母のタイムスリップ日記
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2012年10月31日(水) 冷たい風


朝食を終えて さて今日は…と考えていると…。
母の様子がおかしい。
一体何処なんだろうと聞いてみる。
検温しても平熱。排泄も問題なし。水分も問題なし。
「頭痛いの?」「お腹痛いの?」「足が痛いの?」「歯が痛いの?」とずっと質問をしていたら…母は泣き出してしまった。
不安を煽りすぎてしまったようだ。

「元気な〇ちゃん」「頑張る〇ちゃん」「優しい〇ちゃん」「大好き〇ちゃん」と手をマッサージしながら話しかけた。
そのうち「うふふ」と笑い声が出た。

しばらくしてから母のそばを離れて洗濯物を干したり食器を洗ったりした。ひと休み…と母の隣で新聞を読んでお茶でも淹れようと立ち上がったら「待って 待って」と母。

「そうかそばにいて欲しかったんだ」と。
掃除機を掛ける時には 一部屋ごとに母に移動してもらって同じ部屋で過すようにした。

昼食後 療法士さんが見えた。
リハが済んでトイレを済ませて トットコ美容院へ向かった。
少し混んでいたが 上手に時間活用して貰ってほぼ予定通りにカットとパーマをして貰った。
綺麗に仕上がり美容院を後にした。

途中スーパーの障がい者用のトイレへ。
エレベーターで下りたら一緒に乗っていたご婦人が話しかけてきた。
「おいくつでしょうかしら…」と。
「96歳です」と言ったら「やはりその位なのですね。私もすぐ90歳なのです。しっかりなさっていらっしゃいますね」と話しかけられた。
それからしばらく立ち話。

「主人が入院中で…。なんだか最近疲れてしまって…」と零された。
「介護が始まると誰でも心身共に疲れを覚えるものですよ」と話すと「やっぱりそうですかねぇ」と。
「息子から認知症が始まっていると言われるのです」と零された。
「何処からどう見ても認知症のかけらも見えませんよ。自信を持ってください」と励ました。

「ごめんなさいね。夕方の忙しい時にお引止めしてしまって…」としきりに詫びられた。

我母娘にデレッとした雰囲気があったのだろう ご婦人は「娘さんですよね」と確認なさった。

明日の朝のヤクルトを購入して家に戻った。
母は朝の不安げな様子もすっかり消えて とてもしっかりしていた。
外出は 母には特効薬みたいだ。

夕食もしっかり食べ 休息も充分取って心地良さそうな雰囲気の中就寝とした。

今日は 風が冷たくてコートを出し母に着用。
冬に向かっていると意識した1日となった。


2012年10月30日(火) 「つめたい」って!


 月末のPC作業が乗らない。
半分ほど仕上がっているが気に入らないのできっと打ち直し。
と言う訳でこれから再度作業。

母は落ち着いている。
今日もデイから戻って「大」排出。
「大」「小」含めてきちんと排出できていると心身共に安定を保てる。

気温が下がってきたので母が家にいる時にはエアコンで室温管理。
今年初 小さなペットボトルにお湯を入れて握らせた。
母が「おや ありがと」と言う表情になる。

デイから帰った時「お帰りなさい」と母の手を握ったら「つめたい!」と辛そうに言葉を発した。
これまでこの言葉を聞きたくて水仕事した手で母の手を握り「冷たいね」といい。お湯で温まった手で母の手を握り「あったかいね」と言ってきたがいつも「…」だった。
「あぁ 話せなくなったのかなぁ」と思っていたので非常に嬉しかった。
おもわず「ごめん 冷たかったね。言えてよかった。ありがとう!」と伝えた。




2012年10月29日(月) 気分よさそうで…


早目に起きて貰った。
起床して直ぐに椅子に座ってもらう。
座っている内に目をパッチリ開けて辺りを見回す。
「おはようございます」と挨拶すると視線を合わせて頷いてくれる。
着替えをして貰い順繰りに朝の介助。
足の上がり方はイマイチですり足で歩行。
食事は良く噛んで食べてくれた。
身支度を整えてデイの迎えをまった。
元気にデイへとお出かけ。

夕方デイから帰宅。
介助してくれる職員の顔を見ながら車から降りてきた。
母の正面に立った時初めて私に気がついた。
いつもは車を降りる時に私の姿を見つけるのだが…。

直ぐにトイレ誘導。
「大」排出。
「よかったね」と言ったら頷いていた。

夕食前に柿を1個とお茶を飲んでもらった。
夕食も程よいペースで食べ全量摂取。

食後 ゆっくりと休息。
口腔ケアも大きな口を開けてくれた。
何の不安も抱かずに介助できた。
体調がいいのだろう。

母の部屋に移動して洗濯物たたみの見守りをして貰っている時も静かに笑顔をみせていた。
あくびをしているが酷く眠い様子でもなくじっと作業をみていた。
「眠ろうか?」ときくと静かに頷くのでトイレ誘導後就寝。

就寝後のトイレ誘導も順調。

デイの連絡帳をみるとお散歩に連れ出してもらえた様子。
穏やかなのはそういう個別ケアの影響だろうか?


