活字中毒のワタシの日記

2010年01月11日(月) 石田 淳『超!自分マネジメント整理術』


石田 淳
インデックス・コミュニケーションズ
超!自分マネジメント整理術

読書メモ。

・実践+継続→目標達成
・行動に着目する
・再現性のある行動科学マネジメント
・できない理由
 →やり方がわからない・・・基準を明確にする。重要か否か。
 →続け方がわからない

・まずやること
 →行動分解、重要か否かを見分ける。不要な行動は捨てる減らす。必要な行動を選ぶ増やす。
・行動・・・INPUT、OUTPUT、プライベート>不明、無駄
・キャパを限定する
・思い出は別
・自分マネジメント
 1.重要、ピンポイントの見極め(成果に直結しているか)
 2.ビジュアル化、言語化
 3.計測、確認、検討
 4.強化(ポイントカード、ごほうび)
・人は評価されない行動を続けることはできない

・「結果は行動の連続によって生まれる」
・結果を変えるには行動を変えるのみ!
・余分な行動を取り除く

・時間割で自分をマネジメント
 1.重要なことはAM
 2.優先順位が同じならやりたくないことから
 3.ゆとりを持たせる

・忙しいからこそ環境整理を徹底しておく

・本を読む目的・・・楽しむため/知識を得るため

・ラストゴールの設定・・・数値目標と期限を必ず盛り込む、修正も
・スモールゴール、サポーターの存在も重要

心に残ったところ。

やる気だけでは継続できないこと。
読書の目的に合わせた読み方が効果的ということ。

やる気ではなく、行動。
行動の中身を吟味する。取捨選択する。
望ましい行動を時間割に落とし込む。
時間割通りに行動できるよう、にんじんをぶらさげる。

付属の書き込み式の自分マネジメントには、「健康でしなやかな体を手に入れる」と書きました。

ポイントとご褒美についてはもう少し変えようかな。

超! 自分マネジメント整理術 行動科学で3倍の成果を上げる方法』(Amazon)
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2010年01月07日(木) サリ ソルデン『「片づけられない人」の人生ガイド』


「片づけられない人」の人生ガイド
サリ ソルデン
WAVE出版

「そんなの大したことじゃないって言ってあげて。大事なのは、ママの私に対する気持ち。それと、ママの中身がどんな人かってことなんだから」(p28)

28ページの著者と里子のやりとりのエピソードを読んで、風呂で号泣してしまいました。

心に残ったところ。

「日常生活の雑事に関するかぎり、『一人でなんとかする』という方針はお勧めできない。(略)これまでのやりかたを変えずに、ただ『もっと努力する』だけでは、みずから挫折の種をまくことにしかならない。」(p42)

解決するためには、AD/HDの特徴にあわせた条件の変更、必要な人の手を借りるといったことが必要となる。

どうしたらふつうになれるのか、どうしてなれないのか悩んできた人への心強い励まし。

「みなさんはある特殊な一族のメンバーなのだ。いくら周囲に合わせても、完璧にはなりようがない。その代わり『独自性を出す』という分野にかけては、一歩先んじている。あとは、この独自性を意味のある形にするためにはどうしたらいいかを考えるだけでいい。」(p48)

人と同じにできないことが、他の人にはできない形で世の中に貢献するチャンスをもたらしてくれる、こともあると。

思い当たるエピソード。

「勉強では困っていたのに、いろいろと才能があるばかりに、両親も先生もつい、本人が努力しないからだろうとか、科目の好き嫌いがあるせいだろうなどと片づけてしまいがちだった。」(p67)

同じようにしているつもりでも、やる気がないとか、ムラがあるとか、妙に苦痛を覚えたり、残念だとか、逆にほめられたり、今ならわかる違和感の数々。

「大切ではあるけれども、あまりおもしろくはない作業をしようと思うと、注意力や覚醒度、がんばり、ワーキングメモリの機能などを起動し、維持することに重篤な困難」(p50)という機能障害もまた、心当たりがありすぎる。

ずっと覚えていたいし、使いたいエピソードだと思ったミケランジェロの話。

「このダビデはまさに完璧だ、どうやってこんなものを創ることができたのですかと問われたミケランジェロはこう答えたという。『最初から、完璧なダビデが石の中にいたんですよ。私はただ、ダビデじゃない部分を削り落としたにすぎません。』」(p82)

AD/HDの子どもが育つ上で必要な「解説者の声」。
混乱体験をしても、内面の声により平静を保つことができる。
これがないと自己認識が歪んでいってしまう。

「(略)『二倍の努力で、半分手に入る』という。この副題を見て、私は、これこそがまさにAD/HDであることのつらさと歯がゆさの性格無比な表現であると感じ入った。」(p216)

そんな自分でも、自分らしさを生かして生きていけるよう、まずは自分を知ること。

さなぎを人工的に剥かれた蝶よりも、奮闘して自力で脱皮した蝶の方がはるかに美しい、というエピソードから

「必死でAD/HDと闘えば、それによって得るものもあるはずだ。たとえば、根気を身につける人もあるだろうし、他者の苦難に共感する心が育つ人もいるだろう。」(p216)

整理整頓について。
「整理整頓は、せんじつめれば、自分は何者なのか、人生でなにを大切にするかに行き着く。内面からの整頓という視点をとり入れれば、少しずつ、自分なりに納得のいくやりかたで整頓する力が育っていくはずだ(もしかしたら、書類の山は完全にはなくならないかもしれないけれども!)」(p275)

