母のタイムスリップ日記
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2006年08月31日(木) どうしようかな?


 朝夕の風は 大分涼しくて助かる。
アブラゼミの声が消え ミンミンゼミが弱々しい。
夜は虫の音…日毎に多くなってきて 秋に移行していると感じる。
昨日はかなり蒸し暑くて 今日晴天気温上昇と言う予報だったが 湿度が低く凌ぎ易いお天気だった。

昨夜 友人と便秘対策でメールが幾度も行き交う。
友人は 根昆布水が便秘に良いと打ってきた。
私のイメージの根昆布水は 根昆布を粉砕した粉の根昆布だった。
あれは結構きついと思ったので「認知症は不味いと吐き出す」とメールを打ち返した。
すると「レモンを入れてるよ」と返信が来た。
「粉だよね?」と確認すると
「粉の根昆布は とてもとても…。根昆布を一晩水に漬けるとトロトロになって嚥下を心配しないで飲める」と返信が来た。

こちらの母向けの便秘対策食品を流して お互いに挑戦してみる事にした。友人も便秘薬や下剤を使わない方法を模索中なので 情報交換となった。

また 昨夜 末弟から電話が来た。
我が家では 丁度家族が揃って夕食中(世の中の夕食時間とはかなりずれているのだが 我が家にしては 珍しく揃ったという事で…)
電話の相手が弟とわかると家族は 食事を済ませて それぞれの部屋に散って行った。  私の夕食は半分残した形で…。
電話の用向きは 父の13回忌の日取りが決まったので 都合が付いたら人数を知らせてと言うものだった。

末弟自身が電話してくる事は 稀である。
話さなければならない事 聞かなければならない事が沢山ある。
こちらから電話をしても殆ど出ない状況である。
父親似で話しベタで優しすぎる性格の末弟なのだ。

と言う訳で 貰った電話で矢継ぎ早に話をした。
実は末弟は 最近ようやく離婚した(ちゃんと届けたかは昨日確認するのを忘れた)

父の13回忌には 元嫁さんは来ない。
でも 未だ 実家に住んでいる奇妙な状態。
それを何とかしないといけないのだ。
「弟よ しっかりしろ!」

13回忌…うちの家族はどうする?母は?
我が家の家族の心は かなりモヤモヤしたものが残っている。
来週半ば頃までには結論を出さなくてはいけない…。

今日は午後 会議2本。
夕刻の地震の影響で 電車のダイヤがかなり乱れた。
帰宅ラッシュと重なり 久々にホームに溢れる人の波に揉まれた。


2006年08月30日(水) 気が付いただけ偉い!


 昨日 嬉しい事があった。
いつも難しい顔をなさって車椅子に座って栄養摂取なさっている男性がいるのだが…。
大概居室で横になっておられるので あまり顔を合わせる事はない。

が昨日は ホールに出ておいでだった。
いつものように 4人でビーチボールでキャッチボールをしていたら 私以外の人は みんな座っておいでの方にボールを渡そうとなさってた。
キャッチできるかどうか判らないので 私が手を上げて受ける意思を示して受けていた。
でも みんなの意思があるなら…と手渡ししてみようと思い 傍に行ってそうっと渡したら 見事左手でキャッチ。そしてお隣の方にニコニコとした笑顔で投げた。
「出来るんだ!」「嬉しいんだ!」と判って それからは みんなと一緒の輪に入って遊んだ。
職員が見えたので「出来るんですねぇ〜」というととても驚かれ その様子を見守り「嬉しそうな笑顔ですね。出来たのですね」と言われた。

私は職員が知らなかった事のほうに驚いてしまった。
あの笑顔 忘れられないのです。

さてと 昨日の続きとは思うのだが…。
昨夜介護仲間から メールが入って「介護者教室に参加して…」と。
それで 午後 ここの包括の介護者教室に参加。
改正介護保険のお話だった。
ここで聞くお話が 1番わかりやすいと感じた。
やはり行政の説明会は わかりにくい。

ここも社会福祉法人 昨日も社会福祉法人。
違う事業所だが 理事長の施設運営に関するお話を聞いて違いを感じてしまった。
事業所としては 昨日の方が規模が大きい。
取り組んでいる事は 規模から考えて昨日の施設のほうが多いのかも知れないのだが…。
こちらの施設のほうが 利用者や家族と共に考えて行くという姿勢を感じるのだ。
2日連続して聞いてみて よりはっきりと感じた。

先日の特養の問題を語るにも視点が全く違う。

昨日は散々 「これからは契約が重要になります。気に入らなかったら 対処なさって結構です」と言う言い方だった。
今日は 先日の特養の問題で全ての特養がそうだと思われる事は心外です。そうならないためにも 近隣に住まわれている方 施設利用の皆様 民生委員 職員との相互の交流会を持ち 職員の立場の理解を求め また皆様のお気持ちを伺いながら運営に当たって行きたいと思います」

「う〜ん!」と唸ってしまった。

昨日の事業所に言わせれば だから契約なのであって良いと思う方にどうぞという事なのだろうけれど…。
でも 家族や利用者にとって「契約ですから…」と言う言葉は プレッシャーに感じると思う。
この部分に関しては事業所に対して「これは家族にとって結構きつい響きですよ」とやんわりと伝えた。
1度託したら 本人の混乱を考え別の施設とは簡単に考えられない。
だとしたら「皆さんと一緒に考えて…」の方が安心できる。

ちなみに今日の社福法人の作った会の代表は介護仲間である。
介護仲間は ここの特養に昨年 家族を入所されたばかりである。

今日は 母のリハビリの日で またおにぎりとフルーツと飲み物を持ち 昼食の介助。
今日も全部食べた。
今日はゆで卵を持って行き 母に渡すと「あっ 田んぼ」と言ってからしまったという表情をして考えていた。思い出せない様子なので「たまご」と言ったら「そうだった」と笑った。
気が付いただけ偉い!


2006年08月29日(火) GH 撤退!高齢者住宅へ事業変換


 施設の説明会があるという事で 早めに施設に出向く。
母の便秘がどうなっているかも気になるので オクラと山芋の摩り下ろした物を大き目の茶碗1杯を作って お茶とおにぎりを準備して行った。
お茶とおにぎりは自分のためでもあり母にも流用を考慮した。

施設に着くと…。
「排便が未だで 機嫌が悪くて午前中違うフロアにお散歩に行きましたが…機嫌直らず 食事も拒否しています」と職員より報告を受けた。

「食事はこちらで介助します。居室で二人で取って宜しいですか?」
「はい」

荷物を置いて 先に食事を運び母を連れて居室に入った。
その前にトイレ誘導。音を立てて排尿。便は未だ下がりきっていないしお腹も張っていない事を確認。
それから手を洗って食事。
確かに母の機嫌は悪かった。
出された食事に手付かずだったし 顔が合った時「ちょっと待って」と私に言ってきたのだった。

潰れかけたおにぎりを出してちょと形を整えて母に「食べる?」と聞くと「うん」と言ったものの何かわからない様子で「これは何?」と言った。
「おにぎり潰れてしまってね。ちょっと食べてみてよ」と一口かじって貰った。味がわかると安心したように自分で食べ始めた。
オクラトロロをスプーンで運ぶと 刻みオクラの感触が悪いのか1度出そうとしたが「美味しいでしょ」の言葉で食べ始めた。
持参した物は しっかり食べ終えると今度は 施設の食事が目に留まったようで「それ 美味しそう」と言うのでパンを渡した。
するとまた自力で食べ始めた。
結局の所 施設の食事は完璧に食べた。プラスアルファーが家から持って行ったもの。
私はおにぎりを一個のみ。→私の昼食は母のお腹に入ってしまったのだ。

不機嫌の理由が便秘にあると判断されていたようだが…どうなんだろうなぁ〜。母の不機嫌は 判らない事にあるような気がしてならないのだ。
いつもではないけれど 時に食事が食事と理解できない「食事」と言葉も理解できない不安な状態ではないのかと感じるのだが…。

昼食の摂取量と食べている時の様子を職員に知らせた。
「食べられて良かったです。ありがとうございました」と言われた。

少し休息してから 母をトイレに誘導した。
排便の有無を聞いてから お腹をマッサージ。ツボを少し押した。
おとといより嫌がらないので 出るかも知れないという予感がした。

そこで母にいきむように声を掛けた。「いちにいのそれっ!」
マッサージとイキミを繰り返しているうちに 母自身がいきみ始めるようになってきた。 これは 確実だと思って 笑わせたりいきませたり…。

トイレで格闘15分。立派でした。お尻拭きもいらないくらいにスパッと。

実はこの所 排便後に微量の出血が見られた。
これが気がかりだった。緩めなのに…。
おそらく牛乳を飲んでいるからなのでは…と感じていた。
それで 出来る限り自然排便を…と願っていたのだった。

職員は母のお世話ばかりしている訳でないので お願いしなかった。
ただただ 水分の補給と食事の量を多めに…と願いながら 面会の度に食べやすい繊維質の物(生のパイナップルやトマト)を摂取させていたのだった。

1週間の便秘が解消したとは思わないが それでもヒケツしてない便だったので 職員の心配を解消して貰う為に 便を見ていただく。
「ありがとうございます。良かったです。こっちももう少し頑張れば良かったのですね」と言われた。

「いえ 1人に時間が取れない事は承知していますから…。ただ 便秘をあまり神経質に案じなくとも良いという事だけ知っていただければと思いまして…」

職員から見れば 面倒なオバちゃんなんだと承知はしている。
 
その後施設の説明会に出向く。
見出しに書いた通り 母の施設はグループホーム撤退し高齢者住宅となる事を決めたようだ。
この説明会には 役所と施設の職員と対象入所家族が集った。
8名が該当するのだが 4家族しか参加しなかった。
他に有料老人ホームに移られた家族が2名。

施設が変わろうと預かってもらえるならと言う家族が多いという事だろう。

今日は長くなったので この件は 続編で…。
予定時間を30分オーバーしての説明会となった。
いろいろ 考えさせられる事が多い。 


2006年08月28日(月) 菜園収穫以外の楽しみ


利用者さん訪問。
既に朝食の片付けは済んでいた。

金曜日の介護保険更新の面談調査の話をしてくださった。
どうやら調査員さんが1時間早めに見えて 利用者さんアタフタなさったようだ。ご家族が立ち会う予定だったので 調査の方は早い訪問を詫びて出直されたとの事だった。
一時間後 再度訪問を受けて無事終了なさった様子。

面談調査では 当たり前の事だが 同じ事を毎回聞かれる。
そのことも利用者さんは 不思議な様子らしい。
確かに前回から3ヶ月しか経過していないのだから…。

聞き取りの際 ご家族も同伴なさって 物忘れ的な部分も話された御様子でこれが 利用者さんには気に入らない様子だった。

ご自分でもいろいろ気がついておいでだ。
でも デイや私達訪問者は良い方に向かった事を出来る限り取り上げて自信を取り戻して貰っている。
自信を取り戻す事により 日常生活が円滑に行くと考えるからだ。
現実に キッチンに入って調理を再開なさり エレベーターの乗り間違いも消えている。