2012年10月28日(日) 安心したのは母だけじゃない♪


今朝は いつも通りに起きて貰った。
外出するのにほどよい季節だから車椅子を押して近くの教会に行く
予定だった。
全て支度をして朝食を食べたのだが…。
出かけるころには 雨がぽつりぽつり。
「わぁ 無理だなぁ」ということで諦めた。

今朝も嘔吐止めは服用していない。
だが 時々怪しい気配となった。
つどつど対応しながらやり過ごしたが とうとう夕食前に服用して貰う事にした。

今日は 足を動かしてくれるが摺り足。
1日中摺り足歩行だった。

時々「あはは」と声を出して笑ったり にっこりしたり…と気分は落ち着いているように見えた。

そんな訳で 腕を広げて貰ったり 万歳したり…。
ベッドの上に足を伸ばして貰って座位したり…。
母はよく踏ん張ってくれた。

休息している時に 母の前でちょこっと馬鹿踊り。
母は「あはは」と笑った。

夕食前に入浴。
今日は気温があまり上がらなかったので少しお湯の温度をあげて入浴して貰った。
湯冷めしないように低めに暖房を入れた。

夕食に干し芋茎の煮物を食べて貰った。
昨年作ったもので そろそろ食べてしまわないと。
結構繊維があるので微塵切りにして里芋の煮転がしをつぶして混ぜた。
煮魚と冬瓜とひき肉の煮物。青海苔と豆腐の味噌汁。トマトとヨーグルト。お粥さん。
少し多めだったのかあと少しで食べ終えそうなところで噎せた。
少し休息して貰って落ち着いたので少量ずつ食べて貰ってようやく食べ終えた。
それでも40分程度。
お茶もしっかり飲めた。

食後は落ち着いており あくびの出るまで休息。
いつもより少しゆっくり目に就寝。
横になると直ぐにzzz。
就寝後のトイレ誘導も順調。

つい今しがたのトイレ誘導で「大」排出できた。「やったぁ!」って感じだ。これで母もゆっくり眠れるだろうと思って「大が出て良かったね」と言ったら「ふふふ」と笑っていた。
安心して眠れるのは母だけじゃない。私も…。うふっ♪


2012年10月27日(土) ほんわかとした休日


午前中ケアマネが来月のケアプラン作成のために見えた。
昨日までショートステイだった先の事業所のケアマネなので制服をみて心中穏やかではなかったような母の様子。
ケアマネが嫌というのではなく「またショート?」みたいな感覚なのかなぁ。ケアマネに1度ぺこりと頭を下げたが後は緊張状態だった。
話しているうちに穏やかな表情となったが…。

お昼前に入浴してゆっくり過して貰った。
きょうは 不安を訴えるような仕草や表情も見られなかった。

食事も定量をほぼ定時間で食べる事ができた。
今朝は 嘔吐止めは服用していないが 落ちついて過せた。

足の運びも低いなりに安定していており介助が楽だった。

朝 何となく何かを訴える感じがあって「寒いの?」と聞いても「?」だったのだが他に不安に見えることはなくて膝かけとショールを掛けた。
すると「どうも」とひとこと。
何とか母の要求を捉える事ができたことも嬉しかったが「どうも」のひとことは久しぶりなのでウキウキ。

こんな具合で 困る事もなくほんわかと1日を終えた。
最近 終身時に「一杯頑張ってくれてありがとう」の他にもうひとつ付け足している。
それは…「1日楽しかったわ。あしたもまた遊んでね。頼みますよ」と。
母はコックリと頷いて就寝。

就寝後のトイレ誘導も順調。


2012年10月26日(金) 思いがけない返事。


介護者の会にしばらくぶりの方がみえた。
ことし在宅で看取った方。
気持ちが落ち着いてきたのでようやく…と話された。
ご家族の協力を受けながら…と。
他のサービスは使いたくないという本人の意向で家族のみで対応なさったとの事だった。
初めて見えた時のことを思い出しながらお話を伺った。
この方は会に見えたのは数回。
電話を何回か受けた。
毎月会報を届け時にお便りも…。
この便りに「1人じゃないんだなぁといつも支えられてた」と話してくださった。

