活字中毒のワタシの日記

2006年11月29日(水) マガジンハウス 『私の、もったいない』★★★☆☆

私の、もったいない
私の、もったいない
マガジンハウス

ケニア共和国環境副大臣のワンガリ・マータイさんがとりあげたということで有名になった「もったいない」。

彼女の提唱をもとに、出版された『もったいない』。
その反響を受けて、読者の実践を集め、一冊にまとめたのがこの本。

私はまだ『もったいない』の方は読んでなくて、10分で読めて英文もあるということなので、ちょっと興味あり。

私も捨て捨てブログなんか書いていて矛盾するように思われるかもしれないけれど、根底には「もったいない」「モノを大切にする」精神を据えているつもり。

ただ、この本にもあるように、年代でもったいないもの、大切にしたいもの、大切だと思うモノにもいろいろあるから、単純に捨てないのがベスト、とも言いきれないと思う。

満腹なのに、残すのが「もったいない」と余り物を詰め込む母。
それを、体を壊してはいけないと(糖尿病、肥満になりかねない)、健康を損なう行為をすることを「もったいない」という娘。

私自身、チラシを切ってメモ用紙にして、という生活をしたい。
それでも手元のメモ用紙を使い切る前にどこからかいただいてしまうメモ用紙。

メモ紙に限らず、そういったモノがいくつにもなって、生活が不自由になり、ストレスの元となるとしたら、それは幸せな生き方か考え直すことが必要だと思う。

私はそれでも長いこと使えるモノを捨てるなんてとんでもない、とひたすら溜め込み、今思えばゴミのようなモノさえ大事に大事にとっておき、生活するスペースをモノに明け渡していた。
自分が捨てる、という罪悪感に耐えられなかった。
そのために自分が暮らしづらくてもいいとさえ思っていた。

でも今は違う。

モノを死蔵しているだけなら、それこそが「もったいない」のだと思う。

モノを粗末にしてはいけないけれど、モノのために生きているのではない。
生きていくためにモノがあり、モノが必要。
だったら、モノを選ぶこと、選ぶモノに責任をもつことが必要なのだと思う。

現代の日本では、モノを選ぶより、まずはモノを捨てることから始めないといけないのだと思う。
ほんとうに、絶え間なく、モノは入り込んでくるから。

捨てない暮らしをするために捨てるのだと心にとめること。
そして捨てたくない、大事にしたいモノを手に入れること。
そしてそれを大切に使い切ること。

そういう暮らしをしていきたい。

この本の中で、心に残ったところ。

「必要なものを、必要な量だけ置いて使うこと。この生活にしてみたら、身のまわりが整理されて、シンプルで気持ちがいい。」
「ちゃんと生活している感があって、ものを大切にすることはもちろん、自分の毎日も大切に考えるようになった。『もったいない』をなくすことって、実は自分自身も大切にすることなのかな、って思う。みんなが少しずつ、『もったいない』をなくしていったら、みんながスマイルで、地球もスマイルな日々がくると思う。」(p41)

「私たちがめざした豊かさは、見せかけのそれだったのではないか。いまこそ、ものの価値を最大限に生かして、使い切る暮らしに立ち戻るときであろう。そこから真の豊かさが生まれるに違いない。」(p135)

私の、もったいない



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2006年11月28日(火) リズ山崎『願いは、ぜったい叶うもの!―すべては自分が作り出す。そう、運さえも。』★★★☆☆

願いは、ぜったい叶うもの!―すべては自分が作り出す。そう、運さえも。
願いは、ぜったい叶うもの!―すべては自分が作り出す。そう、運さえも。
リズ山崎
青春出版社

変えられないものにこだわって、マイナスになるのはもったいないな。

そんなことを読んで、感じた。

幸せになれるかどうかは、自分次第。
なれるかどうかではなく、なるのだ。なると思うこと。
そして口角を上げ、笑顔を作り、ハッピーな自分になる。

ちょっとプラス思考についていけないところもあったけれど、次の箇所にはがーんと揺さぶられた。

「あなたの部屋を見回してください。そこには、あなたの選んだ物たちがあります。あなたの心によって作られた部屋。あなたの心が映し出されている小世界、ひとつの環境、それがあなたの部屋です。」(p226)


