2015年06月12日(金) |
かづきれいこ『自分の顔が好きですか?』★★★☆☆ |
かづきれいこ 『自分の顔が好きですか?』
以下、こころにのこったところ。
「自分がいちばんイヤなものをかくせるのなら、人から「ヘンだ」と言われたっていい――。外観のことで苦しんでいる人たちは、みんな同じだと思います。でも本当は、それをかくしている限り、心は晴れません。 私も、どんなに顔の赤みをかくしても気持ちは晴れず、「いつまでこんな白ぬりを続けなければいけないんだろう」という思いが、常にありました。(p36-37)
「リハビリメイクとは、ひとことで言えば『自分の素顔を受け入れ、社会復帰をめざすメイク』です。」(p42)
「自分の顔を好きになれば、他人の目が気にならなくなり、毎日が楽しくなると思いませんか? 逆に、自分の顔に不満が多いと、自分自身のこともだんだんきらいになっていき、何をやっても楽しくなくなってしまいます。」(p48)
「最近実感するのは、今の世の中、外観への不満が原因で心の病になる人が確実に増えていくということです。」(p49)
「もし、外観のことであんなに悩んでいなかったら、今の仕事をしていたかどうかわかりません。人生は、どこでどう変わっていくか、わからないものです。」(p152)
「外観に悩んでいる人たちは、「苦しい、つらい。私の顔は最悪だ。私ほど不幸な人はいない」と、自分のことをとても悲しくとらえがちです。私もそうでした。 でも、大事なのは「顔」そのものではなく、「顔」の背景にある自分の「気持ち」なんです。顔というのは、その気持ちを表現するだけ。どんなにきれいな顔をもっていたって、気持ちが暗かったら笑えないでしょう? 人は、笑えなくなると、ものの見方や受けとめ方がどんどん悪いほうに変わっていき、幸せになれなくなります。その逆に、笑うとスカッとして、心も体も軽くなったように感じませんか?」(p153)
幸せ、不幸せは自分次第。 何に、どこに、意味を見つけるか。
自分の顔を、自分の存在を、生き方を、好きですか?と聞かれて、イエスと答えられる自分でありたい。周りにもそうあってほしい。
かづきれいこ 『自分の顔が好きですか?』
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