友人も来てくれた。
後で感想を聞くと「重たい話が出るんだね」と言っていた。
友人は 近所の認知症の方やご家族のサポートをする時があるがそこではあまり深刻な話は出てこなかったと言う。
介護者だから理解しあえるからこそ安心して話せる場所なんだねとも言っていた。

夕方 母が帰宅。
「あはははっ」と笑い声で帰宅。
ご機嫌での帰宅にホッとした。
家に入って直ぐにトイレ誘導し「大」排出。
一昨日「大」排出しているとの事だったので大きく心配せずに夕食を介助できた。
いい感じで食べ終えた。

言葉の数も多い。
排泄はちょこっとテクが必要。
「ちょっと痛いかな」と聞くと「いいよ」と言う返事。
初返事だった。
表情では読み取っていたが…手当てとして許して貰えるんだなと言葉で確認できた。

食後は2時間ほど休息し就寝。
就寝後のトイレ誘導も「おかちゃん」と呼びながらニコニコ。
穏やかな夜だ。


2012年10月25日(木) あ〜ぁ”


午後の会議に気をとられてしまって午前中の約束をすっかり忘れてしまっていた。
用事が続き忘れてしまいそうだったので先週チェックしたばかり。
その時「まだ大丈夫」と思った。
「まだ大丈夫」が私の頭の中で第5週とすり替わってしまったようだ。

会議を終えて 手帳を広げてみたら…今日だった。
町内のハロウィンのためのお菓子詰めの作業。
「あ〜ぁ”」
明日お詫びの電話をいれなきゃ。

明日は介護者の会。
会の仲間の提案で 会のチラシを地域の診療所に置くことにした。
私の友人がそのチラシをみて「猫の手くらいの手伝いさせて」と電話をくれた。涼しくなったので明日は手伝いに見えるのではないかと思っている。

何しろ友人との交流もすっかりご無沙汰になっており顔を合わせる機会もなくなっていた。
母がショートから帰ってくるので後片付を免除して貰って帰らなければならない。
おしゃべりする時間もないが そのうち話す時間も取れるのではないかな。



2012年10月24日(水) 買い物


 まだ夏物の入れ替えをしていない。
時々こそっと引っ張り出して間に合わせている。
母の物早く入れ替えないといけない。

と言っても買足さなくてはならない物がある。
パンツだ。
まだ何とか着られるがでもかなりガタがきている。
いつも意識してみてきたが母の足の長さに合うものがない。
特にウエストがフリーでないとかなり大変になのだ。
そのフリーに母の足に合うのがない。
冬場だし 座ってくるぶし丈までないと寒いから。

ちょっこと電車で移動して買い物に出たら見つかった。
うーん 裏がフェザー加工が暖かいだろうと思うのだがそうではなかった。
しばし悩んだが 下着を厚手の物にすればよいとした。

ようやく色違いで2本買い足せた。
長いなら丈詰めでよいが短いのはそうは行かない。
足の長いのも…困るなぁ。

ついで夫の分も。
やっぱり色違いで2着。こちらは上着。

今日は 1日予定が入っていないので叔父夫婦のところに面会にいこうと思った。でも買い物次第では行けないかと思い足りない者は何かを施設に問い合わせた。
相談員は「ご家族も定期的に面会なさっていますし 施設でも買足しているので不足はありませんよ」というのだった。
けれど昨年の様子からみてそれはないと思ったので昨年足りないものだらけだったので担当の方に確認して欲しいとお願いした。
そこで今足りない者はパンツ。
これは正真正銘の下着のパンツ。
おそらくオムツの上に着用する物だろう。
それを5.6枚ということだった。
そこで買い物に出たついでに購入した。
施設の近辺には お店がないのだ。

近いうちに面会に行く予定だ。
叔父は胃ロウ設置しており 病院に入院しているようだ。
おそらく 病院で過ごすことになるのだろう。
落ち着いているとの事だったが…。


2012年10月23日(火) ショート中


昨日から母はショートステイ。
この1週間 依頼されていたことの準備で苦戦してた。

今日の件でひとまず終了。
「良く判った」と言われたが半分はよいしょと自覚している。
自分の中では反省することしきりだからだ。

今回は これまでになく質問を受けた。
実際活動している人たちで活動中の事をイメージできていたからなのだろうと思った。

もう少し地域との関わりや連携について考えてみようと思った。
直ぐには動けないが課題として頭に置いておこうと思った。

あれこれ切迫していてショート中の母のことがスコンと抜けていた。
携帯だって持たずに家を出てしまった。
家に戻るまで「連絡入っていませんように…」と祈るのみだった。
幸い 何事もなくて良かったのだが…。