「片方で褒められて 家族からは出来ていないと言われると審査がおかしくなるでしょ」と言うのが利用者さんの思いだ。

初回の調査の折には 立ち会ったのだが 出来ていない部分はメモに書いて渡した。
利用者さんの性格は 出来ない部分を話されると落ち込んでいくタイプなのだから止むを得ない。
一人暮らしを選択されている以上 無用な混乱は避ける必要があるのだが…。

「何はさておき 無事 調査も済んだ様子で良かったですね」と伝えた。

今日は インターホンで階下の玄関のロックを解除する操作の手順を点検して欲しいと頼まれた。
正しく出来ていたので「大丈夫ですよ」と伝えた。
「電話もね おかしかったの」
どうやら 受話器がきちんと置かれていなかったのだろう。
訪問時には 必ずチェックし外れっぱなしは 最近なかったのだが…。
調査の日に落ち着きをなくして混乱されたのだろうと思う。
訪問時間を自分が間違えたのではないかと思われたのだと思う。

冷蔵庫にあるもので 副菜を作り メモを取って買い物同行させて頂く。
予定された物を購入して戻って 再度調理して掃除を済ませて終了。

午後 畑に出向いて種まきと草取り。
レタス パセリ ルッコラ等のサラダ菜系。
掻き菜 水菜 ほうれん草等の葉物。
後はインゲン。

先日 種まきもするつもりだったのだが 持って行くのを忘れ 蒔けなかったのだ。

ついでに 先日の取り残しの部分の草取りもした。

ゴーヤや空心菜は 今日も収穫出来たが 我が家の家族は もう飽きが来ており 隣の方に差し上げた。

畑で両隣の方と料理の話となった。
作物を育てて収穫するのも楽しいが 調理の仕方を話すのも楽しみの一つ。
今日は 紫蘇酢の作り方と使い方を伺った。
青紫蘇を枝ごと適当に切って 酢に漬け込むのだそうだ。
紫蘇は ある程度経過したら取ってしまうそうだ。
餃子や酢の物等に使うと美味しいという事だった。
青紫蘇の葉を 醤油 ごま油 にんにく 豆板醤に一枚ずつ漬けるのも良いらしい。
今 畑では 青紫蘇が元気で葉を茂らせている。
これを上手に使いきる方法を教えて頂いた。

先日のニラの花の事 今朝NHKのニュースで取り上げていたと夫が言っていた。どうやら 販売ルートに乗る様子という事だった。
ローカルな食べ方も だんだん普及していくんだなぁ〜。


2006年08月27日(日) 何とかせねばならないかも…


 夫を娘と会社まで送り届けてから 母の所に出向いた。
娘は 私を下ろして我が家に戻った。

母を散歩させるだけのつもりだったのだが 便秘1週間と聞いて 職員が気にするだろうと思って我が家に向かう事にした。

バスに乗り 駅のひとつ手前でバスを降りてテクテク。
今日は バスの中でも外の景色を眺めて「あれ 行くよ」「ほらあそこ」と歩道を歩く人を見てはおしゃべりをしていた。
施設では トンチンカンで何を話しているのか判らなかったのに…。
外の刺激って 母にとっては良いみたいだ。

スーパーでカートを使って 買い物。
惣菜コーナーから順繰りに見て行く。
「随分いっぱいだね」と母。
今日の特用品は大きな数字が書いてあって それを「よんひゃくさんじゅう」とかと読んでいた。
何が「四百三十」なのかは読み取れないのだが 最近 声を出して読むこともすっかり少なくなっていたので ちょっと嬉しい。

魚売り場でジャコを見ていた。
「買おうか?」「…」
「食べたい?」「うん 食べる」
果物売り場で スイカをみて「大きいね」と言う。
「食べる?」「うん」
最近 スーパーに同行も少なくなっているので 楽しそうだった。
良いと判っているけれど 暑さの中の移動は こちらが気後れしてしまっていた。

買い物を終えて帰ろうとした。
スーパー内をクルクル回って かなりくたびれた様子。
「タクシー?バス?どっち?」「タクシー」
でも ちょっと リハも兼ねて バス停に向かった。
丁度10分待ち時間。ベンチに座って待った。
その間に疲れも取れたようで すんなりとバスに乗れた。
バスを降りてから きつい坂がある。
そこまで来ると母は何となく思い出すみたい。「来た事あるよ」

家に入った時「わかる?」と聞くと「判る」と言う返事。
久々の我が家だ。
椅子に座らせてから メカブと山芋を摩り下ろしてめんつゆを入れ 器とスプーンを渡した。自力で美味しそうに食べた。
次に紫蘇ジュースをカップに入れて渡すとこれも自力で飲む。
次に煮豆を器に入れて 渡すと フォークでつついて自力で食べた。
時間もかからない。
食べ易すかったんだろうと思う。
やはり 食べ物次第また一品ずつなら 自力で食べる事が出来るんだと感じた。

一息入れて トイレ誘導。
母は 排便の意思はあった。
でも未だ下りて来ていない。
掛声をかけて 自力で少し踏ん張れた。ちょっと未だ弱い。
排便のツボを押すと嫌がった。
そこで自分でお腹を擦るように誘導。でもなかなか続かない。
強めにお腹をおすと「もうやめて」と訴える。
少し強引に押して 嫌がるので諦めた。

其の儘 風呂場に誘導。
脱衣室に入ると嫌な顔。気が付かないそぶりで脱衣させた。
浴室に連れて行こうとすると「嫌」と言う。
「そうか 嫌かぁ〜 でもね ちょとだけ」と浴室までは入らせた。
でも浴槽に入るのは かなり嫌がった。
短パンで私が先に浴槽に入って母の肩を支えて前倒しすると 母の足は自然に前に出て浴槽に入れた。
入ってしまえば「気持ちよい」と言う。

それから 洗髪。
これが また嫌がる。もう 頭の後ろ側を濡らしただけで「引っ掻くから」と大騒ぎ。適切な言葉が出ない為か?それとも実際そういう事が有ったのか?判らないけれど とにかく嫌がることしきりだった。
それでも ここは強行に洗髪。

その後 身体を洗う。
浴槽内で洗うので ナイロンタオルに固形の石鹸を付けて 背中からゴシゴシ。途中お湯を少し抜いて 更に洗う。
膝から下は 手で触れただけでも垢がぬめぬめと出てきた。
足指は痛がるので ゆっくりと手の平で洗い それから更にナイロンタオルで洗った。
ヤレヤレとお湯を全部抜いて シャワーで洗い流した。
浴槽から出るのは大変ではなかったが 身体を拭くのはふらつくので 壁に寄ってもらって拭き始めた。
が 脇の下から背中に掛る部分はやっぱり垢でぬめぬめ。
立ってる状態で 再度ナイロンタオルに石鹸を付けて洗い直した。

ようやく綺麗になって脱衣室の椅子に座って貰った。
「もう 行くの嫌だ!」ときっぱり言う母。
「行くのが嫌なの?」と聞くと憤懣やる方なさそうな表情。
「ここにいたいの?」頷く。

二人とも汗ダクである。母に顔を拭くタオルを渡して こちらは浴槽を洗いお風呂場を掃除。

涼んでから洋服を着てトイレ誘導。
ところが排尿の意思はあるのに トイレに入るのを嫌がる。
「ここは怖いから嫌です」と拒否。
さっきの記憶が残っているんだなぁ〜。
クルッと背中を向けて 再度排泄の意思を確認して気分転換し再度トイレ誘導。言った通り排尿があった。

手洗いを済ませてリビングに戻った。
水分補給と思って 冷やしほうじ茶を出すが口を開かない。
「飲んで」と声を掛けたら「お飲み下さいでしょう!」と母に叱られた。
ご機嫌をかなり損じている。

しかし 今日は6時〜7時ごろには施設に戻ると伝えて有るし その後用事がある。食事の支度もある。
じゃが芋は 入浴中に鍋で茹でておいた。
が他にも作らねばならない。

娘に助っ人を頼んでお茶を飲ませてもらう。次に紫蘇ジュース。
娘にかなりお冠状態である事を伝えたので ご機嫌を直して貰うようにかなり丁寧に飲ませてくれた。
そのうちに母も笑顔を見せるようになった。

じゃがバターを少し口に運んで 次にメカブと山芋の摩り下ろしを。
お肉も焼けて 肉も食べる。肉には 母の目もかなり下がってニコニコ。
次にレバー。これも何とか食べた。
私はキッチンでひたすら作って運ぶ。
娘が母の食事の介助。
トマトを運ぶとそれも食べた。
お汁を作れなかたので お茶を運ぶ。
ご飯も炊き上がって 海胆を乗せるとこれも食べた。
最後にスイカ。

スイカは入浴前に 切り分けている時に少し母の口に運んだのを含めると結構食べた。アイスも小さくしてスプーンで掬って食べて貰った。

ここまで食べられれば きっと明日はお通じあると思う。

歯磨きを済ませてから車に乗って施設に向かった。

入浴時間は一時間40分。
やはり 随分掛るようになってしまったなぁ〜。
我が家の風呂場には 介護用の設備はゼロ。
総意工夫と細心の注意で入浴させなければならないのだ。
声掛けはかなり頻繁である。
もう声を荒げる事もない。

時間にゆとりがあれば もう少し気持ちよく入浴させてあげれるし 食事もゆっくり自力で食べられるように出来るのになぁ〜。
やっぱり何かを削っていく必要があるなぁ〜。
利用者さん訪問の2回と通院介助での延長がなくなれば何とかなるだろうけれど…。利用者さんは直ぐに切り替えるわけにも行かないしなぁ〜。
有償ボランティアを利用して家まで連れて来て貰おうかな?


2006年08月26日(土) 畑の喧嘩


 リビングの扇風機の掃除を始めたら 和室の扇風機も そしてエアコンのフィルターと次々にお掃除となってしまった。
こういうのって 実家では父または弟の仕事だったような気がする。
 
でも我が家って 家事一切が私の仕事なのよね。
ちょこっと娘に愚痴ったら「言ってくれれば したのにぃ。今日は無理だけれど…」だって。 ほんとうかなぁ?

空が黒い雲に覆われ始めてから「できる所まで!」と畑に向かった。
昨年失敗したゴウヤ 種から育てたきゅうり 何れも収穫出来るという自信がなかった為 隣同士にして植えてしまった。
ところが 順調に育ってしまい 放置気味の畑で蔓が喧嘩を始めている。

育ってくれたのは嬉しいけれど 喧嘩をどう収めるか 悩ましい。
支柱を立てて 出来る限り分別しながらそれぞれの先端部分の蔓を誘引した。言葉にしてしまうといかにも綺麗に分けたように感じるかも知れないのだが…かなりいい加減だ。

藪のようになってしまっていたので 蔓を動かす度に薮蚊がぶんぶん。
手や腕や顔に薮蚊が数匹纏まってくっつく。 払っても払っても…。

ふと見ると 先日見落としたのだろう大きなきゅうりが1本。ゴウヤは3本。
連日 ゴウヤの料理が続いているので 家族の嫌がる顔が浮かぶ。
チャンプルは勿論 天麩羅 茹ゴウヤと大根おろしの和え物等。
目先を変えてはいるけれど…気に入らぬらしい。
でもこれで また ゴウヤが続く事は確実。

トマトもお天気続きで復活したようで 赤い実を付けていた。

ニラは 花だけ摘んだ。
ニラの花って茹でるとシャキシャキして美味しい。
ふるさとでは 食べるのだが…。他の地域ではどうなんだろう?
今年は 7月中旬から花芽が沢山付くように ニラを刈らないようにしていた。どうやら成功したようだ。あともう少し楽しめそうだ。

草は 思ったより増えていなかったが それでも多少の草取り。

雨がポツリと落ちてきて 気が付けば畑には人っ子一人いなくなっていたので 作業終了。

世界一辛い唐辛子と言うものを植えたのだが  辛味を想像しただけで嫌気がさして放置していたのだが…。
さすがに実が落ちてきていると放置と言う訳にも行かなくて 数個持ち帰った。覚悟を決めて ちょこっとかじってみた。
でも ちっとも辛くないのだ。拍子抜けしてしまった。
なんかの間違いだろうなぁ。 これ食べられるの?