つまり、部屋は心、心は部屋、部屋から広がる家、職場、地域の人間関係すべてが自分の心の現れだと著者は言う。

「心の表れである部屋という世界を、あなたの理想で埋め尽くす・完全に居心地のよい世界を作り出すことは環境や関係を変えるよりもはるかに簡単です。」

だから、居心地のいいように、部屋を(ひいては環境や人間関係を)変えてみよう。

「言い換えれば、自分でいかようにもコントロールできる世界でさえ、満足に作り出すことができないならば、私たちの理想や可能性が、さらに外側の世界へ伝わることは困難だということです。」(p227)

どうするべきか、どうするのが正しいかではなく、快不快で判断する、どうしたいのかを自分自身に問う、そして自分で自分の生き方を選択する。
それが満足して日々を生きられるコツ。

なるほど、とこの手の本には眉唾な私も納得がいった。

笑顔で生きていきたいものね。

すべては自分次第。

だからそれを自分で作り出していこう。

願いは、ぜったい叶うもの!―すべては自分が作り出す。そう、運さえも。



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2006年11月24日(金) 辰巳 渚『辰巳渚の「捨てる!」生活―家まるごと2日でスッキリ!!』★★★☆☆

辰巳渚の「捨てる!」生活―家まるごと2日でスッキリ!!
辰巳渚の「捨てる!」生活―家まるごと2日でスッキリ!!
辰巳 渚
高橋書店

いくらなんでも2日でお家がスッキリ!って、これ読むような人のお家は2日くらいでスッキリできるような状態じゃないと思うので、無理があると思うので★は三つ。

でもまぁものすごーく意欲がわいてきてしまったとか(年末近いし)、急に引っ越しが決まったとか、片づけの神様が降臨したら、この本の通りにやってみるといいかもしれないです。

一番がつーんときたのは、あとがきの言葉。

「私は、『心の豊かさ』とは、物との関わり方から得られるものだと捉えています。物と豊かに関わりあえるとき、心に豊かさが備わる。そういうものではないか、と思います。」(p126)

第一章では、体を動かす前に、頭の中ですっきりライフのために必要なこと、意識の変革(捨てられなかったモノを捨てるべきモノと思えるよう、気づけるよう)について触れられています。

いつ捨てるか、について。
・使い切ったと思えたら捨てる
・適量以外は捨てる
・好きなもの以外は捨てる

まだ使える、ストックしておく分には困らないし、気に入らないけどまぁ使えるし…といったモノは、それで自分がハッピーになれないのであれば捨てるべし、と。

2、3章では具体的に家の中のモノを捨てていけるよう細かく(ほんと手取り足取り)解説。

参考になる!と思ったところ。

「捨てながら、自分の食品の使い方を反省してください。」(p42)

「どちらにしても、ストックは『そこにある』ことに気づかなければ、意味がない。そのためには、1か所にまとまっていなければなりません。」(p42)

「私は、もらい物はもらった時点で『お役目』がすんだ、と思うようにしています。(略)
あとは、気持ちと物とを切り離して、『物として使うか』『物として好きか』で判断します。」(p90)

「考えずに放り込むと、人は忘れる」(p94)

「存在を忘れてしまった物は、『ない』と等しいだけではありません。二度と使われない『ゴミ』となっているのです。」(p94)

4章では、一旦捨ててスッキリした後、それを維持するために捨てる必要があるものをどう捨てるか、モノをどうすればモノだらけにならないか、モノとどうつきあうか、ということについて教えてくれます。

「私は、『捨てる』ための考え方として、『とりあえず』『いつか』『仮に』をやめよう、と提案しています。」(p98)

「手元にきたら『その場』で捨てる」
「目についたら『その場』で捨てる」(p98)

買い物上手とはどういうことか。

「私が思うのは、ひとつには、物そのものときちんと向かい合うこと。(略)物そのものの価値とは関係ない理由で買わない。
それからもうひとつ、ちょうどいい量がわかっていること。
(略)
そして、最後に、買ったら使う。」(p110)

「物の価値は、あなたが使いたいか、使って楽しいか、幸せかで決まるはず。」(p115)

共感!
いきなりそれだけを基準に生活していくことはできないけど、これを基準にそうでないモノは捨て(あげる、売るも含め)、これから手に入れるモノはこれを基準にしていきたい。

心豊かに、幸せに、なろう。

なれるように、できることからしていこう。

辰巳渚の「捨てる!」生活―家まるごと2日でスッキリ!!