2012年10月21日(日) 「いぐなぁ」


 昨日と比べると暖かい。過しやすい1日だった。
午前中 洗濯物を干したり食器を洗ったりお風呂の準備をしたりと母の側を時々離れて作業した。
母のそばで新聞を読みながらお茶を飲み終えて立ち上がったら 腕を掴んで
「いぐなぁ」(行かないで)と母は言った。
今日は ずっと傍にいて欲しかったのだろう。
「はい。何処にも行かないよ」としばらく母の手を擦りながら傍にじっと座った。母はニコッとしていた。

お昼前 入浴して貰った。
少し熱めの湯加減にしたが「あつい」とは言わなかった。

湯上り後直ぐに 爪きり。
その後 お茶を飲んでもらった。
そして昼食。

昼食後は部屋の移動して歩行。
水曜日辺りまで身体も硬かったが 今日は大分改善して稼動範囲も広がったと思う。

夕食の支度をしながら冷蔵庫の整理。

今日も夕食前 少しけふっとしたのでトイレ誘導し「大」排出して貰った。
食事中はけふっも消えて順調に食べる事ができた。

食後 しばらくして眠そうな表情となった。
1時間ちょっと辛抱して貰って就寝。
就寝後のトイレ誘導も「小」の量多かった。
でも昨日のようなもれは起きなかった。
やはり気温が下がって体が冷えていたからなのだろうか…。


2012年10月20日(土) しっぱい しっぱい。ごめんごめん。


母は 落ち着いて過ごせている。
今日 少しけふっとしていた。
「大」は大丈夫と思っていたが 残っていたようで午後「大」排出。
その後は落ち着いた。

気温が下がってきたせいだろうか?
今日は 尿漏れ2回。
尿漏れはこれまであっても1回位。
椅子に敷いてある低反発のクッションが2枚濡れた。
母も寒かっただろうし…失敗失敗。

母が寝てから PC作業。
難しい作業とは思っていなかったのだが結構時間を要してしまった。

母は噎せもなく穏やかに眠っており トイレ誘導も順調でそれが救い。
さ はよ寝ようっと。


2012年10月19日(金) 調子がいいみたい。


朝からハイテンションの母。
足の運びもよい。
ご飯も良く食べて…。

デイの迎えのクルマに乗っておでかけ。
今朝は 気温が下がって寒そうだった。

夕方デイから帰宅。
職員が 今日は良くおしゃべりして元気に過されましたと報告があった。

夕食もたっぷりの量を全量食べ 余裕の表情。
夕食前は 少し危うさも感じたが杞憂に終わった。

休息後トイレ誘導後 部屋に戻って程なく就寝。
就寝後 1度めのトイレ誘導で「大」排出。
便秘薬の効果がまだあったかな?

落ち着いた寝息で具合が悪そうでもないのでよかった。


2012年10月18日(木) デイへ



穏やかに目覚めてトイレ誘導から順繰りに介助。
体温も血圧も変動の範囲内で落ち着いている。
朝食も定量を25分ほどで食べ終えた。

デイの送迎は少しゆっくり目だった。
職員の顔を見てデイへとおでかけ。

今日は 災害時の障害者支援についての打ち合わせの予定があるので 下準備のため午前中PCに向かっていたがきちんとまとめきれなかった。

午後いちばんで約束の場所へ。
会の仲間も同席して貰って打ち合わせた。
当日は 接し方を見て貰う予定。

夕方 元気でデイから帰宅。

夕食後「大」排出。

就寝前 就寝後のトイレ誘導は「小」の量ばっちり。
誘導中も「ふふ」と笑い声が聞かれた。


2012年10月17日(水) よく笑うけれど…


朝から笑い声。
以前精神科医が「感情失禁」が起きると言っていたが…何となくそういう感じ。
怒る訳ではないので気が楽だが母はどうなんだろうなぁ。

気温が下がってきたので少し厚手の長袖を着てもらった。
テーブルについてしばらくするとしきりに自分の腕を撫でる。
「寒いの?」と聞いたら頷いたので薄手のカーディガンを羽織って貰った。
食事は3食とも美味しそうに良く食べた。

先日ショート先の看護士さんと話して 最近マグラックスを服用しても以前のようにやわらか過ぎることはなくなってきたという話になった。

3年前には 殆ど使うことがなかったのだが今では1日1錠服用している。それでもゴロゴロもしない。
ただ食事の量は其の頃と比べると8分目程度。
量が少なめだから便秘症状も出てくるのかもしれない。
そこで今日は イチジクを2個と柿を1個食べて貰った。
夕方になると少しゴロゴロとしてガスが出ていた。