空心菜も収穫。
今日は豚肉とにんにくとの炒め物にした。
これまでは ちりめんじゃことにんにくとで炒める事が多かったのだが…。
豚肉との炒め物も結構美味しかった。

赤い紫蘇も収穫。
2度目の紫蘇ジュースを作った。


2006年08月25日(金) 思わず本音…


 利用者さん訪問
通院日なので早めに訪問。
それとなくお薬のチェック。
浮腫みも出て気になっているので きちんと服用できているかは確認を取って置く。

利用者さん 先日頂いた点眼薬せっせと使われてしまったようだ。
1日2回と念を押されていたのだが…。
副作用が出て慌てて通院して発覚したようだ。
「私って駄目ですね」と言われていたが 医師の注意の仕方も良かったのだろう酷く落ち込んではいなかった。

利用者さん自身が「おかしい」と気が付いて 診療所に出向いて確認を取ったから きちんと把握できていたのだろう。
まだ それを覚えていられるのだから…まだ大丈夫。

利用者さんを診療所に送って 買い物をして荷物を置いて 診療所に迎えに行く。
もう診療は済んでおり 薬局で話しこんで居られた。

戻って 調理、洗濯、掃除をして活動を終えた。
午後には 介護保険更新の面談があるという事だった。
ご家族が立ち会われる事になっていると言われていた。

家に戻って 母の衣類の洗濯した物を持って施設に向かった。
施設では 新人の職員さんとみんなで布巾をたたんでいた。
みんながいるのにシーンと静まり返っている。
一人一人に挨拶し握手してから
母ともう1人の方に たたみ方のサポート。
母は辛うじてたためていたが もう1人の方は 手に持って遊んでいた。
たたむのは無理をしないことにして 布巾を一枚ずつ貰って 私がたたんだ。
「Sさん 1枚下さい」と頼むとどういう訳か2枚下さる。
また 御願いするとやはり また2枚。
それでも 会話をして物をやり取りする事が大切と思い 2枚ずつ頂いた。

「おやつにしましょ」で作業終了。

おやつの時「美味しくない」と母がポツリと言った。
この所 本音の儘を行ってしまう母。
職員が聞いて「そうかもしれないね」と笑っていた。
まだ 頭のしっかりしている人は「美味しい」と言えるのだが…。

お茶のお変わりを貰って水分補給。

その後 散歩に出た。
今日の母は 人の話を聞き取るのが難しい様子で かなりトンチンカンな聴こえ方のようだった。
そういう日も時々ある。
歩く時も腰を叩いたり 前のめりが強かったりした。
それでも 大分歩けた。

歌も思うほどに唄えない。
何処か寂しいようだった。
話掛けられる言葉がわからなくて不安なのかも知れないと感じた。


2006年08月24日(木) 気の重い話し


 今日は久々に家でのんびりの日。
母には 悪いなとは思うけれど…。

この暑さの中 冷房を入れることなく過ごしていた。
ラジオから流れてくる音に耳を傾け 珈琲カップを手に 新聞を広げた。
何もしてないのに 汗が滴り落ちた。

それでも のんびりとしていると「時間が出来たから今ならできる」とついつい考えてしまい 午後には出かけようと思ってしまう。

でも 今日は 思い留まった。
買い物に出る事もしない。
昨日 折角 今日の事を見越して最低限の買い物を済ませてきたのだから。

夜 電話があった。
故郷の 中途半端な儘になっている実家の件だ。
「お姉さん気になっていると思って…」とお嫁さんの実家の義姉さんから経過報告があった。

我が家の弟達は 金銭的に追い詰められている時は電話を頻繁にしてくるがある程度の見通しが立つと途端に連絡がなくなる。
根本的な事は全く解決していないのに…。

義姉さんの電話を受けて 弟に電話した。
電話を掛けるのにも いろいろ考え出すと とてもかけ難いのだ。
こちらの思いも少しは承知しているのだろう…。
「あっ 悪いね。何にも変わってないよ」と弟は言った。
変化のあった事は把握してなかった。

傍にいる人より 遠く離れた所に住む私の方が知っていると状況も相変わらずだ。
変化を伝えて これからどう動くかの確認を取った。

何時になったら解決するのかなぁ〜。
気の重い事は 未だ続きそうだ。


2006年08月23日(水) 何処も同じ…


リハビリの日。
昼食の後半の食事介助から始めて小半日施設で過ごした。

療法士さんと地域の状況について話し 施設長とも今後の事も含めて話し 夜は 議員さんと電話で話した。

昨日書ききれないと言っていたことのひとつが 介護保険の事。
官僚から 都道府県へ 更には市区町村へと介護保険の事が下りてきている。市区町村の役所の中でも管理職よりも住民に1番近い所の人が 苦しんでいる状況が見える。

介護保険改正に伴い じわりじわりと困ってきている人が増えてきている。
この対処に追われる現場の人。
利用者も様々。
話せる人は 未だ良い。
ネットを使える人も未だ良い。
家族会に出られる人も未だ良い。
問題は 制度をよく理解で来ていない人が 何も言い出せない現状。

介護に関係ない人は 他人事。

でも これから先 困ってくる人は増えるのは目に見えている。
そういう人たちを 一体誰が救ってくれるの?
間で埋もれた人を無償で動き回り助けている人も知っている。

事が起きれば 批難ゴーゴーで更に規則の締め付けが起きる。

何だかおかしい。
このモヤモヤを何処に持っていけば良いのかと思い悩む。

今日は 居室で母とべったり過ごす。
笑顔でいっぱいになって ホールへ移動。
久しぶりに着替えた〇さん。
職員の強制着替えにあったのだ。
本人の意思の尊重と清潔を保つギリギリの状態での止むを得ない選択。
本人も職員もクタクタ…が見えた。

清潔な服に着替えた〇さんに
「素敵な夏らしいお洋服。良くお似合いですね」と声をかけて 歌の好きな〇さんのために歌って差し上げた。
ホールにいた 入所者みんなが声を合わせて歌えた。
唄っている時は みんな笑顔だった♪

家に戻ってから お隣の子を連れて畑に出向く。
久々である。
30センチ以上になったお化けきゅうりを始めとしてニガウリや茄子トマト等を収穫。
夕暮れ時でやぶ蚊が沢山寄ってきて 早々に畑を後にして 公園で遊んだ。
それから 遠回りをして戻った。
今3人目がお腹にいるので お母さんに休息とって貰った。
私も子供たちに教えられた。

母は2歳の子供より有る意味できないのだ思った。
歩く事 話す事 見る事 その3点だけの比較でも やっぱり母の方が出来ない事が多いなと感じた。


2006年08月22日(火) 思う所はあれど…


この所 書き留めておきたい事が多い。
思った儘を書き出したいのだが もう少し整理した方が良さそうだ。
毎日 書き始めては取り消して新たに書くの繰り返しなのだ。

夜 パソコンに向かっている時間が長くなりすぎている。

おそらく いろんな事が中途半端な儘だからだろうと思う。

物事の全てが そうそう きっちりと片付く事なんてないのだろうけれど…。


 


2006年08月21日(月) 退行


利用者さん訪問。
昨日 スーパーで利用者さんに肩をポンと叩かれた。
買い物途中で出会う事は滅多にない。
「丁度良かったです。明日 眼科に検査通院します。目が見えなくなるかも…と言われて…」
「目ですか?」「そうですね。この所ずっと通院してなかったので…」
どうも 不安そうで…「大丈夫です。一緒に通院して 待ち時間に戻って仕事しましょう」と伝えて分かれた。

昨年までは 1人で通院なさっていたので 受診なさったかはご本人の申告した時に判る程度だった。
最近は 罹り付け医と皮膚科の通院は把握できていたが…。

と言う訳で 時間オーバーの予感があったので 早めに家を出た。

到着早々「請求書の事 判らない事があって 家族に聞いたら『利用した事と料金と有っているなら 別に問題がないでしょ。年寄りって皆 ゴチャゴチャ言うんだよなぁ』と言われて…。ケアマネさんが偶然デイに見えたのでお聞きしようと思ったけれど 請求書なんか持っていないから 判らなくなって するとケアマネさんが『月曜に はなさんに聞けば判りますよ』と言われたの。。」と言われる。
利用者さんの話しは こんな風に時間的経過がわからないが 知りたいことが解決しない儘だった事は判る。
出された書類に目を通して 利用者さんの知りたい事を順番に説明した。

ケアプランは 利用者さんの困っている事を拾い出し そのためにどういうサービスが必要か選び サービスを提供してくれる事業所を選ぶ所まで相談して決めるのです

請求書は3ケ所から来ており その利用料は それぞれの制度の中で割り引かれる率が違うので 各事業所の封筒に何が適応されているかを書き記し説明をした。

「判りました。すみませんね 面倒な事を聞いてしまって」と詫びられた。
「いえ 判らない事があったら いつでも遠慮なく聞いてください。聞く権利があるのですよ。知りたいという気持ちはとても大事なことですから」

説明を終えてから眼科通院同行。
待合室は混んでいた。
大体の待ち時間と検査に要する時間を伺って 検査後の結果をお聞きしたい旨告げた。利用者さんが 出来れば一緒に聞いて欲しいと言われたのだ。

急いで 買い物をして利用者さん宅に戻って掃除と調理。
1時間ほどで眼科に戻ると未だ検査前だった。
それから待つ事1時間半。。。
ようやく検査も済んで 説明に立会い眼科を出た。

目の検査後なのでマンション入り口まで同行して 活動を終了。

検査結果は 緊急な対応の必要はなく 定期的に通院するように 通院できない時は 薬だけ貰って対応するようにと言われた。
利用者さん ドキドキだったのだが安心なさったようだった。

其の儘 母の所に向かう。
母はソファーに座ってニコニコしていた。
「昨日牛乳2杯飲んで貰って排泄出来ました」と職員が言われた。あちゃ!
急いでトイレ誘導 汚れたパットを取り替えて 後始末。

それから散歩に出た。
暑いので しっかり水分補給しようとファミレスに入った。
デザートセットでメロンやアイスクリームやケーキ2種。
ドリンクも頼んだ。
デザートが届くと母は手でケーキを掴もうとしたので「ちょっと待ってね」と静止しフォークを渡した。

考えれば 前回もそうだった。
ケーキを手で掴もうとした事を思い出した。
ケーキに見えなかったのかな?
デザートは 同じお皿に3種類のっている。
前回もメロンでもアイスでもなくケーキを掴もうとしたのだ。
昨年は フォークを渡せば自分で食べていたが 最近は殆ど介助。
さて こちらのリハもしなくちゃならないかな?
取り戻せるかな?