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2006年11月23日(木) 篠原 直子『シンプル家事―安心素材でらくらく掃除・洗濯術』★★★☆☆

シンプル家事―安心素材でらくらく掃除・洗濯術
シンプル家事―安心素材でらくらく掃除・洗濯術
篠原 直子
文化出版局

最近エコ掃除にめざめた私。

石鹸、アルコール、重曹にクエン酸に、セスキ炭酸ソーダまで手に入れて、理想は安全、簡単にキレイをキープ、小掃除こまめに、大掃除はしない暮らし!

というわけで、モノは揃えたものの知識が不足しているのでエコ掃除の勉強とこの本を手に取りました。

まず基本。
汚れには種類があること。
その汚れに適した掃除の方法があること。

例えば、油汚れは酸性なので、アルカリ性の重曹を使うと落ちやすい。

水垢はアルカリ性なので、酸性のクエン酸(この本では手に入りやすい酢を紹介している)を使う。

エコ掃除って、エコな考えの方がただただ環境や体に優しい洗剤で「妥協」している
ものだと勘違いしていた私。
実際使い始めてみて、口にしても大丈夫な素材で、油でどろどろのコンロ周りがぴかぴかになったり、鏡のくもりが嘘みたいにきれいにおちたり、その威力にびっくり!

汚れを放置して、複合汚れにしたり、時間がたってしまって相当頑固なモノにしてしまったのでなければ、これらでちょいちょい、と毎日か数日おきにするだけでキレイがキープできるらしい、と知って、もっと早く知っていたかったと思った。

シンクも水垢で気持ち悪い状態なのが当たり前で、カリスマ主婦が毎夜磨き上げてから寝る、なんてカリスマだからできるんだよ、と思っていたけれど、クエン酸スプレーと重曹パッパだけで、この頃はうちもピカピカシンクを維持できている。

エコ&シンプル掃除入門書にはばっちりな一冊。

心に残ったところ。

「玄関に出ている靴の数だけ、その家の主の頭を踏んでいることになるのだとか!」(p17)

「ゲストになった気分で廊下を歩き、リビングに入ったとき、どんな光がさし込んでいますか?どんな香りが漂っていますか?」(p21)

玄関はいつもスッキリきれいに。
ゲストの視点で、「落ち着く〜こんな家に住みたーい」と思えるような家にしたい。
がんばるぞ!

シンプル家事―安心素材でらくらく掃除・洗濯術



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2006年11月22日(水) リタ ポーレ『ドイツ式シンプルに生きる整理術』★★★★★

ドイツ式シンプルに生きる整理術
ドイツ式シンプルに生きる整理術
リタ ポーレ Rita Pohle 畔上 司
主婦の友社

ふせんはさみまくり。
これは、収納方法のテクニック解説本ではありません。

ガラクタがあふれ、探し物と片づけに人生のかなりの時間を費やしていることに疑問を抱き、そうではないシンプルな生き方があるんじゃないかな、できるのかな、どうやったらいいのかな、と思い始めた人にぴったりの一冊。

シンプルに生きる、というのはただモノを減らすだけでもない。
けれど、減らすことが大事。
さらに風水専門家の著者はその見地から部屋の浄化についても説明してくれる。

この本から自分の生活に取り入れたい!と思ったこと。

・一つ増えたら一つ減らす。
・意識的に静かな時間を持つようにする。→心の安らぎを大切にする。
・モノをどうするかに対して、常に自分に問いかけること。→お金と時間とエネルギーをそれに割くだけの価値があるかどうか。

心に残ったところ。

「自宅を快適で落ち着ける場所にしよう。自分を『充電』できる場所、エネルギーを満タンにできる場所にしよう。」(p28)

「自分が毎日手に取るモノはー洋服や器具、道具はー、それを手にするたびにうれしくなるようなモノであってほしい。」(p35)