午後いち番に訪問リハ。
少し早めの訪問で椅子から立位介助を受ける様子を見た療法士さんが「腕の上がりが悪いですね」と気がついてくれた。
夏の終わる頃から気がついていた。
硬縮の始まりかなぁと思ったりしていた。
まだ本格的ではないので 日常生活の中で意識して動かすようにしていた。
療法士さんとも3年前の話しとなって 3年前は良く手を良く動かしていましたよね。最近はそれが消えてきているとの話になった。

動きは悪いのだが 時に活発に動かして先日のようにコップを倒してお茶を零すことも起きる。

年齢を考えれば3年という期間を経れば徐々に機能低下は起きるだろうし…。

足の動きは割合良くて千足気味ながら足を交互に出せるのでまだいい状態だろうと言われた。
昨日今日は いい状態の時で 悪い時は悪いのだ。

仕方のないことで 母はよく頑張っていると思うから無理をせずに程ほどに動かせるように配慮して行こうと思う。

夕食前に入浴。
少し冷え気味だったので入浴後はホカッと温まって気持ち良さそうだった。
ショートステイでは 熱があるとかで入浴できなかったようだが戻ってからは毎日入浴しても何ら問題がない。
篭り熱という判断はしないのかなぁ。

今日も1日良く笑っていた。
就寝してからもベッドの中で「うふふふ」と笑い声が響いてきた。

トイレ誘導しても顔が合えば「ふふふ」と笑う。

アッ コホッ コホッって母が咳をしているわ。
トイレサインだわ…。


2012年10月16日(火) ショートを終えて帰宅


午前中 母のかかりつけ医に母のことで相談のため通院した。
話し終えて 自分の診察をして貰った。
診察室に入る時 後に待つ人もいなかったので急遽。

9月末ごろ 右手の人差し指の爪の間に焼き鳥の串か魚の骨をちょこっとだけ刺してしまった。
深く刺したわけではなかったが 汚れのあるものなので気にして様子見していた。その後 特に変わらないのでそのうちすっかり忘れてしまっていた。

先週半ばあたりからツキンとする時があった。でも見た目には特に変わりないので気のせいかなと思っていた。
それが 少し変化してきて爪の中に何かみえるようになってきた。
指が腫れてしまうこともなかったが…。

何処に通院しようかと考えていたのだが…。
母のかかり付け医は病院にいる時は外科担当だったと思い出して診察して貰ったのだった。

「膿だね。爪切らないと…。これじゃ薬も入っていかないし…」
「はい お願いできますか?」
「あ いいよ」
という事で…。

そして夕方 母が笑顔で帰宅した。
ほんといい笑顔だった。
昨日は あれから落ち着いて今日の食事は全量接種できているとの事だった。

直ぐに水分補給で焙じ茶に生姜を入れてトロミをつけたものを飲んで貰う。
それからイチジクをカットし食べて貰った。
座っている間時折大きな声で「あははは」と良く笑っていた。
家に帰ってきたことが判っていた。

夕食前に一風呂浴びて貰った。

母の介助の時にはぴったりした手袋だったが今は水仕事用の手袋。
ちょっとめんどい。

母の好物の「生のカド」(にしん)があったので 塩焼きにした。
でも…骨が多い。
丁寧に骨を取り除いて食べて貰った。
母は 口に入るたびににっこり。
定量をいつも通り食べる事ができた。

昨日「こほん」と咳をしていたので 嚥下が気になっていたが…大丈夫だった。
昨日施設についた時 ベッドに横になっていた母の口に肉片が少量入っていたので 手を洗ってから取り除いた。咳はそのためだったのだろう。
あの時には驚いた。
躊躇いながら 職員には伝えたけれど…。

ショートから家に帰って来る時には いつも口の中は綺麗だから 昨日が特別だったのだと信じているが…。

食後はしっかり覚醒していたので いつもより遅く就寝。
座位もしっかりできているし 千足気味ながら床に足がついて右左と交互に動かせた。
昨日よりは良い状態だった。

就寝後のトイレ誘導も足の運びが良く「ふふふ」と笑い声も聞かれた。






2012年10月15日(月) 呼び出し電話?