食べ終えてトイレ誘導してから外に出た。
歩きながら歌を唄う。
最近は歌詞もおぼろげだ。
でも 歌は覚えている様子だ。
歌っている途中で唄うのをやめると母は正確に歌詞を言えるのだ。
こちらのリードが強すぎるかな?
これも様子見だなぁ〜。

母は今もって不安げだ。
不安は 判らなくなっていることに対しての不安なんだろうな。
言葉で表現できなくなっているからなぁ〜。
スキンシップで不安解消に努めなくちゃ♪


2006年08月20日(日) 勝手にケータリングサービス


 母の所に出向く。
2日目の盆踊り お手伝いが出来なかったので 職員にお疲れさまの気持ちも込めて 冷たい緑茶とフレッシュハーブと紅茶と珈琲とちょっとのおやつと氷を持って出かけた。

みんなでちょこっとだけ一息ついて頂きたかった。
3時のおやつの時間に…と言われたのでそれまでしばし母と遊ぶ。

居室に入る前に 〇さんの肩に付いている髪の毛をいつもように取って差し上げようとしたら「要らんことせんといて。人はして欲しくない時があるんだから…」とご機嫌斜め。
こんな事 初めてだった。
職員に「ご機嫌 悪い?」と聞いて見ると「それほどじゃないと思うけれど…」と言われていたが 暫く様子を見ていて「確かに機嫌が悪いですね」と言われた。暫く様子見をしていた。
ウロウロとなさる〇さんに「どうなさいました?」とお聞きすると「探し物」と言われた。
でも 何を探しておいでかは言われない。
2度目に「どうなさいました?」と訪ねると「探し物」と言われた。
それで 「見つかるといいですね♪」というと「ありがとう」と言う返事。

それから母と踊りながら居室に入ろうとしていると…。
「あなた 良いですね。この方は良くして下さる。養生なさるのですよ。この方なら間違いないです。お大事にね。よい時も有るし 悪い時もある。のんびりとね」と〇さんは 母に声を掛けて「よろしく御願いします」と私に頭を下げた。
「〇さんも 一緒に頑張りましょうね」と声をかけると「私にも出来ることがありますからお手伝いしますよ」と言われる。
「ありがとうございます。是非とも御願いします」
「私は 本とか字を書く事は出来ますから…」
「わぁ〜嬉しいです。よろしく御願いします」
「はい はい」

ほんとは 一緒に歌を唄って差し上げたいのだが 唄うと五月蝿いと不機嫌になられる方がいるのだ。母と唄っても 壁をどんどんと叩かれるので出来る限り唄わないようにしている。

集団と言う訳ではないが 複数人になるといろいろ難しい事がある。
誰をも犠牲にしないで心地よい空間を作るには やはり個々の対応が欲しいなとつくづくと感じる。

母と二人になってトイレ誘導したり 歯を磨いたりした。
その後スウィーティーのパイナップルを食べてもらう。
便秘気味と言うが 母の機嫌は良い。
排便もまだ気配はない。
あと少しできっと自然排便できると思う。
牛乳だけは 飲ませないで欲しいと願う。

2度目のトイレ誘導の時 自己申告できた。
「出る?」と聞くと「出ると思う」と言う返事。言葉通りだった。
3回ともきちんと出た。

3時近くになり 母をホールのソファーに座らせて ティータイムの準備。
お湯を沸かして 珈琲を入れた。
鍋にお湯も沸かして 紅茶とフレッシュなレモンバームとレモングラスとスペアミントを入れ火を止める。
そして冷たい煎茶を淹れた。
最初は持参した小さなグラスに氷を小さくしてひとりひとりに煎茶とハーブティーを飲んでもらった。
母は冷たいお茶を嫌がったが 他の方は「美味しい」と飲まれた。

して貰っているという事で 多少の遠慮も有りそうな方もいた。
嫌いな方もいる。
だから 無理強いすることなく反応を見ながら…。
フロアでお仕事中の職員にも希望を聞いて ハーブティーを差し上げた。
こちらは 氷を入れて大きなグラスで…。

ほんとは 皆さんに飲んで頂たきたいと思ったがお仕事もあるようなので 器に入れて 後で皆さんで…とお渡しした。

合間合間に 高校野球の中継を覘いていたら ものすごい事になっていた。
じっと見ている訳ではないので 良く判らないが 結局今日は引き分けて明日 再試合という事になったようだ。

さて 今日キッチンに入り込んでお茶の準備をしていると 〇さんが幾度も見えて「あなた ありがとう。私もお手伝いしたいけれど 出来なくてごめんね」と見えた。

母もみんなから笑顔を貰っている私にニコニコ笑顔をくれた。
途中悪乗りして 踊っていたら「あまり良い事ではない…」と久々に母からお小言。やっぱり悪乗りは良くないね。

夕食の時間になってきたので 施設を後にした。


2006年08月19日(土) 何処に行っても…ふぅ!


 パソコンから自分の資料を印刷しようとしたら…プリンターがご機嫌斜め。昨日のうちにやっておけば良かったと猛反省。
暑さも加わり 思考が廻らなくて娘にそそSOS.

娘も歯科予約で外出直前で 渋々調整してくれた。
何とか印刷できたが 手際の悪さを散々指摘された。

わかっているけれど…寄る年波には逆らえなくてと弁明しきり。

外は茹だる暑さ。
電車に乗って移動。何処に行っても暑さは変わらず 蝉の声が更に暑さが増していく。
珍しくお化粧なんかしたら たちまちの内に汗で流れて行く。

ちょっとした勉強会に出て いろいろ学ばせて頂く。
他所の家族会の方とも話しこんだ。
同年代という事もあり「忘れる事が加速していき 介護されるのも時間の問題?」なんて事も…。
「現実味がありすぎるので この話し止めにしよう」という事になった。
同年代が集まると こういう話題は一度は上る昨今だ。

建物の中にいる時は暑さも忘れていたが 外に出るとモワァ〜とぬるめの風が身体に当たってくる。
「今日も寝苦しいね きっと」

用向きが済んで帰りの電車に飛び乗る。

昨日「明日も盆踊りがあるのですが 来れますか?」と施設長さんより声が掛った。「間に合えば 伺います」と言うと「用事があるなら 無理なさらないで下さい」と言われた。
早めに終われば 行くつもりでいたのだが 駅に着いたら盆踊りも中盤位の時間だった。
連日の暑さで職員の大変さも想像出来 母も待っているだろう事も判るのだが 無理はやめようと家に戻った。

以前なら「ドッコイショ!」で気合で動けたのになぁ〜。
暑さのせいもあるよ…と自分を慰める。

この季節「暑さに閉口」 この年代「忘れんぼ自慢」
何処に行っても 共通の合言葉みたいだ。 ふぅ〜!


2006年08月18日(金) 夜更けまで盆踊り♪


利用者さん訪問。
朝食を終えて後片付けも済んでいた。
「お蔭様で 浮腫みが引いてきました」と言われる利用者さん。
でも 足を見せていただくと足の甲が強くむくんでいる。
確かに 先日はふくらはぎまで浮腫みが出ていたから それを思えばそうに違いない。
でも やはり気になる。ちょっと 足をマッサージしてみると「気持ちよいわ」と言われる。
「心筋梗塞…かな」と利用者さんが呟いた。
「エッ 首筋とか頭とかもおかしいですか?背中はどうですか?」
「そうね 首筋や顎がおかしいという事はないけれど 背中は荷物を背負っているよう…
血圧も特に高くないと言われた。ふらつきは見られないが 頭は少しジンジンすると言われる。

「ゆっくりとお買い物に行きましょうか」と誘い 靴を履こうとしたらやはりきつくて履き難そう。
暑いし 汗ばんでいるだろうからと思うようにするが やはり浮腫みが最大の原因だろう。
買い物途中で 足の付け根が痛いと言われた。
ちょっと椅子に座っていただき 様子を見たが「大丈夫歩けます」というのでさらにゆっくりと店内を廻ってお買い物を済ませた。

食欲もないので…と言われたので ちょっと食欲の出そうな 大根膾とサラダを作った。サラダは キャベツを軽く茹で氷水にとり 茗荷としょうがを千切りにしてキャベツと混ぜ 少量の塩とごま油で和え トマトを刻んで飾りに乗せたサラダ。

他に 昨日 ヘルパーさんが南瓜を煮てくださっているようなので煮物は避けた。
豆腐もあるし 今日はところてんも購入したのでローカロリーの献立。
調理している間 利用者さんは リクライニングのマッサージ椅子で過ごされ ウトウト。
その間にサッと拭き掃除をしていたら「大分腫れが引いたでしょ」と足を見せてくださった。確かにやや改善されていた。
しかし マッサージって 良いのかな?次に通院する時に確認しておかなくてはと思う。

そういえば 扇風機のリモコン見つかったそうだ。
ハンカチを入れておく引き出しの中にあったそうだ。
自力で探し出せたのだから良かったわ♪

活動を終えて家に戻り 包括に電話した。
しかし 外出中という事で連絡が取れなかった。
ここの包括は 外出時連絡を取ってくれない。
他の包括は 殆ど 訪問中であっても電話を受け「訪問中なので こちらから再度電話します。時間もおおよそ何分後位」と告げてくれるのだが…。
事務所に戻る時間を教えてくれたので 再度電話するが未だ戻ってない。
それから更に時間を置いて電話しても戻っていなかった。
と言う訳で 今日は連絡取れず。

夕方 施設の盆踊りに出かけた。
正確には 施設前の公園で地域の盆踊りがあるので そこに出かけるのだ。
夜店もでて 焼きそば お好み焼き ヨーヨーつり等 お祭りの時の値段の半値の夜店だ。地域の商店がテントで店を開くのである。
車椅子の人もみんな連れ出してもらえる。
施設内にいても遅くまでドンドンと太鼓の音が聞こえ 盆踊りの歌が聴こえて賑やかなのだ。

母は最初 とても機嫌が悪かった。
職員も機嫌が悪くなっていると言っていた。
食べかすのスイカを「未だ食べるのですから 取って置く」と文句を言ったり…である。
紋切り型になる事は 時折有るのでそうたいした事でないだろうと思った。
居室に入って 暫く二人だけの時間を取った。
不機嫌の原因を探るしかない。
先ずはトイレ。パットが濡れていた。トイレに座ると更に出た。
頭やほほを撫でてスキンシップ。
トイレから出て 洗面して 着物を直して椅子に座らせると突然「腹減ったぁ〜」と言う。
そうか 夜店で食べる分夕食は軽めだったと思い 飴とチョコを口に運んであげた。
それでもなお 機嫌は良くならなかった。

母がほんとにニコニコ笑顔に戻ったのは 夜店のお好み焼き 焼き鳥 じゃがバタ 焼きそば お茶をたっぷり摂ってからだった。
お腹が空いていたんだろう…。

その後 輪に入って踊ると言うので アンパンマン音頭の時に輪に入った。
職員と両側から介助して…。
手を振って「あんぱんまん!」と声を出していた。
いや 正確には「あんぱんばん!」と言っていたのだ。
母はアンパンマンを知っていたはずだが きっと今は覚えて居ないだろうな?

