母のタイムスリップ日記
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夕方 ショート先より帰ってきた。 一泊だから大きな変化もない。 今晩の夜勤のケアさんが「あら もう帰ってしまうの?」と話しかけてくれたそうだ。確かにあと一泊あったらこちらも助かる。 でも2月はあれやこれやと予定が組まれており ショートも増えるので今月はできる限り控えることにしたのだから。
帰宅後トイレ誘導し「大」排出。 それから水分補給して夕食。 今日は鴨鍋にした。 汁にはとろみをつけて具材は刻み。 体調がよいのか 美味しいのかは不明だが美味しい顔をしてじっと私をみてうなずいていた。
途中口の中に停滞が始まった。 一拍でもショート利用したのでこちらも切り替えが良くできており無理させず怒らずに介助ができた。
結局 綺麗に食べきって食事を終えて口腔ケアをすますことができた。
一時間休憩しトイレ誘導後着替えてベッドへ移乗。 穏やかに…就寝まで。 就寝後の手当も順調に進んでいる。
日曜日の晩は就寝時のよだれが多く肩がびっしょりだった。 着替えた後は 落ち着いていた。 月曜日(昨日)は 夕食時に鼻からも出てきた。逆流しているのかな? こういう時には 食事もなかなか呑み込めなくて当然摂取量も減る。 水分は必須なので何とか飲んで貰ったが。
朝 デイの職員さんと話した。 よだれはデイでも時折出るようだった。職員さんは入れ歯のせいと思われていた。入れ歯を外した就寝時にも見られるので入れ歯のせいではないと思うと伝えた。 排便も一応毎日あるのだけれどなぁ。
今日は 朝から食事も食べられて デイから帰った夕食も食べ終えることができた。 最近 食べ始めは 大きく口を開いて美味しそうに笑顔。 でも 3分の1ほど食べ終えるころに飲み込む速度が落ちてくる。 そして落ち着かない表情となってくる。 この山を乗り越えると 無事食べ終えることができる。
昨日の晩は就寝のためベッド移乗したとたんに「あ〜!」と泣いた。 何が起きたかとこちらもびっくりして身体を順繰りに見たけれど外側に異常は見られなかった。
血尿は落ち着いたので抗生剤は中止。 けれど臭気は強い。赤くないだけで要注意なんだなぁ。
明日から1泊ショートステイ。
金曜日に福祉用具の方から電話があった。 「折り畳みできないのが不自由です」と伝えると「小さい方はたためます」とのことだった。「夜にチャレンジしてみます」と電話を切った。 確かにたためたのでこれで良し。 あとは車椅子のマットだわ。 今のも体圧分散がよくお尻も改善できた。しかし座面が高いので介助しにくいので次回数点持ってきてくださるそうだ。
母また血尿。 血尿でなくとも臭気が強い時もあり楽観視はしていなかった。 抗生剤を服用すると「大」が緩めになるし母も大変だろう。
落ち着いていてもいなくとも 母にはこちらの怒り声やほめ言葉は伝わっているように見える。 食事を飲み込めない時は母ののどの準備がまだできていない時と判っていてもつい「食べないと…」と焦ってしまい怒り声になる。 すると顔をそむける確率が高くなる。 「偉いね。頑張っているね」のほめ言葉には飲み込みにくくても噛む努力をしてくれる。
しかし体調の悪さを言い表せないのでこちらが探るしかない。
自分の気持ちを立て直しながら母と歩む最近の私。
会の講演会の準備でトタパタしていた。 1件落着と胸をなでおろしていたら ご相談の電話を頂いた。 介護の相談ではなく地域にかかわる相談。 相談というよりも提案というべきだろう。
ケアラーズカフェの場所の提供の提案だった。 「むむ…。できるのか!」と一瞬迷った。 けれど せっかく申し出てくださったのだから無にする訳にも行かない。 現実に会の方の手は借りられないのが現状。 今でさえ手一杯なのだから。
何とか一歩前にと思い 母のデイ利用時間を利用してまずは相談のため社協に相談。顔見知りの職員を尋ねたらあいにくお休みで お初の職員に相談。 顔見知りに相談のつもりだったので資料も持たずに出かけた。 自己紹介から始めて ケアラーズカフェの説明まで。 いまひとつ判らない様子だったので「後日資料をお持ちします」と帰ってきた。 昨日は母のデイのない日のため外出は無理で今日資料を持って再度尋ねた。 今度は知り合いの職員もいた。 まずは 前回聞いてくれた人に資料を渡した。 その方は ネットで検索して調べてくれていた。 今日はさらに話を深められた。
知り合いの職員も別の角度から「住民の要望でカフェもどきができるかも」と提案くださりその地域の職員を紹介してくださった。
とんとんと行っているようにみえるがまだまだ道のりはある。 それでも一歩前に行ければ…と思う。
具体化するための相談先はいくつかあるので順繰りに訪ねてそれを繋げて行けばいいのだろう。 虫のいい話だが「立ち上げから関わってくれそうな人がいたら紹介してください。難しいことは判っていますので焦らずに行きますから」とお願いしてしまった。
黙っているよりも声を出していたほうがいいと思うから。
「おいおい またぁ」という声がきこえてくるのだが…。。(ワッ!) 会でも昨年講演会を開いたのだし…種を蒔いたのだから動くしかない。(わっ!)
