室の最前列で一心にノートを取っているチャイナドレス。ほぉっ。

な?

なにが「な?」なのかよくわからないが、
録画しておいてもらったGO!GO!7188のステージ、
ギタリストの衣装がなんと黒いチャイナドレスなのだった。

それが聴かせどころで、モニターの上に片足乗っけて弾くわけだ。
黒いチャイナのその姿、ちょっと想像してみてくだせぇ。はぁはぁ、
で、演ってる曲はといえば、「君だけに愛を」だったり、
「キューティー・ハニー」だったり「ペッパー警部」だったりするわけだ。
ヨダレが出るぜ、ちくしょうめ。

というわけで、ギターを弾いているとき以外はほにゃらほにゃらして、
なんだこいつと思わずにはいられないが、ぼかぁ彼女、中島優美が大好きなのだった。
今月半ば、彼らは札幌に来るらしいが、あいにくぼくは茅ヶ崎に帰省中。
千歳ですれ違ったりしないものかねぇ。


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