「夜遊びは楽しいね!」というと深く頷いていた。
疲れを見せない母だが 年齢を考えて適度なところで施設に戻った。

着物を脱いで 汗を拭き シャツを着替えてパジャマを着衣。
それから ホールのソファーで くつろぎ お茶をのみスイカを食べて おにぎりまで…。食欲全開。

それから歯磨き 洗面して お布団に誘導。
ぬいぐるみと静かに遊んでいるので 施設を後にした。



2006年08月17日(木) とったんぱったん!


 朝からパソコンに向かって 頭の整理をしていた。
昼過ぎ 夫が帰宅。
「凄いぞ!九州から今朝捕れたものが 届けられたんだ」と荷物を置くとすぐさま仕事に戻った。
荷物を広げると 大きな鯛といかが入っていた。
すぐさま冷蔵庫へ。

「美味しい物は食べたいし…しなくちゃならない事は 有るし…。鯛は鱗を取るのも さばくのも一苦労だし…」

食べる楽しみは後回しにして 頭の整理。
夕刻近くになり キッチンに立とうとして 明日の施設の行事に使う 母の着物を運んで居ないことを思い出した。
慌てて 施設に向かう。

5時少し過ぎたばかりだが 食事は始まっていた。
母は怪訝そうな顔。
職員は 夕刻より機嫌が…いろいろ遊んだので疲れたかも知れませんと言われた。
着物を居室に運んで 夕食介助。
食べ方が 少しゆっくりで 口の中に溜め込む傾向にあった。
それでも 全介助で何とか完食できた。
すぐさま 居室に行き 歯磨きをして口の周りを拭いた。
それから トイレ誘導。
おそらく食事前から濡れていたと思う。
トイレに座ると直ぐに排尿。

手を洗ってホールに移動してもらい 職員に託して施設を後にした。

急いで家に戻って 鯛をさばいてお作りに。
1人でおいしい所を頂く。

決めかねていた明日の用は 出向かなくとも良い事になり助かった。

ようやく 仕上がった仕事。
ふとネットのニュースが目に入り 河合隼雄氏が脳梗塞で重体とあった。
快復なさるようにと願う。



2006年08月16日(水) 美容院


昨日は 終戦記念日。
朝から 誰かが公式参拝すると言うので ずっとカメラを向けていた。
テレビ各局がライブ中継するって気味が悪かった。
それほどまでにカメラで追う必要ってあるんだろうか?とイライラした気持ちが沸いた。

TBSラジオのゆうゆうワイドでは 秋山ちえこさんが「かわいそうなぞう」を朗読なさっていた。

正午に夫と2人で日本に限らず先の戦争で犠牲になられた方々に 黙祷を捧げた。愚かな戦いがこの世からなくなりますように…と言う願いを込めた。

夜に 自民党の加藤紘一議員の実家が全焼と言うニュースに 気持ちがざわついた。

平和を祈る気持ちに水を差すような事ばかりでウンザリする。

今朝は 混む前にと美容院に走った。
と言うより走らされた。この数ヶ月 美容院にも行っていなくて 娘から押し出される形で出かけた。
美容院から母の所に直行。
昼食の介助後 リハビリの立会い。
母は機嫌よくニコニコ。
食後 歯磨きとトイレ誘導をして リハビリに立ち会った。
リハビリ中 ずっと居室内の拭き掃除をした。
先週は 面会時間が少なかったので 掃除も出来ていなかった。
ようやく 綺麗になってホッとした。

母の調子も悪くないので 美容院に連れて行くことにした。
出かける前に水分摂取。
途中コンビニでお茶と白玉ぜんざいを購入。施設のおやつには間に合わないだろうと思っての事だ。

午前中でかけた美容院に 再度出かけた。
バスに乗った時 母がとても不安そうな表情をした。
「心配?」と聞くと頷いた。
バスに乗ることも少なくなっているせいだろうか?

バスを降りて 再度「髪結いさんに行くよ」と言うと「うん」と言う返事。
美容院は朝よりも空いていて 直ぐにシャンプー。
最初は「痛い」とか言っていたけれど パーマをかける順番を思い出したのだろう黙って鏡を見ていた。
薬をかける時は少しもそもそしたが 直ぐに落ち着いた。

薬の定着を待つ時間に 母のおやつタイム。
お茶もしっかり飲めた。
ほんとはトイレに連れて行きたがったが ここのトイレ 結構狭くて 亀さんも飼っているので ひっくり返しそうで 断念した。

途中 嫌になりかけもしたが 最後までじっとできた。
きちんと仕上がった頭をみて ちょっと横を向き鏡に映った自分の頭を見直したりだった。

「綺麗になってとても素敵だね」と声をかけると 頭を深々と下げていた。
綺麗になったのが 判っているようで嬉しそうだ。
無理かな思ったけれど 連れてきて良かったわ♪



2006年08月15日(火) 排泄のツボ

母の所に出向く。
母は久しぶりにニコニコと機嫌が良い。
でも 口の周りに食べかすがいっぱい。
お昼は パンだったのかな?と思った。
居室に誘導して口の周りを拭くと口の中にも食べかすがいっぱい。
他の人を見ても 口の周りが汚れている人はいなかった。
食事に掛る時間が長くなっているのかな?
自力で食事もだんだん難しくなってきているし…。

入れ歯を外すと残っている歯に何かが引っかかっているようで舌で触れている。歯ブラシで磨いたら取れてきた。
昼食は 鱈だったかな?
どうもパサ付いた身が飲み込み難くて口に溜まっていたのだろう。
歯磨き後口を漱ぐと食べかすが沢山出てきた。

着いた時は テーブルも綺麗に片付き キッチンに洗い物が残っている風でもなくて1時間は経過しているだろうと思われた。

それから トイレ誘導。
尿が出にくい。
ズボンをまくって足を見ると ゆるゆるの靴下なのに ゴムの部分や足の甲が凹んでいた。
水分はきちんと取れているだろうか?

排泄の誘導時に仙骨を押すという事を始めて どれくらい経過しただろう。
昨日 谷口政春氏のホームページにも排尿時に仙骨部を押すとうまく出ると書いてあった。
私は 母の排尿がうまく行かなくなった時 家族会の折精神科医に質問してみた。その時に「仙骨を押すと良いかも知れない」とアドバイスを受け トイレに座った時は必ず それを試みるようにしていた。
勿論 その前に「おしっこ出るかな?」と聞き「出ると思う」と返事を貰ってそのようにしていた。
以来 高い確率で音を立てて排尿出来るようになった。
出たときは「良かった。嬉しい。ありがとう」の言葉も添えた。
母も 嬉しい顔をした。

排便にもツボがある。排尿にもツボがある。
それらを駆使しての排泄誘導である。
1人で取り組んでいる時は 母だけのことかなと思っていたが やはり 確かなツボのようだなぁ〜。

排泄後 散歩に出た。
「お誕生会がありますので…」と職員に言われたので 近場をくるりと廻った。足取りは軽いが前屈は強い。
道すがら 藤の花が狂い咲きしていた。
それも数房と言う物でなくて 小ぶりながら10房を越える程だった。
母に「ほら みてみて!」と指差すと「あら きれい」と暫く眺めていた。
季節を間違えて咲いているなんて事は 判らないかも知れないが 母と私には十分楽しめた。
空を見上げると 西に真っ黒な雲。真上にのぞく少しの青空。東には 白い雲。母に 順番に見てもらう。
黒い雲の所を見上げて「あら やだわ」と雨の心配を予想する言葉が出た。
今日の体調はやや良好という事だろう。

歩き始めは 良かったが 後半はさすがに疲れてきた様子で「疲れた?」と聞くと「疲れた」と返事が返ってきた。
「歩ける?」と聞くと「歩ける」と言う。
「帰ろうか」と言うと 複雑だ。
でも「疲れたら 帰ろう」と言うとコックリ頷いた。

施設に戻ると もうお誕生会は始まっていた。
以前入所なさっていたいた方の親戚の方が「手品」をなさっていた。
手品は 理解できる人とそうでない人の差が大きい。
理解し難い人には 周囲が驚いてみせると興味を示してじっと見入る。
笑うとつられて笑い出す。
施設の中にいつもと違う風が入ってくるってほんとにいいなぁ〜。

手品も済み みんなでティータイムをしてから 母と居室に入る。
母は大勢の人の中にいることが苦痛そうだったから…。
「ね 元気でいてくれないと 哀しくなるから頑張ってね」と言うと 母は涙を零した。
願い 届いたかな?




2006年08月14日(月) いいまつがい


 世の中 お盆休み。
でも 介護する人にはお盆休みは無縁。
利用者さん宅に向かう道すがら デイの送迎者をみて 思わず「ご苦労様」と声に出さないで応援。

利用者さんは土曜からの体調の話をしてくださった。
前回の金曜日 浮腫みが強くて靴を履くのが大変だった。
翌日のデイで 血圧に変化はなかったが 戻ってから頭が痛くなったそうだ。昨日も浮腫みが強くて…ご家族が見えた時訴えたら「高齢になると 浮腫みが強く出る時もあるから」と言われたそうだ。

確かにそうなのだが 浮腫みが強く出て頭痛が出た後 脳梗塞だったという事が利用者さんの傾向なのだ。

過剰なカロリー摂取や運動不足 服薬は大丈夫なんだろうかと思う。
ゴミ箱を整理していると 薬の袋が2回分しかなかった。
「今朝 お薬飲まれましたか?」と質問したら「はい」と言う返事。
「じゃ 土曜か日曜日ののみ忘れかな?」と思いながら それ以上お聞きする事はやめておいた。
家の中に掃除機を掛けて終わる頃「そうだわ 薬飲んだと言ったけれど 出そうとしたけれど 飲んでいなかった。言って下さってありがとう」と薬を出されて服用なさった。

「のみ忘れは 私にもあるのですよ。でも同じ薬を2回服用したら怖いですからね。気をつけたいですね」と伝えた。

「押入れの整理のお手伝い御願いします」と言われ 立ち会う。
しかし 先週 ヘルパーさんにやってもらったと聞いたばかり。
作業は 整理と言うよりも 場所にきちんと有るかと言う確認のための作業だった。1人で判断が だんだん難しくなってきているのかな?