母の車椅子母の使い心地。 家での使い心地。 デイでの使い心地。を点検中。 リクライニングはもう少し後でも良いような気がする。 リクライニングの難点は畳めないこと。つまり家の車には乗せられないし乗り合いタクシー利用もできない。 昨日も美容院に連れて行こうと思って「あダメだったんだ」と後悔。(ワッ!)
夫が風邪をひいてちょこっと面倒。 母を優先しているので夫には厳しい状態である。 年を重ねると考え方もお互いに硬くなってしまって非常に面倒。 家の中のことに年々依頼心が強くなってしまった夫。 水だって「おい」といえばテーブルに出てくるのが当たり前の感覚。 当たり前の感覚にしてしまったのは私だから自分の責任でもあるわけで自業自得といったところだ。 「もし夫が1人残ったらどうなるか…」を夫に考えてもらわなくてはならない。 「俺が先に行く」と決めている風の夫にどういったら通じるかなぁ。(ワッ!)
昨夜 弟に電話をした。 すると…「東京」というではないか。 「家来るよね」といえば「何か悪いの?」と。 「いや 非常に変化があるわけではないけれど…」と言葉を濁して返答した。 「行ってもいいよ」の言葉にいささかムッとしたが母のためなので我慢。
今朝 弟はやってきた。 母はやっぱり弟の顔をじっと見る。 前回は下の弟。母が目を離さなかった。 今回は上の弟。時折視線を外すけれどやはりよく見ていたし反応も良かった。
息子が来たので反応が良かったのかはわからない。 でも非常ににこやかで頷きも多かったしよく食べた。
もとまと体調が上を向き始めたところだったのでタイミングが良かったというだけかもしれない。
午後福祉用具の方とケアマネが見えた。 車椅子のマットとリクライニングできる車椅子のお試しをお願いしていた。 あれこれと試してみて結局のところ2台の車椅子をお試しで置いていってくれた。 ケアマネには カンファレンス開催をお願いした。
弟は風を立てて慌ただしく帰って行った。
夜は会で企画している講演会のチラシ作製。 あらかた仕上がったが。明日 もう一度点検の必要あり。
ついさっき 母のオムツ替えそして体位変えた。 熟睡していたので動かされるのを嫌がり珍しく怒っていた。 無表情よりこういう変化がみられることがうれしい。 ただ怒るということは母にとっていやなことがあるのだからこちらがもっと考えてあげなくてはならないのだ。
明日もお休み。 入浴できるかなぁ。
弟は部屋を移動するときには抱えて介助移動してくれた。 でも自分は風呂に入っても母をいれてあげようなんて考えもしない。 言えばやるのだろうけれど…。「言わなくてもしろっつうの」という気分。
昨日夕方母は帰宅した。 ほどほどに落ち着いており 夕食もぱくりぱくりとしっかり食べた、。
ベッドに入ってからしばらく目をぱっちり空けてきょときょとしていた。 それでも30分もしないうちに寝入ってしまった。
今日のハイライトは…。 夫が母の入浴介助の手伝いに帰ってくれたこと。 「仕事途中でも仕方ないよ」と言ってくれた。
訪問リハビリで療法士さんがみえ「かたくなってきてますね」と。 ゆっくりともみほぐしてくださった。
食事は 朝・昼・夕と予定した量をほぼ時間通りに食べられた。 昨夕はパクパクだったのだが そこまでのはやさではないが…。 食べられるってことは安心できる. ありがたいことだ。
母 本日よりショートステイ。 投薬が多くなっているので準備は入念に。
水分補給を多めにとお願いした。 食事の形態も母が食べやすい形にお願いした。 すると「家に戻ってから大丈夫でしょうかね」と職員が行ってくださりほっとした。 母の呑み込みが下降気味でいずれ家でもそういう形態になっていくのは目に見えている。 そろそろとミキサー食も…といったところだ。 家ではゆっくり様子を見ながら対応できるので「何とかなると思います」と伝えた。
ショートの中日 故郷の友人が上京して逢うことになっていたが今朝「行かれなくなった」と連絡が入った。 チケットやら宿やらちょっと心配したが こちらの友人が喜んでOKしてくれた。 ということで 明日はお楽しみ日。
今日は 3段構えの用事があってトタパタした。 自分の通院もあり検査の数値が改善したので薬が減った。
母はといえば 最近あまり楽しそうにみえない。 日によって笑顔を見せて返事をしてくれる時もあるが…。
今 介護仲間から電話があり介護保険認定の通知書が届いたということだった。まだ初期なので介護者の戸惑いも多く あれこれと話されていた。 初期のころは私も散々悩んだ。でもあの頃はまだ文句も言えたし怒りもしていた。今は言葉で表現できないのでちょっぴり寂しい。 でもまだ時折でも頷きで返事してくれるからいい方なんだろうと思う。