「わたしたちが持っているモノの大半は、命に関わるほど重要ではない。」(p39)

「空間は、心を映す鏡である。」(p48)

「快適に感じるモノしか置かないようにしよう。」(p60)

「どんなモノも特定の波動を放っていて、それが空間の雰囲気や住人の状態に影響を及ぼす。」(p75)

「美しい食器は、見るだけで心地よいし、テーブル全体が生き生きする。どのようなカップで飲み、どのような皿で食べるかは、ないがしろにしてはいけない。」(p146)

著者のいう「スペース・クリアリング」は捨てたり片づけたり掃除した後の、部屋の浄化までを含むそう。

浄化方法も多数紹介されていて、水を使ったり、風(窓を全て開けて空気の入れ替え)、塩、香、花(ドライはダメ)などなど。
パン!と手をたたくのもいいらしい。

また、何もおかない空間「明堂」をそれぞれの部屋に用意することも大切だそう。
そこには何も置いてはいけない、聖域とする。
「何もない」というモノを置くと考えればよいのかなと。それが心のゆとりにつながったりすると。

たしかにお寺に座禅しに行って、本堂に生活道具がごちゃごちゃしてたら集中できない。旅先で部屋に生活臭のするものがごちゃごちゃあったら、落ち着かない。

家においても、一部、そういう空間を用意することは大切なんだろう。

逆に長く過ごす家こそ、そういう空間を意識して持たなければ、リラックスして暮らすことができないんじゃないかと思う。

リラックスして暮らすために、幸せにいきるために、片づけや探し物ではなく好きなことをして暮らすために、著者に教わったことを少しずつ実行していきたい。

ドイツ式シンプルに生きる整理術



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2006年11月21日(火) 阿部 絢子『「捨てる!」コツのコツ―モノを減らして豊かに暮らす338の掟』★★★☆☆

「捨てる!」コツのコツ―モノを減らして豊かに暮らす338の掟
阿部 絢子
ベストセラーズ

ぱらぱらと項目と眺めてみて、だいぶ捨てられるようになってきたかしら?と思った私。

あとがきの言葉にうんうん、とうなづいた。

「捨て方を知るということは、モノの大切さを認識することでもある。それを知ることで、モノを何でもかんでも持ってしまい込むという、これまでのスタイルが変えられると信じたい。これからは、あふれるにまかせ、収拾がつかなくなるという、モノに振り回される生活ではなく、本当に必要なモノを上手に選んで付き合っていくことも考えてみたい。」(p223)

モノを捨てることは、モノを大事にしないことではない。
大切さを知り、大事にしていくために通らなければならない道であり、感じなければならない痛みなのだと思う。

自分はまだまだ!これからの課題、と感じた項目。

・「NO」といえないから捨てられない
・裁縫箱の中も定期的にチェックする
・週に一度は「冷蔵庫整理の日」を作る
・包装紙、紙袋はストックの適量を決める
・写真は気に入っているモノだけを
・いま、使うアテがないものは捨てる

著者がいうところの、それぞれの人にあった快適な暮らし。

私は、今よりもっと要らないモノが減り、大好きなモノ、必要なモノ、使ってて幸せなモノに囲まれた快適な暮らしをしたい。
だから、意味なく捨てずにおいていた今までの自分を、まず捨てよう。

モノを減らして、豊かに暮らす。

その目標が、実現できそうな高さまで、少し見えて来た気がする。
がんばるぞっ!

「捨てる!」コツのコツ―モノを減らして豊かに暮らす338の掟



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2006年11月07日(火) 斎藤 茂太『「捨てる力」がストレスに勝つ』★★★★☆

「捨てる力」がストレスに勝つ
「捨てる力」がストレスに勝つ
斎藤 茂太
新講社

斎藤茂太さんだけあって、捨てる対象は物理的なモノに限らない。

プライド。
頑張り過ぎ。
寝過ぎ。
暇過ぎ。
心配事。
甘え。

などなど。

適度なストレスは必要だけれど、鬱にならないようなストレスの元の捨て方を身につけることは大切だと思う。

捨てたい。
でもなかなか捨てられない。

そんな私に、ヒントがいっぱいあった。

心に残ったところ。

「『捨てる』ということは自分をリアルに、しっかりと見つめ直す作業でもある。」(p55)