居間に座布団がいつもの倍出ていた。
お話を聞く限り ご家族が見えただけで特別な変化はない。
「座布団 どうなさいすか?いつもより多く出ていますが…」とお聞きすると「これね 家族が来たからね。こうしておけばいいでしょ」と座布団を重ねた。が「やはり 邪魔ね。片付けた方が良いみたいね」
「そうですね いつも通りが良いかと思います」と片付けた。
「良く気が付いてくれたわね。ありがとう」と言われた。

買い物メモがあった。
メモに沿って確認した。
「ポカリスウェットと有りますが 何本くらいですか?」
「あ 大きい箱がいいんだわ」
「箱ですか?」「そう箱です」
…ダースで買うという事かな?…
すると 物入れから箱を取り出して見えて「これです」と言われた。
見ると 入れば洗浄の「ポリデント」だった。
「はい 判りました」と返事。

これが 母だったらきっとムッとしたいた筈だとふと思う。
何でもできるようで 時にポカをやる。
それが 家族介護の弱点でもある。
利用者さんだと 腹が立たないという違いは 昔から私にはあった。
そこで 客観的な目を取り戻していたのだ。
さすがに 今の母に腹を立てることはないのだが…。

買い物に出た。
自分で動かなければ…と意識されていたので 買い物同行。
水分の多い果物を購入 他にお魚や牛乳 入れ歯洗浄剤やポケットティッシュ等。利用者さんご自身が棚を見て購入なさった物もある。

特に調理は頼まれなかったが 冷蔵庫を見ると少し寂しかったので 叩ききゅうりとポテトサラダを作った。
後はきっとご自身で出来そうだった。

活動を終えて 娘と落ちあい 買い物をして家に戻った。
いつもなら有り物で済ませる昼食だが みんなお休みだとそういう訳にも行かない…。

今週末は予定があり 金曜日は施設で地域の盆踊りに参加するのでお手代いの予定がある。
そこへ 金曜日に新たな予定が加わりそうなメールが届いた。
しかし 訪問活動もあり 夕方の盆踊りの間に もう一件予定を組めるかなぁ〜。未だ返事していない。あちらも 大事な局面だしなぁ〜。
一晩考えて返事する事にした。


2006年08月13日(日) 空振りなし


 昨夜から今朝にかけては 涼しくて心地良かった。
冷房や扇風機の御世話にならないって ほんといいなぁ〜。

今朝は 収穫したトマトにバジルを載せて朝食。
メザシなんか焼いたりしちゃって…。

母のところへは 午後出向いた。
先に別のご家族が見えていた。
母は なんかおかんむりの御様子。
顔を見て 視線を逸らした。

寂しかったのかな?
先週は面会が少なかったからなぁ〜。
面会がどのくらいだったという事が母の記憶に残っているとは思えないが それでも 何処かでなんかを感じるだろうとは思っている。

言葉を交わす回数だったり 身体を動かす回数だったり そんな事が微妙に影響して来るような気がする。 あくまでも母の場合。

母を居室に連れて行き 暫くお話した。
何かを話そうとして言葉を発するのだが 選びきれなくて断念と言う事態に。おかんむりは そういう事も影響しているかも知れない。
言葉も 交わさないとどんどん消えて行くような気がする。
話す事も勿論そうだが 聞く力も衰えていく。
話しかけた言葉を鸚鵡返しする母が 同じリズムでこの世にはない単語を発するのである。
リズムを取るって 原始的なものだろうから そういう能力が一番最後まで残るのだろうか?

「外に行く?」と聞いても反応がイマイチ。
暫く 同じ事を言葉を変えながら質問した。
「あそこの山に…」と初めて意思を示す言葉を発した。
「行きましょう♪」と帽子を被って外出。

前の公園は 盆踊り大会のやぐらが組まれていた。
外に出て 母のお得意の「牛若丸」の歌を唄う。
一番先は 唄わないでリズムを取る母。 2度目になると歌詞が時折出てくる。それに 遊戯が付く。ひと頃のように完璧な動作ではない。
でも 似たような動きをする。
一連の動きを見ているだけで どのくらい落ちてきているかが判ってしまう。ちょっと 辛い所だけれど 仕方ない。母はもっと辛いだろうし…。
唄い終わって「今日も唄を聞かせてくれてありがとう。嬉しいよ!」と言うと頭を下げた。
「ありがとう」の言葉には よく反応する。
これは 以前からの傾向である。
「こんな私にありがとうだなんて…こっちこそありがとうだよ」と言っていた。頭を下げるという事は 言葉が通じていて あの時と同じ気持ちが有るという事が判る。
最近は そういう事が随分増えてしまっている。

くるっと廻って戻ろうとしたら「あっちに行く」と言う。
公園の出店のテントの下を歩いた。
骨組みだけなので テントの下を歩いてみた。
長い細道のようにも見えて 母は「あ〜」と喜んだ。
更に同じ所を逆戻りして 小さな山を上って下りて施設へ戻った。

施設近くで石に腰掛けて空を仰ぐ。
青空の端には 白い雲 離れた所には黒い雲。
「あっちは 白い雲だね」「しろいくも ほんとだ」
「ほら 向こうは 黒い雲」「くろいくもだ」
お散歩の終わる頃には こんな風に 言葉が出てくる。
空を見上げれれば 首の筋力トレーニングになるし…。

施設の玄関に廻ると道路に信号待ちの車が並んでいた。
「あ いっぱいだ」「そうだね」

母との外出は 子供頃の言葉遊びの様子と重なる。
母も 谷川俊太郎の「ことばあそびうた」が好きだったな。
娘が覚えて ソラで読んでいると一緒に読んでいたっけ。

今は 逆転しているけれど…。母の記憶にあの「ことばあそびうた」残っているだろうか?
そうだ 今度 母の前で言ってみよう!

トイレ誘導 自己申告ゼロ。でも誘導で排泄に空振りなし。


2006年08月12日(土) 夏期休暇


 今 夫、娘、私 3人 診療内容の違う医療機関にそれぞれ通っている。
ちょっと 珍しい状況だ。

私は 医者が夏期休暇に入る前に安全宣言を受け薬を飲み切って終了の筈。

夫は 後一歩の所 変化が有ったら月曜に…。
医師は 土日は休むが月曜午前中診察してくれるそうだ。

娘は お休み前に 2パターンの薬を頂く。
生憎夏期休暇に入るので 最悪の場合(その症例の説明を受けて)救急で通院するように。
おそらく 症状と経過を見る限り 大丈夫なら 1の薬。効かなかったら2の薬と言う指示を受けたようだ。

医療機関もそれぞれ夏期休暇に入る様子。
薬局でお薬を頂く時 近隣の医療機関の夏期休暇一覧が張り出されていた。
休暇が長めの所 お盆のみの所 通常通りとお休みも様々だった。

しかし 普段は あまり診察を受けない所の夏期休暇を知るには 薬局に出向くのが良いようだと初めて気が付いた。

うちの家族の夏期休暇 今年はとりあえず揃っていた。
ただ 微妙にそれぞれ予定があり 揃うのは15日位かな?
私も月曜日は 訪問活動がある。
母を家に連れ帰りたいと思っても なかなか調整できない状態である。

夕立ちもあって ようやく晴れた夕方 畑に出向いた。
草取りが待っているのだ。
きゅうりとニガウリの蔓が喧嘩していた。
ニガウリが 大きく育ったのが1本あったので収穫。

ナスも3個ほど収穫。しかし ナスはてんとう虫の被害に遭っている。
駆除しないと…。今日は木酢を持ってきてなかったので 明日に廻す。

空芯菜 今年の生育はイマイチ。
でも 自分の家で食べる分くらいは収穫出来た。

トマトもそろそろ終わりみたいだ。

秋に向けて 種まきをしなくては…。
さてと 何を植えよう?
2月には 畑をきれいにして返還しなくてはいけない。
それまでに 何をどう育てるか 考えなくては…。

そうそう ニラも花芽を付け始めた。
開く前に 花を摘んでおひたしにしよう。

草取りしていたら 腰が痛くなった!猫の額ほどの畑なのになぁ〜。


2006年08月11日(金) 気になること


マスクを持って 利用者さん訪問。
「あら どうなさったの?」「風邪をうつしたら申し訳ないので…」
「あら 体調の悪い時に ごめんなさい」「いえいえ こちらの不注意ですから…」

「今日は グラスタイプの香炉灰とブラウスを1枚購入したいのです」
「はい それでは 参りましょう」

玄関を出て 通路の分かれ道でいつものスーパーに行く通路に曲がろうとなさったので「今日は ブラウスを購入でしたね」と言うと…。
「あらら そうだったわ。直ぐに忘れてしまうのね」

今日は 利用者さん 足の浮腫みがかなり強く出ていて 足の運びがイマイチ状態だった。靴を履くのも大変だったので ゆっくりと歩行。
「運動不足かしら?」「どうでしょうかね。あまり動きませんでしたか?」
「そうね 外に出ても直ぐに戻ったわ」

話をそらしたのは 浮腫みが運動不足より 心臓のせいじゃないかなと思われたのだ。しかし この事を真っ直ぐ伝えられなかった。
食べすぎか 水分不足か…。

デイに行けば 血圧測定もするだろうし職員も見ていてくださると思うので特に触れないで置いた。

先にデパートでブラウス選び。
カーディガンの下に白い襟付きのブラウスが希望と言われたので あれこれ探すが 結局 単独で着る七分袖のブラウスを選ばれた。
「今は 丈の短いのが流行っているのですね。気が付かなかったわ」と言われた。ファッションの流れまで 承知しておいでで素晴らしいと思った。
身なりに拘れるという事は 老化防止になるだろう。

その後 仏具売り場に出向いた。
予てから 欲しいといわれていたものを購入できてホッとなさった様子だ。
利用者さん デパートの売り場を把握しきれなくなってきているので こういう買い物には 付き添いは必須。

それから スーパーに向かい 必要な物を購入。
冷蔵庫は 大分空になっていたが「あれもこれも残っている」と言われたので購入を控えたものもある。
ほんとは チェックしてなくなっている事は判っているのだけれど 1人で買い物もできるし 土日にはご家族も見えるので本人の記憶を優先にした。

戻って 野菜を茹でた。
利用者さん 調理する意気込みを感じたので…余分には作らない事にした。

トイレを見たら 修理が済んだようで水漏れはなくなっていた。
気になるリモコンは未だ発見できず。

活動を終えて 眼科に通院した。
診療の結果 「もう大丈夫です」という事でめでたしめでたし。

家に戻って昼食を取り母の所に出向いた。
母は浮かない顔をしていた。そう 腹痛のある顔。
トイレに誘導すると 便が緩いようでパットが汚れていた。
きっと 排便したんだろう。
職員に聞いてみると 午前中出たようだった。
「お腹が痛いの?」「痛いときと痛くない時がある」
「キリキリと刺す痛みではなくて ぐっと押されるようだ」
凄い 今日の母は的確に症状を言えた。

お腹がキューッとなり ゴロゴロしてからガスが抜けると言う状態を繰り返した。トイレで綺麗に流し清潔にしてから新しいパットに替えた。
それでも 未だ お腹は痛そうで気分が晴れていないようだった。

今日は 暑いのでアイスクリームを差し入れた。
おやつにみんなで食べて貰った。
「冷たくて美味しい」と喜んでくれたそうだ。
ちゃんと表現できて良かった。
母は妙な顔をした 冷たいものはお腹に良くないと言いたそうだった。
でも少なめに食べて貰った。

その後居室で暫く母と向き合って過ごす。
言葉が出てこなくて幾度か諦めていた母。
外の景色を眺めていたら 人や車が行き交うので「見てご覧」と私を呼んだ。でも固有名詞が出なくて考え込む。
「あら じどうしゃがくるね」というと「じどうしゃきた」
「ほら バイクも走ってきたよ」
「うん ばいく」
おうむ返しでは有るが ポツリポツリと出てきた。

断続的にお腹が痛むようで「うちに帰りたい」と言う。
「お家って サダさん(祖母)のいる所?」じっと考えてから首を振った。
「〇吉さんがいる所?」これも考えた後首を振った。
「〇〇(私)のいる所?」今度は 考えてから首を動かさない。
「〇〇は わたし」と言うと「エッ? ほんと」と聞き返す。
「そうよ」
少し前までは ふるさとに自分の母や叔父は生きていると言っていた母。
それが どうやら もう居ないと認識出来ているようだ。
こういう回路は 混乱して思い出せなかっただけなのか?
新たにきちんと理解できるようになったのか?
非常に気になるのである。