イヴェント前夜・当日はパソコンの前にはいなかった。
翌日から 溜まってしまった期限付きの作業をしていた。
昨日は朝から午前3時まで作業。
結局 母がいる時と変わらない睡眠時間となってしまった。

きょうも作業の続きをしていたら…。ショート先から電話があった。
排便の量が少なくて嘔吐しそうな気配を感じているとの報告だった。
午後 薬とトイレで手当てするための物を準備して母の所へと向かった。

ベッドに寝ている母は重篤な人のように見えた。
日中寝ていることなんかないから余計感じた。
嘔気があるのは間違いないが 寝かされている事で生気を失っているように見えた。話しかけても無反応。目も開かない。
こんなことは 家では1度も起きない。

「トイレ介助は一人でできます」と職員を追い払って…「嘘」。
「他の方の介助なさってください」と伝えました。

トイレでの立位介助は困難を極めた。
家ではトレーニングパンツだが ショートではオムツだった。
立位のまま外したらパラッと大物も一緒に床に転がった。
母を便座に座位を保って座ってもらった。
様子見に見えた職員に片付けの道具を準備してもらった。
パットは汚れていなかったし臭いもしていなかったので立位の姿勢でお腹に刺激されお通じとなったのだろう。

職員が座位している母をみて「気持ち良さそうですね」と言った。
排泄はトイレで…と移行してもらえそうな雰囲気となった。
いろいろ課題はあるとけれど…。
気持ち良さそう…というけれど母は面会してトイレに座っても視線を合わせない。声に反応しない。
これで気持ち良さそうなんて…。

母が目を合わせてくれるようになったのは施設について「大」排出も済んで
からで 20分近く経過してからだった。
頷くようになったのは 30分経過してから。
40分経過して弱いけれど笑うようになった。

窓を開け カーテンを開けて外の景色が見えるようにして「空が綺麗だね」と言ったら頷いてじっと空を見上げていた。
お茶ゼリーを食べて貰い そのごおやつの紅茶ゼリー。
合間に渋いお茶を少量。トロミなし。
母はお茶でにっこりした。

母は明日ショートから帰ってくる。
母の帰ってくる前には作業を完了したいし 食事の準備もある。
きょうもこんな時間となってしまった。



2012年10月11日(木) 夕方になると…


 母にショートステイを利用して貰うのは そこそこの用事があるからだ。
昨日のサロン 自治会の人にも包括の人にも良かったようだ。
ただ 本来のねらいである自分に合ったSOS発信については 1歩足を踏み込んだ程度。
サロンで話題に上った話と包括の方の話を回覧板で廻し ひいては地域の緩やかな繋がりができるようにとサロンの仲間は考えている。

それから 会のちょっとした用事や依頼されていることの下調べ等パタパタと過している。
まだ準備の段階で…仕上がりはまだ。

北海道の友人から珍しい野菜がどっさり届いた。
嬉しくて 夜お礼の電話をした。
長々とおしゃべり。

張り詰めていた気持ちが緩んだのか 午前零時近くに猛烈に眠くなってしまい 母の居ない時しか眠れない!と決めトットコ布団に入ってzzz。
朝までぐっすり。
でもね いつもより長く寝ると起床した時 頭がもやぁとしてシャキンとしない。困ったもんだ。

毎日 携帯を見ているけれど…ショート先からは連絡が入ってない。
夕方になると「今日もご無事で何よりです」と北西の方向に向かってぺこりと頭を下げている。


2012年10月09日(火) 不安ありのショートステイ


ショートに送り出した。
今回は イヴェントもありその後依頼されていることの作業を詰めなければならないので長いショートステイになる。

体調が不安定で 気がかり。
送迎の職員さんにも「ベスト状態ではない」と伝えた。
ベストではないけれど 取り立てての不具合もないのだが…。

自分以外の人に託すのだから そのための準備は必須。
薬の指示。オムツや着替えの準備。
私達だって旅行の前の準備は大変だ。
だから 仕方のないこと。
母が過しやすいようにするのは 介護者のつとめだものね。
預かる方も 神経を使うだろうし…。
と思いをめぐらせて準備をした。

今日はイヴェントのための準備と会議。
会議が済んで仲間と食事。
介護のことを介護者の視点であれこれと話した。
自分も含めて かなり個性の強い仲間だから…かなり突っ込んで。

明日は 地域のサロン開催日。
ちょっとした企画を組んでいる。
地域のみんなと考えてみる。
まだ 1回目だから…どういう結果になるか判らないけれど…。


2012年10月08日(月) デイへ


昨日は 朝は穏やかで笑い声も聞かれたのでホッとしていた。
がお昼前から いまひとつ状況が不安定になってきた。
嘔吐の一歩手前。悩んだ末に嘔吐止めを服用して貰った。