けれど 今の母が元気に向かうことはないなぁと思う。 諦めるということではない。 母の歩みに合わせてのんびりのんびり。
誤嚥性の肺炎を起こさぬように配慮して行かねばならない。 とろみも強くなってきている。 今 母は何をしてあげたら楽しいのだろうなぁ。 一番は褒めることだろう。 「今日もよく我慢して偉かったねぇ」には目を見開いてくれる。 話しかけをいっぱいしていこうと思う。
ユニバーサルデザインタクシーを初めて利用。 介護タクシーは以前利用したことはある。 一般タクシーを使うより身体が楽だった。 運転手さんは車椅子を固定して乗せるだけ。 介助はいつも通りのことなので。
検査結果は 膀胱の残量が減っているということで一安心。 これから毎月この検査が続くようだ。 さらっとした血尿はまだ良いほうで どろりとしたら要注意とのことでそこを見極めていかねばならない。
今日は朝 昼 夕ともに傾眠なしでぱくりぱくりと食べてくれた。 それも頷きや笑顔をみせてくれて ついでいやな時は「あー!」と叫んでくれて…。 いつもこうだったらいいのになぁ。 生きているんだから いろいろある。仕方ないんだよね。
朝おかゆを炊こうと準備してたのに寝坊してしまって💦 当然母の介助も押せ押せ。 水分は多めに。食事はかろうじて定量。
寝坊の理由なんて言うのも恥ずかしいけれど…。 眠くて起きられなかったのではなく。寒くて布団から抜け出せなかった。 そして2度寝してしまった。 横着の極みであります。
母は6日からデイが始まりなんとか通っている。 明日は診療予約が入っている。
初めてタクシー会社の車椅子で乗り込めるUDタクシーを利用する。 利用料はタクシーと同じ。 このほかストレッチャーで乗られる福祉車両もあるそうだ。
夕がたに七草がゆを食べた。 小さなシャトル鍋で作った七草がゆ。 うまいというよりも薬かわりってことで。。。。
先月 病院の医師がお正月緊急な出来事が起きたら使ってくださいと年末年始用に特別の抗生剤を処方してくださっていた。
これまでは症状がなかった。 「今服用しているものを継続してれば何とかなるかな」と思ったほど落ち着いていた。 が昨日あたりから また少しずつ血尿が見られた。 ひどい症状ではないが悪化して行くことは間違いないように見えたので今日の夕方からその抗生剤を服用。 医師にはこうなるって見えていたのかな?
8日に通院予約があるのでこれで様子見。
今日は 母が入浴できた。 昨日はタイミングを逃していたので午前中のうちに入浴することにしていた。 夫と娘の手を借り3人がかりで介助した。 初めての経験。 夫と2人とか娘と2人とかはこれまで幾度かあった。 今の母を2人介助で入浴は少しの無理がある。 それで夫にも加わって貰ってよいこらしょと。 母に不安な思いをさせることなく無事入浴してもらえた。
このところ母1人の世界に入り込んで目を瞑ってしまうことが多くなっていたが入浴後はぱっちりと目を開けてくつろいでいた。
このお正月 母の食事に「アイート」を取り入れた。 以前介護仲間から試食の件を頂いて使用済み。 あの時はまだ介後食でなくとも何とかなっていた。
今回は 年末年始に食べられない状況を作りたくなかった。 みんなおいしいものを食べているときに母だけ食べにくいものを食べさせるのも可哀想と思った。 「使うなら今でしょ」と言うことで年末急遽注文してお正月から使い始めた。 これで助かった。
年末口の中に食べ物が停滞気味だった。 その時にアイシングの代わりにアイスクリームを削って食べて貰った。 それで飲み込みの悪さを少し改善できた。 毎日飲み込みが悪いわけではないので様子を見ながらだ。 母の場合 アイスの代わりに冷たいヨーグルトも効果が 出る。
誤嚥しないように注意しながらだ。
気が付けば デイのお休みも明日1日となった。 実はこの年末年始に何事か起きたら…とプレッシャーを感じていた。 でも穏やかにほんとにおだやかに今日まできた。
母の頑張りに感謝。 夫と娘の協力に感謝。
母の年末年始で家にいる日は6日間。 今日で2日目。
1人で大丈夫かなと少し不安だった。 でもいろいろ気が付いてしまった。
母が笑い 言葉を発した。 とっても弱いのだけれど…でも笑ったし話せた。 食事も拒否なしで食べてくれた。
でも尿の色がやや黒っぽくなり始めた。 水分は多めにしているのだが…。
新しい年のスタート。 母の案内のもと ゆっくりゆっくり歩んで行こう。 どこまで道が続いているのか判らない。 1日が終えたら感謝。それを重ねて行けばいい。 母のこと自分のことを大事にして行こうと思う。
私の周りにいる力強い人たちの力をお借りしながらのんびりのんびり歩んで行こうと思う。
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