手を握ってから 肩を叩いたり膝を叩いたりして暫く遊んだ。

夕食の時間が近くなったので ホールに移して 施設を後にした。 


2006年08月10日(木) どうやら…大丈夫みたい


明日は利用者さん 訪問日。
とりあえず通院して今の状態での感染力はどの程度か医師に相談しておこうと思った。
午後一で診察を受けた。
その結果 急性期は過ぎているとの診断。この時期は飛まつ伝染するだろうからマスク必須。但し手で目を触れたりしないようにとのことだった。
気持ちが少し楽になる。
ご家族が良しと言っても 苦しむのは利用者さんだし 若し感染したら楽しみにしているデイだって 休まなければいけないもの。

この調子なら 母の所にもボツボツ出かけられそうだ。
お散歩が少なくなるとと腰が重くなるのは必死だ。
どうしても 座った儘で1日が過ぎてしまうのだ。

数日前の特養の事件で友人から電話があった。
いろいろ心配しての電話だった。

ニュースになった時に書こうかと思ったが もう少し時を置いてからにしようと先延ばししていた所だった。

この問題は 事件の起きた特養だけの事ではないだろうと感じてならないのだ。だから スパッと書ききれないのである。
だから どう解決していくべきかを考えてみようと思っている。
きちんと纏められたら…記してみようと思う。

いつも思うのだが 認知症の人を受け容れる社会ってまだ根っこが張っていないような気がしてならないのだ。


2006年08月09日(水) 篭もる


リハの立会いも遠慮し 施設の職員に立会いを御願いした。
お隣の子には 感染していないようだったが 未だ 様子見だろう。

金曜日の訪問活動の件で事業所に連絡。
「感染力が強いので その旨伝えますね」と言ってくれた。
折り返しの電話で「ご家族が 『訪問して欲しい。多分 感染しないだろうし万が一 感染したら その時はその時です』と言われました。ん〜 」という事だった。
接触を極力避けて 手洗いの励行に努めて貰う事にして 訪問する事になった。替わる人が居ないので仕方ないなぁ〜。
そろそろと別の人に慣れて貰って置かないとだなぁ〜。
本音としては お休みしたい所なんだけれど…。

今日予定されていた会議も欠席。
結構 大事な局面だったので迷惑をかけてしまった。
メールで 夕方メールで報告が入った。

目の方は 昨日よりずっと状態が良くなってきている。
朝「大分楽になったよ」と娘に言ったら「薬で押えているだけなんだから自重してよね」とたしなめられた。
確かに その通り そうでも言わないとまたシャカシャカ動き出すと思ってのことだろう。


2006年08月08日(火) 医者をはしご


 起きた時 目が開けられなかった。
鏡を見ると目が真っ赤で腫れていた。

「あちゃ プール熱か!」
慌てて眼科に通院。
「アデノウィルス感染でしょう」と言われた。
眼科診療で点眼薬を頂き 直ぐに耳鼻科に通院。
鼻の方も少しおかしい。
内科で鼻の漢方薬も戴いているが…耳鼻科で見て貰った方が良さそうだった。
こちらでも「アデノウィルスですね」と。
こちらでも薬を頂いた。

実は 少し前に娘が「今年はプール熱が流行っているらしいから気をつけないとね」と言ってたのだった。
何処で菌を貰ったのだろう?

内科で診察している時に目の方は なんともなかったので…。
あれこれ言っても仕方がない。

アデノウィルスは感染力が強いので 母の面会は自主規制。
さてと 先日 お隣の子と連れ立っての外出したが 大丈夫だろうか?
潜伏期も感染するって言うし…。

目の充血は夜間まで続き パソコンに向かうのも辛くて更新は取りやめてしまった。


2006年08月07日(月) う〜〜ん!


利用者さん訪問。
挨拶を交わすや否や「扇風機のリモコンが迷子になっているんです」と言われた。直ぐに 捜索開始。
ゴミ箱まで探したが 見つからなかった。
私が探すのには 制限がある。
自分の親なら押入れだってひっくり返して捜すが さすがにそこまでは踏み切れない。
「リモコンがなくとも操作は出来るので もう少し待ちます。自分でやった事ですから…」と言われ 捜索は終了。

冷蔵庫を見るとサツマイモの甘煮を作られていた。
「わぁ〜 上手に作られていますね」と声をかけた。
砂糖を入れる煮物は 焦げ付く事が多いので 注意なさって作られたと心底思う。

冷凍庫のご飯は使いきって居られたので 米を研ぎタイマーセット。
先週に購入したインゲンが残っていたので 茹でて胡麻汚し。
きゅうりも残っていたので傷む前にと使いかけの大根と人参でスティックにして塩を振り ごま油を振りかけサラダを作る。

買い足す物を2人で確かめていたら「昨日 お墓参りに出かけたて疲れているので買い物1人で御願いします」という事で 買い物に出た。
1人だと時間短縮できる。
買い物から戻って 薄切りの肉に青紫蘇を挟んでとんかつを2枚作った。
付け合せに青紫蘇とキャベツの千切りを作った。

トマトの皮を剥いてドレッシングをかけた。
この週末 ご家族の差し入れはないようだったので 木曜日まで持つだろうかと少し心配。

トイレの水漏れを点検してお掃除。
キッチンの床を拭き掃除し 今日の活動は終了。

その後午前の診療に滑り込んで通院し 自分の薬を頂き家に戻る。

畑にでて草取りと思ったが あまりの暑さに家に篭もってしまった。
扇風機を廻しながら床掃除で汗だくになってしまった。

今日は 電話が多かった。
知り合い経由の方で以前 グループホームの事を相談してきた方だった。
どうも グループホームで健康管理料(薬や通院分)を取られる様になって5000円の負担増になったという事で おかしくないかと言うお話だった。
危惧していた事が現実になったかと言う思いが強い。
入所しているのは かなり離れた所のグループホームだ。
昨年あたりより グループホームが急増していると言われている地域。
電話してきた人は 経費負担よりも通院の必要性がなかったのに通院した事と健康保険をこんな形で無駄使いは どうなんだろう?という事を気になさっていた。
何故通院が必要になったかその詳細は判らないのでやたらな事は言えない。
でも 通院の必要性があるのならご家族が付き添って通院なさればと伝えた。キャッチが入って ここで電話が切れた。
グループホームを替えるのはどうかとも聞かれた。
これも お母様の状態を良く見て判断なさった方がいいのではと伝えた。
「また 電話します」と言われていた。

夜になって 介護仲間から報告があった。
昨夜 高カロリー食の事で質問を受けたのだ。
お義母様の様子が悪くて途中で寝てしまったりするのでほんとに大丈夫と気になる御様子だった。
以前は そこで購入できたと介護仲間から聞いていたのだが 変わってしまったようだった。
いろいろ 話しこみ受話器を置いた途端 また電話。

若年性認知症のご主人を介護なさる方からだった。
「何処か 特養が決まるまで長く預かってくれる老健を知らないか」という事だった。
ここ数日落ち着きがなくて 心身共に疲れてしまい 息子さんと二人でお手上げ状態になられた御様子だ。
確か息子さんも 介護休暇を戴いて家にいらした様子だったのだが…。
「息子さんも共に施設入所を希望なさっているのですか?」と再度確認を取る。二人でお手上げだと言う結論に到った様子だ。
薬の件で医療不信も起きているようで ふたつの医療機関で揺れている様子でもあった。
「怖い怖いと泣くんですよ。ギュッと抱きしめるんですけれど…。でもそういう可哀想な場面を見続けなければいけないと思うとこの先辛くて…」
地域内の特養や老健は入所申し込みしたけれど まだまだ順番が来そうも無くて 何処かないでしょうか?と繰り返し言われた。

電話を受けながら とても複雑な思いになった。
家族の気持ちも良く判るし 認知症になられた方の不安も良く判るし…。
でも追い込まれた家族の気持ちをどう引き上げて差し上げれば良いのか…。
担当ケアマネも知らない人だしなぁ〜。
出来る事に取り組んでみなければいけないなぁ〜。

気温がグングン上がって いろんな症状の変化が出て介護者の疲労度も高くなってきているのかな。
1日に3件の介護の電話なんて これまでなかった事だ。


2006年08月06日(日) お隣の子と連れ立って…


 診療所は 今日も午前中のみ。
夫を送り出してから 大急ぎで洗濯して出かけることに。
 
今日は お隣の5歳の子を連れて行く。
お隣さんは 5歳と2歳のお子様がいるが 現在3人目がお腹にいる。
ご主人は 変則勤務だ。
「出来る事は手伝いますからね」と伝えてあり「御願いします」とも言われていたので 今日はお誘いした。

私1人なら バスに飛び乗る所だが 外出も少なくなっているお子様なので駅までトコトコ歩いた。
さすがに汗びっしょり。背中にタオルを入れて汗を拭いてあげた。
「歩くのも好き 車もバスも好き」というので 今度はバスに乗って診療所に向かった。
さすがに昨日母を連れまわしたので 今日も連れ回すのは疲れるだろうと思ったので お薬だけ先に戴く事にしたのだ。

お隣の子は この辺まで足を伸ばした事がないようで キョトキョト興味津々の様子。
お薬を頂いて タクシーで移動した。
この場所からバスに乗ってしまうとかなり時間がかかり 施設の昼食の時間になってしまいそうだった。
 
滅多に子供の姿は見られないので 入所者は大歓迎。
「どなた?」「お隣のお子さんです」
「あら 可愛い」
お話できない人も もうニコニコと見つめている。
勿論 母もニコニコ 笑顔笑顔である。
職員が 子供にジュースを出してくれた。
汗びっしょりなので助かった。
その後 みんなでビーチボールでキャッチボール。
ひとりの方は 子供に向かって投げては可哀想と思い 立ち上がって子供にボールを渡しにいく。
「ぼく 出来るよ」と言ってくれるけれど やはり心配で手渡しだった。
皆 それぞれ気配りしながら楽しんだ。
一番先に根をあげたのは お隣の子供だった。
それで 休息をとった。

「かえるの歌が好き」と言うので みんなで蛙の歌を合唱。

職員も「お孫さん?」と聞いてくる。
「そう 孫がいてもおかしくない年だものね」と笑いながら答えた。

昼食になるのを機に 施設を後にした。

また バスに乗り駅に向かう。
バスターミナルに着くと次のバスまで少し時間が有ったので デパートに入った。勿論 玩具売り場直行。
お試し遊びの出来る玩具で遊んでいたら ひとバス乗り遅れてしまった。

家に着く頃には 丁度昼時。
無事 お散歩のお役目を果たして お隣さんへお返しした。

認知症の高齢者と言うと ちょっぴり後ずさりする子も多いのだが お隣の子はニコニコと遊んでくれた。
丁度母の歯磨きをする時も入れ歯を外したら「あっ おじいちゃんもそうしているよ」と言ってくれた。
高齢の人とも接しているので よく判って居るのだと感心した。