「大」も排出できていたが 少し足りない量だった。

そんなこんなで入浴も出来なかった。

今朝も 穏やかでうふふと笑ってくれた。
順繰りに介助。
朝のトイレ誘導で「大」排出の気配がなかったので食後に便秘薬を服用して貰った。

食事は順調に食べる事が出来て デイへとお出かけ。

母のいない間 順繰りに用事を足した。
娘が来てくれたので 時間短縮できた。

夕方 無事に母帰宅。
外出していてもデイから連絡がくるのではないかと携帯チェックを頻繁にしていたので何事もなくて良かった。

お茶を飲んでもらい 夕食。
しっかり全量を接種できた。

食後のトイレ誘導で「大」排出。
休息後 就寝してもらった。
 


2012年10月06日(土) 通院


 昨夜 咳が増えてきて…。
食欲はあるのだが おきても時に咳が出た。
「喉痛い?」と聞くとうなずく。
幾度聞いても 其の時だけは頷くので 連休になることだし…と午前中に通院。
胸の雑音はないという事だった。
薬を服用したら咳はとまった。
熱はないのだが…。

そんな訳で 何かと落ち着きのない1日。
明日は どうかなぁ。


2012年10月05日(金) ウトウト


昨夜は 母良く眠れていない。
でも朝は落ち着いて起床。
デイへと送り出した。
職員へ「睡眠不足です」と伝えた。

夕方「眠ることなく過せましたよ」とデイから戻った。

が 夕食後半からウトウトしはじめ 休息後就寝。
身体を動かすことなくぐっすり。

私も眠くて作業しながら…机でウトウト。

トイレ誘導は順調。


2012年10月04日(木) 秋の夜長…こほんと咳が。


 昨夜は 明け方少し咳が出ていた。
トイレ誘導し「小」排出後は落ち着いた。

今朝 トイレ誘導からゆっくり介助。
食事も順調 座位も保てて安定していた。

デイの迎えが来ておでかけ。
職員が母の顔をみたらしっかり頷いていた。

帰宅の時にも母の視線を感じて母をみて 頷きに返事していた。
連絡帳にも「視線があうと頷いてくれます」とあった。
家族としては 嬉しい場面だ。

母の出かけた後 介護者の会の事であれこれ書類を作成。
PCの動きが悪く 保存してある書類をプリントアウトするのにイライラ。
提出書類を揃えて役所に出かけたのはお昼を廻ってからだった。

書類提出を済ませて 介護関連の担当部所に立ち寄りイヴェントのチラシを置かせて貰った。
担当の課長が「行きたかったけれど用事ができてしまって…」と話された。

薬を替えてみて 良かったのかまだ判断が付かない。
咳き込みが 逆流性のものか 風邪か 唾が飲み込めないのか…。
酷いものではないので注意深く観察中。


2012年10月03日(水) サラダせんべい


 水曜日は家で過す日。
「んふっ♪」と朝の笑い声を聞いた。
これがあれば きっと落ちついて過せる日になるだろう。

朝食も積極的に口をあけてしっかり食べてくれた。

食後掃除機をかけた。
掃除機で移動の度に 母も移動。
「うふ」と笑いながら見守っていてくれた。

昼食の支度をして少し早目に昼食を摂って貰った。
食後の休息をしたところで療法士さんが見えた。
8月は 水曜日がショート利用と重なる事が多くリハビリはお休みが多かったので久しぶり。

療法士さんが帰られてから ゆっくりと夕食の準備。
今日は 故郷の秋の汁物を作った。
それから ゆっくりと入浴。
暑い季節が過ぎたので 身体を洗うのも軽く。
湯船のお湯の温度は ちょっぴりあげて…。

休息後夕食。
ゆっくり噛んで食べて貰う。
夕食前 サラダせんべいを1枚食べて貰った。
入れ歯だがカリカリと噛んでいた。
これまではかけらだけだったが 今日は1枚食べきった。
すごいぞ♪

気温が下がってすっかり涼しい1日だった。


2012年10月02日(火) 介護者の会と母のこと


介護者の会の日。
起床時のトイレ誘導で「大」排出。結構な量。

「大」を見越して早目に起床してもらったのだが…食事介助で予想以上に時間を要した。
何となく嘔吐の予感があり ゆっくり介助モードだったのだ。
無理はせず いつもの半量で止めた。

デイ利用をどうしようかとかなり悩んだ。
悩みながらも行く準備をしているのだから 気持ちはゴーなのだ。
「お願い 何とか頑張って来てね」と祈りながら。
勿論 送迎の職員にも口頭で伝え 連絡帳にも記した。

