2014年08月17日(日) |
梅原大吾『勝ち続ける意志力』★★★☆☆ |
梅原大吾『勝ち続ける意志力』
メモ。
「何も考えずに、自分のセンスと運だけを便りに歩いてきた人間と対峙すると、相手の動きがチャラチャラと軽く見える。性根が定まっていないこと、さらには緻密な分析に基づいた行動ができないことに、すぐに気がつくのだ。」(p60)
「遠回りすることでしか手に入れることのできない強さがあると信じているからだ。」(p61)
「便利な技というのは応用が利かない。」(p65)
「こうすれば強くなれる。王道と言えるそんな方法も、ほとんど存在しない。」(p72)
「変化=進化を続けるためには、あえて苦手なことに挑戦してみるのもいい。」(p90)
「失敗ばかりを恐れ、何もしないというのが一番いけない。」(p102)
「何かを恐れ、回避し、ごまかしながら前進したとしても、上に行こうとすれば、ほとんどの場合回避したはずの壁に結局ぶち当たらざるを得ない。ぶち当たるというか、その壁を越えなければ結局上に行けないような仕組みになっているのだと僕は感じている。」(p103)
だから、どんどん歩み、どんどん失敗し、そこから学ぶことだと。
「長い人生、人の目ばかり気にしているのは窮屈だし、息苦しい。」(p108)
「自分を持っている人は、『俺はこれでいい』と確信できている人なので、圧倒的な集中力がある。」(p109)
「それでも強くなりたいと願うのであれば、誰も歩んでいない道をひとりで歩けばいい。」(p128)
麻雀から学んだこと。
「何かを身につけたいと思うのであれば、ていねいに、慎重に、基本を学ぶべきだ。下手なうちから独自の取り組み方をしたり、自由に伸び伸び練習したりすると、最終的に底の浅い仕上がりになってしまう。」(p140)
殻を破る勇気を持つ。 破ってみる。
「無理をせず、背伸びもせず、毎日毎日、自分にできる範囲の精一杯を繰り返していく。そんな単調になってしまうかもしれない毎日だからこそ、自分を変化させることを怠らず、小さくてもその変化を心から楽しみ、一日一日を味わい深く噛み締める。」(p177)
日々是好日値。
「自分を痛めつけていると、努力しているような気になる。しかし、そんな努力からは痛みと傷以外の何も生まれてこない。」(p185)
「結局、大切なのは質であって量ではないということだ。」(p196)
目標と目的の違いについて。
「誰にも負けないくらいやり込んできたという自負があれば、どんな相手にも気持ちが負けることはない。しかし、賞金目当てで頑張ってきた人間の気持ちは驚くほど弱い。(略) 大会における勝利は目標のひとつとしてはいいかもしれないが、目的であってはいけない。 そのことに気づいてからようやく、勝つことより成長しつづけることを目的と考えるようになった。」(p189)
「僕にとって生きることとは、チャレンジし続けること、成長しつづけることだ。成長を諦めて惰性で過ごす姿は、生きているとはいえ生き生きしているとは言えない。」(p246)
「若いうちに失敗した方がいいのではなく、若いうちから失敗した方がいいだけだ。」(p146)
梅原大吾『勝ち続ける意志力』
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