「笑って、捨てる。」(p87)

「汗を流して捨てる。」(p88)

「感動して、捨てる。」(p89)

他には、旅をして、恋をして、書いて、捨てるなど。

書くことで、イライラやモヤモヤの原因が見えてくる。それが不要なモノであれば、捨てることでラクになる、機嫌よく暮らせるようになる。

「母は、モノへの執着がなかった。なぜかといえば『心が若かった』からなのだと思う。なぜ心が若かったのかといえば、母がいくつになっても『思い出に生きる人』ではなく、『現実を生きる人』であったからのように思う。」(p137)

私は、現実を生きているか。

思い出の中に逃げ込んでいないか。

現実を生きようとしているか。

不要なモノを捨てられるかどうかのポイントは、そこかもしれない。

「いいことを考えていれば、いいことが起こる。」(p179)

そう。
いいことを考えて、いいことを招こう。

すべて、自分次第。

今日もきっといいことが私を待っている。

「捨てる力」がストレスに勝つ



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2006年11月05日(日) 押田 比呂美『コーディネート・秘密の法則―スタイリスト押田比呂美の』★★★☆☆

コーディネート・秘密の法則―スタイリスト押田比呂美の
コーディネート・秘密の法則―スタイリスト押田比呂美の
押田 比呂美
ベストセラーズ

服を整理したい。
家を片づけ中の私、衣類はまだ手をつけられなくて、ヒントを探して手にとった一冊。

目次から。
「一生ものの服はない、と思うべし」
「まずはアイテムを性格に把握する」
「”捨てる”と”大切にする”のメリハリ」
「納得するまで探す覚悟」
などなど。

ファッションに関するセンスも興味もあまりない私、コーディネートや着回しテクなどは、参考になるというより、「へーそうですかー」と流し読み。
おしゃれ好きな人はそっちに食いつくのでしょうね。

それより、モノに対する姿勢(妥協しない、こだわる、その時の自分にとっていいモノを)が参考になりました。

心に残ったところ。
「『ああ、昨日は買わなくてよかった』
と、無駄なお金を使わなかった自分を誉めたくなるときがあります。これを私は、
”買わない快感”
と名づけているのですが、満足できる買物ができたときと同じくらいの快感が得られるから不思議です。」(p41)

「ジャンヌ・モローがなぜセクシーに見えるのか、と考えたとき思い浮かんだのが”清潔感”という言葉。
清楚とは違う清潔感。」(p202)

コーディネートをばっちり決めるためにも、ごちゃごちゃ何があるのかわからないクローゼットじゃ無理!ということ。
着ない服を処分して、着回しのできる、シンプルでいいモノを、少しずつ揃えていこうと思います。

コーディネート・秘密の法則―スタイリスト押田比呂美の



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2006年11月04日(土) ジェームズ・アレン『「すべて、思いのまま!」7つの黄金法則』★★☆☆☆

ジェームズ・アレン「すべて、思いのまま!」7つの黄金法則(ゴールデンルール)―あなたの「現実」が目覚ましく変わっていく!

ジェームズ アレン James Allen 「こころの置き方」研究会
三笠書房

厚さ1センチもない、小さな本です。

で、タイトル長いよ。
保存できません、とエラーになってしまいましたよ。(副題カットしました)

気合いの入り過ぎたタイトルにちょっとひきながら、読みました。

心に残ったところ。

「健康的な暮らしをするには、部屋のなかを、新鮮な空気と光で満たさなければなりません。
同じように、健康な体を手に入れるには、心のなかを、明るく、正しい思いで満たさなければなりません。」(p48)

「年老いた人の顔には、喜びによってできたシワもあれば、苦しみによってできたシワもあります。そして、その違いは、だれの目にも明らかです。正しく生きてきた人の顔は、夕日のように穏やかで、やわらかな温かみをたたえています。」(p48-49)

「どんなに意志の弱い人でも、みずからの弱さを知り、この真実ー努力と経験を重ねれば、だれでも強くなれるーを信じるなら、一生懸命になるはずです。そして、努力と忍耐をとおして、どんどん強さを身につけ、ついには神のような強さを手に入れます」(p55)