お昼前 デイの事業所に立ち寄り用事を済ませたが特に何も言われなかったので「大丈夫そうだな」と介護者の会へと向かった。

会で昨日のぶどうの件を話してみた。
丸ごとは 口の中で転がすだけだったが 半分に切ったら噛み始めたことを話したら 仲間が「そうそう うちもそうだったよ」と話された。
カットされたりんごは食べるが 丸ごとぶどうは転がすのみだった。
ちょっとかどを作ると刺激があるのか噛むよねという声が他にもあった。
母だけではなかったんだなと思った。

他にも 初期に自分のうちではないと言っていたが 病が進行していくと「ここが家」と言うようになったという声も出た。
母も同じだった。

個々にはそういう事があっても会で口にすることはなかった。
それよりも困ったことがあって 困った話の方を優先してしまうから…ということもありそうだった。

様々な角度から話すことも必要だなと感じた。
まだ認知症初期の人と共に暮している人もいるのでそういう「?」の話は結構介護のヒントになるようだった。

他にも記しておきたい事はあるが いつかまた記す事に…。

夕方 母は目を瞑って帰宅。
何事もなく過してきたようだった。

水分補給とぶどうを食べて貰って夕食。
体調は万全と言い切れない微妙な感じだが それでも夕食は完食できた。

食後のトイレ誘導で「大」排出。
今朝もそうだがお腹がきゅるきゅるしている。
下ってはいないのだが…。
健康な者でさえ 季節の変わり目で体調が狂ってしまうので母もそんな感じなんだろうと思う。

就寝は トイレ誘導が長引いたので30分以上遅れた。
でも軽い寝息で気持ち良さそうに眠っている。
トイレ誘導も順調。


2012年10月01日(月) 「!」したわ♪


 母をデイサービスへと送り出した。
最近月・金のデイサービスは 迎えが早くなった。
特に早くなる告知はない。そして早いとは言っても5分程度のことだ。
だから早い事を想定して準備するようにしている。
「ゆっくりでいいですよ」と言われてもやはり待たせてしまうことに「悪いなぁ」って思ってしまうから…。
自分の気持ちをカバーするために早目にしている。

お昼前に 母のかかりつけの医師の所へ薬を貰いに行った。
母のこの1ヶ月の様子をメモって診察券と一緒に出した。
患者さんが少なかったので診察室に入って話をした。
そこでちょこっと薬を替えてみる事になった。
どうなるか…しばらく様子見。

夕方 母は右傾斜して目を瞑って帰宅。
職員は母に呼びかけて視線を合わせて話しかけて母も目を向けて頭を下げていた。
直ぐにトイレ誘導してみたが特段の変化はなかった。
その後水分補給とぶどうを食べて貰った。
昨日までは 大きな粒のぶどうを口に運べば良くかんでおいしそうに食べていた。
ぶどうを口に運んで口が動きだしたので 夕食の支度のためキッチンに入り母に背を向けた。
ひとつ作業が済んで母の近くに行くと口の中のぶどうが丸いまままるで飴をなめるかのように口の中を転がしていた。
「スワッ!」と思ったが「お腹が空いていないんだね。ちょっと出してね」とぶどうを取り出した。
そして水分補給に切り替えてお茶を飲んでもらった。
これじゃ芸がないなぁと思ってぶどうを半分にカットして再度口に運んでみた。するとゆっくり噛みだした。
頭の中で食べる準備ができていなかったのだろう。

夕食を介助する頃には 食べる準備ができたようできちんと噛んで食べてくれた。

就寝まではゆっくり過して ほぼいつも通りの時間に就寝。
就寝後のトイレ誘導も順調。

時折日記にも記しているが…。
就寝前母に「今日も1日良く頑張ってくれてありがとう」とお礼を言葉にしている。
其の時 母は「うふふ」と笑ったり 頷いたりする。
見守る側からすると何処かで「世話している」と言う感覚が残っている。
人から誘導されて過す日々の不自由さを何処かで感じているだろうと最近つくずく感じていて…それを言葉にしている。
極々最近は トイレ誘導時の半分眠っているような時にも「良く頑張っているねぇ。ありがとう」と話しかける。
其の時の母は「うふふ」と半分泣き出しそうに笑う。
言葉には出来ないけれど「世話ばかりかける存在」といつもおもっているのではないか…と考えてしまう。

さて 母の眠っている時間は割りにフリーな時間となる。
TBSラジオのヘビーリスナーとしては ちょっこと浮気。
ニッポン放送の「坂崎幸之助と吉田拓郎」の番組に山下達郎がゲストなのだ。いやはや お腹を抱えて笑いながら聴いていた。
TBSラジオのディグがつまんないということではないのだが…。

台風一過の抜けるような青空がとても心地よかった。


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