コツの一つ。石と砂利のたとえ話から。大きな石から入れること。スティーブン・コヴィー『First Things First』に載っているそう。

誘惑だと思っていた作業を義務としてメインに据える。
その他の予定をその周りに詰め込んでいく。
この挫折しにくいやり方を続けることで、自信もつくし元気も出てくる。
余裕ができれば苦手なこと、細かい用事もこなせるようになる。

当たっていること。
「注意力に困難があると、始めたことをむらなく持続することができない。そのため、人間関係もメンテナンスが行き当たりばったりになるが、それは愛情不足と誤解されやすい。」(p316)

むりせず、人とつきあうために大切なことは、本性をさらけだすこと。

「著名な精神分析学者のカレン・ホーナイによると、本当の自分とは、『生き生きした、二つとない、その人の核といえる部分で、成長を望んでいる』部分だという。(略)彼女はまた、こんなことばも残している。『他者の都合に合わせるため、本当の自分のニーズを譲ってしまえば、自由で健康的な成長は妨げられ、人は本当の自分を見失ってしまうかもしれない。』」(p318)

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2010年01月06日(水) 西田文郎『かもの法則』


かもの法則
西田文郎

心に残ったところ。

多くのアスリートを見てきた著者が、大成するために必要なことは「自責」できる人間であることと言います。負け試合こそが重要で、自分のウィークポイントを知り修正し、自分の能力の向上に役立てることができるチャンスを生かすかどうかにかかっている。
その時に、他責ではダメ。自責も自分をせめることではない。

「どんな困難な状況に置かれても、『これは自分の責任である』『この問題は自分に与えられた課題である』『私の試練だ』と考えられる人間のメンタリティです。」(p53)

かもの法則の一つ。

「人は自分に必要な人と出会うようにできている。」(p106)

楽してもうけたいと思ってる人には、甘い話をもってくる人が。
詐欺師はいいカモを見つけるとひらめく。
自分を高めたいと思っている人には、すごい人と出会えた時に気づくことができる。
自分の問いかけに答えてくれる人と出会えるようになっている。

だから、誰と出会うかよりも、どんな人と出会いたいのか、自分はどんな人なのか、ということが何よりも大事。

「大事なのは、労せずに喜びを得ることでなく、苦労や努力さえ喜びとなるような『肯定的なかも』を脳に発生させることです。」(p149)

焦らずに、弱々しい「できるかも」「やれるかも」が成長するのを待つ。
小さな実行や検証、詰めを繰り返してこつこつと。

努力について。
「・願望だけの努力はしてはいけない
(略)
・苦しいだけの努力はしてはいけない
・つまらない努力はしてはいけない」(p154)

ヤル気の元となる「期待の脳」の側座核を沈黙させたままたの努力では、前頭前野を働かせられない。

脳はほっとくと過去を基準に判断してしまう。

過去にはできなかった→今もできない、今後もできない

なので、「できるかも」と意識的に脳に望ましい新しい「かも」をインプットすることが必要。

法則
「未来を変えるのは、意識的に脳に入力された根拠のない『かも』である。」(p200)

「悪い『かも』は良い『かも』に追いつけません。」(p218)

悪い「かも」は不満、不安、悩み。良い「かも」は感謝、愛、行動。
考えるよりも、感じる。

肯定的なかもを羽ばたかせ、軽やかに行きたい方へ、生きたい方へ飛んでいける、かも。
私にも、できるかも。

かもの法則



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2010年01月05日(火) 飯田久恵『ガラクタを捨てて、スッキリ暮らす』


ガラクタを捨てて、スッキリ暮らす
飯田久恵

心に残ったところ。

「片づけやすくするには、まず頭の中の『整理』が必要です。それは自分の持ちモノに使う目的を見出すこと。その結果、いらないとわかったモノを処分すること。それが<整理>です。
整理して残ったモノを、次にすぐ使えるような場所に、使いやすい状態でおさめることが<収納>です。
(略)では「片付け」は?それは、使ったモノを元の位置に戻す行為です。つまり、収納したあとの維持管理が<片付け>ということになります。
(略)ちなみに、並べたり、そろえたりしてきれいに見せることもよく行います。それは<整頓>です。」(p34-35)

「モノがある限り、整理収納は必要です。そして、しつこいようですが、整理収納をするためには、お金も体力も時間も必要なのです。」(p44)

飯田式 モノが片づく5つのステップ
「ステップ1 モノを手放す心の準備ー整理
ステップ2 不要品を取り除くー整理
ステップ3 モノの置き場所を決めるー収納
ステップ4 モノの入れ方を決めるー収納
ステップ5 出したら元の場所に戻すー片付け」(p49)

「判断する時の基準となるのが、『これからどう生きるのか』ということです。
もっと、わかりやすくいえば、まずは一日24時間、1週間をどう過ごしたいかということです。」(p62)

それに必要なモノは残し、必要でないモノは手放す。
ライフスタイルが変われば、モノの質も量も変わる。

思い出の品についてのアドバイス。

「思い出せないモノは、思い出の品ではないのです。だから、本当はもういらないモノなのです。」(p67)

手放す時の基準の一つ。

「いらないモノを判断するとき、モノの過去・現在・未来を考えるのも一つの方法です。」(p70)

この本のキモ。
「思い切ってモノを捨てれば、空間、時間、お金にゆとりができる。」(p82)

ガラクタを捨てて、スッキリ暮らす



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