「あなたを取り巻く環境は、ほかのだれでもなく、あなた自身が創ったものであり、苦しみも、喜びも、あなたのなかから生まれたものです。
つまり、人はみずからの思いそのままの存在であり、思いが変わらなければ、何も変わりません。」(p61)

「私たちも、自分なりのビジョンをもつべきです。それは美しい音楽であっても、美しい風景であっても、美しい言葉であってもいのです。
そして、私たちに喜びをもたらすのは、こうしたビジョンにほかなりません。理想をもって生きていれば、やがて、それが現実になるのです。」(p72)

毎日を心穏やかに、心地よく、周囲に対しても優しく、送りたい。

そのヒントが載っていました。
実行できれば、変わっていけるでしょう。
やるかやらないか。成功する人、実現する人とそうでない人とをわけるのは、それだけ。

がんばれ、わたし。

ジェームズ・アレン「すべて、思いのまま!」7つの黄金法則(ゴールデンルール)―あなたの「現実」が目覚ましく変わっていく!



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2006年11月03日(金) 山中 隆起 渡邉 昭彦『女たちの成功物語―無心の行動-全てはそこから始まった』★★★☆☆

女たちの成功物語―無心の行動-全てはそこから始まった
山中 隆起 渡邉 昭彦
半蔵門出版

出版社/著者からの内容紹介
本書は極めてユニークな事業を経営している8人の女性起業家の成功物語です。直接面談し、7つのテーマに分けて質問を投げかけ、「今あるのは何故か」を追求しました。8人を成功に導いた共通の要因は「行動力」です。彼らの「行動力」はどうして生まれたか?是非、皆さんに読んで頂きたい「女性起業家8人の成功物語」です。

生き生きと自分らしく輝く女性たち。
仕事ぶりはバリバリ!だろうに、笑顔が皆柔和なのが印象に残りました。

私も負けちゃおれん!と思いました。

心に残ったところ。

「『他人を意識してしまう』これは本当の天職ではない。他人を意識せず、『自分が勝負する相手は自分だ』と思えるものが、自分にとっての天職だと思っていました。」(p89)

「自立している者同士が『一人でも不自由しないけれど、一人でいるよりも二人でいるほうが楽しく幸せだね』と思えるような人と結婚したい」(p104)
※ノーブル株式会社 塩田奈津実さん

「コーチングでは、本来自分が得たい価値に対して、自信を失って、時間がないから、スキルがないから『できない』などの、言い訳を『グレムリン(悪魔)』と呼びます。私は最も自信喪失していた時に、自分の中に大きく存在していたグレムリン達をロケットに乗せて地球から宇宙の果てへ追放しました。本当に不思議だったのですが、その後の私は、『私にはできない』という言い訳がなくなってしまいました。元気が湧き、勇気を出して前へ進むしかやるしかない!と思い、その仕事を達成するために邁進することができたのです。」(p169-170)


私も言い訳や弱い心、ずるい気持ちをロケットに乗せて追放しよう。
やるかやらないか、だけ。
そして、やれるのだから。

前へ、前へ。

女たちの成功物語―無心の行動-全てはそこから始まった



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2006年11月02日(木) ゲイリー ポールセン『少年は戦場へ旅立った』★★★★☆

少年は戦場へ旅立った
少年は戦場へ旅立った
ゲイリー ポールセン Gary Paulsen 林田 康一
あすなろ書房

子どもがもう少し大きくなったら、この本を読ませたい。

そして、子どもには、この本が描かれた世界には、決して、決して行ってほしくない。
行かないでいいように、大人が努力しなければならない。

出版社 / 著者からの内容紹介
兵士になることに憧れ、年齢を偽って入隊した少年チャーリー。彼がそこで目にしたのは驚愕の光景だった。少年が見た戦争を描く衝撃作。

チャーリーは実在した人物だったとのこと。
そして描写もすべてそこで実際に起きたことだと。

読み終えて、ずっしりと重いものがお腹に残った。

死んでいった兵士たちの痛みや悔しさや悲しさや無力感やなぜ?という思いの重さかもしれない。

戦争は嫌だな、というと『終戦のローレライ』とか、『夕凪の街桜の国』を思い出すのですが、この『少年は戦場へ旅立った』を入れて私の反戦三部作としてもいいかも。
(福井晴敏さんはちょっとどーよという気もしないでもないけど)