日が傾きかける頃 ちょっぴり涼しくなったので 畑に出向いて収穫。
トマトはいよいよ終盤のようだ。10個ほど収穫。
数日前小指より小さかったきゅうりが もう普通の大きさまで育っていた。
ニガウリやナスもも2本ほど収穫。
ピーマンも5個ほど収穫。

トマトは 病気なのか葉が枯れ始めていて 鋏で切り落としたが きっともうそろそろおしまいだ。
なすも元気が足りない。
今日は収穫のみにして 明日は少し剪定して水と肥料を施して手入れしなくちゃいけない。
野菜たちには 秋まで頑張って貰わなくちゃ。
今年は水遣り怠りがちだからなぁ〜。


2006年08月05日(土) またもやドジ


 昨夕 施設から電話。
「薬がなくなることお伝えできなかったので…」という事だった。

午後に母を迎えに出かけ 診療所へ。
娘が送ってくれた。
が 診療所に着くとドアが閉まっていた。
そうだった 土曜日の診療は午前のみとなっていたのだ。
入り口で茫然。

1日分の薬の予備が有った事を思い出した。
おそらく 我が家に止まる時 施設長が予備の分を持たせてくださる。
それが 残っていた。

気を取り直して バスに乗ってデパートに移動。
気温はグングン上がって 母も「暑いね」と言う。
バスの中で 水分補給にお茶を飲む。
暑さを感じて言葉にできて良かったと思う。

デパートの中は 涼しい。
エレベーターは 混雑していたので 階段で上った。
上る途中 立ち止まって 周囲をキョトキョト見廻す。
まるで 迷子になった子供のような表情。
「上れるかな?」と聞くとコクリと頷いて また上り始めた。
3階分上って トイレタイム。
ここでもクルクルと周りを見ていた。
それから エスカレーターで更に上った。

今日は「何処にいるのだろう?」風に当りを良く見る。
小さなの梗塞でも起きて 回路が塞がれてしまっているみたいな気がする。
母の機嫌の悪さは そういう事も有るのかもしれない。
動きも悪くないし 血圧もそう高くないのであまり 考え込まない事にした。

デパート内の物に興味を示す事はなかった。
今度は下がりだ。
エスカレーターの前に立ち 下り様としたが足の踏み込みが厳しそう。
迷っていると後ろに人が数人貯まってきたので 無理はやめて階段で移動した。母は 両手を手すりに掴まって ひと足上げては両足を揃えるという形で下りていた。

階段を上り下りする時の姿勢が良い事に気が付く。
歩行する時の前のめりは相変わらずなのだが…。

今日は暑いので ハーゲンダッツのお店に入ってアイスクリームを頂く。
好きな筈なのに 自力で食べる事は出来なかった。
ゆったりと休息して バスに乗って施設に帰った。

夕食の時間になったので 施設を後にした。

今日は娘の友達が来てくれる。
パソコンの調子がイマイチで困っていた。

決定的な問題もなくて 調子が戻った。
これから半年は彼女を当てに出来ないので ピンチの時の取組みの教えて貰った。

ありあわせの物で 夕食を摂って貰い あれこれとおしゃべり。
電車もなくなったので 娘が家まで送って行った。






2006年08月04日(金) 気になる…


利用者さん訪問。
お食事を丁度済ませたばかりの様子で キッチンに使った食器を運ぶとご自身で洗い始めた。

昨日 急に妹さんが様子を見にいらしたとの事だった。
安心して帰られたと言われていた。

「日曜日にお墓参りに出かけるので 衣装合わせ見てください」と言われたので 見せて頂く。
女性は やはりお召し物は気になるのだな。
ノースリーブに薄手の綿レースのカーディガンで冷房対策も十分だった。

その後「通院」と言われた。
先週金曜日に通院しているので 大丈夫と思っていたのだが 一応お薬の在庫をチェックさせて貰った。
長いお盆休みがあることが判っているので お薬次第だ。
(利用者さんは 7月に長い休診日があったと勘違いしておられた)
出された物を調べると9日分しかない。
お休みは その2日後まであるので 通院する事にした。

暑い中 歩いて出かけると お薬は先週お休みを見越して4週分処方してあると言われた。
「調べたら9日分しかなかったので… 再度調べて見ます」と診療所を後にした。買い物を済ませて 戻って薬を再度探してもらった。
収納して置いた奥の方で見つかった。
そういえば 先週はお薬を頂くまで利用者さんにして頂いたのだ。

やはり お薬の管理はもう少し踏み込んでおかなくてはいけないかも知れない。今回 お薬の収納場所がわかったので 先行き明るい。

今日は 利用者さんのお好きなハンバーグを作った。
他に きゅうりと若芽の酢のものと残った若芽を生姜で煮付けた。
小松菜を茹でて終了。

通院のおかげで 今日は30分オーバー。
ギリギリに滑り込んだのでおまけ。

でも こういう事は良くないので 毎回続くようだと通院日を別に設けるか活動時間をを30分伸ばしてもらう事を考えて貰ったほうが良いかもしれない。

急いで家に戻った。
今日は 電力会社の漏電調査があるから。
お昼を食べて直ぐに電力会社の人が見えた。
13:00〜16:00という時間になっていたので 母のところ無理かなと思ったが行ける様になった。

施設に出向くと 母はソファーに座っていた。
居室に誘導し 爪を切った。
爪切りを当てると「痛い」と言う。
最近爪切りを嫌がる。
でも 何とか手足の爪切りを済ませた。
職員がおやつを運んでくれたので居室で頂くことにした。
水分も持参分のお茶も補充した。

「外に出かけますか?」と聞くと「行く」と言うのでお出かけ。
外に出て間もなく前のめりが強くなったので途中休息。
歩道を歩いていたのに 道路を指差して「真ん中を歩く」と言う。
交通量は少ないので 出来ない事もないのだが やはり危ない。
今日は どういうわけか 車道を歩きたがった。
こんなこと 今までなかったのにな。何かが変化しているのかもしれない。

今日は歌にものって来なかった。
散歩から戻って 居室で清拭し 水分を更に補充。
「暑い中 良く頑張ったね 偉いね」と言うとコックリ頷いた。
かなり疲労感があるかもしれないな。

仕掛けてみても 乗ってこない時って ちょっと気になる。


2006年08月03日(木) 通院


 昨夕から どうも喉の調子がおかしい。
検温してみるが 熱はない。
倦怠感も続いていたので大事をとって早めに就寝。

考えれば 昨朝 起きるのが嫌だった。
「何もしないで寝ていたい」と思ったのだった。
一応主婦なので そういうわけにも行かず起きて普段通りの動き。

夕方になって ようやく自分の体調の変化に納得したのだった。

娘からは「夏は弱いんだから…ちゃんとセーブしなさい」と諭された。

朝起きると 喉の傷みは強くなり「通院」を決めた。
通院までに家事もあるので 時折横になりながらだ。
横になれば ウトウトとする。それがとても心地よかった。

「寝冷えでもしましたかね」と医師は言った。
エアコンは 夜ちょっとは使うけれど 就寝時に使う事はなかったのにな。

と言う訳で 今日は薬を戴いて1日家でウトウト過ごす。
おかげで 夕方に少し元気を取り戻した。
未だ のどの痛みは取れていない。

暫くは セーフティモードで過ごすことにしよう。
風邪の時は 寝るのが1番と言われているのだから。


2006年08月02日(水) 名前呼べないけれど…


 リハビリの日は出来る限り昼食に間に合うように出かける。
今日は おにぎりと大根おろしを持って出かけた。

施設では 昼食が始まっていたが 母はうなだれて食事する気配なし。
他の方の介助に廻っている職員も気が気でない様子だった。
と言う訳で 母と隣に座している人の食事介助。

多めに大根を下ろしたので 皆さんに召し上がるかお聞きしたが「食べたい」と言われたのは お1人だけだった。
母と半分子にした。

母は広げたおにぎりを綺麗に包み込み 食べようとしない。
こちらから 大根おろしを一口運んでみた。
目の前のスプーンを見れば条件反射で口を開いて待っている。
食べないよりは 良いかと また一口運ぶ。
食べる事を嫌がりはしないが 自力で食べようとはしない。
今度はおにぎりを運ぶ。
やっぱり口を大きく開いて待ちの姿勢。
変化が出たのは おにぎりの具に届き始めた頃。
自分でおにぎりを持って口に運び始めた。
今日は 筋子のおにぎり。
お隣の人にも大根おろしを口に運んで副菜を運んで 母にも同様。それから自分の口に運んで 又隣の方へ…。
そんな感じの昼食だが お隣の方も母も完食。
大根おろしは 食べ終えるとゲフッとする母だったので少し調整してみようと思っての事。お隣の方も似たような症状があったので 丁度良かった。

食後 歯磨きして顔を洗って トイレ誘導。 療法士さんを待った。
今日も母は 静かにリハビリを受けられた。
リハ後 10分ほど寝入っていた。
血圧も良好。

そこへ もう1人ご家族が見えたので5人でビーチボールのキャッチボール。慣れてくるとバレーボールを返すように 打ち返したりしていた。
みんな 相手の事を気遣う。
誰に渡そうかと迷っている時は「今度は〇さんへ」と言うとちゃんと〇さんに向かってボールを飛ばす。
みんな名前で呼び合う事は皆無なのに…「〇さん」と言っただけでその人がわかる。覚え切れないけれど 判っては居るという事だろう。

「疲れた」の声に終了。
それから 母とお散歩に出た。
「暑い」と言う通り 汗を滲ませていた。
休息して水分を摂った事もありあまり遠くまで行かないで 施設に戻った。
途中「トイレは?」と聞くと「未だ」と言う言葉を信じて。

トイレは 母の言う通りで施設に着いてからで間に合った。

その後 身体を清拭し 例によって洗面台で洗髪。
「頭を洗うよ」と宣告してOKをとった。
今日は 怒ったり嫌がったりはなかった。
洗髪後 ドライヤーで乾かした。母 満足げなので良かった。

その後 おやつを頂く。

この所 又 理解不能な言語が増えている。
単語はきちんとしているのだが 全く何のつながりも見えない単語だ。
寝言でも 同様。
やはり 言葉の適切な選択が出来なくなって来ているかもしれない。
しかし 「痛い」「嫌」「ありがとう」「ごめん」とかきちんと言える言葉もある。そこに期待しようっと!


2006年08月01日(火) ワッ!


 今日は家族会だった。
皆さん それぞれひと月の間のお話を抱えて集われた。

薬の事 食事の事 夜間対応の事 施設での暮らしぶり等 いろんなお話があった。
他の人のお話を聴いてメモを取る人もいる。
自分に取り入れられる介護のヒントをメモされているのだろう。

時間いっぱいを使いながら交流。

家族会を終えて 家に戻って畑に飛んだ。
草取りはさておき 収穫。
茄子やトマトやインゲンの収穫。
つるだけか…と思っていたきゅうり。その蔓も大分伸びているので 支柱に絡ませていたら ゴンと腕に当たる物があった。
見ると きゅうりが生っていた。思わず「ワッ」と声をあげた。
このきゅうり 小さなビニールポットに種を蒔いて地植えさせたもの。
季節も遅れてだったのだったので 無事育つかと思っていたが…。
よくよくみると 小指ほどのきゅうりも随分有った。
きゅうり1本収穫。嬉しかった。
 


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