心に残ったところ。

「二人とももう死んでしまったのだ。(略)マッセーにはもう首から上はない。中尉にはもう脳みそも心臓もない。ほとんどなにも残っていないだろう。チャーリーには、穴を掘って埋めてやるほかに、二人のためになにをしてやれるのかわからなかった。それどころか、自分のためになにをしたらいいのかさえ、わからなかったのだ。」(p32)

「殺してやる。チャーリーは思った。つかまえて、銃剣を突き刺し、息の根を止めてやる。やつら全員だ。突いて、刺して、撃ちぬいて、皆殺しにしてやる。南軍のやつらを根絶やしにしてやるんだ。二度と立ち上がれないように。一人も残すもんか。一人もだ。皆殺しにしてやるんだ。
やつらに殺される前に。」(p54)

「もしも、実際に殺し合いをする人間、実際に死ぬ人間がすべてを決めることができるなら、戦争なんて起こらないだろう。」(p67)

「恐怖のさけびは、やがて怒りのさけびへ、そして、ついには凶暴な喜びのさけびへと変わっていった。それは、戦う喜び、勝つ喜び、殺す喜び、生きるために殺す喜びだった。」
(p87)

今も、戦闘のただなかにいる兵士たち。
それに巻き込まれているだ人々。
兵士の家族。恋人。友人。

誰も殺し合いなんかしたくないのに。

したい人がタイマン張ってやればいいのだ。

今一番怖いのは、戦争が起きて夫や子どもが殺され、自分だけ助かること。
そんなことを時々、ふと思う。
戦争じゃなくても事故や事件に巻き込まれない可能性もゼロじゃないし。

だから、自分のできる範囲で、できることで、少しでもいい世の中にしていけるよう、行動していくこと。

自分のこどもをチャーリーにしないために。

少年は戦場へ旅立った



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2006年11月01日(水) リンダ コブ『そうじの女王が教える 新・快適生活術』★★★★☆

そうじの女王が教える 新・快適生活術
そうじの女王が教える 新・快適生活術
リンダ コブ Linda Cobb 葉月 ジュン
アーティストハウス

内容(「BOOK」データベースより)
そうじはもちろん、今回は、せんたく、収納、スキンケア、ガーデニング、食事、旅行、シミ抜き、補修についてまで、暮らしのアイデアを季節に応じて網羅!「こんな手があったのね!!」のネタを教えてくれる、目からウロコのアイデア集。

The Queen of Clean。

一見素敵そうな称号。
私もなりたい!かというとそうは思わないけれど、おいおい、そんなうちめったにないって、という突っ込みどころも盛り込みながら、たくさんのヒントが見つかりました。

心に残ったところ。

「クローゼットを整頓する最初のステップは何か。まず、小さくなってしまったもの、もう2度と着ないと思われるものを捨てることです。」(p86)

「心を鬼にすることが大切です。役に立たない衣類があれば迷わず捨てること。」
(p87)

「整理整頓に関するかぎり、ルールはひとつしかありません。絶対、自分の役に立つように整理すること、そして、いったん決めたら絶対に守ること。」(p87)

「最初にやるべきことは。最初に。まず食器棚の中に何があるかをざっと点検しましょう。それから、棚の中からすべてを出して、テーブルの上に並べます。」(p108)

「(略)修理したければ、やるべき時はいまです。(略)ヒビの入った皿は、食べ物がヒビの間に入り込んで洗っても取れませんから衛生的とはいえません。そのことも頭に入れておきましょう。少しでも怪しいと思ったら、迷わず捨ててください。」
(p109)

10のクリスマスのヒント集より。
「10 『完璧』という言葉を、あなたの辞書から消しておきましょう!」(p123)

「はじめから散らかさなければ、そうじなんか必要なし!」(p138)

モチベーションが上がってきた所で、シンクに続いて洗面所もやろうかな?

そうじの女王が教える 新・快適生活術



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